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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:-発売日:-
2023/4/16 13:41:54
文房具、特に万年筆や高級紙が好きな私は、「紙」の名を冠したこのフレグランスを、発売当初から気にしていました。
そして一昨日、梅田に出る用事があり、売場へ行って早速腕に振りかけて頂きました。
その後、阪急メンズ館をウロウロ。。。地階の出口で大学生っぽい男の子のグループと遭遇!その中の1人が「わ、めっちゃいい匂いやんけ!どこからや、どこからや??」と匂いの元を探しています。でもそこには、私しかいません。そのことを察したらしく、黙って行ってしまいました。
これはフレグランスに対する最高の褒め言葉だと思います。
香りは、優しく肌に寄り添うようなので決まり!!です。売場に戻って、即買いました
後で調べたら、ムスクとミモザが主役で、お米っぽい香りが隠し味のようですね。
「香水 ある人殺しの物語」という小説で狙われる少女たちは、きっとこんな香りを放っていたのでは!?
私は本来ムスクが苦手なのですが、このような使われ方は素晴らしいなぁと思いました。
「紙」に関しては、あくまでイメージだと思いました。
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- doggyhonzawaさん 認証済
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- 52歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
2018/12/1 14:26:30
どうしよう?女は明らかに焦っていた。明日、男の人と公園でデートする。デートじたい何年ぶりだろう?先日、友達の紹介で知り合ったばかりの2人。初対面で意気投合して「外苑のイチョウを見に行きたい!」とはしゃいだら「知ってる公園ですけど、そこもイチョウがきれいですよ。一緒にどうですか?」と誘われた。その日が明日に迫っている。明らかにドギマギしている。
服は決めた。靴ももう磨いた。メイクは薄めでいく。キャラはこの前のノリで。あ!でも香水はどうしよう?最初だからやめとこうか?でもあたし香水つけないと落ち着かないかも。うー。
ドレッサーの鏡に映るのはもう若くない自分。鏡の下に並べられた数々の香水ボトル。「香水をつけない女に未来はない」ココ・シャネルの言葉がよみがえる。やっぱりつけていく!でもどれ??あれこれ考えた。真剣に悩んだ。そして女は不意に1本の楕円形ボトルをチョイスした。
「うん、これでいく!香りも柔らかいしトビも早い。ディプティックのオー・ローズ、君に決めた!(←この時点で実は自分でもアウトなキャラだとわかってはいる)」
ディプティックのオーローズは「バラの水」の名にふさわしいシンプルなオードトワレだ。香調で言えば、フルーティー・フローラル・ムスキーといったところ。読んで字のごとく、トップはフルーティ、ミドルはローズ、ラストはソーピーなムスクへと変化していくローズ系の香り。
スプレーしたてのトップは、とてもフルーティーな香りがふんわりと広がる。アクアティックなライチのノートだ。わずかにプラスティック様のファセットも伴うが、まさに朝露に濡れたバラからひとしずくの水滴が落ちたようなボトルイラストそのものの印象。ひんやりとしていてみずみずしい朝の雰囲気を表している。
3分ほどすると、ライチの透き通るような香りの下から同じ高さでローズの香りが広がってくる。ピンクの薔薇を思わせる可憐で柔らかいローズ香だ。ディプティックによると、ダマスクローズとセンティフォリアローズの2種類のイメージのようだ。青みも濃厚さもないさっぱりしたローズ香なのでセンティフォリア系の特徴が強いように思う。朝に咲いた薔薇が日の光を浴びて可憐にたたずむ姿、デイタイムの薔薇をイメージしたような香り。
1時間ほどすると、ローズ香と入れ替わるようにソーピーなムスクが感じられるようになる。構成を見るとシダーやホワイトムスクとなっているが、ウッディはさほど感じない。こちらもとてもライトなムスクで、石鹸のツンとした感じはなくシャンプーの残り香のよう。1日の疲れを落としたシャワー後の香りといった風情だ。
してみると、トップが朝、ミドルが昼、ラストが夜といった感じに時間的経過を押さえているフレグランスだということが分かる。昨今はあえて3段階の変化をしない、よく言えば前衛的な香り、悪く言えば調香の処方を無視した作りの香りも多いけれど、これは分子揮発のタイミングのズレをきちんとふまえた調香作品だと言える。
ポイントはオードトワレとはいえ、持続時間が2時間いくかいかないかという点だろう。この淡さと持続時間はトワレではなくコロン濃度だ。全体にとても揮発しやすい軽い香料を集めてブレンドしているように思う。この点はこの作品の大きな特徴だ。早く消えるのが好きな方もいるし、ずっと肌に残っているのが好きな方もいる。そういう意味では、いつでも気軽に使ってすぐに香りが変化して消えていくタイプのフレグランスが好きな方にはいいと思う。特に、一般的な薔薇香水よりもずっとフルーティーでライトな香り立ちなので、薔薇の香水なんて濃厚で苦手という方や、柔軟剤よりワンランク上のライトな香りに包まれたい方などにはうってつけだろう。香水みたいにきつい香りはNGという方にもおすすめの香りだ。
「うん、やっぱりオーローズにしとこう。」女は決めた。シュッとデコルテにスプレーして、いつもより念入りにナイトマスクをしてベッドにすべりこむ。灯りを消して暗闇の世界にいざなわれる。目の奥にイチョウの並木道がぼんやりと広がる。その鮮やかな黄色の世界を男の人と歩く…。そう思うだけでドキドキした。
しきつめた黄色の絨毯。公園のベンチに座ってどんな話をしよう?はー。思わず吐息がもれる。今夜は眠れないかもしれない。
そんな思いをそっと包みこむかのように、フライングして身にまとったオーローズの香りが、ブランケットの隙間から柔らかく立ちのぼってきた。
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- blossom939snさん 認証済
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- 24歳
- 敏感肌
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[美容液]
容量・税込価格:30ml・9,460円 / 50ml・12,980円 / 100ml・21,780円発売日:2012/3/30 (2023/10/27追加発売)
2021/9/22 19:18:42
サイズ感もちょうどよく、使いやすいです♪
ホワイトニングでずっとランキング入りしていた商品なので気になっていましたが、とても良いです♪
- 使用した商品
- サンプル・テスター
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- doggyhonzawaさん 認証済
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- 48歳
- 乾燥肌
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:-発売日:-
2014/8/15 22:31:17
どこかでかいだことがある香り。しかも、かなり身近で。何度も。じゃあ、一体どこで、俺はこのオイエドの香りと出会っているんだろう?
トップ。すごくクールなメントール系柑橘ミックスの香り。イメージは「お江戸」と「柚子(ユズ)」で作ったのかも知れないけど、これは柚子じゃないと思うな。熟れたマスカット。そんな印象。もっと言うと、クールマスカット。つけたてからとても皮膚がひんやりする。ひんやりし過ぎて、場所によっては痛いほど冷たい。ミントでもハッカでもなく、ユーカリや松ヤニ系のような超クールな感じ。だから、トップの第一印象は、マスカットミントガム。それにしても、クール感強い。
ミドル。あまり変化しない感じ。清涼感が少し落ち着くと、下から一気に砂糖みたいな甘さが上がってくる印象。ほんとにガムなみの甘さ。けれどここまで来ると単にマスカットミントガムだけじゃない、苦みやハーブ感も感じられてくる。クレジットされているのはタイムだけど、とにもかくにも、クールさと甘さがうるさくて、タイムがどうとか全然わからない。このへんに来て、やっとこの香りに似ているものをいくつかリストアップできる。
歯磨きした直後に、カンロのピュレグミ「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を食べた味。
ヴィックスドロップ・レモン味&オレンジ味を1こずつ口に入れて、激しくなめた味。
ミンティアのレモンライムミント味を口の中に3粒入れてかじった味。
粒ガム・クロレッツのライムミントを2粒かんだときの味。
いろいろ実験して、これらに近い感じがしている。
ラストは特に大きな変化もなく減衰していく印象。どちらかというと、最初の強烈な印象のままうすれていくシングルノートっぽい感じ。その最初の香りが、クールで甘くてフレッシュで、どこかで確実にかいだことのある不思議な香り。でもよくわかった。これは香りではなかった。オイエドの香りは、グミだったり、のどの消毒剤だったり、フルーツミントガムだったり、フルーツミント系タブレットだったり・・・。
そう、これは、「味」だ。鼻が記憶しているのでなく、舌や口内が記憶している「味」の再現だと思う。
1963年より、自家製アロマキャンドルで名声を得てきたディプティック。このオイエドの香りの調香師は定かではないが、「江戸」でも「柚子」でも、ましてや「太平洋岸の柑橘果樹園」でもない、駄菓子の味ライクな香りは、今までありそうでなかったものかもしれない。同じ名前のフレグランスキャンドルは「グレープフルーツ&ユズ」の香りとクレジットされているようだが、かいだことはない。けれど、たぶんこのトワレとは印象が違うような気がする。
夏の暑いさなか、トワレをつけたときのひんやりクールな清涼感は、まるでシー・ブリーズをつけたかのよう。(肌の弱い方は注意かも)それでも香りは爽やかというよりも、駄菓子系の甘いフルーツミント味。おいしそうな味ではあるので、食欲を喚起したり、元気にしたりする効果はあるかも。つけるならデイタイム。湿度の低いときは甘さが強く出てくる感じがする。
柚子の香りとは思わないけれど、それでも柚子とお江戸をイメージしてこの香りを誕生させたのなら、キーワードは、「ユズ湯」かな。柚子じたいは飛鳥時代から日本で栽培されていたという記録が残っているものの、香りとして柚子を楽しんだのは江戸時代、冬至の際に行った「ユズ湯」が始まりだそうだ。だとすれば、真冬の寒い時期に、この柑橘ミックスの香りはまた違った風味を見せてくれるかもしれない。
「冬至(とうじ)には、湯治(とうじ)で、ゆず湯に浸かる。ゆず湯は体を温め、風邪にかからぬ。身体息災であれば、これ、万事に融通(ゆうづう)がきく。」
そんな江戸時代の粋な語呂合わせを、知ってか知らずかディプティック。
この香りは2000年に作られた。ディプティックが日本に入ったのは2003年、南青山に日本旗艦店ができたのは2013年だ。この店のオープンを記念して、「パリ」「東京」という名のフレグランスキャンドルも発売されている。だから、いずれ「東京」という名のトワレも発売されるかもしれない。しかし、しかしだ。
「オイエド(お江戸)」のイラストが2本の柑橘の木で、なぜに「東京」のイラストは江戸城なのだディプティック。いつも何かが、若干ずれていないかディプティック←やめろよ(爆)
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