2020/8/11 01:07:26
脂性肌およびアレルギーによる敏感肌の筆者が持つ感想です。乾燥肌の方はまた違う感想を持たれると思います。
ゲラン店頭にてフレグランスを購入時にこちらのサンプルを2回分頂きました。
1袋だと量が少ないので2袋おまけしてくださったのもあり、実質1回で使いました。
ゲラン初のクレンジングオイルで、マスカラ等のポイントメイクも全て落ちるのでボーテデズューが不要になります。ダブル洗顔はブランド公式では不要ですが、BAさん曰く気温の高い時期は泡洗顔でさっぱりさせる方がお好きらしいです。つまり特に皮脂を取りすぎるわけではないので、ダブル洗顔をしてもいいのだと捉えました。
・パッケージ:パウチなので割愛。
・テクスチャ:オイル状。オイルの中でも軽めです。ゲランのスキンケアは9割方重い(経験則)ですが、残りの1割に入りました。アベイユロイヤルらしくハチミツの香りですが、従来の化粧水より更に甘いです。ウォータリーオイルで慣れていたのでそれより数段階甘い物への耐性がなく、甘さに驚きました。
・肌馴染み:マスカラも眉コートも大粒ラメ入りリキッドシャドウも全て綺麗に落ちました。洗い流せば甘いハチミツの香りも消え去ります。しかし2袋分を開けて目の周りを重点的に馴染ませたのもあり、他の部位は不快ではありませんでしたが目の周囲だけはお湯ですすいでもなかなかヌルヌル感が消えず、結局ダブル洗顔が必要でした。現品はポンプ式みたいですが、半プッシュ操作は出来るのでしょうか。
・保湿感:目以外の箇所の肌触りはふっくらしていて、ヌルヌルもしなかったので適度に油分が抜けて保湿に必要な分だけが残ってくれたようです。
・顔への刺激:特になし。
クレンジング力に文句はありません。別の機会にもう1袋頂いたのでアイシャドウだけガッツリ塗った日に使ってみましたが、1袋でしっかり落ちました。経験上アイシャドウと眉コートの落ちは同程度なので、マスカラを使った日だけ予備で半プッシュ追加する程度で大丈夫だと思います。(多分大抵は1回分で事足ります。初回のヌルヌルはただ使用量が多すぎただけかと。)
確かにこちらを買うとボーテデズューは不要になりますね。あちらがまだ8割程残っているので、発売後すぐは購入せずに見送ります。限定品ではないので、ポイントリムーバーを使い終わった頃に現品リピートする事にします。
洗い流したらすぐ消えるものの、香りの甘さがネックとなり☆-1で、総合点は☆6。
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- モニター・プレゼント (提供元:ゲラン店頭)
2020/2/20 13:56:35
ゲランがソメイヨシノからインスピレーションを得た作品。
『清らかでひんやりとした川に、散った桜が舞い落ちて、所々に華やかさが散りばめられている』ような香りです。
桜ですが、グリーン感が結構前にでていて、チェリー感はパステルというより、燻銀よろしく渋く香ります。
現行ではアクアアレゴリアでフローラチェリージアが出ていますが、別物と言っていいと思います。たしかに桜のインスピレーションの部分は似ていますが、こちらはグリーン系でまとめているのに対し、アクアアレゴリアはもっと甘く、ムスクのまったりとした重さがあります。(持続力はありませんが)
10代の頃に、まだ何も知らず、ただ背伸びしてみたくて量り売りで試したこちらの香水。その時もいい香りだったけど、みんなが知ってるような香水じゃないから、本当ににいい香りなのか?と半信半疑で終わってしまいました。
歳を取って、未だ勉強中ですが、それでも、若い頃より、この香水が素晴らしいと思えることに自信が持てるようになりました。
最近流行のフルーティでフレッシュなものではない、でも古典的な名香ほど重くない。
厳かさも感じながら、でも柔らかくて、どこにもないのに、懐かしい暖かさを感じる。
ゆっくりと丁寧に毎日を送りたい気持ちにぴったりの、唯一無二な香水だと思います。
何より、過去のほんのわずかな時間だけ使っていたものなのに、十数年後に、名前を聞いたたけではっきりと香りを思い出したのは、この香水だけです。
それだけで少なくとも私にとって、この香水は特別な存在だと言えます。
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- 購入品
2020/1/31 22:38:32
2016年にパトリモワンヌシリーズに仲間入りした「プロムナードデザングレ」はフィグとアイリスの香りに焦点を当てたフレグランス。
‘南仏プロヴァンスの太陽を浴びる甘美で爽やかな旅へ。「プロムナードデザングレ」は、人気のリゾート地、コートダジュールにある同名の遊歩道“プロムナードデザングレ”へのオマージュ。暖かい日差し、紺碧の地中海、そして高級ホテルやブティックが立ち並ぶおしゃれな街並み。アイリスとイチジクに絡む、爽やかなベルガモットが、そんなリゾートへの逃避行へと誘います。’(公式サイトより)
元々の香りは2008年発売の「アクアアレゴリア フィグイリス」(調香師はジャン・ポール・ゲラン、マリー・サラマーニュ、シルベーヌ・ドゥラクルト)で、再販にあたりワッサーが最調香したもの。
トップはシトラス&グリーン。ベルガモットとグレープフルーツの果皮感が強い柑橘に、少しツンとしたクセのあるグリーン。
ミドルはフィグ&パウダリーノート。このフィグは葉や木のグリーンっぽい香りが強め。ここにアイリスとバイオレットの粉っぽさが合わさってフェミニンな印象。
ベースはベチバーの土っぽさも出てくるもののそこまで主張せず、ミドルからのパウダリーノートにムスキーなベールがかかってフェードアウト。持続は5時間くらい。
地中海のリゾートをイメージしたフィグの香りで有名なものと言えばエルメスの「地中海の庭」やメゾンクリスチャンディオールの「バラッドソヴァージュ」がありますが、それらふたつと比べるとフェミニン寄りなフィグ香。
ここから下は少し愚痴です。
先述の通り、この香りは「アクアアレゴリア フィグイリス」の再調香バージョン。
値上げし過ぎではありませんか?フィグイリスは販売当時75ml6500円+税、これは125ml33600円+税。三倍以上の値上げです。ポンポン新作出してはディスコンにし、ボトルと容量変えて再販して値上げする。これはゲランの悪癖だと思います。同じアレゴリアのシリーズからの再販ならジャスミノラの方が使い回しとしてはえげつないかもしれませんが。
近年のアクアアレゴリアは「薄い」と感じます。ミクソロジーとか言い出した辺りからそう感じています。懐古厨のつもりはありませんが、このシリーズもけっこう作り込んだ香りがあったんですが今やジョーマローンの二番煎じ、三番煎じ。
今年は、以前ミュゲのように毎年出ていた「チェリーブロッサム」が復刻するようです。
ビーボトルに入って、お値段もミュゲ並みで(笑)。
フローラルウッディフルーティ
陽の光を感じさせる爽やかでスィートな香り。
トップ:グレープフルーツ、ベルガモット
ハート:バイオレット、アイリス、フィグノート
ベース:ベチバー、バニラ
(公式サイトより)
フレグランティカだと、
トップ:ベルガモット、ブラックカラントの芽、フィグ、ヴァイオレットリーフ
ミドル:ミュゲ、ローズ、ミモザ、ヴァイオレット
ベース:オリスルート、ヘリオトロープ、ホワイトムスク
調香師はティエリー・ワッサー。
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2019/12/13 18:06:37
自分へのバースデープレゼントとして
ドロップを購入。
ドゥーブルバニーユを買うつもりで
行ったのですが、腕につけたところ
あまりに馴染みすぎました!
レザーオリエンタルとのことですが、
シャリマーで感じる苦味はかすかで
本当に上品な香りです。
ボワダルメニも大好きですが、もう少しトーンが高く開いた感じ。
最後にきつくないバニラに落ち着きますが、それまで香りの変化も
柔らかく、ふわーっと大人っぽく
移り変わるようです。
寝香水にもよいですし、
どんな服装の時にも気分よく過ごせる
香りです。
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