2008/8/13 00:12:46
数年前空にしたミニボトルの香りを嗅ぎながら&記憶を辿りながらのクチコミなので評価は付けませんが、
最低でも☆5つかそれ以上は行く香りです。
15年位前、『人間はどこまでノンケミカルな生活を出来るのだろうか?』という命題に一人取り組んでた頃。
(ま、金がなかったっつーのもありますw)
何年も、顔も髪も体も無添加ふきん用石けんのみで洗い、銭湯に通い、
洗濯も掃除も何もかも徹底無香料で生活してた頃。
たまたまバザーで出会って100円で入手。 ・・・もう、虜になりました。
香り断ち生活が長く続いてて、良い香りに飢えていたせいもあるのでしょう。
(但し、嫌な匂いはより一層嫌になったりもしました)
控え目さよりは華やかさを感じる部類ながら、ひたすらかぐわしく清楚で上品な甘い香り。
そして、物悲しさや憂いとはまるで無縁のひたすら幸福な香り。
『香水のラストノートというものは、不快な香りで出来ているものだ。香水とは、それを我慢して使うものだ。』
という、今にして思えば変なあきらめが、実はつい数年前まで残っていたのですが、
(数ヶ月に1度ごく少量ずつ大事に使ってたせいもあるでしょうが)
この香りには、最初から最後まで嫌な部分が全くありませんでした。
今改めて空き瓶を嗅ぐと、ほんのり青さがある所も私には好みです。
また、ムスクの匂いもほのかに感じますが、全く嫌味がありません。
資生堂タンタトゥリスのムスクと同じ位ほのかです。
パウダリー感も言われてみればごくほのかに感じますが、これまた全く嫌味がありません。
私にとってムスクとパウダリーは、香りの二大鬼門です。
シトラスなど爽やかな香りと混ざるムスクは、
嫌な生ぬるさ(ハッキリ言って生臭さ)をより際立たせるように思えますし、
重めの香りと混ざるとそのクドさを助長するように思えます。
また、パウダリーも、重めの香りをよりいやらしくします。
そしてどちらも、頭皮の脂などの不潔臭と少しでも混じると、大変な悪臭になります。
いわゆるオジサン臭オバサン臭です。
しかしこの香りは、本来なら私が敬遠するそのどちらをも含みながら、
清楚で美しい香りとして完成されています。
沙棗を恋の香り、We’reを同棲の香り、タンタトゥリスをお見合いや結納の香りとするなら、
この香りはまさに『結婚式の香り』と呼んでも良いでしょう。
十代の少女でも八十代のおばあちゃんでも、誰にでも似合いそうな香りでもあります。
お堅い職場でも内輪の集まりでも、どちらでも使えそうです。
その分、人によって・時によっては物足りなさを感じるかも知れませんが、
それでもなお、サンプルや小分けでもいいから一生手許に置いておきたい香りです。
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- サンプル・テスター
- モニター・プレゼント (提供元:未記入)
2008/8/13 23:47:10
私がこれを使う(これしか使わない)理由はただ一つ、
『合成界面活性剤なしで水で洗い流せるクレンジング』だから。
現時点の私は、そんなクレンジングをこれ一つしか知りません。
たとえ肌に優しかろうが濡れた手で使えて便利だろうが、
合成界面活性剤を下水道に流すのはやっぱり嫌です。
また、元々油分を肌に付ける・残すのが生理的に苦手なタチで、
拭き取りタイプのものは、後で洗顔しても
「ぐぁー、シーブリーズでがっつり拭き取りてー!」と思ってしまいます。
メイクは全くしませんし、使うとしたら月1〜2回、
石けんで落としにくい日焼け止めを落とす時ぐらいなので、
特に肌トラブルもないのかも知れません。
匂いは決して嫌いじゃないです。アレッポなどオリーブ油原料の純石けんと同じ匂いですし、
昔懐かし小学校の図工の時間を思い出させる油粘土の匂いです。
むしろ私が苦手なのは、合成香料の臭いと、
香料の違いはあれど化粧石けんや基礎化粧品類に共通する、
鼻の奥がかゆくなりそうな添加物臭(?)です。
そういう臭いのある物は、使うと必ずと言っていい程肌がかゆくなったりするのが目に見えているので、
もう臭いを嗅いだだけで条件反射で警戒心を持ってしまいます。
それに比べればこれの油臭さなんて可愛いモンですし、
それどころかかえって、「この匂いが安心の象徴なんだ〜」と愛着が湧いてきます。
現在は日焼け止めも石けん一回洗いで落とせるものしか使ってませんし、
石けんやらクレイやらでのクレンジングの可能性も探ってみたい所なので、
あとしばらくは全く出番がなさそうですが、
もしこれからクレンジングを使う必要が出て来るとすれば、
やっぱりこれ以外には考えられないでしょう。
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-
[洗顔石鹸]
税込価格:693円発売日:-
2008/8/14 03:00:46
生協の宅配で入手。数十秒レンジにかけると包丁でスコンときれいに切れました。
表面の茶色と中のエメラルドグリーンがまさにキウイのよう。このビジュアルには惚れます。
よく嗅いでみると、油粘土とかクレヨンのような匂いがほんのりしますが、
元々そんなに嫌いな匂いじゃないですし、使ってる分にはほとんど気になりません。
通常の化粧石けんには、香料は違っても、共通する何か特有の添加物臭(?)をいつも感じます。
(原料臭とも違うようです)
そういう石けんを使うと大体顔がかゆい感じになります。
要らない化粧石けんを洗濯に使うべくナイフで削って粉にしていた時、
石けんをしっかり握っていた左手が赤くなってかゆくなった事もあります。
また、私が愛用する香水の香りの石けんを身体に使い続けていた所、
肌にムスクの匂いが残るようになりました。特にシャワーの時には顕著です。
しかもその石けんをやめた後、身体が芯から熱くなった時に、
全身あちこちからムスクの匂いがぶわーっと立ちのぼるようになりました。
身体から抜けきるまでの辛抱なのでしょうが、
元々ムスクが苦手な上、付ける香水の香り立ちを邪魔するので、流石にキツいです。
やっぱり石けんは無香料っすよー。それに比べりゃ原料臭なんて可愛い可愛い♪
で、肝心の使い心地ですが、特に乾燥では悩んでいない私の身体に使う分には
普通の無添加石けんとの違いを特に感じませんでした。ならコスパ的には後者を選ぶ事となります。
また、顔や髪にも使ってみましたが、潤い分を残してくれる点では無添加石けんより優秀なものの、
ちょっと皮脂落ちすぎな感があるのは無添加石けんと同じでした。
(但し、べっとりオイルをがっつり落としたい時などには良さそうです。)
結果、「顔に足りなし身体に高し(優しさ−値段)」という事で、私には中途半端な位置です。
ただ、私と違って顔にある程度皮脂のある方なら顔に、身体が潤い不足気味な方なら身体に、
使ってみる価値は大いにありそうです。
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2008/8/15 03:23:22
友人が半分に切って送ってくれました。
冬の北海道ではまず泡立ちません。それどころか納豆かオクラのように糸を引きます。
恐らくその粘りが潤い成分なのでしょうが。
(春になったらいくらか泡立つようになりました。)
潤いは、アレッポの石鹸ノーマル以上に残してくれます。
しかし、脱脂力(の優しさ)については、アレッポや白雪の詩などとの違いを余り感じませんでした。
身体を洗って消化しましたが、特に身体には悩みがないせいか、
白雪ちゃんやその他の無添加石けんとの違いは特に感じませんでした。
この石けんもまたアレッポと同じく、私にとっては
「顔に足りなし身体に高し(優しさ−値段)」という位置です。
私の願望(欲望)は、『水で流したらそれでおしまい』というやり方です。
水で流した後に油分やら保湿成分やら付けたくない。
面倒なのもありますが、どうも生理的に苦手だし、
それだけ手が汚れるのでまた石けん二度洗いしなきゃならないし。
どうも私には、手を汚す事に恐怖心のようなものがあるようです。
本音を言うなら、洗顔後の顔のケアもしたくない位です。
我ながらちょっとヒステリック入ってるかも知れません。
編み物や手芸をするせいもありますが、
手が汚れる事自体は一向に構わなくても、自分の汚れた手が
糸や布や本や書類やタロットカードなど他の物を汚す原因になる事が
どうしても耐えられない絶対に許せない。
顔だったら一週間洗わなくても平気なのですが。(オイ)
なので、洗浄力の優しくない(=それだけ洗った後に付ける物が増える)物は、私の中では却下となります。
やっぱり私は、原料の油や製造法がどうであれ、
通常のナトリウム石けんでの洗顔洗髪には向かない人間なんだなーとつくづく思いました。
ただしもちろん、私と違って顔や髪に皮脂が多い人・身体の皮膚が敏感な人には、
大いに試してみて欲しいです。
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