2017/4/18 06:43:31
貴重な香料を使用していると言われるアムアージュの香水。中東オマーンのブランドです。以前このブランドのInterludeの香りをサンプルで試しましたが、これは。。。良い香りなのでしょうが香り方が強いので酔ってしまいそうでした。
こちらのエピック・ウーマンの香り、様々な香料が凝縮されていてヘビー級の濃厚さには間違いないのですが、甘さが少ないので纏いやすいです。ボトルも高級感があり、キャップには磁石がついていてピタッと閉まるようになっています。
トップノート: キャラウェイ、ピンクペッパー、シナモン
ミドルノート: ローズ、ゼラニウム、ジャスミン、お茶
ラストノート: アンバー、バニラ、インセンス、オリスルート、パチュリ、ウード
シングルノートは殆ど感じられません。強いて言えば、トップでピリッとペッパーやシナモンが感じられますが、まろやかなスパイシーさです。ミドルのフラワーノートも甘さはなく、スパイスの名残りを残しながら、花の芳醇さを凝縮したような香り。アニック・グタールとかの可憐なフラワーノートと対極するような香りです。やはり特筆すべきはラストノート。インセンスの烟るようなスモーキーさもあり、マッタリした感じのバニラやアンバー、土っぽいオリスルートやパチュリが言われてみれば感じられますが、これらが一体化して気高く深みのある、パウダリーっぽく石鹸ぽい優しい香り。言い方悪いのですが、少しお焼香の香りにも似ています。お焼香も香木を砕いたものなので、原料として似たようなものが使われてるせいかもしれません。
最高級の原料のみが厳選されて使われてるということで、気高く美しい香り。まさに名前の通りのエピック。本当に長持ちして、服についた残り香は数日消えません。全体的に辛口で深みのある香りだと思います。アムアージュの香りは、キャップを外して嗅いだ香りと、肌の上に乗せてからの香りが全く違うと思いました。香りもまろやかになるので、是非ムエットだけではなく直接試して頂きたいです。
ヘビー級ですが少量のみ足首につけると日中でも大丈夫かもしれません。夜もつけ過ぎは香害になるかもしれないので、加減が必要です。オリエンタルフローラルですが、ラストノートはウッディオリエンタル調が強くなります。美しくインパクトの強い香りです。40歳過ぎてからではないと似合わないかも?
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- Cookieyukiさん
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- 51歳
- 乾燥肌
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2020/6/5 19:58:18
一言で言うと肌の上で開催されたホワイトフローラル世界大会決勝。前座のコリアンダー、ブラックペッパー、ルバーブリーフが30分くらいで薄まり、ホワイトフローラルが延々とつづく。前座の3人組はこれ以上ないほど完璧な縁の下の力持ち。言ってみれば餡子を作る時に少量の塩を入れると甘味と風味が引き立つのと一緒だ。その中でも特にルバーブが秀逸。ルバーブそのものというよりルバーブジャムやルバーブパイの甘酸っぱい味をそのまま香りにしたかのよう。それにごく僅かなグリーンっぽさが加えられ、嫌味にならない繊細な葉っぱ感がでている。
ミドルではチュベローズ、ジャスミン、ガーデニア、鈴蘭、カーネーションなど、様々な花が声高らかに素敵な歌を披露してくれる。でも何故か全員ドレスが真っ白という凄いコンサートだ。赤いイメージが強いカーネーションも当然白い。チュベローズのクリーミーさ、ジャスミンの華やかさ、鈴蘭の清らかさが楽しめる。カーネーションはほとんど香らない。西洋産のガーデニアの少し尖ったような煌びやかさというより、日本の梔子の円やかで情緒のある香りもする。ただし梔子よりもチュベローズの方が観客に近いところに立っているかのようで音量が大きい。
公式サイトによると有名なオペラ、蝶々夫人をイメージして作られているそう。純真で誠実な彼女に敬意を示すという意味でHonor (オナー)なのだろう。外国で何十年も過ごすと、日本人女性は結婚したい女性No1の座を国際的に競うほど人気があるのが理解できる。出しゃばらず控えめで男性をたてるところが評価されているとか。オナーウーマンの香りはいい意味でこじんまりしている。自己主張が激しい大柄でグラマラスな西洋人女性というよりは、和を大事にする線の細いデリケートな日本人女性の雰囲気がある。説明書きによれば、チュベローズは身に迫り来る危険、ジャスミンは愛着、梔子は秘密の愛、鈴蘭は心の純真さを表すらしい。確かにそんな感じ。アムアージュのフローラルは爆音オーケストラが多いが、オナーウーマンは一筆書きのような清らかな笛の音だ。
ラストノートのオポポナックス、フランキンセンス、アンバーからなる樹脂香が何とも素晴らしい。甘い蜜と僅かなスパイシー感の独特の深みがある香り。本物の無添加メープルシロップの匂いを嗅ぐと樹木の香りがするが、メープルをそれらの樹木に置き換えたかのような芳しさだ。5、6時間ほどで花の香りが消えてからこの樹脂香がさらに5、6時間とかなり長持ちする。鼻を近づけないと分からない自己満足のレベルではあるけれど。アムアージュの香水をいくつか試してみたが、樹脂香などの高価な香料の本場とあってラストノートが他に類を見ないほど魅力的。
つけすぎないことが条件だが、何故か食事の邪魔にならない。お寿司のようなデリケートな食べ物と一緒でも特に鼻につかなかった。自然いっぱいの中庭のある和食店で食事していて、微風が吹いて咲いている花の香りが室内に流れ込んできたかのようで風流。洋食、中華、エスニックで試したが、バターを使った洋食とよく合うことが判明。ケーキ、クッキー、アイスクリームなどのバニラが入ったものとは相性最高かも。
それは暖かく円やかなオイリーさを感じさせるチュベローズの仕業だと思う。どことなくバターっぽくさえある。ちょっと昔(35年くらい前ね。私にとってはちょっと昔)、アボカドが日本に紹介された時「森のバター」と盛んに言われていた。この香水に入っているチュベローズを「花のバター」と呼びたい。
和名は月下草。読んで字のごとく薄暗い月光の下で、受粉を助けてくれる昆虫達をおびき寄せる為に、筆舌しがたいほど色香を遠くまで届くように放つ。目立たない色をしているため姿は見えずとも、明け方までその香りは漂い続ける。チラチラとこれ見よがしに表面的な女性らしさを見せびらかすことはないが、芯の強い古風な日本女性のように。
正直なところ嗅いですぐそれだと分かるような個性はない。すれ違いざまに振り向かれるような華々しさもない。男性を引きつけるモテ香水でもない。でも深みと味があって飽きない。一晩の火遊び相手の若い子というより、恋女房みたいだ。どんな時にも自分に寄り添ってくれそうな優しさ、懐の大きさと同時に意志の強さがある。
愛する人を信じてずっと待ち続けた蝶々さんのような一途で純真な美しさがある。
トップノート: コリアンダー、ルバーブリーフ、ブラックペッパー
ミドルノート: チュベローズ、ジャスミン、ガーデニア、鈴蘭、カーネーション
ラストノート: フランキンセンス、ベチバー、オポポナックス、アンバー、レザー
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- roserika228さん
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- 46歳
- 乾燥肌
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バイタルパーフェクション リンクルリフト ディープレチノホワイト5
容量・税込価格:20g・14,740円発売日:2021/3/1
2021/7/8 13:20:30
皺とできてしまったシミ両方に効くので購入しました。
2ヶ月使った感想になります。
レチノールは初で、肝斑シミにたっぷり塗っています。
トラネキサム酸は化粧液で使用中で、クリーム系は初でした。
肝斑部分は何かと擦れ易くデリケートな状態のお肌で(マスクの縁やゴムで擦れ何となく痛い)、どんなにクリームや保湿のお手入れをしていても
何故か肝斑だけはガサガサした肌でした。
が、こちらを追加投入して暫くすると…(他にもナイアシンアミドやビタミンC誘導体等使用)柔らかくなってきて、肝斑が動き出したみたいです。
ずっと濃くガサついたままだった肝斑シミが、
濃くなる→薄くなる という
ターンオーバーを繰り返すようになり、下から次々とシミが浮き上がっては更新しているような感じなんです。最初より大分薄くなってきて、家族も感心しています。
因みにこちら、使い初めて5日程で問題の無い範囲で肝斑部分のみ多少痒み(ムズムズ感)があり、頑として動かなかった肝斑シミが久々に正常に動き出した(ターンオーバー)せいだと何となく解りました(怪我の際に治りかけのカサブタ的なモノが剥がれる時、痒くなりますがそんな感覚です)、、
痒い時は指の腹で優〜しくトントン押してあげて、既に塗られたクリームをプッシュして入れ込む様な感じにしています、すると、痒みも直ぐに治まり、全く問題なく使えています
因みに皺は法令線が気になっていますが、まだ音沙汰無く、目尻の皺(本人は見えないが化粧が溜まり筋になっていた)には効いて筋にならなくなった(ニールワンも併用中)ので、こちらは主に肝斑シミと眉間と目尻の小皺に。
同じような方の参考になれば…:+*
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2021/8/6 20:15:22
2011年発表の「フローラルロマンティック」は、ゲランの高級フレグランスライン、エリクシールシャルネルからの一品。このシリーズは現行品は四種で、初期作品であるシプレーファタルとグルマンコキャンはクリスティーヌ・ナジェル作だが、フレンチキスとこれは五代目調香師ティエリー・ワッサーによるもの。ホワイトフラワーとティーノートを主役に据えたフレグランスだ。
トップで特徴的なのは、マンダリンオレンジの甘さと独特の香ばしい苦味のあるグリーン。この苦味の正体はマテ茶だ。このオレンジとグリーンを、アンブレットの淡いムスク調の香りがひとつにまとめあげている。
マテの苦味が一歩引くと主役のホワイトフローラルが顔を出す。構成を調べてみるとアレコレたくさん入っているようだが、意識しないで嗅いだときに顕著に感じられるのは花粉っぽいユリの花の香り、ついでジャスミン、イランイラン、ティアレフラワーの順に強く感じる。濃厚な甘さはなく、さっぱり軽やか。服で例えるならシフォン生地のワンピース。
上層にフローラルの余韻を残しつつドライダウンへ。ティーの渋みにベンゾインの甘さ、それに淡いウッディムスクが加わる。香り持ちは三、四時間ほどでシリーズ内では一番軽い香りだ。季節的には春夏、特にフローラルの軽やかさが映える春にもっともよく似合うと思う。
控えめな印象のホワイトフローラルをメインに、二種のティーノートとムスクで仕上げたこのフローラルロマンティックは、いわゆる「普通にいい香り」。ニッチフレグランスや高級シリーズに慣れ親しんでいる人には若干(いや、かなり?)物足りなく感じるかもしれない。ホワイトフローラルは甘さ控えめだし、ティーフレグランスとしてはそのティーもあまり主張しない。私も買ったのは実はかなり最近だ。実際に付けてみて感じたことは、フローラルロマンティックは、ゲランの材料で作った「普通の香り」なのだ。たしかに似たような香りはどこかでいくつも嗅いだ気がする。しかし、それらよりも「まぁフローラルロマンティックの方がいい香りかな」と思える。あまりに普通すぎてありがたみがわかりにくい。ありふれた香りの最上級バージョン。そんな香りだと思う。
トップ:マンダリンオレンジ、アンブレット、マテ、プチグレン
ミドル:ユリ、ジャスミン、ティアレフラワー、イランイラン、カーネーション
ベース:ティー、マロングラッセ、ベンゾイン、バージニア産シダーウッド
調香師は、ティエリー・ワッサー。
(fragranticaより)
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エイトザタラソ ジェントルリペア&モイストチャージ 美容液ヘアミルク キンモクセイの香り
容量・税込価格:145ml・1,540円発売日:2022/10/18
2022/11/2 06:42:40
使うアイテムやケア方法にかなーーーりコンディションを左右されるタイプの髪の毛です
量は多く、ケアに失敗するとゴワゴワちくちく、タケボウキかよ!という毛先になります。。。
ヘアミルクを活用したら改善が見られるかも?と藁にもすがる思いで購入し、、、
結果大満足です!
シルクやベルベッドと形容したくなるような、ヘアケアに成功して大優勝できた日の髪質を毎回叶えられてます…!
◆ 使い心地
軽い乳液状のテクスチャーで、油分は感じません
例えるなら、ニキビ肌にも使えそうな乳液というか笑
さっぱりした使用感なので、ヘアミルクに油分を求めていない方にピッタリだと思います
◆ 消費量
髪の量にもよると思いますが、量はそこそこ消費してしまいます
が、油っぽさがないので、多少つけすぎても平気です
今は逆に、どこまで減らして平気かを探っています…
こちらの商品を使い始めるまでは、ビューティラボのヘアミルクを使っていましたが
3段階あるうちの一番ライトなタイプでもこれより油分がありました
◆ 仕上がり
サラサラと軽く、毛先に潤いを感じる仕上がりです。保水系の謳い文句は嘘ではありませんでした
水分が補われたおかげで髪の表面の凹凸が滑らかになる、といったイメージです
ただし、油分がないため、ツヤを重視したい方にはパワー不足と感じられそうです
自分は、
タオルドライした状態でこちらを塗布
→8割方乾かしたらヘアオイルを少量つけて再度乾かす
というやり方で使用してますが、ツヤに関してはそれである程度満足出来ています
また、毛量が多く広がりやすいタイプなので、
ヘアミルクだけではどうしても落ち着きにくいと思っていたのですが、
水分補給ができるからか、そこまで気にならなかった点も感動でした
気になる日は、↑のように若干油分を補うだけで大丈夫でした
◆ 香り
せっかくなので限定のキンモクセイを選びましたが
デフォルメされるでもなく、香り自体の強さも強すぎず、さりげなく、クセのないキンモクセイです
これでなくちゃ!というほどではありませんが、
キンモクセイをいい香りだと思える人ならそうそうハズレない香りだと思います
◆ おすすめしたい方
軽やかな仕上がりのヘアケアアイテムをお探しの方
水分不足を感じていて、油分の少ないヘアミルクをお探しの方
にはドンピシャでおすすめしたいです
反対に、普段から重めのヘアオイルで色んな悩みを解決されている方には、
若干物足りなさを感じる部分はあるかもしれません
ですが、そのお悩みも、もしかしたら水分補給でカバーできるかも……?
髪の太さは細い方から太い方まで、幅広くおすすめできるのではないかと思います
◆ 余談
本当にただの余談だし長いので読み飛ばしていただいて全く構いません
冒頭で触れた「ケアに失敗」についてですが、、日々色んなことに気をつけてはいるんです…
ただ、何かの塩梅でゴワゴワに仕上がってしまう日がどうしてもあるんです、、
基本のシャントリを地肌ケア系で揃えてから、まだ攻略しきれてなくて
以前はサルフェートフリーのノンシリコンシャンプー(デミ ミレアム) に、
市販のシリコン入りコンディショナー(TSUBAKI)で、
アウトバスはサロンで教えてもらった重めのヘアオイル(オリオセタ)を使えば毎回絶好調だったのですが、
ある日を境に、上記のケアではいいコンディションに持っていけなくなってしまいました
オイルやシリコンをフル活用したケアは、合うものを見つけられれば本当に手っ取り早く、
安定した仕上がりを享受できていたのだなと、今すごく思います
しばらくは、引き続き地肌ケア系のシャントリを使いながら、すべすべの髪を整えられる道を探っていきたいと思っていたので、それが叶えられたこちらはまさに救世主でした
使い続けても感動が変わらなければもちろんリピートです
ひとまず一本使い切ってみようと思います!
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