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しべたんさん
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コスメデコルテ / アイグロウ ジェム

コスメデコルテコスメデコルテからのお知らせがあります

アイグロウ ジェム

[ジェル・クリームアイシャドウ]

税込価格:- (生産終了)発売日:2018/2/16

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4購入品

2018/3/2 10:33:36

購入したのは2色。PK885、BE388。どちらも洗練されたお洒落なニュアンスカラー。アースカラーにフェミニンなニュアンスを加味したような色です。
この組み合わせは低彩度低コントラスト、春霞的、今の時季にぴったりな、早春の空気を瞼にもってきたような仕上がり。
眉下からアイホール上部→PK885
瞼際からアイホール下部→BE388
といった感じで、なんの芸もない水平割りで使います(笑)。締め色代わりにアイラインは引きます。

リニュで多色展開になったのは見ているだけでも楽しく、実際良い色が多いと思います。購入色もとても満足のいくものでした。
ただ、ラメ感、パケ、その他合わない面もあって、私は半歩退いて楽しむ感じですかね。以下さらに詳細。

【PK885(分類:ハイライトカラー)】
これはシェード群を見渡してまずは購入しようと思った色。
カッパーに白を多く足したようなベージュピンク。小豆色をかなり薄めた色ともいえるかも。
シルバーラメ+多色偏光ラメ。
瞼に載せるとニュアンスだけが載る感じですが。
パーソナルカラーはブルーベース夏向きです。
一つ持っていると手持ちの濃色との組合せがきき、かなり汎用性が高いと思います。

【BE388(分類:ミディアムカラー)】
最初はハイライトカラーのみ購入予定でしたが。
組み合わせる色としてBAさんがお薦めしてきた色番で、TUの結果大変気に入った為素直に買いました。ブロンズあるいはココアっぽいベージュブラウン。
アクセントカラーカテゴリの色ではないところが、冒頭で書いた「春霞」ニュアンスを醸すのにかえって効果的です。
こちらもラメがシルバー+多色です。
ベージュ・ブラウン系でブルーベース夏にぴったり嵌るとまでいえる色は本当に少なく、重宝するので「見つけたら買い」の自分内鉄則に従い、即決しました。

【質感】
旧品のクチコミでも書いたけど、ラメ感はやや単調かつギラつきすぎ…と感じますが、主なターゲットは私より一回り下まで位(40歳まで位)だと思うので、お門違いの文句ですみません。「グロウ ジェム」ですから光らすことがテーマでしょうし^^;。
同様形状ジェルシャドウでこれ以上の精妙な質感を求めるのならば、価格は上がりますがディオール、シャネル、クレド、SHISEIDOメーキャッブ、あるいはKANEBOの新商品あたりがいいかと思います。

ラメ感の面で、今後そんなに沢山は買い求める予定はありません。
旧品でも所持してた、継承色のPK880は買うかもしれないな…。あの色は、他社のジェルシャドウでは見られない絶妙な色だしなので。

【使用感、モチ等】
旧品よりしっとり感が増してますね。しかも、日中も瞼の保湿感が持続、かつ、ヨレや二重へのたまりもない。

【パケ】
AQMWのパケは微妙な唐草文様(特に黒と白地に合わない)といいロゴといい苦手だったのでリニュはほっとしたとはいえ、コスデコの歴代パケデザインがお洒落だったためしはなく、残念ながら結局今回も然り(個人的価値観です)。
波打った蓋の形は、デザインも微妙な上に実用上も指が引っかかって開けにくい。

【その他】
◆週の半分はアイシャドウアイライン省略の必要がある「激弱瞼」なので成分チェックはできるかぎりします。(主にタール色素に反応しますが、その他の刺激にも弱い。)
旧品同様、殆どの色番がタール色素不使用なのはとてもいいですね。今回一部の色番は使用してますが、成分は公式HPで閲覧可能。
かなり強い着香や、整肌成分として配合してるのでしょうが瞼という箇所に対して本当に必然性があるのか疑問なボタニカル成分は、あまり良くは思っていません。

◆旧品であれだけ大人気で「地位と名声」を築いているはずのアイグロウジェムですし、
リニュ本品も女性雑誌等にも相当たくさん記事や広告が載っているでしょうから、
更に畳みかけるようにモニター品を配る必要ってあるのでしょうか。
本当によく分からないなあ。今は、雑誌を買う人も少なくなって主な認知経路がネットに集中しているからなんでしょうか。
自腹を切って購入している、本来本当に大切にすべき顧客への配慮のあるプロモーションを考えてほしい。何も言わなかったら、このプロモが効を奏しているから売れているんだと間違っても思われたくないですから無駄かもしれませんが書いてます。(いや、他の人のことは知りませんが。でも、これを快く思う人って、ごくあたりまえの普通の人間心理、消費者心理を考えて、本当にいるの?)
コスデコの正規販路は実店舗のみですから、実購入者にモニターによるプロモ手法をどう感じるかのアンケートなど店舗カウンターで実施してほしいところです。

使用した商品
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doggyhonzawaさん
doggyhonzawaさん 500人以上のメンバーにフォローされています 認証済
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エルメス / イリス オードトワレ ナチュラルスプレー

エルメス

イリス オードトワレ ナチュラルスプレー

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:-発売日:-

5購入品

2018/3/3 23:48:02

その男に誘われたとき、女の心に紫のインクが一滴こぼれた。あ、どうしよう。答える暇を与えず、男は隣のスツールから腰を上げ、ホテル最上階のバーカウンターから去っていった。先ほど部屋番号のついたカードキーを渡され、耳元で囁かれた言葉が、さながら呪縛のように女の心に反すうしていた。「下の部屋で待ってるよ」

エルメスのイリス・オードトワレは、美しくてせつない香りがする。はかなさと脆さと、そしてどこか哀しげなニュアンスの強いフレグランス。まるで禁じられた恋を今も心のどこかで引きずっているような。

1999年、オリヴィア・ジャコベッティ作。ラルチザンのジング!やプルミエ・フィグエなどで知られる彼女の比較的初期の作品。その名の通り、イリスの香りをフィーチャーしていて、珍しくシングルノートのような雰囲気。他の香料とミックスした際に、それらの上にパウダリーでふんわりとした柔らかさと、バイオレットのような暗い香気をまとわせるタイプの使われ方が多いイリスをメインに引き立てようとした意欲作。

とはいえ、アイリス(イリス、オリスも同義)の天然香料であれば最も高価な香料と言われ、シャネルあたりでないとふんだんには使えないほどの代物。ここで使われているのは、どうやらイリスの人工香料であるイロンのようだ。それでも他の人工香料よりはずっと高価だと聞くけれど。

そんなエルメスのイリスをスプレーすると、トップは苦みのあるツンとした香りが広がってくる。一瞬、パチュリの墨っぽさかなと思うような土っぽいウッディな香りだ。だが、クレジットを見ても特に書いていない。アーモンド系のギリギリした苦みとカルダモンのほんのりスパイシーな感じか。柑橘が一切香らないトップはなぜか潔くも感じられる。

やがて2分もすると、澱粉のような粉系のベールとともに、わずかに暗いバイオレット系の香りがしてくる。淡いけれど、カーネーションのスパイシーフローラルも同時に香っている。クローブがほんのりという印象。このパウダリー&わずかなバイオレットが、イロンの香りだろう。シャネル19番のなめらかで上質なイリスとは違って、どこか一本調子な紫色の香りが続いていく。優しくて、それでもわずかに冷めているパウダリー。

ミドルが2時間ほど続くと、かなり香りが薄れてくる。ラストに残るのは、一段階明るさを増した粉っぽい香りと、どこかインセンスを思わせるウッディ系の低いニュアンスだ。全体に合成香料を多く使用していて、香りの変化はあまり感じられない。女性らしい柔らかさと穏やかさが表現されていて好ましく、甘さや爽やかさはほとんど感じられないタイプのフレグランスだ。体温高めの方だと持続時間は2時間程度で、かなりウッディな低い香りが出やすい。ムエットにつけると柔らかいバイオレット系の粉っぽさがずっと続くので、体温低めの女性はアイリスの香りがきれいに出て使いやすいだろう。

全体に、どこかもの悲しい陰のある香りといった印象が強く、静かでひかえめ、まろやかで優しい雰囲気。人一倍感受性が豊かで、それゆえに自分から相手のプライベートゾーンに入っていけないようなパーソナリティーを思い浮かべる。一見快活で誰にでもオープンに開いているように見える方にも、そんな自分はいるものだ。だから、自分の中の鬱や陰、傷といった部分が前面に出てきそうなとき、こんな内省的な香りがそばにあると、安定剤のように守ってくれそうな気がする。

女はひとしきり考えた。それでも答えが定まらず、カードキーをそっとバッグに入れてスツールから降りた。バーを出る前に、窓の外に広がるビル群の夜景を見つめた。男は直属の上司、そして彼の妻は元先輩だ。心の中に落ちたインクは、紫色の沁みになって深い憂いをたたえて広がっていた。女はバーを出て、トーンの落ちたベージュ色のカーペットの上を歩き始める。エレベーターホールまでのわずかな時間、女の足が不規則に進む。押すのは15階か、それとも1階か。

下向きのボタンが光り、目の前のエレベーターが到着を告げる。左右にドアが開く。女はゆっくりと乗りこむ。その瞬間、仕事終わりにつけたイリスの香りが不意に鼻をかすめた。女神イリスの逸話をぼんやりと思う。

ゼウスの妻、ヘラに仕えていた侍女イリス。彼女はゼウスに何度も求愛されたが断り続け、遂にヘラに「どこか遠くへ行かせてほしい」と頼み、虹の女神となって彼らの元を去ったという。

眼前でドアがゆっくりと閉じていく。女は一瞬バーで見た夜景を思い出す。目を閉じて微笑む。そして女の白い指が、行き先を示すボタンを押した。

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☆のんのんのーん☆さん
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