

































[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:- (生産終了)発売日:2019/9/6
2020/5/15 23:10:13
2017年10月にディオールの最上級フレグランスライン「ラコレクシオンプリヴェ」が「メゾンクリスチャンディオール」に名称変更された際、キャラの立った濃厚な香りはウードイスパハン以外軒並み撤退or廃番になり、新たに追加された香りはどれも嗜好性重視の淡い&軽い香りが多くなった。
そんなMCDに2019年に追加された「スパイスブレンド」。
いかにも濃厚な香りを思わせる名前(でもネーミングセンスは悪いと思う)で、「待ちに待ったスパイシーオリエンタルだ!」と、ワクワクしながら試しに行ったのを覚えている。
“父の薬局の棚に置かれていた、興味をそそられるボトルを今でもはっきりと覚えています。『スパイスブレンド』は幼少気のエキゾチックな記憶の風景を、香りに転写したフレグランス。温かみのある香りが、何種類ものスパイスによって支えられています。『スパイスブレンド』は、旋回するつむじ風のよう。炎のような情熱を焚きつけるか、それとも清々しい爽快感をもたらすか。気まぐれで魅力的なフレグランスです。”(公式サイトより)
トップはラムとジンジャー。
全体的にうっすら香るラムをバックに、ビリビリと辛いジンジャーが主張する。奥からほんの少しだけ香るベイリーフがフレッシュ感も添えている。
ミドルはスパイシー。
ラムの香りはそのままに、シナモンの甘辛い香りを筆頭にして様々なコリアンダーやペッパーの多様な辛味が顔を出す。
……問題はここから。
ミドル以降、急激に香りが淡くなり炭酸の抜けたコーラのようなスパイスとラムの残香しかしなくなる。これを単体で付けると本当に物足りない。公式サイトの「香りの深さ(●ひとつ〜●四つ、もちろん●が多いほど香りが深い)」分類によると●三つ。だが、これはどうみても●ひとつかふたつだ。淡い。私は40mlを2ヶ月で使いきった。
どうしたものかと考えた結果、これは重ね付けをかなり意識したフレグランスではないか、という結論になった。甘く重たい香りに重ねればピリピリしたスパイスが心地いい爽快感をもたらしてくれた。
しかし、メゾンクリスチャンディオールにスパイスブレンドと重ね付けできるような香りは少ない。今のMCDの主力の淡いフルーティフローラルに合わせてしまうとスパイスが香りを茶色に塗りつぶしてしまう。
ディオールの専属調香師、フランソワ・ドゥマシーはメゾンクリスチャンディオールにおいては予算や締め切り、原材料の制限といった制約からは解放されているという。果たして本当なのだろうか。「濃厚な香りはウケないから!」と上からのお達しがあったのではないか。新生ディオールオムも信じられないほど淡く凡庸な香りになってしまった。
次の新作である「Oud Rosewood」は今度こそ濃厚なキャラが立った香りなのだろうか。
トップ:ラム酒、ジンジャー
ミドル:ピンクペッパー、ブラックペッパー、ナツメグ、シナモン、クローブ、コリアンダー
ラスト:ベイリーフ、ウッディノート
調香師はフランソワ・ドゥマシー。
(フレグランティカより)
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:- (生産終了)発売日:2019/9/6
2020/10/1 22:18:39
フレグランスを選ぶ面白さ、そして難しさは、実際に自分の肌に合わてみないと香り方が分からない点にあるのではと思う。
紙で試した時と、肌に乗せた時の香りが違う。
友人と一緒に同じ香りを合わせてみたのに、香り方が全然違う。
そして、紙で嗅いだ時よりも、他人が付けるよりも、自分の肌に乗せた方が良い香りになるフレグランスこそがお気に入りの1本になっていく。
メゾンクリスチャンディオールのスパイスブレンド(2019年)は、自分の肌に合わせた香りよりも、紙で嗅いだ時の香りの方が数段良かった。残念ながら、自分の肌には合わなかったフレグランスだった。
トップはスパイシー。スプレーすると刺すようなピンクペッパーと、非常に土臭いフレッシュなジンジャーの香り。少し遅れてラムのまろやかな甘さがじっくりと漂う。
ミドルはスパイシー。ラムにシナモンのクセを添えた甘さを軸にして、上の方からクローブ、コリアンダー、ベイリーフなどのホットスパイシーが、そして中ほどからはピンクペッパーやブラックペッパー、ジンジャーのピリッとしたスパイシーをミックスさせた香り。
ベースはスパイシー・ウッディ。ベイリーフを中心にしたホットスパイシーやナツメグが、ラムやシナモンの甘さを引き立たせる。ベースはセダーウッド、ベチバーの淡いウッディの香り。
ラムをキャンパス地にすることで、辛いスパイス、フレッシュなスパイス、そしてシナモンなどの色とりどりなスパイスミックスを、鮮やかに引き立たせたような非常にユニークな香りだと感じる。
素材を見てみると、マルティニーク産ラムアブソリュート、マダガスカル産ブラックペッパー、マダガスカル産クローブエセンス、ドミニカ共和国セントトーマス島産ベイリーフ、ナツメグ、中国産シナモン、ロシア産コリアンダー、ジンジャーエッセンスとあり、産地を特定した相当こだわった原料が使われている。
そして、紙で嗅ぐと、それらひとつひとつのスパイスの個性を楽しむことができるのに、肌に乗せてしまうとラムの甘さが増してしまうため、ざっくしとした辛甘い香りになってしまう。
さらに、思った以上にベースが淡いため、香りが肌に乗っかっていかないような気がする。
ひとつひとつのスパイスが繊細なため、肌につけるよりも紙やルームフレグランスとして使用した方が、このフレグランスの良さが楽しめるのでは。
もっといってしまうと、スパイスブレンドという名のフレグランスが、肌に乗せるとラムの存在感に負けてしまうのはどうかと思う。フレグランスであれば、もっとスパイシーな香りを主張すべきだったのでは感じてしまう。
そもそも、調香したフランソワ・デュマシーは、父の薬局の棚に置かれていたボトルに感じた幼少期のエキゾチックな記憶の風景を、香りに転写したフレグランスと述べている。
温かみ、ツンとした空気の刺激、エキゾチックな色合いなど風景から生み出された香りのため、肌よりも空間で楽しんだ方が調香師の意図がより再現されるのではないだろうか。
[コンシーラー]
容量・税込価格:5ml・4,730円発売日:2019/10/9
2020/1/22 00:20:25
ちょっとこれは、、事件レベルの出会いでした。
青クマ、影クマ、透け血管、赤みと、目元は悩みのオンパレードです。シスレーのコンシーラーを数年愛用。厚化粧感が出ない自然なカバー力とハイライト感、保湿感が素晴らしいです。
こちらは、2番をタッチアップして購入。そもそも全く別のものを買うつもりでいて、タッチアップを受けてあまりの素晴らしさに買ってしまったという。他の方も既に口コミされてますが、色が素晴らしい。
★
まず、ドルガバのコスメは資生堂が運営してるので、コンシーラーなど一部の製品は日本で色や感触の設計をしてるようです。BAさんにこっそり教わったのは、こちらはクレドの某コンシーラーとほぼ同じと。なるほど。。納得。
つけると粉のようにサラサラになるのに保湿力もキープ。コンシーラーの上に粉をつけるのつけないの問題は冬は悩みの種ですが、コンシーラーの上にパウダーが必要ないタイプなのでこれ一個で済むのもいいです。保湿力に関しては、クレドのアレとほぼ同じと言われたら確かに納得。
ほぼ同じ、というものの、ドルガバはまだ始まったばかりで製造ラインをがっつり確保して大量に作ってるとも思えないので、基本的な中身はクレドと同じなのではないかと。
★
元コンシーラー難民の評価としてはこちらはカバー力が結構あります。でも、コンシーラーを塗りました!という圧が全く出ないんですよ。うまく説明できないんですが、確実に隠れてるのに色味がジャストなせいなのかな。厚化粧感がない。
目周りに悩みが集合しすぎてて、下瞼には濃いめのアイシャドウをほぼ入れられない状態からついに脱却しました。
ドルガバがいいのか資生堂の技術がいいのかもはやよくわからなくなってきてますが、資生堂が設計してないらしいドルガバの他のアイテムもレベル高いのでまたクチコミしていきます。
ルージュ ピュールクチュール ザ スリム ベルベットラディカル
[口紅]
容量・税込価格:2g・6,490円 / -・5,720円 / -・6,490円発売日:2021/9/24 (2024/2/9追加発売)
2021/9/25 22:16:13
公式では”新定番くすみテラコッタ”。
レッドともオレンジとも言えるトレンドの錆感の少しある色味です。
ザスリムグロウマットと同じお花のような香りがします。かつてないほどの軽やかさで唇の表面の凹凸にもなめらかにフィットします。マットタイプなのに縦皺にも入りません。リップに面しているところはしっとりしているのに、唇の表面はサラッとします。
ティッシュオフするとかなり取れなくなります。
マットタイプのリップで個人的にかなりのヒットでした。
|集英社マキアインフルエンサー |コスメコンシェルジュ(日本化粧品検定1級) pc:1st ディープオータム/2nd ディープウィンター 続きをみる