2003/1/19 10:50:35
1968年にGIMMO ETRO(1940−)によりイタリア・ミラノに設立されたETRO。
そのフレグランスの一つである「LAVANDA EAU DE COLOGNE」を、
私は最近入手しました。
何よりもこれは、ETROにおいては「COLOGNE」を表す
四角いラベルが貼られたガラスのフラコンが印象的です。
肌にまとうと、そのフローラルの広がりに思わず感動!
トップにはシトラス、ミドルにはラヴェンダー、
ラストにはバルサムが使われているそうですが、
特にラヴェンダーの印象が際立ちます。
それがバルサムと溶け合う瞬間の品格には脱帽です。
この香りは「COLOGNE」ゆえに「TOILETTE」よりも軽い仕上がりなので、
秋冬だけではなくまさに春にもぴったりだと思います。
このフレグランスは、ETROのスカーフを愛するマダム&マドモアゼルにおすすめです。
☆追記☆
「LAVANDA」とは、イタリア語で「ラヴェンダー」の意味ですが、
フランス語の名が付けられることの多い、
ETROのフレグランスの中では珍しいネーミングです。
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2003/1/16 14:50:40
1968年にGIMMO ETRO(1940-)によりイタリア・ミラノに設立されたETRO。
同社のフレグランスの一つである「ROYAL PAVILLON EAU DE TOILETTE」を、
私は最近入手しました。
何よりもこれは、ETROにおいては「TOILETTE」を表す丸いラベルが貼られた、
同社ならではのPAISLEY模様が大胆に施されたガラスのフラコンが印象的。
肌にまとうと、その独特な香り立ちに感動!
トップからラストにかけては、
ローズ・イリス・ガーデニア・チュベローズが使われているそうですが、
特にガーデニアの印象が際立ちます。
甘くてパウダリーな中にも凛とした感じがあるのはイリスのためでしょうか。
この香りは、あのANNICK GOUTALの「GARDENIA PASSION」を髣髴とさせます。
けれどもこの「ROYAL PAVILLON」の方が、その芯にはっきりとしたグリーンが効いており、
はるかに大人っぽい仕上がりになっています。
まさに秋冬の装いにぴったりだと思います。
このフレグランスは、エトロのスカーフを愛するマダム&マドモアゼルにぜひおすすめです!
☆追記☆
この「ROYAL PAVILLON」は、
インドやイスタンブールの「王の宮殿」をイメージした世紀末の香りと言われています。
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2003/1/12 13:51:19
1968年にGIMMO ETRO(1940−)によりイタリア・ミラノに設立されたETRO。
同社のフレグランスの一つである「MAGOT EAU DE TOILETTE」を、
私は最近入手しました。
何よりもこれは、ETROにおいては「TOILETTE」を表す丸いラベルが貼られた、
同社ならではのPAISLEY模様の彫刻が大胆に施されたガラスのフラコンが印象的。
肌にまとうと、そのオリエンタルな香り立ちに感動!
トップにはローズ・ヴァイオレット・チュベローズ、
ミドルにはピーチ、
ラストにはバニラ・ウッド・アンバーが使われているそうですが、
全体的にウッディの落ち着きの中に、かすかなフローラルフルーティの温かみを感じます。
そのクラシカルな仕上がりは秋冬の装いにぴったり。
まさに他社には真似のできないETRO独特の品格が存在します。
この贅沢なフレグランスは、
ETROのスカーフを愛するマダム&マドモアゼルにおすすめです!
☆追記☆
そもそも「MAGOT」とは、
フランス語で「中国の陶製人形」のこと。
幸福を招く人形として知られています。
それが二体店内に掛けられていることから名付けられた、
パリのサンジェルマンデプレにあるカフェ「AUX DEUX MAGOTS」は
あまりにも有名ですね。
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2003/1/12 12:23:12
1934年に発表されたCARONの「POUR UN HOMME」。
その名も「一人の男性のために」というこのフレグランスを、
私は最近入手しました。
何よりもこれは、
縦に白い帯のあるシンプルなボトルデザインが印象的。
中身の色は薄いエメラルドグリーンです。
肌にまとうと、そのみずみずしい香り立ちに好感が持てます。
トップからベルガモット・ライム、
ラストはシダー等が効いており、
爽やかな中にも静かな落ち着きを感じさせます。
この古典的なフレグランスは、
同社の「EAU DE CARON PURE」を愛するマダム&マドモアゼルと一緒に、
夏を楽しむムッシューのサマーフレグランスとしてぜひおすすめです。
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2003/1/12 02:01:42
1990年に発表された「PARFUM SACRE」。
「聖なる香り」という名のこのフレグランスを、
私は最近入手しました。
この香りは、CARONが10年もの歳月をかけて創りだした傑作として有名ですが、
その調香の貴重さゆえか、一時期はすでに廃番という噂まで流れたほどです。
私もずっとそれを信じており、
今でも入手できることを知ったときは驚きを隠せませんでした。
肌にまとうと、その類稀なスパイシーな芳香にしばらく時を忘れてしまいます。
トップにはシナモン・ペッパー、
ミドルにはジャスミン・ミモザ、
ラストにはムスク・ミルラが荘厳に香り立ち、
独特の神秘性を醸し出します。
ミルラ(MYRRHE・没薬・もつやく)といえば、
新約聖書で、イエス・キリストの誕生を祝う東方の三博士が恭しく捧げた宝の匣に、
黄金と共に入れられていた香料の一つ。
おそらくこの「PARFUM SACRE」はそのエピソードをふまえて調香されたと思われます。
敬虔なパリジェンヌ達は、この香りをまとうたび、
聖なるものの姿を感じているにちがいありません。
すでに「幻」とまで囁かれたこのフレグランスは、
マダム&マドモアゼルにおすすめです。
☆追記☆
何よりもこれは、その扇型のゴールドのキャップが印象的。
ちなみに「PARFUM SACRE」はガラスボトル。
「PARFUM SACRE EXTRAIT」はゴールドボトルです。
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