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Histoires de Parfums / Ambre 114

Histoires de Parfums

Ambre 114

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格:-発売日:-

5購入品

2021/10/29 22:30:41

「アンバーって香水の香料に結構使われてるけど、どんな香りだか全然分からない。」香水にハマり始めの頃、一番疑問に思ったのはこれだった。ムスクと同じくらい保留剤として多くの香水にクレジットされているアンバー。それはどんな香料なのか?

結論から言うと、アンバーと名のつく香りは無限にある。なぜなら、ヴァニラの人工香料バニリンが発明されたときに、天然香料ラブダナムとのミックスから生まれた甘くてスモーキーな香りをアンバーと呼び始めたことに起因するからだ。だからここで言うアンバーは、マッコウクジラが吐いた腸結石から得られる天然のアンバーグリス(龍涎香)とは全く違う香りだ。いわば調香師が思い描いた幻想の数だけアンバー香料は存在する。アンバーは独創的で抽象的な幻の香りなのだ。

とはいえ、全く共通項がないわけではない。アンバーの始まりがバニリン+ラブダナム(樹脂の香り)であったことから、一般に「アンバーは甘くてスモーキー、官能的な香りがする」とされている。そこに、スパイス、ハーブ、フローラル、ウッディ香料を巧みにブレンドすることによって、さまざまなアンバー香料が作られてきた。

そんなアンバー系香水の中で、2001年のリリース以来、ずっと支持を得ている香水がある。それはイストワール・ドゥ・パルファンのアンバー114だ。

香りを通して物語を紡ぐ「香りの本」とも言うべき作品を創る香水ブランド、イストワール・ドゥ。パルファン。その創業時から売れ続けているというアンバー114、その香りを分析してみる。

アンバー114をプッシュする。そう言えば「世界香水ガイド2」ではアンバー411と間違って表記されてたなと思い出す。114はどうやら「114の元素から成るアンバー」とのこと。香料の数でなくなぜ元素の数を持ってきたのかは謎。他に意味でもあるのだろうか?

アンバー114はつけた瞬間からとても分かりやすい。まず最初に薬っぽく甘いベンゾインの香りが広がる。そしてラブダナムなどの樹脂系のスモーキーな香り。そこにスパイスの柔らかな香り、同時にヴァニラが広がってくる。トップからマイルドオリエンタルムード炸裂。ああ、確かにこれはアンバー系だなと思わせるイントロ。シャリマーをかなり薄くしたような、おトムのヴァニラファタールにハーブを足したような。

つけて2分でわずかにヴァニラの香りが浮き立つ。その下にスパイス。カルダモン、シナモン、ナツメグ。それを上回る強さでクリーミーヴァニラが香る。出力は弱めだが、トップからヴァニラの輪郭がはっきり分かる面白さ。ここはスパイシーヴァニラ。

5分もせず、乾いたウッディが下から主張してくる、干し草様のベチバーの香り。乾いてくる。同時に相反するようなパチュリの湿った土の香りもしてくる。ヴァニラはまだ香っている。薬っぽさとスパイスとウッディのコンボに、甘いベンゾインの香りが効いている。これはきれいめアンバーだなと感じる。アンバーグリスのような潮風っぽさやアニマリックな深みは全くない。ミドルのメインを張っているのはクリーミーなウッディヴァニラだ。

さらに、香りは穏やかに変化し続ける。静かにせり上がってくるシダーウッドの鉛筆の香り、わずかに薔薇や低音のゼラニウムの輪郭も見え隠れする。さらにトンカビーンの粉っぽい香りに包まれてくる。ウッディヴァニラからパウダリーヴァニラへ。そしてわずかにツンとした清潔さを見せるムスクと混じり合い、ラストはソーピーヴァニラへ。めまぐるしい変化。香料は似たような重さの物を結構多めに使っているのかも知れない。短時間で一気にベースのヴァニラとウッディが香るように構成されている。

秀逸なのは、ヴァニラが始めから最後までずっと香っていること。アンバー香水というよりは、ヴァニラ香水といった方がよいのでは?と思うくらいバニリンの主張が目立つ。確かにマイルドでクリーミーで、つけていて穏やかな気持ちになれる優しい香りだ。同じアンバーでも、やる気満々、鼻息の荒いゴリゴリ官能系なルタンスのアンブルスルタンあたりとは正反対に位置する香水。言うなれば女性向けのクリーミーマイルドアンバーといった感じ。

気圧が下がってきて肌寒さが増してくると、こういうあたたかくて官能的なヴァニラの香りが恋しくなる。アンバー114は、ヴァニラを主軸に、スパイス、フローラル、ウッディを上手く取り合わせた甘くてクリーミーなトロ蜜の香りだ。

例えばハチミツにヴァニラとシナモンを軽く入れる。ハーブを混ぜる。そしたらきっと、むかーしなめた浅田飴水飴のような、とろーり甘くてちょっと辛みがきいたおいしい蜜ができあがる。

アンバー114はそんな香りだ。

そうか。読めた。「アンバーいいよ」の114か。

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サラ ジェシカ パーカー / LOVELY

サラ ジェシカ パーカー

LOVELY

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:- (生産終了)発売日:-

4購入品

2012/5/30 11:05:49

ナルシソロドリゲスの香りに似ていると言うことで
確かめもせずに購入しました。
確かに似ているけど、こっちの方がムスクが抑え気味で爽やかです。
最初におっさんがいますw
そのラブリーじゃないおっさんはすぐにいなくなりますが、
その後は女性らしい花や軽いムスクがやってきます。
季節や年齢問わずに使えそうな、気軽な香りだと思います。
ラブリーと言う名前から、若い可愛い女の子を連想しがちですが
キリリとした大人の愛らしい女性の雰囲気デスね。
甘ったるさはなく、爽やかな中にもムスクのセクシーさが顔を見せます。
お花畑のような甘さも少ないです。
ネーミングに反して、どちらかと言うとクールな香り。
ヨーロッパのくどい香水には無い、ある意味シンプルな香り。
湿気の多い日本でも、さほど難しくないと思います。

個人的にはナルシソロドリゲスの方が好みですが
かぶってる香りなので
朝これをつけて、出先でロドリゲスのミニチュアボトルを使うという
普通ならタブーな使い方だってしてしまいます。

割と飛びやすいようなので
仕事にも邪魔にならないと思うし、夏場にもよさげ。

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ジュリエットNYさん
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サラ ジェシカ パーカー / LOVELY

サラ ジェシカ パーカー

LOVELY

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:- (生産終了)発売日:-

6購入品

2008/10/28 23:33:26

SATCファンであり 
キャリー ひいては サラ ジェシカ パーカーを
部分的ながらも お洒落のお手本にしている私としては
取りあえず MUST BUY 的香水だと思い
香りも知らずに 購入したのですが、
一吹きした瞬間 ものすごく 気に入ってしまいました。

透明感があり 爽やかな甘さがたまりません。
どなたかが 書いていらっしゃいましたが
ラムネのような香りというのは
言い得て妙だと思います。

また 私の中で この香水に対して 最も評価したい点は
ラストの香りが パウダリーの粉っぽい 嫌〜な甘さがないことです。
トップからミドルは大好きだけど ラストのパウダリーが不快な香りが多い中で
これは ラストまで 爽やかで 透明感が続くので 本当に心地よい香りです。

LOVELYというネーミングも 素敵ですね。
大人になっても LOVELYな女性であることを心掛けることって
忘れがちだけど 大切なことだと思います。

媚びないかわいさ
自分というアイデンティティを意識した上での香り。
ある程度 自分が確立された大人の女のかわいさなんでしょうね。

大人の女である自分を楽しむための香り。

濃厚な香りが好きだった私ですが、
私の中にも こんな少女のようなピュアな部分があるのよって
自分を発見する香りであり
そんな私を アピールするにふさわしい香りです。

ベビードールのような 甘々な 子供向けの香りじゃイヤという
人生経験を重ねた大人の女性に ぴったりの
スッキリとした甘さです。

いくつになっても LOVELYでありたいですね。
人には教えたくない香りです。

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いなっち♪さん
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アクアレーベル / ブライトニングケア ローション M

アクアレーベル

ブライトニングケア ローション M

[化粧水]

容量・税込価格:180ml(詰め替え用)・1,320円 / 200ml・1,540円 (編集部調べ)発売日:2019/8/21

2購入品

2020/11/7 22:59:06

美白もので探していたところ、you tubeで絶賛されていたジェルクリームと、化粧水も相乗効果でいいというような話だったので気になり両方買ってしまいました。

以前はさっぱりタイプもあったと思うのですが、こちらはみずみずしいしっとりタイプでとろみがあってコットンにはしみこみにくく、説明を読んだら手に取ってなじませるタイプでした。
乾燥寄りの混合肌だけど、昔からとろみタイプは重い感じといつまでもペトペトしているのが苦手。出勤前は早い時間につけ始めないと乾かない感じでイライラします。

いつも無香料のものを使っていたので、香りが人工的なバラ風味(?)でそれもしばらく顔の周りに漂っているのがキツイです。とくに化粧水のにおいがダメ。テスターではもう少しほのかな感じに思ったんですけど残念。本物のバラの香りか無香料ならいいのに。

使い始めたばかりなので美白効果は様子見で。さっぱりタイプになって無香料になったらまた購入を考えます。次に使ってみたいものがあるので、リピートなしです。

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しべたんさん
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アントニアズ フラワーズ / アントニアズ フラワーズ オードトワレ

アントニアズ フラワーズ

アントニアズ フラワーズ オードトワレ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:50ml・8,800円 / 100ml・14,300円発売日:-

5購入品

2017/9/14 01:36:03

かつて本フレグランスのアソルート(P濃度、エクストラクト)の思い出クチコミ(2013/3/2)で、「もう買わない」と言っていたにも関わらずトワレを購入してしまいました。
前言撤回シリーズその2、でしょうか(セントオブピースに続き。笑)。

購入は数か月前だったかな、結果的には購入してよかった。
「華」と「純度」は比べるべくも無く断然P濃度に軍配ですけれど、
日常使いに関してはアントニアズはトワレの方が使いやすいかもしれないですね。
(EDTだからといって拡散し過ぎず程よく弱い香りです)

【トップにクセあり】
本EDTはトップがちょっと癖のある、青くささ+ゴムかプラスチックが熱されたような独特のにおいから始まります。これはPには無かった。
しかし、香りの純度は低くともこういった夾雑物のような存在が、ある意味Pより生花のリアル感をかえってより醸し出しているような気も?
このトップが15分は続くのでちょっと忍耐が必要(笑)。

なおレイジースーザンの店舗テスターは、このトップが変質していて更にスゴい香り(スパイスミックスが湿気たような)になっている事がありますが、暫く経てばミドルは無傷で綺麗に香りだす事が多いはずです。

【ミドル】
ミドルノートへの転換の瞬間は結構感動もの。ゴム臭的なものが消え去り、アントニアズのハートノートである甘くやさしいフリージア主体のフローラルブーケが香りだします。Pでは最初からこの香りから始まり、この感動的転換は味わえない為、この点もある意味Pより使用する楽しみというかアドバンテージがあるかも…しれないですね。
アントニアズは独特の不思議で繊細な香り方をします。
あくまでイメージですが、手首に付けた香りが、徐々に身体の肌の表面をそっと覆って這い上り、しずかに鼻腔に入って来るような…、他のフレグランスではあまり感じた事のない香り立ち方です。

【ラストは存在しない】
ラストノートはありません。Pのクチコミもよければ参照して下さい。
かつてアントニアズの発売当初位には、海外ものは、よほど軽めの夏向きコロンやトワレ以外は、強烈かつ鈍重なラストノートの香水がまだまだ多くの割合を占めていました。今は世界的にフレグランスがライト化し、耐えられないほどのラストノートになってしまうような香りは減りましたが。
この点も、アントニアズ以外使わないというファンを多数獲得した理由のひとつかもしれないですね。
尚、持続が短すぎるとの声が多い本EDTですが、私は4〜5時間しっかり持ちます。

【P(アソルート)と比較して】
Pは現在販売分は試していないけどクチコミでの情報からするときっと変わっていなさそうですね。「ブーケを持っているのは誰?」の有名なキャッチコピーはやはりP濃度にふさわしいと思います。
まぁ、私はリアル過ぎる花、かつあまりにもキラキラ煌めく香り(アニメーションで妖精がワンドを振った時に金色の星の軌跡がキラキラと舞う、あんな感じの香りです)が気恥ずかしくてPは使いこなせなかったですが。
フローラル香はある程度抽象性がある香りの方が使いやすいですよね。
服のプリントでも、写実的な花モチーフっていまや殆どないけどそれと同じようなものだと思ってます。ある程度幾何的に抽象化されたものなどやイラスト的なものでないと花柄って着こなせない。

で、本EDTはある程度紗のかかったようなマイルドさがある為、Pより実際使いこなしやすいです。

【他】
私がPを購入した90年代前半は、EDPは無くPとEDTでした。
いま以上に「高賦香率主義」だった私は当時EDTには眼もくれず真っ直ぐP一択という感じで購入しましたが(笑)。
まぁ、最近色々思うところあり考え方に柔軟性をもたせたほうが吉であろうというところでEDTをあえて購入してみたら中々よかったというわけです。
こうなったらEDPも購入して生涯かけてコンプリート…といってみたい気もしますが、本当、あの容量と価格の設定はいったいどうなっているのかな(笑)、現実的にはちょっと難しいかなぁ。

それにしてもアントニアズフラワーズは不思議な香りです。
淡々とロングセラー名香であり続けるのが分かる気がする。
極めてフェミニン、フローラルそのものでシンプルですが、他にあまり似た香りはないですし、ある種、浮世離れしていながら使用者の年齢も問わずなぜか知的な香りであるところなどが。
アントニアズは、かんたんには記憶から消えていかない類かつ、独特の立ち位置(まさにニッチ)、販路が相変わらず限られているにも関わらずこれしか使わないというファンも多いのが頷けます。

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前田美咲さん
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自己紹介

えっ・・・私ったらいつの間にか50代?!って心境の今日この頃です(笑)と思っていたら還暦です(笑)皺やシミができても気持ちはあの頃のままです(*^^*… 続きをみる

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