★キャプテンD★さんのシャネル / シャネル N°5パルファムへのクチコミ |
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2017/1/5 11:30:48
1921年、マドモアゼル・シャネルの「女性の香りのする、女性のための香り」を、という願いに、初代シャネル専属調香師 エルネスト・ボーが応えた、当時の常識を超える抽象的な調香。その試作の中から選んだ5つ目のボトルを、彼女は「 N°5」と名付けた・・・。
香水と言えば、まずシャネルNo.5パルファムが挙がる、知らない人がいない香り。
実際に肌に乗せてみると、強烈なけばけばしいパウダリーな香りに一瞬たじろぐが、次第に上品なフローラルブーケと合わさり、一度嗅いだら忘れることができないそのキャラクターは、古臭さを全く感じさせない。
つける人を選ぶし、たとえつけたとしても「シャネル5番をつけている人」となってしまうくらい個性的で、とてもゴージャスな香り。
TOPはCitrus-Aldhyde。すっきりしたレモンやベルガモットから始まるが、そのすっきりさを覆い隠すほど濃厚な、パウダリーな甘いネロリの香り。
MIDDLEはFloral。明るいイランイランと重厚なアイリスを、パウダリー漬けした香り。さらにジャスミン、ローズが加わり、より複雑さを増し、とてもゴージャスな香りに。
Woody-Animalic。アイリスとウッディを主体にしたパウダリーと、バニラ、アンバーの甘さと、シベットの暖かい温もりを合わせた香り。実際に肌に乗せると、体温でより肌になじむようで、ムエットで嗅ぐよりもさらに深みを増す。このベースは相当好きだが、トップ〜ミドルがあまりにも女性的であるため、なかなかつける勇気がない・・・。
この香りを使いこなせる女性は素敵だと思う。上品な色っぽさがあって、かつ包容力や自信を感じる。ただし、つけ過ぎると恐ろしいくらい攻撃的な女性の香りに飲み込まれて、シャネル5番の人になってしまうため、注意が必要。
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