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2022/12/10 13:41:09
あなたをたった5秒で強く颯爽とした女性に変える。それは簡単なことだ。シャネルN°19のパルファムを1滴指にとり、耳たぶの裏につける。それだけでいい。
「また何言ってるんだ、大げさな」そう思うなら試してみるといい。香りが好きかどうかは別。N°19パルファムは、強き女性の代名詞として君臨し続けるココ・シャネルが「世界一売れたN°5を超える香りを!」と「自分のためだけに」作らせた最強のシグネイチャー香水だ。
ただしEDPやEDTでは効果は薄い。N°19の破壊力を実感するためにはパルファム一択だ。15mlで31350円。高い?そうだろうか。「なんでこんな香料でこんなに高いの?」と首を傾げるようなそのへんのニッチ香水に比べたら、100倍良心的な価格だと思う。まず歴史とブランド信用力と品質が別格だ。さらに、スプレーでなく指で1滴ずつつけるフラコンなので、本当に減らない。そして超至近距離でだけ高濃度香料がなめらかにずっと香る。実は香害に一番なりにくいのがこのパルファム濃度だ。これぞ本物の香水。香水に詳しくない方なら、なおさら「本物の凄み」というやつをまず体験すべきだろう。
ココ・シャネルはこのN°19を創るために、調香師アンリ・ロベールに何度も試作品を用意させ、香りを纏ってパリの街を歩いたという。そして人々が香りについてどんなふうに声を掛けてくるか確かめた。全く声を掛けられなかったときは、怒号と共に調香師を責めたという話もある。当時ココは86才。ある日、長年住んでいたリッツホテルから出てきた際、若いアメリカ人男性2人に引き留められ「その香水の名前をぜひ教えてください!」と迫られたことが決定打となってこの香りは生まれたという。
ではそんなN°19パルファム、いったいどんな香りなのか?世界的に「グリーンフレグランスの最高峰」と言われる香りの展開を追ってみる。
N°19パルファムを肌にのせる。するとまずはじめに立ち上るのは、ギリリと青臭いグリーンノート、そして粉っぽいアイリスの白い香りだ。そこにまろやかなネロリの甘さが加わり、キレのいいスッキリとした緑と白の香りが広がるトップ。
3分後、ジャスミンのふくよかさとグリーン香が相まって、スズラン様のフローラルが広がってくる。同時に下の方から冷たく青いヒヤシンスの香りも感じられる。ガルバナムのシャープなキレのある香りを軸としながら、ソリッドで青緑なフローラルが感じられてくるミドルになる。
このミドルは知的でスタイリッシュ。キリっとして本当にかっこいい。全くフェミニンじゃない。若々しく、怜悧で、背筋がスッと立っているイメージ。全てに妥協を許さず、自分のめざすベクトルを見定め、どこまでも一直線で闊歩してゆくような、潔さと強さを感じさせる草原と大地の香りだ。
リラックスというなら、それは大自然の中に放り出されたような心地よさがこの香りにはある。けれどそこには同時に、厳しい自然界の現実に対峙する強さもまた要求される。そんな苛酷さを感じさせる香りでもある。ミドルは、大草原に吹く風がオークモスのビター、ベチバーの土の匂いを運びながら3〜4時間続いていく。
ラストはとてつもなく優しい。土深く眠り続け、長年かけて香りを熟成させたアイリスパリダのパウダリーが優しく心と体を包みこむ。ほのかに甘いムスクとともに、小麦粉のようにきめ細かな白い香りを呈してドライダウン。ここまで5〜6時間。たった1滴で。
N°19はココ・シャネルの誕生日である8月19日から命名されたナンバーフレグランスだ。人は一人で生まれ、空と大地の狭間で必死に生きて、その短い生を全うする。「香水をつけない女に未来はない」と言い切ったココが、人生の最後に自分のためだけに徹底的にブラッシュアップして作り上げた香り、N°19。そこに込められたのは、世界中の女性が男性の下に屈することなく、自分自身を強く美しく保ち続け、欲しいものを欲しいと言い、自分の力で未来を貪欲につかみとれ、というメッセージのように思える。
一面の大地。草原が風に揺れている。湿ったベチバーの土っぽい香りがしている。濡れた苔類のビターな匂いが森から運ばれてくる。自然はどこまでも広く、容赦なく、そして気高い香りに満ちている。服が風をはらむ。草原と森の匂いが髪を洗う。
青いガルバナム。苦みばしったオークモス、乾草のベチバー、白いアイリスパリダ。それらが織りなす、今にも発火しそうな残虐なグリーンノート。クールで、スタイリッシュで、挑戦的。常に現代で戦い続けるハンサムウーマンの香り、実装完了。
最終戦闘に備えよ。
大地を疾走するパルファム「ナンバーナインティーン」発動。
5秒だ。5秒で未来にカタをつけろ。
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容量・税込価格:2個入・303円 / 3個入×3個・330円 / 6個入×6個・660円 / 10個入・1,100円 / 90g×1個・110円 / 125g・151円発売日:1928年 (2023/6/1追加発売)
2013/9/6 10:36:20
▼2013/09/06 全体的に内容を加筆・修正 ☆4→☆5→☆6
この石鹸、使えば使うほど、どれだけ効能が良いのか分かってくるので、加筆・修正。多分これで最後。
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青箱のクチコミでも書き込みましたが原点へ回帰し、良さを改めて知る、この言葉が相応しい石鹸です。
●用途
「洗顔石鹸」+「ボディ石鹸」+「シャンプー石鹸」+「シェービング剤」。
これ一つあれば すべてが事足ります(効能の良し悪しはある)
変に肌が荒れることも、ニキビが生まれることも無かったです。
●泡立ち
物凄く良い。泡立ての労力は青箱と同様、さほど必要ない。
●通常&バスサイズ
石鹸のサイズに違い有。バスサイズのほうが若干大きめの石鹸なので1個の値段の違いも有。30〜40円程度の違い。6個パックでお買い得!、と思いきや、大きさが通常サイズということもあるので、サイズ要確認。
●洗髪
シャンプー石鹸で使用可能。変に頭皮が荒れることもありませんが、髪がキシみます。トリートメントやコンディショナーなしで、翌日の寝起きの髪は かなりボサボサ。別途トリートメントは必須。
●洗顔
私はアトピー肌だが。洗顔後の顔のツッパリと かさつきは生まれません。青箱との比較として、こちらのほうが肌が若干ツルツルでモチモチになっていることは実感。
●ボディ石鹸
アトピー身体への効能としては優れている。使い始めは、何が原因なのか、因果関係は不明だったが、使用後に少々痒みが出てきた。使い続けると、青箱のように良い結果が出たため、スクワランの影響ではなかった模様。季節柄の肌荒れが一時的に酷くなっただけかと。背中のアトピー、ブツブツが消えて綺麗になった。これは青箱同様、結果は継続中。長年の悩みが一挙に消えたのは本当に嬉しい。
●コストパフォーマンス
素晴らしく良すぎますね。青箱よりもコストはかかるが、極端に違う訳でもないので、庶民的な商品で万人に通用・愛用が可能な所が嬉しいです。ちなみに今回は、ドラッグストアーにて、バスサイズ一個 147円で購入。
●原点回帰
青箱のクチコミで書いたとおり、原点回帰で、ボディーソープ→シンプル成分の固形石鹸、を見直す機会を与えてくれた商品です。人間がひと手間かけることと、石ケン素地と香料・乳脂などのシンプルな石鹸成分それが人にとって一番良いものだと痛感させられた一品。洗顔石鹸とボディーソープを分けて購入していた自分に少々あきれます(笑)。
●赤箱の天然スクワラン
石鹸内に「スクワラン」という物質が入っているのが赤箱の石鹸。スクワランは危険な成分ではないので安心(天然スクワラン)。青箱との使用比較をしたが、やはりスクワランの影響によるものなのか、肌が青箱よりもシットリ・モッチリとする。
●赤箱・青箱の香り
青箱と、あきらかに違う。青箱のほうが万人に受け入れられると思う。特にデリケートゾーンなどに溜まっている、自分の汗の匂いと、この香りが混ざると、少々鼻にツーンと付くような香りを放つことがある。
青箱は さっぱりを目指している石鹸のため、それに見合う香りで、汗のにおいと混じっても、そんなに変なことにならないのだろうが、ローズ調の香りは、混じると鼻に付く香りになることが良くあるので、その点が少々マイナス評価。
●溶け易さ
赤箱との決定的な違いが、つい先日浮き彫りに出た。どういう違いなのかは分からないが、青箱石鹸は溶けやすく、暑さのせいもあったのか、グニョグニョになり酷い状態になった。
しかし、同一環境内にあった赤箱石鹸は固形を何事も無く維持していた。
添付写真参照。
●良質なシェービング剤(2013/09/06 加筆)
世の中には様々なシェービングクリームがあり、深剃りができるというものもあるが、この石鹸をネットを使って泡立てて、シェービング剤の代わりとして使用すると、見事に剃り残しの少ない結果を得られる事が最近分かった。
コスト削減にも繋がるので、無理にシェービングクリームを購入する必要はありません。ただ、泡立てるためのネット(100円均一にて購入)が必要なことと、石鹸が目に入りやすく、入ると少々シミるので、その点は注意。
●最終的に 赤箱 or 青箱
赤箱も青箱も、どちらもアトピー肌には優れている商品です。両者比較で使用した結果、「赤箱」をメイン使用することとしました。青箱のように変に石鹸が溶けることも無く、赤箱のほうが肌がモチモチ・スベスベになるため、です。
サッパリしたいなという気分になったら、ちょっと浮気で青箱使用するということで使い分けるのも吉かと思いました。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:-発売日:-
2021/10/29 22:30:41
「アンバーって香水の香料に結構使われてるけど、どんな香りだか全然分からない。」香水にハマり始めの頃、一番疑問に思ったのはこれだった。ムスクと同じくらい保留剤として多くの香水にクレジットされているアンバー。それはどんな香料なのか?
結論から言うと、アンバーと名のつく香りは無限にある。なぜなら、ヴァニラの人工香料バニリンが発明されたときに、天然香料ラブダナムとのミックスから生まれた甘くてスモーキーな香りをアンバーと呼び始めたことに起因するからだ。だからここで言うアンバーは、マッコウクジラが吐いた腸結石から得られる天然のアンバーグリス(龍涎香)とは全く違う香りだ。いわば調香師が思い描いた幻想の数だけアンバー香料は存在する。アンバーは独創的で抽象的な幻の香りなのだ。
とはいえ、全く共通項がないわけではない。アンバーの始まりがバニリン+ラブダナム(樹脂の香り)であったことから、一般に「アンバーは甘くてスモーキー、官能的な香りがする」とされている。そこに、スパイス、ハーブ、フローラル、ウッディ香料を巧みにブレンドすることによって、さまざまなアンバー香料が作られてきた。
そんなアンバー系香水の中で、2001年のリリース以来、ずっと支持を得ている香水がある。それはイストワール・ドゥ・パルファンのアンバー114だ。
香りを通して物語を紡ぐ「香りの本」とも言うべき作品を創る香水ブランド、イストワール・ドゥ。パルファン。その創業時から売れ続けているというアンバー114、その香りを分析してみる。
アンバー114をプッシュする。そう言えば「世界香水ガイド2」ではアンバー411と間違って表記されてたなと思い出す。114はどうやら「114の元素から成るアンバー」とのこと。香料の数でなくなぜ元素の数を持ってきたのかは謎。他に意味でもあるのだろうか?
アンバー114はつけた瞬間からとても分かりやすい。まず最初に薬っぽく甘いベンゾインの香りが広がる。そしてラブダナムなどの樹脂系のスモーキーな香り。そこにスパイスの柔らかな香り、同時にヴァニラが広がってくる。トップからマイルドオリエンタルムード炸裂。ああ、確かにこれはアンバー系だなと思わせるイントロ。シャリマーをかなり薄くしたような、おトムのヴァニラファタールにハーブを足したような。
つけて2分でわずかにヴァニラの香りが浮き立つ。その下にスパイス。カルダモン、シナモン、ナツメグ。それを上回る強さでクリーミーヴァニラが香る。出力は弱めだが、トップからヴァニラの輪郭がはっきり分かる面白さ。ここはスパイシーヴァニラ。
5分もせず、乾いたウッディが下から主張してくる、干し草様のベチバーの香り。乾いてくる。同時に相反するようなパチュリの湿った土の香りもしてくる。ヴァニラはまだ香っている。薬っぽさとスパイスとウッディのコンボに、甘いベンゾインの香りが効いている。これはきれいめアンバーだなと感じる。アンバーグリスのような潮風っぽさやアニマリックな深みは全くない。ミドルのメインを張っているのはクリーミーなウッディヴァニラだ。
さらに、香りは穏やかに変化し続ける。静かにせり上がってくるシダーウッドの鉛筆の香り、わずかに薔薇や低音のゼラニウムの輪郭も見え隠れする。さらにトンカビーンの粉っぽい香りに包まれてくる。ウッディヴァニラからパウダリーヴァニラへ。そしてわずかにツンとした清潔さを見せるムスクと混じり合い、ラストはソーピーヴァニラへ。めまぐるしい変化。香料は似たような重さの物を結構多めに使っているのかも知れない。短時間で一気にベースのヴァニラとウッディが香るように構成されている。
秀逸なのは、ヴァニラが始めから最後までずっと香っていること。アンバー香水というよりは、ヴァニラ香水といった方がよいのでは?と思うくらいバニリンの主張が目立つ。確かにマイルドでクリーミーで、つけていて穏やかな気持ちになれる優しい香りだ。同じアンバーでも、やる気満々、鼻息の荒いゴリゴリ官能系なルタンスのアンブルスルタンあたりとは正反対に位置する香水。言うなれば女性向けのクリーミーマイルドアンバーといった感じ。
気圧が下がってきて肌寒さが増してくると、こういうあたたかくて官能的なヴァニラの香りが恋しくなる。アンバー114は、ヴァニラを主軸に、スパイス、フローラル、ウッディを上手く取り合わせた甘くてクリーミーなトロ蜜の香りだ。
例えばハチミツにヴァニラとシナモンを軽く入れる。ハーブを混ぜる。そしたらきっと、むかーしなめた浅田飴水飴のような、とろーり甘くてちょっと辛みがきいたおいしい蜜ができあがる。
アンバー114はそんな香りだ。
そうか。読めた。「アンバーいいよ」の114か。
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2011/9/6 23:49:03
◆追記◆
色々試した結果、【GN-1】を購入しました。
ブラウン系、ゴールド系にも心動かされましたが、手持ちに多いので今回はスルー。
コチラはグリーン系ですが、〆カラーはスモーキーなカーキグリーン?モスグリーンにも見え、グリーン転びのグレーにも見えます。
チョッと見ないカラー(私の中では…ですが)とてもシック。
パッキリとした黄み強めのグリーンではないので、和テイストになり過ぎず、なかなか使いやすと思います♪
デカ目効果はかなりのもの。
重ねる量を間違えると、チョッと怖い…かも。
私の瞼はくすみがあるので、ライトカラーの淡いグリーンは見た目通りには発色しませんが、パールの艶のお陰でなんとかどんよりせず艶っぽい瞼になれます。
2色を混ぜて使うより、私は〆カラーとライトカラーの境目を重ねるようにして色を乗せ、自然なグラデになるようにしています。〆カラーにライトカラーを重ね気味に…という方が正しいかな。
そうすると殴られたような目元にはならないと思います。
※※※※※※※※※
私はイエべ・少し色黒肌。
コチラのアイシャドーは何色かお試ししましたが、まだ購入には至らず。
で、今回は新たに【GN-1】に挑戦!
ブラウン系ばかり目がいっていましたが、試してみると新鮮でした。
黄みの少ないモスグリーンと微細パール入りのミントグリーン(そう言うのかな?)のコンビ。
くすみがちな私の瞼の上では、ミントグリーンが少し濁りますが、シルキーな艶感は健在。
ディープ色のモスグリーンは、グレーがかったカーキのように発色。
この組み合わせは、かなりデカ目効果大!
私の場合、残念ながら見た目通りには発色しませんが、手持ちにないカラーだし、購入候補に急浮上。
でもやっぱり【BK-1】【GD-1】も気になる〜(勝手にしてって?)
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2017/5/22 01:48:54
30ml購入。リピートですが、本当に丁度30年ぶりの購入です。本当に最近まで忘れ去っていたに等しい香りでしたが、なぜか突如衝動的に懐古趣味的購入。
本フレグランス発売当初の20歳の時購入し、当時はそのほんのいっとき使用していましたが。
今回地味に驚き、かつ嬉しかったのが、発売当時よりずっと良い香りに感じる事。30年の歳月の間にはさすがに何らかの処方変更はあっただろうと思いますが。昔のビューティフルの印象はもっと一本調子の、情緒にやや欠けぎみのいかにもアメリカンフレグランスって感じでしたけど…。フレグランスは年月の経過で処方が骨抜きになる・スケールダウンしていくもの、という思い込みがありましたが今回のような事もあるんですね。
30年前と印象が違うのは自分自身も変わっているからというのも当たり前ですし、
香調からして年齢的には今の方が合ってるのも当然なんですが。
香調は古典的なフローラルブーケ。パワフル、濃厚で拡散性も強い。
ちょっとでも付けすぎれば間違いなく〈惨事〉、好き嫌いも激しく分かれる類で無難とはほど遠く、まあはっきりいって実用上は使いにくい。間違っても本体スプレーから直接吹き付けない方がいい類の香りですね。発売当時も使いにくかったけれど、今だとなおいっそうかな。
でも、ベタ甘ではないキレのある甘さ(これ本当に重要)ですし、
濃いけどとても優しさのある香り。
トップのガルバナムが効いているのもとても好きな理由のひとつかも。
花の香りは複数種が渾然一体になっていて花の種類としては具象性がなく抽象的ですが、人工感は薄く、結構リアル感のある花の香りです。
で、フローラルに青苦いガルバナムが加わると、花々のブーケの輪郭が一層くっきりと際立って、活き活きとした生気、躍動感が感じられる素晴らしい香りになります。
時間経過と共にグリーンの青さが後退していき、ミドルからラストはひたすら花の甘さと少しの酸味、(公表香調ではウッディがラストにあるようですが私はあまり前面には感じない。)
ラストでえぐみが出る事もなく、徐々に出力が減衰していく終わり方です。
向いている季節は冬のようで春、だと思いますね。陽光が強くなってきて、梅雨に突入する迄の暖かくて乾燥した空気に合う香りだと感じます(せめてあともう1か月早く購入してもっと堪能したかったな〜)
改めてめちゃ気に入りました(^^)けど、使用シーンはほとんど限られまくる(笑)、っていうか、用途はもうほぼ家の中での癒しフレグランスとなると思います。が、本当に買ってよかった!
本フレグランスのコンセプト、本当に体現されている香りだと思います。
(当サイトの商品説明にあるものや、公式サイトなど数パターンの公式コンセプト文言がありますけど。どれもうんうん、と頷けます。コンセプトとの実際の香りのイメージとの不一致にのけぞりそうになる(特に、年代が後になり今に近づくにつれて)フレグランスも結構多い中、今更ながら、30年ぶりに感心しました。)
30年前の当時の印象と変わらない部分は、自分の女性性を全肯定できる香りだという事。女性に生まれて良かったと理屈抜きで心から思える香り。フェミニン度合の強いフレグランスは多かれ少なかれその効果はありますが、本フレグランスはそれが突出していて、不思議な癒し効果です。
類似香はおそらくわりとある(あった)部類だと思いますが、現在はこういう骨格のしっかりした旧き善き香りは中々貴重になってきましたので、そういうものをあえて試してみたい方にはお勧めです。
また、今回同時に同エスティローダーのプレジャーズ(こちらは約20年ぶり)も再購入したのですけれど、いや〜、私的には断然ビューティフルの方が良い香りです。社会的方便にはプレジャーズの方が遥かに無難で万人受けだと思うけれど。でもどちらにしても2種とも若年層の方々にはまとめて古い香りなのでしょうかね。
プレジャーズは今回が最後の購入と思うけど、ビューティフルは生涯の内にまた購入するような気がします。願わくばこのまま廃番にならず販売続行してほしい。
外函・ボトル共に発売当初と意匠の変更は無いような気がします。
それにしても20歳の時は、これを30年後に再購入してしみじみ感じ入る(笑)なんて夢にも思ってなかったなあ。笑。
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