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Hikari.Sさん
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シャネル / ブルー ドゥ シャネル オードゥ トワレット (ヴァポリザター)

シャネル

ブルー ドゥ シャネル オードゥ トワレット (ヴァポリザター)

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:50ml・12,650円 / 100ml・16,940円発売日:2010/9/3

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7購入品

2023/4/28 10:54:27

 私には、家を出る前におこなう一連の習慣があります。自分で淹れたコーヒーを飲む、歯を磨く、シャワーを浴びる(シェービング・シャンプー・ボディーウォッシュもセットで)、デオドラントをする、香水を着る、服を着る、そして髪をセットする。時と場合によって手順の違いはあるにせよ、これらを漏れなくおこなうことでOFFからONへのスイッチが入ります。習慣というよりも、儀式、と呼ぶのがふさわしいかも知れません。夜もお風呂に入るのですが、家を出る前に身体を洗って自分の体臭をリセットするようにしています。季節を問わず、我々人間は寝ているあいだに結構汗をかくようで、「起き抜けの体臭」が香水と混じるともわっとした悪臭を放つのは経験上心得ています。ある意味において、この儀式は香水を身に纏うために出来上がったものともいえます。「朝風呂に入ると身体が冷えて風邪を引く」と言われたりしますが、私にはそんなのお構いなしです。この儀式を放棄するのは、インフルエンザやコロナに感染したときぐらいで、香水をどうしても纏うことの出来ない日に限られます。

 身体を洗うときは専ら十年以上愛用している「牛乳石鹸」の赤箱を使います。様々なブランドで香水の香りをベースにしたシャワージェルが出ていますが、あくまでも香り付けは香水のみで。ただ、シャワージェルっぽい香りは好きです。清潔感のある香りって、誰にでも好かれるんですよね。休日はウッディ・アンバー・グルマン系の香水を付けてマイペースにいくのが我流なのですが、仕事の日はどうしても万人受けする香りを纏いたくなる。ここ数年はコロナ渦で周りがマスクをしているということもあり、平然とTobacco VanilleやTuscan Leather、Lost Cherry、Egoiste(黒箱のほう)を仕事に着ていくこともありました(汗)。でもふとした瞬間に、毎日個性のある香りを纏うのって疲れるよな、と自省したことがあり、それ以来仕事のときはBleu de Chanel(EDT)に頼るようになったのです。EDPバージョンも候補に入れたのですが、インセンスやアンバーが強く出るため結局EDTに落ち着きました。

 トップノートの、ベルガモットの香りの中から立ち上がるシャワージェルを彷彿とさせる男らしさ、ミドルノートのジンジャーをベースとしたスパイシー感、そしてラストノートの少し苦みのある、土っぽい残り香(おそらくベチバーやパチュリ由来のもの)、どれをとっても着ていて心地よく楽しめます。EDTなのに長持ちするのは、さすがChanel。ここ数ヶ月ほぼ毎日着ていますが、飽きのこない香りでずっと付き合っていられます。冬の終わりから着始めたのですが、夏前くらいまでは香害にならず使用できそうです。ただ、鼻馴染みする香りではあるので、思わずたくさんプッシュしてしまうのが悩みどころ(度を超すと「歓楽街のお兄さん」になります)。こういう香りこそ、太腿などに少量つけてふわっと香らせるのが粋なのでしょうが、私にとって、朝の儀式の最後に自分を整える「ラッピング」のようなものなので、ついつい気合いを入れて4プッシュほどしてしまいます(苦笑)。いや、逆にそれくらい纏って一日過ごしたあとの残り香を夜のプライベート空間で楽しむというのが、乙なのかも知れませんね(隣に女性がいればなおよいのでしょうが……)。

 香水に「物語性」や「神秘性」を求めるのであれば、この作品は物足りないし面白味がないと思います(そういう意味では、私も大好きなニッチ系香水とは対極にあるといえます)。しかし、そういった崇高なものを日常で高らかに掲げて、共感を得る機会が果たしてどれくらいあるのだろうか、奇抜な香りで人を強制的に振り向かせ、記憶に爪痕を残すのが私の日常といえるのだろうか、と考えるときもあります。日々の生活に融け込んだ、清潔感のある香り。人を振り向かせるほどではないけれど、あの人いい香りかも、とほんの少しだけ思ってもらえる香り。同じものを他の人が着ていても、何となく許せてしまう香り。そういった香りを気負いせず纏えることが、ささやかな日常で大切にしたい、ささやかな幸せなのだと思います。だから、もしも、今所有している数十本の香水をほとんど処分しなければならないとしたら、Bleu de Chanelは必ず手元に残しておくでしょう。今日もいつもと変わらず、朝の儀式のフィナーレに、日常に融け込むためのラッピングを施して家を発つ自分がいます。

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