SueIsFineさんのクチコミ投稿一覧（おすすめ度順） - My@cosme

SK-II

エアータッチ ファンデーション

[その他ファンデーション]

税込価格：10,450円 (編集部調べ) (生産終了)発売日：2006/9/21

何でSK-2はこの商品を生産中止にしてしまったんだろう？？
ってきり後継品が出るものだと思っていたのに……。本気で謎です。なぜですか？？？

エアブラシをファンデに！っていう発想がまずすごい。そして、メイクの上から吹き付けるっていう方法もすごい。そして、使ってみると驚くほど自然で、毛穴とかキメの乱れもスムーズにカバー。結婚式とかパーティとか、肌を完璧にしたいときの最後の仕上げとして重宝していました。厚ぼったくないのに、つるんとアラのないCGみたいな肌が完成。ボタンを押すと、ウィーーーーーンって音がして、霧状のファンデが出て来て肌に密着していくさまは、ほんとSF映画です。今ならインスタ映えです。

かつてここまで画期的なファンデーションがあったでしょうか。いや、この先もそうないんじゃないかな。あるとしたらAI搭載とかそんな感じ？いやいや、話が逸れましたが、発想も使い方も見た目も本当に革新的なファンデーションでした。そして、コンセプトが斬新っていうだけじゃなくて、誰にもマネできない仕上がりでした。SK-2のスキンケアではかぶれがちな私も、これは難なく使えました。

この世から消えた今、代わりを見つけることは困難なほど唯一無二なファンデーション。
改良を経ての復活を全力で望みます！

使用した商品

• 現品
• 購入品

ジャン ポール・ゴルチエ

ル　マール

[香水・フレグランス(メンズ)]

税込価格：-発売日：-

ええい、星上げたれ！アンタが一番や！！！

と、なんだかやけっぱちのようですが、降参です。もうね、やばい。最近、メンズフレグランスをプレゼント用に選ぶ機会があり、「少し毒があって、イマドキの爽やかじゃなくて、硬質じゃなく、子供っぽくなく、オッサンぽすぎず、甘く濃厚でセクシーな、そこそこメジャーだけど誰もが付けてるのではない香り」というワケのわからん基準で選んでたんですが、結局何種類も試香した挙句、結局、最初っから最後までこれしか頭になかったわ（ちなみに最終候補に残ったのは、シャネルのアンテウス、YSLオピウムプールオム、M7、グッチプールオム、等）。それくらい愛していたんです、この香りを。自分でも意外なほどに（単に、この香りが似合う男にしか惚れないという自分の習性では…？）。

すごくクセがあるけど、ギリギリ嫌われない、甘いけど、若すぎない。カジュアルだけど、清潔感がないと似合わない。ピエール＆ジルの絵みたいな華やかさもある（笑）。「ゴルチェが子供の頃に通ってたパリの床屋」のイメージだそうですね、納得。クラシックなメンズフレグランスのラベンダー臭、古き佳き紳士の身だしなみの香りを、ここまでセクシーでモダンで、捻りに捻ったか！そんなところに今更感心します。

つまり男の普遍的な野性の魅力や青々としたフェロモンを、体温とともに上昇してゆく深く淫靡な甘さを、見せかけじゃない懐の広さを、心地よく効いたスパイスを、こんな風に表現したことに、感謝さえしてしまう。トップの爽快感からミドル以降の変化もまた素晴らしい。これってある程度ゲイならではのセンス、かもしれません。男が纏うアンバーは魅力的だ。

女性でも使う人が実は多いとのことですが、私は（大好きな香りながら）使いたくありませんね。あくまでも好きな男の胸に匂っていてほしい香りです。ひとつ難を挙げるとするなら私はゴルチェのクラシックがどうにも苦手なのでペア使いができない、つうことか。


（以下、2003/11/18　のクチコミ）
ゴルチェのpour　femmeのほうは、どうも好きになれないのですが、
こちらは昔の彼氏にプレゼントした覚えがあります。

冬の朝。
通りを歩いていて、フッと香ってくると、振り返ってしまう。
それが、ラフな服装でヒゲ生えてたりする男の子だったら最高。
なんか、甘さのバランスがちょうどいい。
ヘンなクセもないし、
さすが、男の子のことを知り尽くした（笑）ゴルチェ先生だけのことはある！

日本人が付けると、体臭もないから、この濃さがストレートに出て
かえって色っぽい気がしてます。
広い胸に顔をうずめたくなる香り。

使用した商品

• 現品

セルジュ・ルタンス

ドゥースアメール

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格：9,900円 (生産終了)発売日：-

まさにスウィートビター。ビタースウィートじゃないところが良いですね。
不幸なことに私はこの香りを語る語彙を持ち合わせていません。
それほどに、とてもじゃないけど描写できないほどの繊細さと美しさ。
…でも結局は語るんだよなあ。

そもそもニガヨモギ（アブサン）の香りのフレグランス自体が初めて。
ダチュラノワールといい、あからさまに麻薬として使われる植物。
どうもこのシリーズには余りに透明かつ暖かな毒が含まれているようです。

とにかくザ・ギンザでの邂逅はまさに衝撃で。
とても複雑で重層的なのに、けして重くなく、どこまでも澄み渡って
折り重なってゆくような香り。不思議です。涙が出そうになりました。
こんなことは初めての経験だったので。

香りについては皆様が書いていらっしゃる通りです。
ちゃんとスパイシーで苦くて、でもそれが甘さと相殺するでなく、
堂々と、でも静かに香り立っています。
そして、泣けるような懐かしい甘酸っぱさが胸の深いところをグッと捉えます。

官能的でないといえば嘘になりますが、ここまで透明だと無機的ですらある。
場所に例えるなら鍵のかかったままの書斎と秘密の裏庭と黄昏の踊り場。
人なら首の長い女か男色の修道士。…すみません勝手なイメージ（土下座）。
実在しない幻の国の匂いのような…すみません勝手に思いを馳せつつ…
エキゾチシズムってこういうことか！と身をもって理解したような感覚です。

この冬の定番としていつの間にかそっと佇んでいた香り。
欲を言えばもう少し香り立ちが強く、より持続するなら尚良いのですが…
と思いましたが、やはり、
相当な距離まで近寄ってやっと鼻孔に届く位が
このスウィート・ビターには合っているのかもしれません。



追記（２／２）
この冬も沢山の香りを試しましたが、どんなに体調がすぐれない＆疲れてるときでも、
気分悪く酔ったりしない＆香害を引き起こさないのはこの香りだけ！と気付きました。
もはやデイリー使用で一生定番の域。化粧しない時でもこれだけは付ける、という。
墓に入れさせていただきます…
セルジュ先生（と書くとゲンズブールのようだが）に感謝。merci　beaucoup!

使用した商品

• 現品

インウイ

ジ　アイズ

[パウダーアイシャドウ]

税込価格：- (生産終了)発売日：-

昔から憧れのブランドで、
社会人になってからボーナスで全色大人買いしました。愛してます。

確かにマットな色みも多く、ちょっと古臭いんじゃないの〜？と思われるかもしれませんが、手持ちのパール系のもの（orWT900のパール）と組み合わせたりしたら、ホラ、モダンかつ上品に仕上がりますよ。

…ってことより何より、逆にこの「一昔前、最先端だった」「スカしてた」（笑）感が何だか余計にそそる。ちょいレトロフューチャーな感慨に近いかも。一昔前って、やっぱカッコいいことがストレートにカッコいい時代だったからかもしれません。何というか、エレガントでノーブルで都会的で知的かつ前衛的そして官能的…、をベタベタに体現してる感じが。だからこそ、インウイ自体が「古くなってしまった」わけだけど。

美学上、何だか人をインウイ・ファシストにさせる魅力があると思う。特にこのシャドウには。ケヴィン・オークインが遺してくれた最高の一品。
っていうかここにあるのは、今のアイディーの方には、もっといえば「資生堂インターナショナル」の方には存在しない、ドメスティックな美しさなんですよね。そしてあの時代はたぶん二度と還ってこないんです。

色の選び方、組み合わせ、パッと見モンドリアンのような美しい配置、そしてその粉やブラシの品質はもちろんすべてが極上。
数種のパレットを組み合わせて遊びができる。
特にWT900のパールは、ホント、万能ですよね。
黒うっすらベースにした上に乗せると、もうこれでもかって位に、都会（まち、とルビ振る感じですか…）のネオンの様に発色するし、他、様々な色にちょっと加えるとすごく微妙なニュアンスを生みだすんです。（今気に入ってるのは、茶色系でベースを作った渋い目元に、グリーンを載せる感じ。そこはかとなくサファリ感。）
他、しばらく使わない時期があっても、思い出したように使ってみると、どんどん新しい発見が生まれるアイシャドウです。

一生使い続けたい。
それはこれが持っているムードがある種、
自分のメイクアップ上の美学における、解り易い、目標イメージの最終形のひとつとして存在してるからだと思います。

…なんかゴチャゴチャと長文すみません。が、こんな思い入れあるブランドもそうないし、私と同じくらい深い思い入れ持ってる人って実は一杯いるのでは…。

使用した商品

• 現品

エスティ ローダー

ピュア カラー クリスタル グロス リキッド プリズム

[リップグロス]

税込価格：3,080円 (生産終了)発売日：2003/10/24

今更、かなり昔の限定品のクチコミなのですが…
これ好きです！すごく好きです！！

ていうか、これ狂ってると思います！何この商品写真！？ルミカ？って感じで…ありえない玉虫色ってか大マジでサイケな偏光パールに頭がクラクラします。何この艶！エスティどうしたの？？…色名も私が持ってるのは「レインボープリズム」「カレイドスコープピンク」（←これは友達にあげちゃいましたが）「フューシャカーマ」（笑）って…。まんまゴアトランス風味なのです。エスティ仕様なパッケージと気持ち悪いミスマッチを醸し出しつつ、近未来高級レイバー風味。ちょい前のavex風に言うとサイバートランス？何じゃこりゃ？…アゲアゲです。
こんなの見たことない！エスティ凄いです！！危ないです！

実際ちょうどこれが出た当時のエスティは、かなりドラッギーな模様のこれまたゴアトランスでアゲアゲなチークを出してたり、ビヨンドパラダイスもこの年だったかな？なんかどうにも能天気にヒッピー気分が盛り上がっていたらしく。
…にしたってこんなグロス作るか！！！？？？笑ってしまいます。エスティ、日本では奇麗なOLさん御用達ブランドだと思うんですが…

赤ともピンクとも緑とも紫ともゴールドともとれる、イチジクの香りの、この不気味な液体（グロスにしてはゆるい）が、キラキラキラキラと爬虫類のように、かつもんのっすごい未来的に（機械油のように…）光りまくる。まあ、唇に乗せるとさほど色は出ず、思ったよりは普通なんですけど（そこが残念）
…とはいえ、なんかすごく毒々しいってか、唇が違う生き物になった？なんかエッジ立ってる？うわっなんか凄いよこれ！ていうか付け唇？（笑）って位の存在感、ていうか違和感をもたらすわけです。説明しづらいな。なんというか、唇が、「生っぽいのに異次元」みたいな感じでしょうか。

夏にはちょうどいい勝負感（だが、どこで勝負？）、やりきった感が痛快！なんだかんだ書きましたが、自唇を特殊CGのようにセクシー化、異次元化→唇から全身パーティ化！できて意外と使える。派手なカッコに合うんですね。難を言えば、劣化が早いこと（未開封なのに分離したり）、もちが悪いことですが。

あらためて思いますが、化粧品ってやっぱ夢が無きゃ化粧品とは言えないんだよ！！ここではないどこかとは、ここにあるのだ。これさえあればどこにだって行けるし、何にだってなれるのです。…そんな志の高さ、自由な創造力にも敬意を評して★７つ。
こういう化粧品、魂の底からもっと求む！

使用した商品

• 現品