
- Cookieyukiさん
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- 51歳
- 乾燥肌
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2021/4/3 12:20:41
アンソレンスをつけると昔、自分が女王様と呼ばれていたことを思い出す。いつも男の子5-6人に囲まれていたから。
そう書くとモテていたみたいだけど、彼らのお目当ては私ではなく私のクラスメイトの女の子たち。どうしたわけか、彼女らはみんなウルトラ級の可愛さだった。要するに私に恋のキューピッドになって欲しかったのだ。
彼らは気になる女の子がいるとまず彼氏がいるか探ってくれと私に頼んだ。誘導尋問が上手かった私は相手の女の子に気付かれないように探って彼らに伝える。するとお菓子がもらえる。私はそれを貢ぎ物と呼んでいたが、彼らにとっては単なる賄賂だったのかも。とにかく彼らの心は可愛い女の子にときめき、私の胃袋は美味しそうなお菓子にときめいた。
私に諜報活動を依頼してきた男の子たちは時々お洒落な高級菓子を持ってきてくれた。今から思えば十代の男の子が買うような代物でなかったので、親が誰かから貰ったお歳暮やお中元での頂き物の一部だったのかもしれない。どことなくアンソレンスの香りに似ているものも沢山あった。
トップのレッドベリーはラズベリー、苺、クランベリーを混ぜたような香り。レモンかベルガモットかの柑橘系の香りが薄っすらすることもある。ゼリーかグミみたいだけど大人向けだ。少し洋酒が入っているみたい。これに近いものをくれた男の子がいたな。
スパイラル構造というだけあって色々な香りが入れ替わり立ち替わり現れるがこのトップだけは常に同じ。そのあとはスミレの砂糖漬け、アメリカで売っているC.Howardのバイオレットキャンディ、ベリー系の赤いジャムが乗ったミニタルトなどの甘いお菓子を思い起こさせる香りが現れては消えていく。クランベリージュースとラズベリージュースを混ぜてウォッカを入れたカクテルのように思えることも。
「女を感じさせる」とか「ムラムラ系」とかの評も多いアンソレンス。2年前に旅行した時、空港でムエットをもらって、その可愛らしさとセクシーさが同居した香りにずっと憧れていた。ついに購入にいたったが、どうしたわけか私がつけると女を感じさせる色っぽい香りは全く出現しない。
その代わりちょっと捻りを入れた大人向けの高級菓子のオンパレード。トンカビーンズにはクマリンという塩漬けの桜の葉と共通の成分が含まれている。それが私の肌とミラクルな化学反応を起こして、バニラエッセンスの入らないクッキーやタルトなどの焼き菓子系の匂いに化ける。キャラメルやトフィーに似ている時さえある。
だから他人が何と言おうと香水は肌に乗せてみないとわからない。女性ホルモンを刺激してくれることを期待して買ったアンソレンスは食欲を刺激してくれた。他人に当てはまるかどうかはわからないけど、私がつけるとコーヒーに合いそうな洋菓子かベリー系カクテルの香りに化ける。フェロモン系成分はいったい何処へ?
そんなアンソレンスには意外な使い道がある。おゲラン様と熱狂的ゲランファンの間で炎上しそうな大反則だけど。
入浴中お湯にプシュッ。
立ち登るスミレ、レッドベリー、ウッディの混ざった色っぽい香り。ああ、素敵。うっとり。普通だったら古くなったり、あまり好きでない香水の消費方法として推奨されること。どことなく背徳感もある。
でもいいの。私は女王様と呼ばれた女。昔から女王様は◯◯風呂というゴージャスな入浴を楽しんでいた。クレオパトラやマリーアントワネットの薔薇風呂などの花であることが大半だが、西太后は母乳風呂で女を磨いていたとの説も。それだけのフレッシュな母乳を集める過程を想像するとある意味コメディでもホラーでもある。それに比べると私のスペシャル風呂なんてまだ可愛いじゃん。
「きゃーっ、いやーっ、アンソレンス勿体ない!やめてえ」という声は傲慢に無視。女王様は今日も入る。
スミレ風呂
トップノート: レッドベリー
ミドルノート: バイオレット、アイリス、アフリカンオレンジフラワー
ラストノート: トンカビーンズ、サンダルウッド、ウッドノート
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2019/10/17 16:26:54
RMKで少女から大人の女性になり アンプリチュードで円熟した強い女性に仕上げるという、ルミコ先生と同時代に生きられて良かった これらの作品でわたしたちは 先生に人生をプロデュースしてもらっている…そんなことを感じました。 ただの想像ですが。
買った動機は meecoにて個人データを入力していったところ meecoさんが「ユー これ似合っちゃうんじゃないの?」とぶっちぎりでオススメされたことでした。
勧められるがままバーガンディを購入しました。初めは意味わからなかったです。赤と黒 どう使う?? とりあえずバーガンディの色味は勝ちだと思ったので ままよ!と思っておりましたが ちゃんと使い方が書いてありました。 バーガンディをホールに塗り 二重の幅にブラックをさしていきます。
こんな「個性の大喧嘩」みたいな色合いの二色ですが 重ねると なんとも言えない謎の透明感がでます。どう考えたって魔女にしかならないはずなのに うっすら少女の片鱗すら 目元から醸し出されるのです。なんで?ねえルミコ先生?なんで??なんでこんな複雑な掛け算できるんすか…?
シャネルの赤キャトが 一世風靡セピアのときがありましたが 赤キャト民はきっとこれ わたしよりもずっとずっと上手にお使いになるんじゃないかなぁ…
ぱっと見て「NO」となる可能性もある攻めた色なので 手に取らない方は受け付けないのかも知れませんが わたしは好きです。
実際に行って BAさんからこだわりとか 使い方によるニュアンスの違いとか 習ってきたいですね。
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[パウダーチーク]
容量・税込価格:5g・6,930円発売日:2019/10/9 (2021/7/22追加発売)
2019/10/17 18:58:20
ドゥルドゥルドゥルドゥルドッ!ルッ!ガッ!バッ!
満を辞してドルガバコスメがやってきましたね。
楽しみにしていました。
特にドルガバに金を握らされた もしくは逆に 村を焼かれた などの思い入れはありませんが なにかひとつ購入して このブランドがこれから日本のコスメファンと出会って どう盛り上がっていくのか様子を見たいな と思い こちらのチークを購入いたしました。コンセプトを知りたい という感じでしょうか。
まず パッケージ…ドルガバの肩にはまだパッドが入って きっと髪型はワンレンですね…この薔薇…バラ…ばら…金字で書かれたブランド名も これでもかってほどのバブリーな自己主張です。
シャネルなどの「漆黒に浮かぶこの御紋を見よ!ダブルココじゃ!」も良いですが 素直に「派手でーす!思いつく限界の派手でーす!」のこのパッケージもとても好きです。 大きさや厚みもちょうど良い。ポーチの中に入れておくだけで 華やぎますね。
で色展開ですが ここまでパケは薔薇薔薇しいのに 案外 内容は堅実な色味が揃っています。ど紫とかあると思ったのに。ものすごく真面目 おもしろいですね。
わたしが購入したのは401番です。写真 ご覧になっていただけましたでしょうか? 堅い。どう転がっても絶対に火傷しない色です。
実際に付けてみるとどうでしょう。校則を破って派手な格好をして禁止されてるアルバイトなんかもしてたわりに 大学は慶應に合格したあの子のような…そう…真面目…すごく…堅実です…。
401番はヌーディな色味ではありますが それにしたって ものすごく自然に肌に溶け込みます。しかし塗ったあとは 確実にメイクの作り込みを高めています。主張しないのに存在感がありますね。このあたりはやはり ドルガバの基盤の強さなのかもしれません。
十数種カラー展開がありますし 一概には言えませんが わたしは ドルガバが持っている刺激的なブランドイメージよりも ずっと親しみやすい お客様にリピートしていただける使いやすさを 最優先事項に考えられているように感じます。 それでもパケの派手さで爪痕残したろ…みたいな アンバランスさが また良いですね。
伊勢丹新宿店にも常設されるようで 身近に色に触れるようになりましたし これからの期待が高まりますね。
是非タッチアップをされて「真面目ッ」と思っていただきたいです。
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- doggyhonzawaさん
認証済 -
- 49歳
- 乾燥肌
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:- (生産終了)発売日:-
2015/7/29 16:13:16
「125mlで3万円の香水、あなたはどう思いますか?」そう聞かれたら、どう答えるだろう。「高い」「買えない」「いらない」の3拍子に始まり、「スキンケアみたいに肌に効果のあるものならまだしも」「600mlで800円の高級柔軟剤使ってるから必要ない」などなど、いろんな声が聞こえてきそう。わかる。自分もそう思っていた。ボア・ダルジャンのような香りに出会うまでは。
この香りに出会ったとき、またしても撃沈した。「またそんな高い香りか。購入はないな」って思ってたのに、出会ったとたん、「あ、欲しい・・・」と、ひと嗅ぎ惚れしてしまった。人って不思議な生き物だ。嫌いな香りだと、たとえ100円でも買わないのに、本当に欲しいと思うと、たとえ3万円以上の香水でも、そのお金をどう工面しようかと考えてしまうのだから。頼むから25mlで6000円にしてくれ、ディオール。←切実だな
ボア・ダルジャンは、2004年にディオールから発売された3種類のユニセックス・フレグランスのうちの1つだ。これらは、コロン・ブランシュ(白のコロン)、オー・ノワール(黒の水)、そして、ボア・ダルジャン(銀の木)というラインナップで、3つの色をキーワードにして創造されたオー・デ・パルファン。中でもボア・ダルジャンは、高価なアイリスをふんだんに使った香りとして、発売当時からヨーロッパで一番人気だったという。現在の物は、ラ・コレクシオン・プリヴェに選ばれた際、ウッディを抑えてリファインされたものだ。
そんな高級な香りの展開を詳しく見ると。
トップから土っぽさのあるパチュリが鼻をくすぐる。その下でほの暗いアイリスの香り。だが、これまで味わったアイリスとはどこか違う。ほこりっぽさというか、くすんだ感じというか、通常アイリス(イリス・オリス)の根茎から感じられるそういった雰囲気が少ない。スミレの香気でもなく、白い穏やかな花の印象。そして同時に、高いところで香木を炊いたような香りがじんわりと鳴り響く。これがイエメン産のインセンスだろうか。そんなオリエンタル風も感じられる温かみのあるトップ。ほんのりスパイシー。
5分とせず、ミルラの酸っぱさが感じられてくる。鼻の奥に軽く刺激を残すような、発酵した樹脂のような香り。そして、気がつくと、アイリスの香りが美しいパウダリーなテイストに変わってくるのを感じる。あー、なにこれ。これが噂の「フィレンツェから送られてくるディオール秘蔵のアイリス」の香りだろうか?それは、これまでの「暗いくぐもった香り」というアイリスのイメージを大きくくつがえした。
これは粉だ。美しく柔らかい銀色の粉。白粉ほど石けんぽい香りでなく、小麦粉ほど生っぽくもない。例えるならそれは、月光に照らされた夜の海の波光。静かで,キラキラと明滅するかのような、妙なるパウダーの香り。
やがて、3〜4時間もすると、微細なパウダーのきらめきがフェードアウトし、洋酒っぽい柔らかいレザーテイスト、ほんのり甘いハニー、そして、ムスクのソーピーな雰囲気に落ち着き、ドライダウン。ムスクは苦手という方も、この不思議な透明感あるラストなら、あまり気にならないかもしれない。
全体の印象としては、まろやかなお香とアイリス。そのエッジを際立たせるミルラとパチュリ。しめくくりは、甘くおだやかなハニー&レザー、ムスクで消えていくイメージ。香りのピラミッドでいうと、おだやかな変化だし、終始アイリスのノスタルジックで安らぎに満ちた香りが持続する印象。
1日の時間帯で言うなら、トワイライトからナイトタイムがおすすめ。厳しい季節である夏であっても、気温が落ち着く夕暮れ以降の時間なら、この香りはとても心地よいリラグゼーションを与えてくれると思う。1日の終わり、好きな音楽や美味しいお酒、世界の扉を開いてくれる小説や映画、そうしたものに心を寄せてまどろむひととき。そんなクロージング・タイムに、この香りは似つかわしい。誰にも邪魔されない自分だけの時間を楽しみたいとき、この銀色のパウダー香は、ゆったりくつろぐ心に寄り添いながら、時の澱を静かに積もらせていくだろう。
夏の夜半。開けた窓の外、ぬるびた風が運んでくるのは、木々の葉をあたためた生っぽさ。日中、蒸散した森の水分が、未だムンとした気配を漂わせている。星々のまたたき。宝石箱を散らかしたような遠くの街の灯り。かすかに響いてくる電車の音。汗をかいたグラスの中で、氷がカランと揺れる音。部屋の明かりを少しトーンダウンして、月明かりのベランダに出てみる。
月はレモンの形。煌々と下界を銀色に照らし出している。そのほの明るい水底のような世界に、一人でいる切なさと恍惚。少しべたつく夜気に立ちのぼる、ボワ・ダルジャンの香り。それは天上のアイリス。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・28,270円 / 100ml・48,400円 / 200ml・71,500円発売日:-
2018/1/27 10:25:39
2017年10月にディオール表参道をはじめ、世界3店舗のみで再発売されたディオールのラ コレクシオン プリヴェは、パッケージを見ると、メゾン クリスチャン ディオールと記載されていて、どうやら新ラインとして発売されたようだ。
このTHE CASHUMIRE(テ カシミア オードゥパルファン、カシミアティーの意)は、元ラ コレクシオン プリヴェから移行された11品とは別に、新たに創られた香りの10品のなかの1つ。
尚、販売員さんに、テ カシミアがどんな香りが聞いたところ、新しい10品については、具体的にどのような香りの構成になっているのか、販売員にも明かされていないとのこと。
テ カシミアは、とても明るいシトラスティの香り。かなりメタリックなグリーンノートが少々荒っぽく香るものの、全体像はとても軽やかで爽やかな紅茶の香り。
トップはシトラス。最初はすっきりとしたレモン、次に紅茶を思わせるみずみずしいベルガモット、その奥からジューシーなオレンジのほんのり香る、とてもフレッシュな幕開け。
ミドルはグリーン-フローラル。シトラスの爽やかな印象を残しながら、ベルガモットとオレンジフラワーのような明るいフローラルと、少しメタリックグリーンが強い紅茶の香り。紅茶の甘さや苦味よりも、爽やかなフローラルグリーンが勝っていて、キラキラとまぶしい印象。
ベースはグリーン-ムスキー。エレミのような酸味と、キンキンしたメタリックグリーンが鼻に付くが、その奥から少しビターな紅茶が香る。青っぽいミントを葉を1枚入れたような、とてもすっきりしたレモンティの香り。最後はグリーンが効いたまま、乾いた紅茶の淡い香りと、軽いムスクやアンバー、セダーウッドが加わり、フィニッシュ。
カシミアを思わせる、冬にぴったりの、きめ細かく柔らなティノートをイメージすると、思い切り裏切られる。
最後の最後には柔らかいクリーミーでビターな紅茶感があるものの、トップからミドルはかなり爽やかで明るい香り。嗜好はとても良いため、少し鼻に付くキンキンとしたグリーンノートさえ気にならなければ、高温多湿な梅雨から真夏にかけて活躍するのではと感じる。
全体的に軽くタッチな香りのため、持続時間は3〜4時間程度。
個人的には、一気に10種類もの新しい香りが登場したにもかかわらず、悪く言えば当たりさわりのないティノートを選んでしまったことへの後悔と、ああやはり自分はティの香りが好きなんだと気づかされた1品。次こそは、大好きなシトラス系(TERRA BELLAなど)ではなくて、もっと違った香りにチャレンジしたい。
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