SueIsFineさんのクチコミ投稿一覧（おすすめ度順）11件〜15件 - My@cosme

グッチ

グッチ オード パルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：- (生産終了)発売日：2002/10/3

オリエンタル・アーキテクチャー！！！
いくら建築流行りだからって。トム・フォードったら…恐らく香調のコンセプトにアーキテクチャーが入るのは最初で最後なのでは。

とはいえ、肝心の香りですが、アーキテクチャーという立体的で多面的で…ってなイメージとは裏腹に、もっと柔らかい「揺らぎ」を含んでいると思います。その辺がオリエンタルたる所以なのか。体調や付ける人によって、これほどはっきりと香りが変わるフレグランスを他に知りません。

ムスクベース（これも、独自のムスク…ってのが気になるところですが）の香りは、体温高めな私はどうもオヤジのトニック臭およびあからさまにケモノ臭になることが多くて避けていたのですが、これは一筋縄ではいかず、何故か大丈夫なのですね。
日によって少しスパイシーなフローラルが強く出たり、もしくは柔らかみのあるウッディな重さだったり、コクのあるヴァニラだったり。ラストノートは特に味わい深い。こんなこというのもなんですが、ハーブの効いたドイツパンや、香辛料の調合の絶妙なタンタン麺のように奥深く。

実は発売当初、有楽町阪急だったかムエットを嗅いだときには、何故か（図々しいにも程があるにも関わらず）「私のための香り！」とか思ってしまって。で、ずっと忘れられずに１年後位にやっと入手したのですが。最初そう思ったわけが解りました。私は父の実家が寺なので…オリエンタル・アーキテクチャー＝寺か！と。どうりで馴染み深く…

しかししかし、これ、実際に纏うと寺どころか、前述の揺らぎも含めて、あり得ない程官能的な香り立ちをしますよね。ちょい神秘的で。一皮被ったケモノ系というか。アイズ・ワイド・シャットの例の儀式のシーンを連想してしまいました、思わず。

カジュアルダウンさせずに（そういうハズシが悪いとは思いませんが）あえて黒いファーやレザー、ピッタリとした襟付きの服等に合わせたいですね、個人的には。どんなに冬が深くなっても、これは体温を感じさせる程度に香り立ちます。（腹などに付けてしまうと、体温がくぐもった分トニック臭がモロに出るので注意）トム・フォードが遺した香りとして最愛の一品。褐色にもピンクにも見える液体もエロティックです。

官能的、と書きましたが日本男児は大概がロリコンの為（笑・大雑把な言い方）こういったムスク系は有効ではないかもしれませんね。実際現彼氏には評判が芳しく無かったです。

使用した商品

• 現品

イヴ・サンローラン

オンブル ヴィブラシオン デュオ

[パウダーアイシャドウ]

税込価格：- (生産終了)発売日：2004/2/6 (2005/8/5追加発売)

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この冷たき官能…
トム・フォードの（って、どれだけ関与してるのか知りませんが）
足下に跪きたくなるほどの排他的美しさ。

皆様のコメント通り、2色のコンビネーションの意外性は勿論、
見た目と付けた時で随分印象が異なり、ハッと息を呑むような完成度です。
サンローランの粉モノに共通していますが、とても粒子が細かく（これを付けているとカウンターでどこのかと訊かれる事しばし）チップで付けても肌の上ではかなりソフトに、かつ上品に発色。意味深で知的でどちらかというと「陰」（けして陽でなく）な仕上がり…
重くないゴージャス感。戦慄モノです。

現在のところ（パレットで入っていたものは除き）21番、25番を所持しています。

21番。私の中では無人島行きシャドー。
暗めのグリーンとパープル、どちらも締め色？と思いますが、
実は、どちらを締めに持ってきても素晴らしい。
オーソドックスにグリーンを二重の幅の上部分までぼかし、かつ下瞼の目尻側半分位迄入れ、アイライン部分、目尻と目頭側からパープルを重ねていくと、これだけで、スモーキーでシックになるのですが、（不思議ですが2色が重なる部分は、何故か本当の肌の影のように見えます）下瞼の目頭側にゴールドのアイラインを入れ、瞼の中央あるいはＣゾーンに偏光ゴールドを置いたりすると、華もプラスされて、艶のある目元になります。
私は目元がパンチに欠ける方ではありますが、こんな深い色味の組み合わせで、過剰になることなく眼の存在感を出せます。毎日使っても飽きない程の奥深さ。

25番。限りなくブルーに近いグリーンと黄みの強いゴールド。
見た目は、なんというか屏風っぽい東洋的華やかさがあります。
しかしこれ、あまり出番がないのが現状。2色ともイエローベース肌に馴染むはずなのですが、このグリーンがかなり濃いので、単に締めとして使うにもアクセント強すぎ、ちょっとエキセントリックな感じが前面に出過ぎてしまうときがあります。そういう気分のときは良いですが、会社の蛍光灯の下では無理があるかと。要研究ですね。

昨今のピンク系メイクとは一線を画す色気…
密やかな毒と都会的なシャープさを秘めた輝き。
トム・フォードがグッチグループ退いてからが心配ではありますが、
いずれ全色揃えてしまいそうです。

使用した商品

• 現品

テルムマラン サンマロ

クリスタル ドール

[入浴剤]

税込価格：600ｇ・3,300円 (生産終了)発売日：2003/11/15

ああっ一番乗り。やったね！

千葉は勝浦にあるタラソテラピー施設、テルムマラン・パシフィーク
（ブルターニュの施設を直輸入、らしいですが…それ自体は高級な療養所、
といった雰囲気で、静寂と景色の冬枯れ感がどことなく平穏な死を匂わせる、
地上の天国という感じの場所です）で購入しました。
オぺークにも売ってたと思いますが…

海藻ミネラル配合のバスソルトということで、潤い効果、そして発汗効果
（気楽にやれば結構汗出ます）もそこそこありますが、
これは何と言ってもクリスマス限定品（だったと思う）ということで
金粉入り。そしてこの淡いのにまったりと甘重いムスクのような香り
（とはいえCK　ONEに似てる気も…）
がとんでもなくゴージャス！というかスノッブ！な一品。
金粉入りのバスソルトってはっきりいってかなりバカバカしくもありますが
その無駄に豪華な感じ・そして決してキッチュじゃないホンモノ感が
多幸感を限界値まで上げてくれます。幸せです。

まろやかなお湯に浸かると鼻孔をこの高価な香りがくすぐる。
ホント、素晴らしいです。そして水の中にはキラキラと光るゴールド達。
湯上がり肌もほんのりキラキラ…あーバカバカしい（笑）そして幸せ。
プレゼントにも最適だといえるでしょう。

ていうか、自分への御褒美〜！とかいってないで
これはカップル用ですね。エロい商品です。
（１人で入ってると、何か堕ちた往年の大女優みたいな、甘い生活その後。
みたいな諸行無常の虚しさに襲われること請け合い。それも楽しくはあるが）
自分ちの風呂の狭さが憎くなると思いますが…

使用した商品

• 現品

インウイ アイディー

メタリックライナーズ

[パウダーアイブロウ・リキッドアイライナー]

税込価格：5,720円 (生産終了)発売日：-

で、インウイIDですよ。
昔のインウイを愛しすぎていたので、正直シャクだったこともあり、
なんとなく見て見ぬフリをしてたのですが、
銀座にもカウンターが出来たとあらば行かないわけにはいきません。

そしてそして…ヤラれてしまいました。
もういいじゃん！インウイID万歳！という感じ。
それでこの「メタリックライナーズ」ですが、これ、インウイIDの良い
ところが凝縮されたかのような逸品だと思います。

まず、ライナー用の練りシャドウみたいなののセット、というのが画期的。
そして色がまた、ああわかってるなあ〜というツボ押さえたセレクト。
そして見た目もスタイリッシュ。これだけでもうノックアウト…ああ。

色味は、雑誌で見たときは、サイバーっぽいなあ、普段使う機会あるのか…
と思ってましたが、実際とても万能かつ使い勝手が良い。
他の方が書いてらっしゃるように、鉱物のようなシブ派手な感じの
ツウ好みの色でいて、キワモノにならず、ちゃんとクールに仕上がります。
付属のブラシで細く入れるだけでも存在感十分。
おまけにとても描きやすいです。

下瞼の目頭より下半分のラインとして使うことが多いのですが、
目元が一気に垢抜けて、輝きます。メタリックな色のペンシル物でライン
入れるより、ずっと鮮やかで、かつ持ちもいい。
あの固いブラシが誤って目に入るととてつもなく痛いので、
キワキワに入れるときは注意が必要ではありますが…

BAさんはぼかしてシャドウにも…とおっしゃってましたが、
シャドウとして使うには伸びが悪い＆ボカシ辛いのでちょっと無理かも。
一度やろうとしたもののあまり上手くいきませんでした。

コンセプト、ルックス、使用感、仕上がり共に7つ星。
久々に心酔できるアイテムに出会えた気がします。
資生堂、まだ大丈夫かも。と思わせてくれました。
マジで参った。

使用した商品

• 現品

マイケル コース

マイケル オードゥパルファン

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：50ml・9,900円 / 100ml・14,300円発売日：-

現時点での私の定番です。
只のフローラルで終わらないフローラル。
女っぽくありつつそれだけじゃない。清楚かつ官能的。

…と、この香りについて語るのは無意味な感じ。
とにかく一度纏ってみればわかります。

一回お会いしたことがありますか？
と、軽くデジャビュも催しつつ、
でもはじめて出会う香り。もしくは、記憶の中の香り。
…「昨晩お会いしましょう」（松任谷由実）って感じ？笑
月下香だし。

オードパルファンながら、夏にも大丈夫だし、
オフィスでも付けられる感じ。そこもいいですね。
付けてる人があまり居ないのもいい。ボトルも好きだし。
ただ、最近では当初感じた感動は薄れつつありますが…

追記（３／１７）
「当初感じた感動は薄れつつある…とか書いてましたが↑とんでもないです。
最近香り熱が再燃し色々な香りを試していますが、結局この良さを再認識することが多い。ここのところは寝る前にも付けています。

フェミニンで優雅なのですが、同時にキリっとした知性がありとてもモダン。
バランスが取れているのにフォーマル過ぎない。高過ぎない。
気怠くありながら決して媚びた下品さがない。程々にセクシー。第一甘過ぎない。
だから割と抵抗なくどんな場にも服装にも合わせられます。浮ついた感じがないし。

のぼせたりして高体温になったとき（最も香害を巻き起しやすい最悪の状況）において
どんな香り方をするんだろう…との不安があったのですが（私にとって、これは
普段遣いする上で重要条件で、ムスクが強いものなどはタブーにしているのです）
何とフリージアが強く出るんですね。そしてその時、全体の印象は何故か
ロードゥイッセイに激似！これにはかなりヘコみましたが。

使用した商品

• 現品