-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・23,870円発売日:2022/9/12
2022/9/24 15:23:24
ウッディ、スパイシー、アンバーを基調とした
アロマティックな香り。
香りは甘くもなく、ウッディというわりには、男性的でもなく、非常にジェンダーレスな印象。
トップはほんの少しとがったようなフローラルで始まりますが、すぐにサンダルウッドや乳香を強く感じます。お線香のようなエスニックなお店のような、けっこう強烈な印象の野太いミドルやベースが、肌の上で数時間は居座ります。ウッディというだけあって、サウナのような森林浴の香りもあり、陶酔感があります。
体温が上がるたび、自分から男性でも女性でもない香りが立ち上るので少しびっくりします。
よくある女性フレグランス=「デパ地下コスメコーナーの香り」には絶対にならない香り。
ボーダーレスな、新しい感覚をよく表現しているなあ、と感心してしまいます。
こういうのはイソップのバスラインと一緒に使うと、なお一層、リッチな気分になれそうです。
お値段はお高めですし、好みの分かれる香りだと思いますので、店頭などでトライされると良いと思います。
イソップ公式HPには、
刺激の効いたブラックペッパー、樹脂香るフランキンセンス、蠱惑的なサンダルウッドの組み合わせが好奇心を誘う香りです。日常を豊かにするイソップのオードパルファムは現在7種類あり、今回は香りを媒介人としてナルキッソスとエコーの神話を現代に綴るイーディシスが加わります。包み込むようなアロマの調香は、ジェンダーの境界線がなく、身体にも心にも残る香りを求める方へご満足いただけます。
とあり、
香調は、
トップノート
プチグレン・ブラックペッパー・フランキンセンス
ミドルノート
クミン・シダー・フランキンセンス
ベースノート
サンダルウッド・シダー・ベチバー
となっています。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2021/10/17 14:11:47
あまりにスタンダードな名香。
ある世代以上の方にはおわかりかと思いますが、
昭和のお母さんの化粧品の香りですよね。あるいは寝室に置かれていた鏡台の引き出しを開けた時の、
あるいは、デパートの化粧品売り場の香り。
そしてベビーパウダーの香り。
多くの人を魅了した香りであるが故に、ベビーパウダーから石鹸からおしろいまで、これを模倣した香りに染められた製品が山ほど作られてきたのでしょう。
そしてきっと時代とともに、リニューアルされているんだと推察します。
最新のオードパルファムはジャスミンとローズを軸にしながらやはりはっきりとアルデヒドの輪郭を持つNo.5らしい香り。何かの花の香りかはわからないけどふわふわと肌から忍び寄るフローラル。時間経過とともにおじさん的なウッディに転びそうで転ばず、ふんわりとベビーパウダーに変化します。やっぱり良いなあと、改めて魅せられ、50mlサイズを購入しました。
無論、No.5には多くのシリーズがあってひとつひとつ香調が違っているようです。過去に使用していたのでご参考までに印象を書き留めておきますね。
香水=パルファム 濃厚で最もパウダリーでフローラルで、ああ素敵、となりますが拡散性は低くそっと自分一人で楽しむような感覚。
オードパルファム これぞNo.5な香りがそこそこ拡散し時間経過とともに自分からフワッと立ち上ってきておお?、私、No.5つけてるぞ?って感じデス。かおり立ちが柔らかいの普段使いならこれですね。
オードトワレ トワレなので軽い香りかと思いきやトップのアルデヒドが最もキツくちょっとマニッシュよりかと。鋭く香るので苦手な方にはキツイかも。
No.5 オープルミエール より香りの輪郭がハッキリして拡散性も高そう。パーティーなどの華やかな席ではいいかもしれませんが、普段使いは難しいかも。
No.5 ロー トップの柑橘が爽やかでミドル以降はとても軽い。ベースノートに少しメンズっぽい渋みは残りますが、夏場でもいけるかな。若い方やライトなフレグランスに寄せた製品でしょうか。私も普段使いしてます。
他にも画像にあるNo.5ボディパウダー(ルースパウダー)も、大人のベビーパウダーの香りで、フレグランスと重ね付けすると、より香り立ちがソフトになって良いです。
最後に。No.5の香りはテスターをプシュっとした直後だけでは良さが分かりづらいのです。チャンスがあればお腹や足元につけて少し時間経過による香りの変化を楽しまれると良いと思います。また、空間にふわっとスプレーしてその下をくぐるというまとい方もお勧めです。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2021/5/12 20:18:57
桃×苦み。本当にそのまんまです。
過剰、エクストリーム、限界、そんな言葉をテーマにして作られたのか?
ロックなフレグランス。こういうの好きだなあ。
トップからガツンと甘くてスイーツのような桃フレーバーと真っ向からぶつかるパチュリやサンダルウッドのアーシーな重量感のある香り。ちょっとだけオレンジのような清涼感のある刺激も。
お菓子のような香りと男性的なウッディの組み合わせは80年代に流行した『エンジェル』(ミュグレー)に似ているかも。
でも、とにかく桃の香りが強烈すぎてそれどころじゃない。ギンギンな都会の退廃的な香り。香りの変化もなく、ずっーと、私はここよー、と語りかけてくる。
生活に寄り添う香りとか、ふと自然に匂い立つその人らしさとか、そんなふんわりしたイメージに、絶対に巻き込まれない。
香りだけがアメコミの原色キャラみたいにパッと浮き上がる。ポップというかチープというか。
内向きになりがちな今だからこそ、こうしたハッキリとした色彩の香りが、ウケるのかも。
トムフォード、ぶっ飛んでるわ。素晴らしい。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2021/5/12 19:02:18
多くの方々がおっしゃられているように、すっきりと綺麗なローズフレグランスです。オリエンタルなデザインのパッケージから想像するような濃厚さはあまりないように思います。
可愛らしい梨のようなフルーツ香で始まり、やがてローズ、マグノリアなどの複数のフローラルからなる複雑なアコード。終始香りの変化は少なく、決して重苦しくならず、若々しく陽気で明朗な感じ。しっとりとミルキーに自然に肌に馴染むのはベースのサンダルウッドやスパイスのおかげでしょうか。
立体的な構造は一流調香師による作品だからでしょう。シングルノートを重ねて楽しむフレグランスではこうした統一感は、表現できないと思います。
フルーティフローラルも、匠の手にかかるとひと味違うな、と感心させられます。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2015/7/9 16:11:29
憧れの香り!ついにボトル購入しました。トップからミドルまでジャスミンを中心にしたフラワーノート、ベースになると、お香のようなサンダルウッドのような東洋的な静けさに落ち着きます。緑茶のような和の要素も、感じられ、一貫して慎ましやかで、シンプルな香りだな、と思います。お値段や、ブランドイメージから、濃厚、複雑な組み合わせをイメージしていたのですが、良い意味で期待はずれ。可愛らしい香りでは決してないです。大人な女性のイメージで、現代的なマニッシュなスタイルを連想させます。過剰な使用はNG、下半身にワンプッシュくらいなら、使いやすいです。
ただ、香りの変化が地味すぎて、捻りがない、物足りない、お値段が、もう少しリーズナブルだったら、というところが、残念。トムフォードプライベートシリーズの重ねづけしてみたくなっちゃいますね。まんまと戦略に乗せられちゃいそうです。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品