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ガブリエル シャネル オードゥ パルファム (ヴァポリザター)
容量・税込価格:35ml・11,550円 / 50ml・16,500円 / 100ml・23,100円発売日:2017/9/1 (2018/4/20追加発売)
2017/9/8 23:37:34
次にシャネルが香りを発表するとしたらどんな名を冠するのか。
そういった興味をそそるほどシャネルの香りはその名も意味深く、その香りのアイデンティティを凝縮したSIGNATUREとも言えるもの。
新しいシャネルの香りの名はガブリエル。
20世紀を代表するデザイナーでありシャネルの創始者である"その人"の名を冠した香りは、四種類の白い花だけで構成された女性性からエグみを取り払った明るく柔らかいデリケートなホワイトフローラル。
秋の装いを拵えに阪急うめだ本店でしこたま散財しエスカレーターを降りたところでイベントスペースから薫り立つ柔らかなフローラルにまんまと惹き寄せられてしまいました。
ピンクベージュのヌードなロングワンピースを購入した直後の出逢いだったので、このワンピースに合わせたいと思ってしまい、50mlを即決。
まずムエットで香りを試してみたところ懐かしのRALPH LAURENのロマンスに似てるような、ロマンスのトップは鼻にツンとくるキツさが苦手でしたが、そのキツさが抜けたミドル以降のほんのりパウダリーを思い起こすフローラルブーケという第一印象。
実際に皮膚に乗せてみるとロマンスとは異なる印象で、四種類のどの花の生花の香りとも違う、花の持つイメージを美化してまとめた香りです。
正直なところ私の肌ではチュベローズの青みより恐らくジャスミンのクリーミーな甘さが引き立ってしまうのは残念です。
チュベローズが主役で他の花々と調和した佳い香りが、これがなかなかないんですよね。
チュベローズだけの香りならル・ジャルダン・ホトルヴェが本格的なチュベローズのシングルフローラルを出しているので、ガブリエルと重ねてみたくなります。
チャンスオータンドゥルと重ねると、上品なで優しいイメージが一層高まり、甘さがプラスされて素敵だと思います。
シャネルの香りの中では一番デリケートなイメージの香りではないでしょうか。
ただチャンスオータンドゥルという香りが日本女性、ひいては日本男性の思い描く女性像、あるいは寧ろ女子像というものを余りにも素晴らしく完璧に美化した稀代の香りですので、この日本という国ではチャンスオータンドゥルより人気が出ることはない気がします。
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[乳液]
容量・税込価格:100ml(詰め替え用)・1,705円 / 120ml(本体)・2,090円 (編集部調べ)発売日:2008/10/11 (2023/3/11追加発売)
2019/12/25 16:15:36
正直なところ、実は乳液が苦手です。朝は使わないこともありました。
ですが、こちらの乳液は私にとって「これぞ理想の乳液」と言っても差し支えないくらい、
保湿力と肌を綺麗に整えるという力に特化していて気に入りました。
乳液のヌルつきが苦手ですが、それがありません。さっぱりしすぎることもなく。
まず、テクスチャーが非常に優秀。プッシュ式容器で適量が楽に押し出せて使いやすく、
それもそのはず、ノズルをスムーズに通過できる程度のとろみ、粘度が高すぎない等のおかげ。
肌表面に膜を張ったり、いつまでもヌルヌルと不快だったりがなく、
じわりと肌に溶け込むように馴染んでいき、馴染んだ後はスベスベに変わるのが見事です。
キュレルの化粧水については10年ほど前に評価していますが、乳液もほぼ同じ感想です。
肌が弱って欠損している部分を上手く補いサポートし、不要な成分はとことん排除し、
シンプルに本当に肌が必要としているものだけが、欠けたところにするっと入り込みます。
まるでジグソーパズルの欠損部に、ピースがピタッと収まるような感じ。
ですから、肌が弱っている時も揺らいでいる時も、使える物が無くなって狼狽している時も、
こちらは安心して使えます。
すぐに効果や手応えが出るものではなく、使用しているうちに肌がどんどん回復し、
強くて丈夫な肌だからこその、しなやかさを取り戻していくのを感じます。
約2週間で肌が随分元気になりました。
使用感の良さは使用直後から感じましたが、肌の見た目の変化がそれぐらいでした。
難しい年齢になってきて、加齢に対するアプローチが強いスキンケアもしたい、
でも閉経が近づいているのか、明らかにホルモンバランスの乱れによる不調もあるし、
女性ホルモン分泌の低下なのか、肌がカサついたり今まで使えていた物が微妙な日も。
キュレルは確かに肌には優しくて安心ですが、アンチエイジングなどの攻めケアができず、
果たして優しいだけのケアで、このままで良いのだろうかという不安もありました。
シワやシミやたるみなどが出てこないかという漠然とした不安です。
ですが、それは杞憂だったようで、というよりも正しいスキンケア、
本当に肌に良いケアがいかに大切かを痛感しました。
どんなに高機能、高性能の高い化粧品を使用するよりも、肌の透明感や肌色の美しさ、
肌艶の良さ、きめが揃い毛穴がまったく目立たない滑らかな表面などの手応えがありました。
これは私が揺らぎ肌だからかもしれません。
元々の素肌は丈夫で強い方だったと思うのですが、化粧品に対して合う合わないが極端で、
他の多くの方が絶賛されているものでも合わないということは良くあります。
合わない物を使うと、すぐ赤みやくすみや吹き出物、痒みなどに直結する肌でも。
反面、スキンケアを2日くらい全くしなくても平気な肌だったりします。
何もしなくても平気だったこともあって、宇津木医師がすすめている、
「何もつけない、何もしないスキンケア法」を実践したこともありますが、
それはそれで一長一短あり、結局はその方法は私にとっては疑問が残る結果で中止。
何もしないのも良くない、でも化粧品によってはかえって肌が傾くという厄介な私の肌。
その気難しい肌を上手くなだめてくれて、なだめるだけでなく更に整えてくれて、
丈夫でありながら綺麗にしてくれるのがキュレルの化粧水、乳液、クリームだと思いました。
つい最近までは他のスキンケアをしていましたが、加齢による様々な変化に伴い、
今は思い切ってキュレルをメインにすることに。
30代や40代前半の時は良いとは感じたものの、使い続けることは考えていなかったキュレル。
まだまだ他の攻めの化粧品が有効に感じられる肌だったからです。
しかしながら、今はキュレルで安定し綺麗になっていく手応えがあり、
更年期の入口にいる私にとって、とても合っているのだなと感じました。
乾燥、かさつき、きめの乱れ、ごわつき等と無縁で潤った健康的な肌でいられるため、
化粧乗りも安定しています。
更年期近くになってきて、肌調子が良いとスッピンに眉だけ描いて出かけていた昔と違い、
色々と肌の難点が目につくのでメイクは欠かせませんでした。
けれども、再び最近は近場ならスッピンに眉だけ描いて出かけられるようになりました。
些細なことではありますが、こんな何気ないことがとても嬉しいものです。
もし病気になっても、キュレルなら体調不良でも使えるような、そんな優しさがあります。
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