2015/8/20 05:12:47
サンローランが初めて世に送り出した香りで1964年発売。
名前はもちろんサンローランのイニシャルです。フランス語の発音では“イグレック”と読みます。
非常にシックで大人しい香り。
シプレ系らしいのですが、燻したような香りもしないですし、グリーン系のさっぱりした香りの方が強いです。
ミドル以降もややチュベローズの甘さが顔を出しますが、甘酸っぱい感じですね。
ラストは優しくクリーミーなフローラル。
気品も格調もある香りですが、サンローランがデザインした女性用のトラウザースーツのような服だけでなく、ワンピースにも合いそうな汎用性の高い香りです。
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2015/8/3 04:19:33
小分けで購入しました。
1984年発売。調香はDominique Ropion。
イザティスってどういう意味なのか諸説あるのですが、公式と照らし合わせてみると……
── イラン中央部のゾロアスター教の中心地・ヤズドが、古代イラン、メディアの時代に、YSATIS(ヤスティス/イッサティス)と呼ばれていた。
ということからきていると思います。
この香り、非常に独特です。
トップはシプレ系。そしてアルデヒドを感じてツーンとするのですが、ミドル以降は暖かなアリマリック系の香りとフローラルの香りがします。
チュベローズなども入っているようですが、ジャスミンがメインでしょうか。
アリマリックなのに無機質な雰囲気も抜けないので不思議ですね。
全体的にはほんのりセクシーで、モダンクラシカルな大人の香りです。
カッコいい女性が纏うと似合いそうなイメージ。
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2015/7/12 06:07:36
小分けで購入しました。
トワレ使用。
色々派生商品がありますが、此方は元祖の香りになります。
ディオールが初めて世に送り出したフレグランスで1947年発売。
ゲランのミツコの流れを汲んだシプレ系の香りです。
トップはベースのパチョリとアルデヒドが混ざって燻したような、少し酸っぱいような香りがしますが、ミドル以降はジャスミンが顔を出し、ややフェミニンに。
それでもツンとドライなところは変わりません。
しかし、ラストの終わりかけで少しだけ何とも言えない優しい香りになります。
このミス・ディオールの“正体”は、一説によるとディオールの妹、カトリーヌ・ディオールなんだとか。
ディオールは戦時中、メゾンの存続のために他のクチュリエたちと同じく泣く泣くナチスの高官などに服を作っていました。
兄がそういった状況でありながら、カトリーヌはレジスタンスに参加し、ナチスの強制収容所に投獄されてしまうのですが、生き延びたのです。
カトリーヌの芯の強さ、戦う美しさ、そしてそのカトリーヌを想う兄クリスチャンの優しさを感じる名香です。
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2015/7/9 06:36:18
小分けで購入しました。
トワレ使用。
1946年ブルボン王朝の血を受け継ぐドルナノ伯爵が創設したスキンケアブランド、オルラーヌから1984年に発売されたフレグランスです。
日本ではあまり流通していないのでしょうか。ネットで調べてもあまり情報が出てきませんし、口コミも少ないですね。
香調はシトラスフローラルで、爽やかかつ綺麗な甘さ。
しつこくないので夏にも使えそうです。
ミドルでややグリーンに、ラストでややバニラになるのですが、基本的にローズやジャスミン、ヒヤシンスなどのフローラルな香りが主体。
やや人工的なフローラルブーケといった感じでしょうか。
基本的に可愛らしくイノセントなのですが、キリリとした部分もあり、優しく芯の強い女性をイメージさせる香りです。
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