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カプチュール トータル トリプル コレクティング セラム ファンデーション
税込価格:- (生産終了)発売日:2014/1/1
2021/3/14 15:50:34
自分が選ぶリキッドファンデの中では、かなりカバー力がありますが、
仕上がりは自然で、毛穴落ちもありません。
昨年の秋に友人から、底から残り1cmのボトルをもらいました。
色は022カメオです。
香りもなく、張りのある仕上がりは気に入りましたが、この色は私には少々暗かったです。
購入を決めた時、さて何色にしようかと迷い検索したら、012ポーセリンがあり、
これなら間違いないだろうとネット購入しましたが、この色は海外限定色みたいです。
使用してみたら、それほどの明るさでもなく・・・。
黄味が強いとくすみが気になりますが、022も012もピンク系なので、
その点は肌に乗せていても安心感があります。
リピするときは、011にしようかな、と思っています。
好感が持てるのは、ボトルのデザインのシンプルさ。
諭吉ファンデには、奇をてらったデコラティブなデザインが多いですが、
中身で勝負する姿勢が伺えます。
ディオールやシャネルのパケは、余分なものをそぎ落として、限りなくシンプルですよね。
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- doggyhonzawaさん 認証済
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- 54歳
- 乾燥肌
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2020/8/29 16:00:15
レバンゲルボワは時の流れを刻む香水ブランドだ。和訳すると「ゲルボワ公衆浴場」。それはパリ文化の中心地として百年以上の歴史を重ねてきた特別な場所。
19世紀末に作られたゲルボワ公衆浴場は、当時悪臭がひどかったパリ市民に受け入れられただけでなく、かつて哲学が語られたローマ風呂のごとく、時代を先取る芸術家が集うサロンとしても機能していた。マネ、ルノワール、プルーストらが顔をそろえていたという。
その後、レバンゲルボワは時代の変化に伴い、1978年に高級ナイトクラブに転身する。これが世界的にも有名なナイトスポットとなった。当時、デヴィッド・ボウイやミック・ジャガー、アンディ・ウォーホールなど国境を越えてセレブが集まり、さまざまな前衛的文化が創造され、もてはやされたという。
そんなレバンゲルボワが、2015年に3度目の大きな転生を迎えた。五つ星のホテル・レバン・パリとして生まれ変わったのだ。歴史を感じさせるバロック調のスペースがあるかと思うと、幻想的な空間やポップアート風な一画もあって、館内は芸術の宝庫だ。ホテル内には無数の植物が配置され、自然と人工物、幾何と繊細が大胆に入り乱れ、まさに「芸術と歴史と文化のカオス」として唯一無二の世界観を呈している。
そして2017年、このレバンゲルボワの歴史的な功績を香りで表現するフレグランスラインが登場した。レバンゲルボワの香水にはそれぞれ西暦の年号が刻まれていて、その数字がレバンゲルボワにとって重要な変革のあった年であることを示している。
2018ロソトニックは、その最新の歴史を刻んだメモリアル香水だ。2018年、レバンパリのリニューアルしたレストラン&バーにつけられた名前、“Roxo”(ロソ)にちなんでいる。このレストラン&バーはすでにパリでも屈指の人気スポットとなっていて、特にカウンターバーは、フレンチカクテルチャンピオンほか指折りのバーテンダーを集めるゴージャスぶりだ。ではその「ロソの飲み物」とは、いったいどんな香りだろうか?
ロソトニックを調香したのは、IFFの若き女性調香師、ファニー・バルだ。彼女は名調香師ドミニク・ロピオンの片腕として長らく活躍し、最近めきめきと名前を売り始めている。彼女によると、ロソトニックに込めたキーワードは3つ。「エネルギー スパークリング 中毒性」だという。
2018ロソトニックをスプレーする。はじめに広がるのは、スッキリ突き抜けるようなレモンの香り、そしてアールグレイのフレッシュなベルガモットの香りだ。春〜夏向けのはじけるシトラススパークリングなトップ。
3分ほどすると、とてもすずしげなフローラルが広がってくるのを感じる。しっとりとしていて内省的なグリーン調の低音フローラル。何だろうと思って調べたら、どうやらジェンティアナ(リンドウ)ノートのようだ。
このわずかにビターな清涼感をもった冷たいフローラルに、ほんのり綿アメ様の甘さが感じられてくるとミドル。ベルガモット&ティー系の香りはまだ効いていて、全体にひとさじの冷んやりフローラルをあしらったアイスレモンティーの香りといった具合になってくる。どこかアールフレグランスのティーブレイクを思わせるミドル。高温多湿な日本の夏にあっても、ふいに肌をなでていく夕暮れの涼風のように、心地よくキレのあるティー系の香りに癒される。
ティー系と言っても、緑茶や白茶、マテやウーロンなど、さまざまなノートが香水で表現されているが、このロソトニックは発酵の効いたブラックティー、つまりアイス紅茶な感じのノートだ。そこにマルトールのような砂糖系の甘さとシトラスが効いている。これはカクテルバーの飲み物と言うよりむしろ、レストランの方で供するアイスティーの香りといった印象。
ティー系の香水には季節を問わず人の心を和ませ、リフレッシュさせる効果がある。ロソトニックは、温かみあるホワイトムスク香とともに、つけてから4〜5時間ほどすずしげなアイスティーの香りが漂う汎用性の高い香りだ。そういう意味ではシーンを選ばず使えて、中毒性も高いかもしれない。
世界の文化をリードし続けてきたパリ。その中心にあって常に姿を変えながら、130年以上も最新の流行発信地として輝いてきたレバンゲルボワ。その積み重ねてきた物に思いをはせる。
バーガンディに統一されたシックな室内、本革の上質なウッドチェアー。バーテンダーは自前のシロップを惜しみなく注ぎ、華麗なシェイクで世界最高の一杯を創る。ロソのカウンターバーはいつもスタンディングの客でいっぱいだ。彼らは最高の飲み物を片手に今夜も語り合う。そして今日もかの地から新しい文化が生まれるのだろう。
笑顔でそれぞれのロソトニックを傾けながら。
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- Cookieyukiさん
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- 50歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿142件
2020/1/15 04:59:08
お洒落で一際目立つハイヒール型のパッケージ。慣れるまでどこを押せばいいのか、香水がどこから噴射されるのか謎。心が吸い込まれそうな夜の帳のような深い青。これは現代のシンデレラの魔法の靴。
トップのベルガモットと強めのレモンの後をアーモンドのクリーミーで香ばしい香りがすぐに追いかけてくる。奥に潜む微かな苦味はコーヒーらしく華やかな幕開け。柑橘の爽やかさと酸っぱさよりもマジパンのようなアーモンドの甘い香りが優っている。間髪を入れずにミドルノートの花束の香りが流れ込んで来て、複雑で洗練されたドライなグルマンに仕上がっている。
ミドルでは白粉を思わせるオリスルートとジャスミン、チュベローズ、ローズ、オレンジフラワーのブーケがラストノートから溶け込んできたダークチョコレートにかぶさる。夜の外出のためにお化粧して香水をつけたお洒落な女性を連想する。
ラストではトンカビーンズ、カカオ、ムスク、バニラが強く香る。艶やかだが洗練されていて、ヨーロッパから来たココアをたっぶりまぶした甘さを抑えたチョコレートトリュフのよう。時々合間からこぼれ出るプラリネがチャーミングで、サンダルウッドが温かい人肌を思わせる。バーで恋人とゆったり語り合っている女性からこんな香りがしてきたら女の私でもドキドキしそうな、何かが始まりそうな色っぽい香り。語らいの後この香りを嗅げるのは一晩を共にする相手だけ。
私がまだクラブ遊びをしていた頃こんな香りがあったらつけたかった。年齢的にはその頃のクソガキ感マックスな私より、もっと上の20代後半以降の淑女が夜にセクシーな女性に変身するのにぴったりだけど。誰が言ったか「昼は淑女で夜は娼婦」を香水にした感じ。
その頃は「ハイヒールは女の武器」だと思っていた。ハイヒールをはくとお尻がキュッと上がり、自然に仕草が女らしくなる。普段は冴えない女の子だってハイヒールの魔法で王子様を魅了するシンデレラになれる。
ハイヒールと長い髪、小悪魔メークでバッチリキメたカッコいい友達はクラブでモテモテで、男性がこぞって彼女と一緒に踊りたがった。何の香水かわからないけれど動くたびにいい匂いが漂う。その頃はまだグッドガールは発売されていなかったが、同じ路線の香りだった記憶がある。その頃大流行したプワゾンだったかもしれない。香りそのものが似てる訳ではないけれど、プワゾンが似合う人ならグッドガールも良さそう。
「ハイヒールは女の武器」と夜遊びのシンデレラ達に教わった。酔っ払ってその気のない男に乱暴されそうになったら、ハイヒールを脱いでその尖った踵で殴って相手が怯んだ隙に逃げろと。脱げた靴は絶対取り返そうとしないで潔く諦めること。午前0時で夢の舞踏会は終わり、バトルフィールドと化すこともある。確かにそのクラブの周りには何故か時々ハイヒールが片足だけ落ちていた。クラブの王子様たちは次の朝、片方だけのハイヒールを持ってお姫様を探しに行ったりはしない。
3カ月ほどして悪い子ぶるのは卒業した。当時マンハッタン郊外に住んでいた私は、終電を逃して駅で浮浪者に混じって野宿するのに懲りたから。友達はみんなマンハッタンに住んでいたので24時間動いている地下鉄で帰っていってしまった。時計を全く見ていなかった私はさようならをした後で途方に暮れた。午前3時のシンデレラのなり損ないは、ハイヒールという頼りない武器をしっかり握りしめて一睡も出来ず冷たい床で朝を迎えた。それ以来はきちんと0時前に帰宅するようになった。
結局ハイヒールで男を殴ることはなかった。多分これからも殴ることはないと思う。この素敵なグッドガールの香りを纏うことはあっても。
トップノート: ベルガモット、レモン、コーヒー、アーモンド
ミドルノート: ローズ、ジャスミン、チュベローズ、オリスルート、オレンジフラワー
ラストノート: トンカビーンズ、カカオ、サンダルウッド、バニラ、プラリネ、シナモン、シダー、カシミアウッド、パチュリ、アンバー、ムスク
- 使用した商品
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- モニター・プレゼント (提供元:Sephora)
2019/4/25 23:20:11
紆余曲折を経た評価です。
メインファンデと相性が悪いながら 解にようやくたどり着きました。
保湿と仕上がりでは星7つ、手こずった感と手順がマイナスとなり星4つ、という結論。
廃盤が決まっている溺愛下地:シスレー/ソワン タン フィト イドラタンが
色つき乳液ゆえに 色むらを整える効果がありファンデを薄く使えたのに対し
オールージュは保湿は完璧であるものの
乳白色のクリームは全く色補正をしてくれないため
現在のメインファンデ;シスレー/シスレイヤ ル タンでは
薄く使うと化粧っけのない人と化し
ファンデ感を出そうとすると これまでの倍近くの量をのせる羽目になり
しかも透明感は損なわれるという状況に。
保湿力高すぎて下地のくせにファンデずずすべり、というか相性悪すぎ…
この時点では星1つ、やらかした感満載でした。
オールージュとファンデを混ぜて 色付き下地として使い
5分強のインターバルの後
ファンデを薄く重ねることで厚塗り感なく艶やか&上品。
ゲラン/メテオリットをそっとのせて星7つの仕上がりです。
最適混ぜ加減とインターバルにたどり着くまでが長かった…
なんとか投資回収はできそうです。
先述のとおり 保湿は完璧ですし。
ただですね、出勤前のタイミングでの5分インターバルは
長年のルーティンを メイク以外も含めて変更せざるをえないのが厳しい。
皮肉なことに ちょい直し用のお気に入りYSL/オール アワーズ スティックは
下地がシスレーでもオールージュでも関係なく
もちろんインターバル不要で
毛穴レスさらさらの仕事をこなしてくれています。
(ただし持続しない)
オール アワーズ スティックをTUしていただいた時に使用した下地が
オールージュで即決購入したのが軽はずみでした。
これにより
オールージュはシスレーファンデと相性悪い、
YSLのスティックファンデは下地を選ばない点で優秀、という事実が
はからずも浮上しました。
オールージュのクリームは欲しいリスト入りしていますが
下地、丁寧に使えば 手応えありとはいえリピートは躊躇。
しばらく下地ジプシーかもです。
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