14件中 11〜14件表示

doggyhonzawaさん
doggyhonzawaさん 500人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 50歳
  • 乾燥肌
  • クチコミ投稿426
セルジュ・ルタンス / ダチュラノワール(Datura noir)

セルジュ・ルタンス

ダチュラノワール(Datura noir)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日:-

5購入品

2016/5/14 21:02:17

ダチュラ・ノワール、それは何かを殺める香り。

夏の夕暮れどき、静かに花弁を開き始め、真夜中に濃厚な甘い香りを漂わせる白い花ダチュラ。ダチュラ・ノワールは、真夜中の秘密。禁断の扉の向こう、ブラック・ベルベットの夜の底へいざなう妖艶な白いドレス。

ダチュラ・ノワールは、2001年、セルジュ・ルタンスから発売された、クリストファー・シェルドレイク調香のオード・パルファムだ。50mlで10000円前後。

この作品でイメージされているダチュラは、夏から初秋にかけて、夕方から咲き、明け方には花を閉じるという、夜咲きの花。ナス科の植物で、花の形もアサガオなどに似ていることから、日本では古くから「チョウセンアサガオ」とも呼ばれている。根・茎・葉・花など、あらゆる部位にアルカロイド系の猛毒をもつ植物として有名だ。その近種はさまざまあるが、どれも幻覚を引き起こすなどの強力な作用をもつ。

「夜顔」ダチュラ。それは、かぐわしく危険な香りで受粉蛾を引き寄せる魔性の花。

そんなダチュラ・ノワールのトップは、強烈なフローラル・エクスプロージョンで花開く。一瞬のキンモクセイ、高いところで、そのやや金属的でふくよかな香りが漂い、中音でヘリオトロープの甘く苦い香りが広がる。同時にアメリカンチェリー様の暗くよどんだ甘苦いフルーティーさが重なる。シトラス系の爽やかな雰囲気はいっさい感じられず、何かしら人工的な素材、塩化ビニールを柔らかくするために入れる可塑剤のツンとした匂いのようなものがきついトップ。

この洗剤っぽい匂いが強くて、スプレー後に何度か鼻を近づけていると、自分は軽い頭痛を感じてしまうことが多い。このトップの香りを受け入れられるかどうかは、好きか嫌いかの分かれ目だろう。ヘリオトロープの香料の苦みかも知れない。

やがて、5分もすると、軽いめまいを催すようなビニルっぽい苦みは静かに消失していき、ココナッツのクリーミーさをまとったチュベローズの妖しげな香りが広がってくる。甘く気だるい、そして影のある月下香の香り。花粉の粉っぽさや、花の香りの奥底に感じられる何かしらアニマリックな風味も醸し出しながら。

そこに、アーモンドのコクのある苦みが混じり、さながら杏仁豆腐の香りの元となる杏仁霜の雰囲気が強くなってくる。杏仁豆腐を作る際は、杏仁霜の代用品としてアーモンドパウダーを使用することも多いから、さもありなんといった感じだ。ディオールのヒプノティック・プワゾンなどが好きな方なら、このへんの香りは好みの系統かも知れない。アーモンド&トンカビーン系の、ちょっと胸苦しいような独特の甘みと香ばしさは、香りがミドルに入って落ち着いたことを知らせてくれる。

あとは、クリーミーなチュベローズ&ジャスミン様の雰囲気の香りがそのまま落ち着いて、約4〜6時間ほど香る。ただトップのフローラルの押し出し感からは想像できないが、ミドルからはわりにスッキリした香り立ちで、濃厚さはなりをひそめていく印象だ。次第に下の方から、ムスクっぽい透明な雰囲気が立ち上ってくるようになる。

ラストは、高級石鹸を思わせるムスキーな香りに変わる。ほんのりツンとしていて甘め。このあたりが、ダチュラの花の濃厚な香りを表現しているようにも感じられる。そして、最後の最後にわずかだが、キャラメリゼしたような焦げた感じのヴァニラっぽさが顔をのぞかせる。灼けた肌の匂いと間違えそうな香りだ。それがソーピーなムスクと相まって、清潔な雰囲気で消えていく。さながら、夜明けの光に昨夜の秘密を暴かれる前に、真夜中の出来事にベールをかけて、何事もなかったかのようにふるまうような、穏やかなムスクとヴァニラでドライダウン。

別名デビルズ・トランペット、男を幻惑する甘い麻薬花、ダチュラ。退廃的でエキゾティックな香り。人々は古来より、この花のもつアルカロイドの作用により、強烈な幻覚を見続けてきたのだろう。夕べに花開き、その蜜の香をまき散らし、あまたの蝶や蛾を誘引し、虜にする夜の貴婦人。官能的でありながら、誰もが触れられないほどの強烈な毒を内面に黒く咲き散らかす女性。秘めやかな夜のベールのもと、夜目にも白いその天幕のドレープの下、今宵も繰り広げられる謎めいた儀式。それは、誰にも言えない欲望の花開く夜。

ダチュラ・ノワール、それは、何かを殺める香り。その蜜恋しさに集まり、金の鱗粉を闇に散らす毒蛾たちの群れ。愛憎と嫉妬とせん妄が、狂おしい夜の営みとともに紡がれてゆく。そのかすかな羽音が消える頃、命を落としたのはだれ?

私をもっと見て。でも、決して触れないで。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
vanillineさん
vanillineさん 500人以上のメンバーにフォローされています
  • 37歳
  • 普通肌
  • クチコミ投稿681
Meow Cosmetics(海外) / Pampered Puss FOUNDATION

Meow Cosmetics(海外)

Pampered Puss FOUNDATION

[パウダーファンデーションルースパウダー]

税込価格:-発売日:-

評価しない

2012/6/17 16:57:58

画像追加。
サンプルバッグで色についてのインプレッションです。使用感・機能性は別途。

■今回試したサンプル色概観
Chausie(cool pink)-0/1/2
Bengal(beige)-0/1/2
Siamese(neutral)-0/1/2
(カッコ内は公式のカラーガイドの表記)

いずれも彩度をおさえた、ややグレイッシュなペールトーンのグループですが、出始めのころのBBなどにあった「グレイッシュだけど色の印象が濃くてもったり」という感じはありません。
あっさりめのグレイッシュ、白っぽく褪せたようなカラーグループという感じ。

Chausie(cool pink)=ソフトな白ピンク
Bengal(beige)=Chausieよりピンクの特徴を減らしたソフトニュートラル
Siamese(neutral)=やや黄みを帯びた渋いニュートラル

明度の0/1/2は小刻みであがっていきますが、MACのNC15-20がちょうど1-2に重なるようなイメージです。
ほかの色を試すと相対的に印象が変わりそうですが……。

■カラーマッチ
※カバマBN10程度、サロン診断夏クリア一部冬クリア可、
首=黄色寄り、顔=ピンク寄り、血色透けやすい
ソフトピンク系仕上げが苦手、クールイエロー〜ニュートラルが好み

○Bengal-1(カバマB系近似色?、顔の肌にジャストの色相傾向、ニュートラル)
○Bengal-2(同上、2だとやや日焼け風に作りこんだ印象? 1.5あたりまでが自然)
○Siamese-1(黄み帯び低彩度ニュートラル、首とのなじみ良く、映える色)
○Siamese-2(1よりやや黄色が明確になる、違和感の少ないライトな日焼け風仕上げ)
×Chausie-1(ソフトな白ピンク、ピンクが優勢すぎて合わず)
×Chausie-2(同上)

・各色0明度は好みからいうと白っぽすぎる
・Chausieはピンクが強すぎる
・1-2、Bengal-Siameseはどちらでも好き、季節やメイクで変えてもいいという印象
・顔の肌色に対してジャストカラーなのはBangal-1
・全体の仕上がりとして首とつながりよく、メイクとしても好きなのはSiamese-1

■ブルーベースの方へのヒント(※サロン診断済みで、パーソナルカラー理論に基づいた自己分析がある程度可能な方)

わたし自身はBangalとSiameseで迷いましたが、どちらもアリといえばアリなのですよね。多少のブレはありますが、どちらも大きくくすんだり濁ったりはしない、メイクによってかえてもいいな、と思える範囲内です。

以下、好みや個人差が大きいのでサンプル試用をすすめますが
わたしと似たタイプの方がBengal〜Siameseで迷った場合

・ソフトで女性らしいメイクやファッションが好み
・肌に血色の影響が少なく、首と顔の色に大きな違いが無い
・ファンデのピンクっぽさには許容範囲が広いが、黄みにはシビアに反応しがち
・ブルベ可能と言われるレモンイエロー系ファンデがしっくりこない
・ソフトカラーに対して許容範囲が広い(ピンク〜紫を選ぶときなど)
・「抜け」になる色(ベージュやコーラル・オレンジのブルベ可能色)を取り入れるのが苦手でうまくいかないことが多い、または好みとして許容しにくい

→ 以上の条件が多い方はBengalのほうがしっくりくるような気がします。
特にカバマBP近辺で首も顔も明確にピンクが優勢! という方はChausieもいけそうです。

・しゃきっとしたメイクやファッションが好み
・レモンイエロー系のファンデや低彩度グレイッシュイエローのファンデが好きだった
・血色が透けやすく、顔がピンク寄りで首などはクールイエロー寄り
・明度にかかわらずピンク系ファンデが苦手
・赤みやピンクが濁りになりやすい、ピンクや紫のソフトカラーの微妙な違いにシビアに反応しがち
・ブルベ可能といわれる抜け色は、色がだいたい合っていれば、好みとしては許容できることが多い

→ 以上の条件が多い方ならSiameseが気に入るのではないかと思います。

また、肌も黄みが明確で、しゃっきりしたレモンイエロー系を狙っている方は、ほかのイエロー系も試すべきでしょう。
Meowにはイエローのバリエーションが多く、Siameseはその中では「イエローのグループに入らないニュートラル表記」だからです。
ほかのイエロー系の中に、もっと「蛍光がかったシャープな黄色」が存在する可能性があるので、はなから排除せずにいろいろ試したほうがよいと思います。

使用した商品
  • サンプル・テスター
  • モニター・プレゼント  (提供元:未記入)
サボハニさん
サボハニさん 10人以上のメンバーにフォローされています
  • 27歳
  • 混合肌
  • クチコミ投稿196
ジャンヌ・アルテス / スルタン オードパルファム

ジャンヌ・アルテス

スルタン オードパルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:7ml・1,320円 / 100ml・4,290円発売日:-

0購入品

2010/8/19 17:10:04

好きな方、相性の良い方、ほんとうにすみません。

テスターの香りは、キツすぎないオリエンタルで
「夏のそういうファッションの時いいんじゃない?」と安かったし
そのまま大きなボトルを買いました。

そして早速シュッ。
・・・どこかにおじさんが見える様な。

と思ったら気のせいで、すぐにピーチとバニラの混じった可愛い香りがしてきました。良かった、成功だ!付けた瞬間さえ過ぎればオッケーだ!

と思いました。

しかし、気に入ってクンクン嗅いでいると、さっき見えたおじさんがまたいたような気がするのです。何度も何度も。

そのおじさんはだんだんと存在感を増し、可愛いお姫様の回りにうろうろまとわりつく様な感じになってしまいました(涙)

付ける場所が悪かったか、と(手首でした)本日お腹にシュッしてみました。
今度はお姫様も見えず、ひたすらおじさんの絶好調ワンマンショー(笑)
休みの日で良かった・・・

何なんでしょうこのおじさんの整髪料臭は・・・例によって何かの香料が私に激しく合わないんでしょうが、それにしても耐え難い。

このボトル、どうしましょう(笑)

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
プリティマザーさん
プリティマザーさん 500人以上のメンバーにフォローされています
  • 41歳
  • 混合肌
  • クチコミ投稿533
セルジュ・ルタンス / ダチュラノワール(Datura noir)

セルジュ・ルタンス

ダチュラノワール(Datura noir)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日:-

5購入品

2005/5/31 01:36:23

DATURA NOIR(ダチュラ・ノワール)。
深淵に吸い込まれそうな感じの、この響き。
それはきっと一筋縄ではいかない手ごわい香り・・・そう思いつつも、だからこそ魅かれてしまう。
怖いもの見たさの気分と、掻き立てられた好奇心に押されるように
ザ・ギンザを訪れ、この香りを手にしてしまいました。

そもそも"ダチュラ"と言ったら・・・
*** 『全能の神』とも『悪魔の花』とも謳われた花 ***
*** 根・茎・葉・花などすべての部位にアルカロイドを含む有毒植物 ***
*** 江戸時代の蘭学医・華岡清洲が、この植物からとった麻酔薬で、乳癌手術を行ったというエピソード ***
 *** 京極夏彦の『姑獲鳥の夏』で病院の庭に咲く、僅かな風に揺らぐラッパ状の白い花 ***

ダチュラの花に関する僅かな知識と、ノワール(黒)という色から連想するのは、
淫靡で妖艶な魔性の香り。
目の前にある香りを使いこなす自信のないまま、
どんな香りなんだろうと近寄り・・・まずは、ひと吹き。
その瞬間、例えにくいような、シャープで刺激的な香りが広がります。
けれど、その刺すようなイメージの香りはすぐに落ち着きを見せ、
代わって、最初の瞬間とはまるで異なる、少しまったり感のある甘苦い香りが肌を覆います。
杏仁豆腐・・・?確かに杏仁豆腐系の香りかも。
でも、杏仁豆腐と言っても、体温低めの私の肌の上では甘みは全面に出ずごく控えめ。
適語が見つからないけれど、ほろ苦さを包含した杏仁豆腐という表現が一番近いでしょうか。

そして、肌に顔を近付けて深く香りをかいで見ると、杏仁豆腐のような香りの奥に静かに漂うのは
白い花をイメージする気品あるフローラルの香り。
このミドルノートは日によって、フローラルを強めに感じたり、
気温のせいなのか杏仁系の甘さが強めに出てココナッツ風味に近い香りを感じる日があったり。。。
多面的な表情をたたえたミドルの香調は捕らえどころがなく、一言で表現し難いものがあります。

更に時間が経つと、最後の方は、オリエンタルなお香のようにも感じる、
少し癖のあるパウダリーな香りとなって、穏やかに収束していくのでした。

多面性を持ち、奥行きが深いのは間違いないけれど、
全体を通して、フレグランスのネーミングから連想するほどの際立った官能性は感じず、
”いかにも”な妖艶さもない。
なのに何となくフェロモンとかエロス・熟した印象を持ってしまうのは何故?
何度かつけるうちに、私なりに出した答えは『肌との密着感』。
この香りは、洋服のように『纏う』という感じでなく、肌にクリーミーに溶け込んで
元々の肌の香りがそうであったかのように内側から匂い立つように香る。
一見、何の毒も持たない美しくおとなしい外見に無防備に近付くと、いつの間にか罠にはまる。

余談ですが、ダチュラの、白く大きく、気だるそうにしながら咲くラッパ状の花の姿自体、
白いドレスの一片やドレープを思わせる一方で、
見方によってはその曲線が女性の姿態のようでもありますよね。
そして、この花が夕方から開花し始めて、夜に強い芳香を放つということも
この花の印象に拍車をかけます。
闇に浮き出るように咲く白いダチュラ。
ダチュラ・ノワールを知って以来、この花を目にするたびに、
清楚と淫靡という両極性を秘めた花だという印象が強くなっていきます。

ちなみに一般にダチュラの名で流通している、下を向いて咲く花は
ブルグマンシア属(キダチチョウセンアサガオ属)のエンジェルストランペット。
正確には、上を向いて咲くチョウセンアサガオ属のものがダチュラなんだそうですが、
私のイメージはダラリと流れ落ちるように咲くエンジェルストランペットの姿こそが
ダチュラの花のイメージと一致してしまいます。

私にとって、この香りは、ウットリと酔いしれるわけではないのに時々無性につけたくなる、
だけど、つけていく場所をとても選んでしまう、
そばに置いておきたいけれど常用はできない香りです。
もしかして、これが、このフレグランスの魔性のゆえんなのかもしれません。



使用した商品
  • 現品
  • 購入品

14件中 11〜14件表示

ハンバーグ太郎さん
ハンバーグ太郎さん 10人以上のメンバーにフォローされています 認証済

ハンバーグ太郎 さんのMyブログへ

プロフィール
  • 年齢・・・28歳
  • 肌質・・・混合肌
  • 髪質・・・硬い
  • 髪量・・・少ない
  • 星座・・・天秤座
  • 血液型・・・O型
趣味
  • 音楽鑑賞
  • マンガ
  • お酒
  • ダイエット
  • ブログ

もっとみる

自己紹介

パーソナルカラー:冬(前回診断時は夏冬、濁り苦手)(プロ診断) 肌色:カバーマークジャスミー診断BO10-BO20の黄肌 肌質:インナードライ … 続きをみる

  • メンバーメールを送る