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K#さん
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ヴァン クリーフ&アーぺル / ミッドナイト イン パリス オードトワレ

ヴァン クリーフ&アーぺル

ミッドナイト イン パリス オードトワレ

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:75ml・10,560円 / 125ml・13,200円発売日:2010/9/8

5購入品

2016/2/19 20:40:13

EDP使用。

ブルガリブラックに似ているという噂をちらほら聞くのですが、そう言われる理由はわりあい明確かな、と。
トップからがっつり香るレザーとついでにマテ茶あたりがギチギチ絡まりあう安定のゴムスタート。←コレです。
といって、あとから来る甘さまで似てると言っちゃうのはちょっと乱暴かなという気も個人的にはしないではないのですが、もしそこまでざっくり似てると言い切ることができちゃうのだとしたら、確かに両者は似てるのでせう。

ワンプッシュした瞬間はちょうどこの美しいボトル色を思わせるような深い色の半透明感が一瞬香りますが、すぐに柑橘もローズマリーも分からなくなって一塊のゴム(with spicy mate)と化しますw
このパートに関しては近づいてよく嗅ごうとすればするほど攻撃的に香ります。
(ここが嫌いならロールオンタイプのアトマイザーでも使えば、量の調節がしやすいのとトップの飛びが早くなるのとで、幾分ゴム感も緩和されるのではないかと思います。)

ミドルにほんのり絡むのは、ちょうどリキュールにおけるそれっぽい人工的な雰囲気のお茶でしょうか、疲れを見せはじめた夜更けのゴムの横顔がいくぶんアンニュイですw
ありやなしやのこのパートを過ぎると、レザーの余韻を残したままスムースなラストへ。
この辺をグルマンっぽく語る向きも結構あるようなんですが、個人的にはあんまり美味しそうには感じないかなぁ。
だってレザーまだ居るし、そこの物陰に。 → |ω・`)

ゆらゆらとインセンスのまつわりつくアンバーにトンカビーン、アーモンド、ベンゾインがやさしく寄り添う夜更け過ぎは確かに甘美。
めくるめく夜歩きに疲れたふたりが、レザーのジャケットをぞんざいにソファへ放り、くすくす笑いでベッドに滑り込む、そんなひとときを思わせます。

どうなんでしょう、こういう香りを扱いやすいと語るのは、あるいは世間的に非常識であったりするのかもしれませんが、無知にしてそのあたりのことはよく分からず。
ただ、個人的にはふつうに親しみやすい香りだなと感じます。
(単に、ゴムのアンチキショウを除けば男臭いとかおじさんぽいとかって要素が感じられないからってだけかも?)

ちなみに海外サイトをちらほら見る限りでは、あちゃらさんに総じて評判のいい香水のようです。
気候のせいか、嗜好のせいか、まあ両方でしょうけれど。

秋から春までプライベートで重宝しそうですが、とりわけ、冬の夜に似合いそうですね。
もちろん、そこが芸術の都ではないにせよ。

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デタイユ / Miles

デタイユ

Miles

[香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格:-発売日:-

5購入品

2016/2/23 21:21:34

Head notes : Grape - Dried fruits - Bay of Juniper - Plum
Heart notes : Immortal - Lime - Geranium
Bottom notes : Gaiac wood - Cashmere wood - White Honey - Vanilla


とりたてて作りこまれた感じはないけれど、個人的には愛すべき香りだなぁ、と。
フランスのメーカーだけに(?)、ちょうどセヴラックのピアノ小品みたいな。

香りはまず、何をおいても大変にフルーティ。
瑞々しいフルーツ感ではなく、濃縮されたドライフルーツのそれ。
さらにそこへひとさじの蜂蜜をとろりと垂らした感じ、とでも言えばいいのでしょうか。

ですので甘いのはしっかり甘いのですが、フルーツ以外の要素はすべてごく控えめかつ従属的で、思いのほか重たくはないのですね。
脇にイモーテルを従えた、あまーーくて軽いフルーティ、といった様相。
季節を問わずに楽しめると思います。

輪郭としては、蜂蜜を嘗めた時のぴりっと感+ゼラニウム+軽やかなウッディで気持ちメンズに寄せてみました、みたいな?
結果、著しくユニセックス、っていうか、むしろフェミニン寄り……?

歴史あるコニャックメーカーとして知られるフラパン社の、その創業年を名前として冠した「1270」なる香水にいくぶん似ている、という話も。
ドライフルーツ+蜂蜜のどことなく洋酒煮詰めた系の雰囲気がそうさせるのでしょうか。
もちろん構成を見るかぎりでは、あちらの方がもっと複雑だとは思いますが。

持続性はあまりない気がします。
どちらかというと、ファッションの一部にするより、ふとした時の気分転換におすすめかもしれません。
あるいは、何かしら違う系統のものとコンバインしてみるのも楽しいかも。

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マイケル コース / マイケル フォーメン オードゥトワレット

マイケル コース

マイケル フォーメン オードゥトワレット

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:75ml・8,250円 / 125ml・10,450円発売日:-

6購入品

2016/3/20 14:28:31

系統としてはアリュールオムに非常に近しいものがあると思います。
というより、トップの印象だけで言うとかなり似てますね。

アリュールオムと違うのは、

1.少しばかり、スパイシーさが強い(両者に共通するアニス感にシナモンがプラスされた感じ?)
2.ドライフルーツのしっとりと凝縮された甘み+タバコ
3.バニラやムスク系のまろやかさ、あるいはクリーミーさがない分、香り立ちがドライでシャープ。

といったところでしょうか。
ペリーエリスの「m」辺りとも似た系統かな。
ラストはインセンスやサンダルウッドが静かに漂って、漢(おとこ)の黄昏、といった趣き。
EDTですが、特筆すべきレベルにロングラスティングです。(ワンプッシュしてその箇所を洗い流さずにおいたとしたら、丸24時間くらいは香っていそうです。)

香りの輪郭でいえばざっくりフゼア的なんですが(※実際の分類上どうなのかは無知にして存じません)、仕事をする人の香りという感じは個人的にはしないかな。
なんかオンとかオフとかそういうことではなく、ただ、是非も無く、漢(をとこ)、みたいな。(しつこい)

ともあれ、アリュールオムとか好きな方はたぶんこれも好きなんじゃないかと。
現行のマイケルコースフォーメン(名前が似てて紛らわしい)に取って代わられた結果、オークションに安く放出されたりしてることもあるので、見つけたら試してみる価値はあるかもしれません。



晩秋の頃だったでしょうか、いつか、がらがらの終電のなかで、この香りを漂わせた小父様と乗り合わせたことがありました。
無意味な会話を持ち寄ることもなく、誰からも少し離れた場所で、黙って暗い車窓を見つめる彼。

ジョウビタキみたいだな、なんてふと思う。
仲間と群れることもなくただ一羽で冬を越える、美しいオスのジョウビタキ。

やがて目的の駅で静かに席を立った彼のあとには、彼の喫う煙草の香りと混ざり合ったマイケルフォーメンの残り香がわずかに漂っていて、何故だかそれはどうしようもなく、一日の終わりに(さもなくば、あるひとつの季節の終わりに)、似つかわしい香りのように思えたのでした。


アリュールオムがふとした瞬間にやさしげな微笑みで人を惹きつける、そんな引力をもった香りだとしたら、マイケルフォーメンはどこか斥力を感じさせる香り。
ひとりで立つ、ということについて、なんとなく考えさせられる香り。
やはり、特に冬に似つかわしいですね。

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グタール / オーダドリアン オードパルファム

グタール

オーダドリアン オードパルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:50ml・23,760円 / 100ml・33,330円発売日:-

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4購入品

2016/4/5 20:18:13

皮の苦味をともなった上質な柑橘のスプラッシュ。
アルデハイドのきらきらによって、まさに弾けるようなニュアンスです。

このわずかにレディースっぽいタッチはイランイランがもたらしているのでしょうか。
逆にサイプレスの軽いウッディはレモンの皮とあいまってメンズっぽさを醸し出してますね。

ユニセックスというのはたぶん「未分化な単一の性」みたいなことを意味するものだと思うのですが、そういう意味ではこれは、厳密にはアイソセクシャルとでも言うべきなのかもしれません。
ごりっごりに両性的なのではもちろんなくて、淡くて控えめでありながらにして単一性的ではない、みたいな。
「平板でないシンプルさ」ゆえに、ぼんやりとした「単一の性」とは見えない不思議。

良作だとは思うのですが、価格も価格な上にEDPとしてはけして持ちがよくない点は、ネックといえばネックかもしれません。
個人的には「これでなきゃ」とまで思えないこともあって、総合☆3……プラス、上質さポイントを1上乗せして、☆4というところですか。

ともあれ、酸っぱさも苦味もひっくるめて、まるごと柑橘が大好き! という方にとっては大変喜ばしい作品なのではないかと思います。

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ディオール / ディオール オム オードゥ トワレ

ディオールディオールからのお知らせがあります

ディオール オム オードゥ トワレ

[香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格:- (生産終了)発売日:-

5購入品

2016/4/25 19:04:48

ひとこと、エレガント。

こうまでアイリスが主体のパウダリーフローラルな趣とは知らず、はじめて試した時は少しひるみましたw
もともとココアの現れ方に期待を寄せていたのでしたが、このココアは終始アイリスの背中に自らの背中をそっと凭せかけ、裏側でつつましやかに香るイメージです。
もしも、よりダイレクトなココア感を求めるのであれば、選ぶべきはこれではない、かもしれません。

ベルガモットとセージのタッチはほんのわずか。
個人的にアイリス(+ココア)についでよく感じるのはラベンダーで、カルダモンを帯びたこの辺りがちょっとだけソーピーな気も。
それから、レザー。
どこまでもソフトで突っ張らない、やわらかくなめされたみたいなレザーのトーン。
これは、すべての所作に洗練を感じさせながら、あくまで男性性を失わない、的なニュアンスなのでせう。
あとは、少しのベチバー。
ぜんぜん野性的でない、メロウでやさしげなハイチアンベチバー。
このピーラーで剥かれたみたいなつるつるの根菜感が全体の甘みに溶け込んで、なんとなく人参のグラッセみたい。

型にはまった男性らしさとあえて距離をおいた、との旨をドゥマシー氏は語っていますが、それな( ´∀`)、って感じです。

まったくもって、なんという洗練。

だからこそ、「むしろ鼻につくほどの洗練」、ということにも、場合によってはなりかねないかもなのだけど。
女性はともかくとして、化粧品なんかでパウダリーフローラルなニュアンスに親しむこともなく、さしてフレグランスにも明るくないといった類の男性諸氏からすると、特に。
(なんでしょう、<私の頭の中の大時代的な小父様>が、女の腐ったような云々言いそう、みたいなw)

そう、その一段のぼった按配のエレガンスによって、逆に万人には好かれないかもしれない。
それでも、おそらく誰からも、その洗練じたいに疑義を差し挟まれることはない。
そういう香りだと思います。

サンプル使用でのレビューなので、現品をじっくり使ってみるとまた少し評価は変わるかも?
でもまあ、たぶん下げることはないでしょう。
他のアレンジ・エディションも、特に「ディオール・オム・パルファム」(ピュアパルファムではなくEDPなのですね)あたりは試してみたい気がするのですが、なんか大変手に入りにくそうなんですよねぇ……

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