2024/1/16 10:10:09
甘いグルマンアコードなのに、ヨーロッパの人口の何割が使ってるんだ…?というくらい大人気の
こちら・ラヴィエベル。香水大国スペイン在住のわたしも、今までにさんざん触れてきたのですが
今回はじめてサンプルを頂き、じっくり試しました。
トップ:ブラックカラント、ペアー
ハート:アイリス、ジャスミン、オレンジブロッサム
ベース:プラリネ、バニラ、パチュリ、トンカビーン
さて…グルマン大好きなのにこちらを躊躇していた主な理由は、苦手なパチュリの存在なんですが
(グルマン香水でもおなじみの成分で、少しなら気にならないけどわたしの肌では強く出がち…)
ほんの1プッシュなら、パチュリ爆弾と揶揄されるミュグレーANGELほどキツくなくて一安心。
とは言え最初はフルーティ&フローラルで始まるのかと思いきや、のっけから甘い香りが全開で
他のすべての香りが脇役に見えるほど、プラリネ・バニラ・トンカビーンが全面に出てきます。
ランコムのブランド全体の印象としては、香水らしい香りの変化はあるものの最小限な感じで
全体的なイメージは一貫してるものが多いのですが、こちらもその系統に当てはまる気がします。
個人的に苦手なパチュリは、持続力には貢献しながらも徐々に存在感を増して強くなってくるし
最初の数時間は拡散力も強め・それ以降も至近距離なら必ず気づかれるような定着力も強い香り。
良くも悪くもイメージが一貫していて長持ちのため、これが自分の香りです!と毎日つけるような
シグネチャー香水には良さそうな雰囲気ですが、わたしは飽きて香り疲れしてしまいます…。
グルマンに振り切って浮世離れした甘い香りが手持ちに多く、もう少しデイリーに落とし込んだ
大人が日常使いできる香りを想像してたので、その点はクリアしてるのにちょっと惜しいかな。
一生で香水一種類しか使えないとしたら手堅くランコム…と言われるほど、使うシーンを選ばず
どんな人でもある程度OKという安心感もあるけど、フレグランスは常に複数持っていてシーズンや
気分によって使い分けているわたしには、汎用性は高くてもなかなか手が伸びないタイプです。
サンプルだと一度でお腹いっぱいになってしまったので、具体的な数字での評価は控えますが
点数をつけるとしたら自分用なら☆2、他人から香るなら☆5?似合う方が羨ましいです…。
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- モニター・プレゼント (提供元:未記入)
2024/1/9 03:52:31
調香にアップルって入っていたら脊髄反射で惹かれるというwりんご中毒者のわたし。
しかもフルーティでちょっぴりグルマン、わたし好みのピンク香水なんてオーダーメイドかなw?
ヴァレンティナピンク以来にハマりそうな期待もありつつ、量り売りで購入しました。
トップ:キャラメルアップル、ブラックカラント、オレンジ、レモン
ハート:ローズ、エジプシャン ジャスミン
ベース:バニラ、サンダルウッド、ムスク、アンバーグリス
まず…シトラス&フルーティなトップは思った以上にりんごが主役で、つけた瞬間から甘酸っぱい
皮付きアップルのような特徴的な香りが広がるので、最初の印象からして大好きになりました♪
お菓子のフレーバーのような感じではなく、みずみずしくてアクアティックなのでジュースに近く
キャラメル…ではなく飴にくぐらせてツヤツヤの『りんごあめ』のイメージそのままで美味しそう♪
甘いグルマン香水は好き嫌いが分かれそうですが、こちらはグルマン指数30%といい塩梅なので
ベースノートの中では一番強いムスクが、透明感のあるフルーティのサポート役に徹してる感じ。
他のアップル香水と比較すると、DKNYビーデリシャス フレッシュブラッサム(赤りんごちゃん)や
ランバンのモダンプリンセスと同じような系統ではありますが、やはり甘い分可愛らしい印象で
フルーティ7:グルマン3といったわたしの好みど真ん中なので、つい笑顔になっちゃいます。
ただこの手のフルーティの宿命かなんとなく予想はしてたけど、EDPとは言え持続力はあまりなく
グルマン要素があるにしては最初から香り立ちもマイルドで、4,5時間も経つと自己満足程度に
ほんのり残っているだけなので、オードトワレ感覚で使える分コスパもよろしくはないですね。
ただ、甘いもの好きのマドモアゼル…といういかにもフランスって感じの世界観があるのも可愛いし
自分好みのデリケートな香りの中ではまだ許容範囲なので、あんまり評価は下げませんw
1シーズンで使い切ってリピは考え中ですが、甘いりんごの香りとして覚えておこうと思います。
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- 購入品
2024/1/4 07:04:41
過去1,2年でサンプルやミニサイズをちまちま使ってきたのに、すっかり口コミ忘れてました。
2020年のステイホーム時に発売した数少ない新作でもあったので、かなり印象に残ってますね。
トップ:マンダリン、ベルガモット、ジンジャー
ハート:オレンジブロッサム、ガーデニア
ベース:バニラ、トンカビーン、ムスク、サンダルウッド、オークモス
まず…シトラス・白い花々・バニラ、以上!といった感じの、いい意味でシンプルに思える調香は
レディガガの広告イメージそのまんま、春の陽気と喜びに包まれるような暖かく繊細な香り立ち。
スパイシーに感じない控えめなジンジャーは、シトラスがはじけるような爽快感だけをプラスし
濃厚すぎるとNGなホワイトフラワーの中で唯一の大好物・くちなしが最初から甘く立ち昇るので
わたしのようにグルマン香水命、みたいな甘党じゃなくても楽しめる透明感のある甘さが素敵♪
ややグルマン寄りなベースノートのセレクトも、クリーミーなバニラと和菓子のようなドライな
甘さのトンカビーン・シトラスとの相性抜群な甘めのムスク…と絶妙で、バランスが良いです。
甘い香りと言うと好き嫌い分かれそうですが、全体的にクセがなくクリーンな印象が強いですし
わたしの肌では強く出がちでちょっと苦手な香木やスパイス・シプレーなどが気にならないので
とにかく安心して心地よく使えるのもポイント高い!
香りの変化や個性が感じられるフレグランスも好きだけど、一方で嗅覚が敏感なところもあって
キツすぎると酔っちゃったり、香り疲れしてしまうわたしには重要な点をきっちり押さえてるので
健康的なイタリアンセクシー、といったヴァレンティノの良さが体現された香りだと思います。
しいて言うなら持続力はEDPとしても他のブランドと比べても弱く、丸一日とかは持たないけど
シトラスがメインのデリケートな香りとしては悪くなく、むしろ日本人の感覚なら扱いやすい方。
オールシーズン使えそうな良品ではありますが、使いたい季節はだんぜん春!
春のお出かけでウキウキするようなイメージが強いので、個人的な春待ち香水でもありますw
使い始めた頃ちょうど、わたしが溺愛するヴァレンティナピンク(いちご&プラリネ)が廃盤に
なりそうとの噂で急いでストックしたところ、こちらヴォーチェちゃんの出番は減りつつあって
しかも小さいサイズが元々なかったり品薄が多いヴァレンティノ、フルボトルでリピートするのは
香水集めすぎなわたしには多すぎてハードルが高いのですが、記憶には残る…という隠れ優等生。
正統派のエレガントなお姉さんオーラといった感じで、とにかくいい印象しかないです。☆5つ!
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:- (生産終了)発売日:-
2024/1/1 10:12:13
2015年の発売以来、ヨーロッパでは男女共に人気が高いフェヴ デリスィオーズ(おいしい豆)。
グルマン系の中でも異色のメンズっぽいトップに、甘いトンカビーンが主役のフレグランスです。
日本では廃番ですが、欧米のメゾン ディオールでは現役だった数年前、サンプルを入手しました。
トップ:ラベンダー、ミント、ベルガモット
ハート:サワーチェリー、ジャスミン、フリージア
ベース:トンカビーン、バニラ、カカオポッド、キャラメル、プラリネ、ベンゾイン、ミルク、サンダルウッド、レザー、シダーウッド
まず…トンカ・カカオ・バニラが勢ぞろいした''美味しい豆''のネーミングからしてグッと刺さるし
いわゆるベースノートがリッチで複雑=揮発しやすくキツい香りじゃないのも、わたし好みですが
意外と第一印象はアロマティック&ウッディがキリッとした男性的な感じで驚きました…。
ラベンダーやミントってメンズに多いし、わたしの肌ではウッディが出やすいので妥当なのですが
『チョコレートの香り』を長年探し求めるグルマン本気勢としては、一筋縄ではいかない印象も。
チョコレートで有名なミュグレーANGELは"パチュリ爆弾"と揶揄されるほど苦手なパチュリが強く
身につける人を試すような香りですが、こちらはそこまで極端じゃないものの意外な男前さ。
日によって香り立ちが変わる気もするけど、最初の1時間ほどはハーブ&ウッディが主張しながらも
時間が経つにつれて、まずはドライな甘さのカカオとトンカビーンが現れてきます。
これ以降は時間経過するごとにどんどん甘くなっていきますが、個人的にはメンズっぽさが拭えず
4,5時間は経たないとわたしの肌ではグルマン!チョコレート!みたいな感じにはなりません。
香りの展開も楽しめるし上質さはひしひし感じるものの、自分のキャラとかけ離れてると言うか
自分から香ってると認識できないと言うか…なんだか掴みどころがなく消化しきれなかったような。
実際、夫につけてもらってる時の方が『おいしい豆』の名前どおりのイメージに感じられたので
男女で香り立ちが変わるタイプのユニセックスなのかもしれません。
メゾンディオールはどれもアラビアン香水並みの持続力・定着力なので、丸一日は余裕で持つし
日本人の嗅覚なら服に隠れるところにほんの1プッシュで十分、コートの着脱や動いた時などに
ふわっと立ち昇る香りで、秋冬にはぴったり。
気長に1シーズンかけてサンプルを使い切って満足してるので、リピートする気はなかったけど
個人的に苦手な要素もありながら甘く個性的、完成度が高い香りで決して印象は悪くないです。
自分用としてなら☆4、周囲から香るなら☆6。
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- モニター・プレゼント (提供元:未記入)
2023/12/31 02:54:51
頭でっかちで特徴的なボトルに、これまたクセのあるやたらと長〜い名前が特徴のby Kilian
『My Kind of Love』シリーズでも、トップ3に入る人気のこちら・伝説の『キス』。
グルマン系に目がないわたし、マシュマロ&バニラの『プリンセス』バニラミルクの『キス』は
どうしても試したい!と思っていた2トップなのでw先日、量り売りで購入しました。
トップ:ベルガモット
ハート:リリーオブザバレー、グリーンノート、ローズ
ベース:ミルク、シュガー、バニラ
まず…グルマン・フルーティの中でも例えば『ミルク』など特定の香りありきで探すことが多く
今まで試したミルクの香りは、個性豊かなバリエに共通のミルクが加わるキャシャレルYes I Am・
パケからして牛乳パックなディーゼル プラスプラスなど多数あるけれど、とは言えストレートに
『牛乳の香り・以上!』みたいな単純なシングルノートは意外とないんですが、その中でもこれは
一番シンプルでバニラの効いた甘いホットミルクといった印象が強く、イメージどおりでした!
トップノートのシトラスなどがほとんど香らず、ベースノートにあたる香りがメインだからか
EDPらしい定着力と持続力がありながら拡散しすぎず、肌に近いところを漂うような香り立ちで
自分と半径1mくらいの親密な相手だけのために纏うような、プライベートな香りでほっこり。
グリーンやフローラルはごくごく控えめで脇役に徹していて、温かい肌感だけが残る感じなので
暖かい暖炉のそばでちびちび飲むホットミルク、といったリラックス空間が思い浮かびます。
良くも悪くも時間経過での変化を楽しむ香りじゃなくて、最初から最後まで変わらない印象で
頻繁に多用することはないと思うけど、なんとなく引っかかって記憶に残るような素敵な香り。
トータルで見て…もう一方のプリンセスちゃんと比べると、さらに明快でシンプルではあるけど
シーズンや使うシーンを問わないこちら『キス』の方が愛着が湧くと言うか、甲乙つけがたい。
とは言え秋冬の夜長をまったり過ごすのにぴったりなので、これから気長に使います♪☆5つ。
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