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[ボディスクラブ]
容量・税込価格:56g・2,035円発売日:-
2016/5/12 12:29:17
南国行ったときにプルメリアの香りが大好きになり、シュガーリーフを迷わずチョイス。
使い心地は、1回目と2回目以降でかなり違いました。
【1回目】
角質ケアができるのかなーって思ってました。しかし、シュガーが結構早めに溶けていき、正直、「えっ、もう!?」と。。。
オイルもしっかり肌に膜をはり、どの程度お湯で流せば…とやや困惑(笑)
バスタオルでポンポンと拭いてみるとしっとり、乾くとサラッと。この時点では★4くらい?な気持ち。
【2回目】
体がむくんだとき、お風呂場でボディソープ&湯上りのボディクリームでのリンパマッサージが必須な私。
そいやこのスクラブはオイリーよねーって、軽い気持ちで使ってみました。
オイルがマッサージ効果でしっかり肌に馴染んだのか、お風呂上がりの肌の質感が1回目と全く違う…肌が柔らかく滑らかというか…びっくりしました。
そしてそれが2日目以降も続いてる!
アフターバスのケアが要らないのも魅力。
他の香りも試してみたいと思います。
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[ボディスクラブ]
容量・税込価格:56g・2,035円発売日:-
2016/4/27 00:54:16
ホイップされた砂糖のスクラブで、マッサージするとあっという間に溶けて滑らかになって、あとはオイルマッサージにそのまま入れます。
塩のスクラブと比べて痛くないし、杏みたいに物足りなさを感じない。ちょうどいい塩梅でした。
オイルもコールドプレスされたオイルで、ココナッツオイルやアーモンドオイルなどが入っているので、お風呂からあがってそのままクリームいらず!
ベタベタもしなく、サラッとしっとり肌になっています。
香りはプルメリアの香りにしたのでハワイ気分!
わたしには、塩のスクラブより肌に優しい感じがして、気に入ったので他の香りにもチャレンジしてみます。
- 使用した商品
- 現品
- モニター・プレゼント (提供元:未記入)
- doggyhonzawaさん 認証済
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- 49歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
2016/1/4 17:08:45
青い夜明け、吐息の白い朝、ガレージのシャッターを開けて、バイクのイグニッションにキーを差しこむ。チョークレバーを少し引き、FUELコックをONにする。「かかってくれよ」そう願いながら、セルを回す。
キュキュキュ、ドルン! ドゥルドゥル、ドゥルドゥル、ドゥルドゥル・・・
かかった。鉄の馬に命が宿る。冬のバイクはエンジンがかかりにくい。冷たいガスタンクに手をあてながら、シートをまたいで腰を下ろす。その重みでゆったり沈みこむボディー。チャプン!とガソリンの揺れる音。その瞬間、俺の心も揺れる。
ディオールのファーレンハイトをつけるたび、バイクでどこか遠くへ行きたくなる。だが、それは明確な場所ではない。例えるなら、地平線へ向かう一本道の彼方、オレンジの夕焼けと黒い山々のシルエットの境界、ピリオドの向こう(←それはやめろ)
ファーレンハイトは、1988年、ジャン・ルイ・シュザック、モーリス・ロジェらによって作られたウッディ系のメンズ・フレグランスだ。現在流通しているのは、EUの香料規制問題に対応すべく、フランソワ・ドゥマシーによってリファインされた物で、オリジナルと比べると、重厚さとアクの強さは薄れたが、唯一無二とも言える香りの骨格じたいは継承しているように思う。
ファーレンハイトのトップは、複雑で驚きに満ちている。それは、暗く青いガスの香りがする。あるいは、揮発するガソリンやオイルの匂い、ウィスキーをこぼした革ジャンのような匂い。そこに青臭いグリーンな香りと、けぶった木の香りが入り混じり、クラクラしそうなほど強く主張する。
やがてミドルになると、バイオレットリーフの冷たく青いガスの香りが消え、温かみのあるスモーキーなウッディが強くなってくる。アルコールが染みわたったオーク樽のように、人を酔わせるような芳醇なウッディ。青かった炎がオレンジになったような雰囲気。高いところで、なめした革のようなくすんだ香りもしてくる。
そして、長いミドルから、あまり変化のないラストへ。ほんのり甘いアンバーやムスクが感じられつつも、バイオレットリーフの暗い清涼感、スモーキーなバーチタール様の香り、レザーの埃っぽさを残しながらドライダウン。ミドルの雰囲気そのままにフェードアウトしていく印象。
付けてから8時間以上も香り、持続性は長め。トップの香り立ちが強烈かつ複雑なので、付けたてで「あ!無理!」と言う人も少なくないと聞く。同じシュザック調香のデューン同様、トップで好きか嫌いかはっきり分かれることが多い香りだと思う。
全体で見ると、トップの冷たい青臭いグリーン香が、どんどん温かくスモーキーなウッディ&レザーに変化していくが、終始ベースのベチバーやパチョリの香りが感じられるので、アーシーさを保ったまま温度が高くなっていくイメージだ。まさに、氷点から沸点へ。青から赤へと燃えさかる心の炎のよう。
ファーレンハイトの名の由来は、温度単位の「華氏」であることは有名だ。華氏(ファーレンハイト度)は、摂氏(セルシウス度)と異なり、人間の通常の体温を約100度ととらえ、そこから身の回りの温度を規定する考え方だ。こうすることで、摂氏のようにマイナス表示はなくなり、どんなに低い体感温度でも、必ず0度以上のプラス表示になるというメリットがある。
つまり、「自分中心に世界の温度を規定する」という考え方だ。
そんな「自分中心の温度感覚でいい」という孤高な意識が、この香りにも込められているように思う。ディオールによると、この香りは、庭に放置されていた香水樽が発酵し、漂い始めた芳香を再現すべく生まれたという。いわば、ウィスキーなどの熟成香の一種だろう。その類まれな揮発ガスの危険な香り、それは、本物のよさを知る者たちにだけ理解してもらえればそれでいい、そうした作り手の自分感覚の潔さが感じられる作品だ。
強さと激しさ、大人の懐の広さを感じさせると同時に、どこか寂しさや暗さ、怜悧さをも感じさせる、かなりメンズ寄りの香りだ。この香りをつけこなしていて似合う男は、日本にはなかなかいないかもしれない。なぜなら、香りがつける者を選ぶタイプの気難しい荒馬だから。
朝焼けの赤光。機嫌よく吹け上がった鉄馬のいななき。メットの中の孤独な息遣い。革ジャンの胸元から立ちのぼる、すみれ色のファーレンハイトの香り。さあ、行こうか。
「ガソリンの香りがしてる その中に落ちていた人形が マッチ売りの少女に見える
淋しさだとか優しさだとか ぬくもりだとか言うけれど そんな言葉に興味はないぜ
ただ鉄の塊にまたがって 揺らしてるだけ 自分の命揺らしてるだけ」
(THE BLANKEY JET CITY「ガソリンの揺れかた」)
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- doggyhonzawaさん 認証済
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- 50歳
- 乾燥肌
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2016/1/30 19:14:55
ファースト・インプレッション、いわゆる第一印象は、かなり重要だ。人は往々にして、そこから得た情報をもとに、無意識にさまざまな判断をする。好きか嫌いか、OKかNGか。だから第一印象のよい人や物は、すべからく有利だ。ビジネスにおいてもプライヴェートにおいても。
そんな第一印象で言えば、ローズ・アノニムという香りは、かなり損をしていると思う。なぜなら、この香りを初めて付けたとき、「この香りのどこが薔薇なの?」そう感じる人の割合が存外多いからだ。なぜそんなことになるのか?
それを解くカギは、ローズ・アノニムというネーミングにある。「匿名の薔薇」と訳すこのミステリアスな名前は、人々に「どんなローズの香りだろう?」という興味や関心を喚起させるが、実際にトップから香ってくるのは、高級な革で作られたバッグのような匂いだ。それが、一般的な薔薇の香りイメージと異なるように感じられるからだろう。
ローズ・アノニムのトップは、オーバードーズ(過剰投与)されたパチョリの墨っぽい黒々とした香りに、酸味やウッディの香ばしさを漂わせるウード(沈香)の香りが混じり合って、とても複雑な香り立ちを見せる。これが、何とも言えないエキゾティックな風情を醸しだしていて、さながら、柔らかいスエードの革の香りのように感じられる。あるいは、便せんに万年筆でしたためた文章から立ちのぼる濃いインクの臭い。それらはもちろん主観だが、どちらにしても、黒や茶色の香りといった印象で、真っ赤な薔薇の香りイメージとは相反するものだ。
考えてみれば、一口に「薔薇の香り」といっても、巷にはそれらがあふれている。香料のゲラニオールを用いれば、いくらでも安価に薔薇っぽい香りは作れるし、古今東西あらゆるローズの名香も作られてきた。そんな中、調香師が「今までにないローズの香りを作ろう」と思い立てば、「意外性のあるローズ」を創造する方向に進むことは、想像に難くない。それは逆に、意外でも何でもない話だ。
そんな制作過程を想像すれば、パチョリとウードで黒いヴェールをかけたターキッシュ・ローズというのは、何だか本当に中東のオリエンタルな女性の雰囲気そのものといった感じに思えてくるから不思議だ。
ただ、この「匿名のバラ」を一度でもまとったことがあるなら、すぐ気付くはずだ。付けてから30分もすると、黒い墨のような香りの下から、青っぽい葉や茎の香りをちらつかせながら、きちんとローズの香りが広がってくることを。それはまるで、黒いヴェールをさらりとはらったかのように、やや青みの強い鋭いローズの香りが、豊かに広がってくる。このミドルになると、俄然、美しくさりげない薔薇の香水といった雰囲気が、そこかしこに漂ってくる。
あとは、7〜8時間、青くシャープなバラの香りをただ楽しめばいい。不思議なことに、ベースのパチョリやウードは、トップで激しく主張したあとは、ミドル以降、すーっとフェードアウトしていく様相。一体どんな仕組みになっているのだろう。ベースの重たい香料が先に香って、ラストにローズが香り続けるなんて。
全体的に見ると、ローズの香水というよりは、パチョリ・ローズ、あるいは、レザリー・ローズといった雰囲気の作品と見れば、分かりやすいかなと思う。だから、トップから主張してくる重たいウッディ&インセンスの香りが好きな方なら、この香りはクールでエキセントリックな唯一無二のローズと評価するだろう。
それでも、日本人はパチョリの墨のような深く暗い香りに慣れていない人が多いと聞く。だから、ローズだと思って試して、墨やインク、ウッディの香りが渾然一体となって革製品のような香りがしたら、引く人はそこではっきり引いてしまうだろう。「これは薔薇の香りじゃない」と。だから、第一印象で大きく判断が分かれるタイプの香りだと思うのだ。
ある日、届いた差出人不明の一通の手紙。そこから立ち上るのは、濃いインクの香り。強い革の残香がするその便箋の差出人は、はたして男性だろうか?やがて、乾いた空気の中、便箋の紙の香りに混じって、そこはかとなく漂い始める妙なる薔薇。そうか、これは文字も文体も男性と思わせてはいるが、その実、女性が自分の正体を隠すためにわざとそう見せかけたに違いない…。けれど、本当にそうなのだろうか…?
思わせぶりに人の印象を揺さぶり続けるローズ・アノニム。その正体を知る者は、まだいない。
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