
- doggyhonzawaさん
認証済 -
- 53歳
- 乾燥肌
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2019/11/23 13:34:36
足りない。何かが足りない。そんな乾いた思いがいつも彼女の心の裡にある。もっと欲しいのか?そう言われるとピンとこない。一流の男をパトロンにし、お金も美味しいお酒も思うがままだ。美しいドレスも宝石も靴も数えきれないほどある。けれど自分には何かが足りない。いつもそう思う。彼女の名はクララ。
ペンハリガンのポートレートシリーズ。それは香水で繰り広げられる英国社交界の光と影のドラマ。愛と憎しみ、虚飾に満ちた華やかな貴族の世界の裏側をのぞきこむような、危険な誘惑の香りたち。金色の動物の首を表した真鍮のキャップは、かつて貴族が狩猟の獲物の首をはく製にして壁にかけたトロフィーのよう。壮麗なボックス、豪華なボトル、そして華やかな貴族たちが織り成すドラマティックな物語。これらに彩られた香りは一体どんなものだろうか?
クランデスティン・クララ。和名は「秘密の女 クララ」。ペンハリガンが公開しているストーリーボードとキャラクター表によると、彼女は次のような女性だ。
「ジョージ卿をとりこにするたまらなく美味しそうな香り。官能的かつ自信に満ち溢れた香りは、社交的で自制心をもちながら人生を謳歌し、笑顔がセクシーな、この上なく魅力的な女性像を映し出し、好きにならずにはいられません。」
キャラクター:クジャク。“自信、自由、華やかな存在感”
キーノート:ラム、バニラ/シナモン、ムスク/アンバリーパチュリ
調香師:アリエノール・マスネ
ポートレート貴族たちの中心人物、ジョージ卿の愛人にして、自由奔放で魅力的な女性、それがクララ。その類まれな妖しい魅力を語る香りの本質とは?
重たい真鍮製のキャップをとって秘密の女クララをプッシュする。まずはじめに感じられるのは、ホワイトラムの酔わせるアルコールテイスト。渋みと苦みの奥に透明感ある冷たさが感じられる。すぐに下から出てくるのは、パチュリの苦みとシナモンの爽やかなスパイシー。いわゆるトップから全部出てくるリニアなモダン香水の展開。
5分ほどすると、アルコールっぽい香りの奥にある複雑な香りが次第に明らかになる。まず透明なアニスの香りが響いている。清涼感あるスッキリした香りだ。確かめたい方は、中華料理に使用するスターアニス(八角)を買ってかいでみるといい。近い香りがするのでわかる。また、カルダモンやカンファーも少し感じられてクールなスパイス香のイメージ。
やがて30分ほどすると、酔わせるラムの香り、冷たいスパイスの香りが消失してくるとともに、温かみのある香りが明確になってくる。シナモンの切なくなるようなホットスパイシー、それに墨の香のような黒いパチュリの苦みが浮き上がってくる。クララという女性の内面の温かさや闇が見え隠れするような。ただ、
何かがたりない。そう思う。
このへんがミドル、あるいはラストだろうか。香り全体は最初に比べて丸みを増し、次第にヴァニラの包みこむような白いクリーミーな風合いに包まれてくるようになる。なるほどアルコールの刺激から始まってスパイスは料理を表し、やがてお腹を満たしたところで甘くてクリーミーなヴァニラのデザート登場といった展開。貴族の物語で言うなら、ジョージ卿がクララを連れてサロンから階上の別室へ引き上げるデザートのお時間といったニュアンスだろうか。
クララはこのつけてから30分ほどして現れるヴァニラがいい。ラムの余韻を残し、シナモンの温かい風味と混じり合ったヴァニラは極上のスイーツを思わせる。あたたかく、身も心もとろけさせる洋酒入りのヴァニラケーキ。この美味しそうな香りに抗うのは難しい。屋敷の灯りがまた一つ消え、貴族たちは次第にその真の姿を現し始める。彼らは仮面を外し、本来の自分に戻るのだろう。暗闇でうごめく動物の姿に。
全体的に見ると、ラム→冷スパイス→温スパイスという流れのオリエンタル系だ。トップのラムにやや癖があるものの、その後のスパイスの変化、ヴァニラに包まれるラストは秋〜冬にとてもいい。女性に人気があるのも頷ける。ただ値段は高い。ポートレートシリーズは70mlで3.5万円。ひときわ目を引く外観、シリーズをそろえたくなる面白さはあれど、香りと価格を比べて二の足を踏む方も多いだろう。クララはいろんな意味でお高い女性だ。そして何かが決定的に彼女には足りない。それは
花の香りだ。愛くるしい本当の笑顔のような。
彼女がサロンに姿を見せるだけで、周囲の空気が波立つ。貴族の男たちは熱い視線を送り、貴婦人たちの嫉妬の目線にさらされる。それでも彼女は微笑みを絶やさない。人々はその美しさをクジャクにたとえて賛美する。たとえ彼女の目が本当は笑っていなくても。
彼女の名はクララ。瞳の奥に孤独の影を映す女。
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ダブルデューティビューティ シェイプテープ コントゥアーコンシーラー
[コンシーラー]
容量・税込価格:10ml・3,520円発売日:-
2024/6/14 20:39:10
最高のコンシーラーはこれだったわ。流石世界でいちばん売れているコンシーラー。
とにかく肌がもう、、色々悩んでコンシーラー試しまくり人生に終止符が打たれたかも。
毛穴シミ色むら、ついでにファンデ塗ると肌がごわついてるのか逆に汚くなるしなんでみんなこんなにふんわり仕上がるの!?私の肌なんか分厚くないか?てな感じの肌でして。
コンシーラーの多くは逆に汚くなるから塗らない方がマシ。てかはじいてる?から隠れてないし。
デパコスで有名なアレも、プチプラ韓国バズり系もなんか違う。手技も伴ってないのか?ブラシで塗ったりパフでぼかしたりもしたけどやっぱりなんか汚くてコンシーラー何使ってもダメだった私にとってまさしく救世主でした。
ものすごいカバー力はありませんが、夢のようにスッと肌に馴染むカバー力の高いファンデーションという感じです。
デコボコは隠れませんよ。ピンポイントシミを隠すと言うよりはフォーカスかけてくれるコンシーラー。でも毛穴もふんわり隠せます。
パフでぺぺっと馴染ませるだけで適当でいいしファンデーション使わなくていいし意外とみずみずしいし全体的にふんわり綺麗になります。色はひとつ明るい色を選んだのが正解だった気がする。
アイベース的に目元に薄く載せとく使い方も気に入ってます。
ネックはただひとつ!メゾンコーセーでしか買えない!でもこのコンシーラーはもっともっと評価されていいと思う。そうすれば買える場所が増えたりしないかなと期待しています。tarteが日本撤退しない事を祈る。本当にお願いします。
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ニュイドゥセロファン(Nuit de cellophane)
容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日:-
2017/6/28 23:36:46
ちょっと嗅いでみるために量り売りで購入したのですが、それをいきなりTシャツの上に全部こぼしてしまいました。しょうがないので、その晩はパジャマのかわりに限界を超えた量の香水で濡れたTシャツを着て寝ました。
香水で蒸し煮にされているような状態で2時間ほど眠れないまま苦しんだのですが、その結果わかったことがあります。
「セロファンの夜には大人っぽい要素はゼロである!」
大人の女の色香も、青春の甘酸っぱさや切なさ、皆無です。
子供時代のある情景をそのままスケッチしていったような香りです。
試香の方法としては邪道で、自分の体臭や熱量など、こちらの持ち味を引き出された感じはもちろんしません。ルタンスのイメージを一晩だけ見せてもらったような気分です。
ああそうなのか、そうなのか、と勝手に納得しています。
音も画像もない映画だと思えばいいんじゃないかと思います。
どうしようもない嗅ぎ方っていうのもたまにはいいものだなと思います。
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- :::Coral:::さん
認証済 -
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- 脂性肌
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LONG-LASTING & COMFORTABLE MATTE LIQUID LIPSTICK
[口紅]
税込価格:-発売日:-
2018/4/24 21:16:26
〜2018.5.24現在〜
有名なビューティブロガー、フーダカタンさんが立ち上げた実力派ブランドのマットリップカラーです。
現在日本未発売で、SEPHORAやBUYMAなどで購入でき、海外から届きます。
海外から個人輸入する場合、送料が高い関係で1本あたりの価格にバラつきがあり、1本あたり2300円〜5000円くらいで販売されています。
人気商品のため偽造品もたくさん出回っているようです。
正規品を取り扱っている確かなお店で購入することをおすすめします。
マットリップは今回が初めてです。
購入したカラーは、
・BOMBSHELL (人気カラー、誰にでも合わせやすく肌馴染みが良いコーラルピンク)
・MUSE (青み系ローズピンク、明るくて柔らかい印象のフェミニンなピンク。白浮きしにくい。)
・TROPHY WIFE (ローズウッド系、赤みが強いパープルにも見えるし、ローズとブラウンを混ぜたようにも見える。深みがあり肌馴染みが良く、品も良い。)
良い点を箇条書きにしていきます。
・少しの量で高発色。
・すぐに乾くがつっぱらず、乾燥しない。
(当方はかなり唇が乾燥してしまうタイプですが、平気でした。)
・非常に落ちにくい。
(朝塗って、昼ご飯後に少しムラが出る、夕方までお直し1回でOK! すごく強く擦らないと落ちないですが、化粧落としでスッキリ落とせます。)
・ボトル、パッケージが可愛くておしゃれ!
プレゼントにも喜ばれます。
・透明感のあるバニラの香り。
(爽やか系のバニラですが、香りが意外に長持ちします。)
悪い点が見当たらない、初心者にも優しいマットリップでした。
一番素晴らしいのは、落ちにくいのに乾燥しないこと!
一般的な口紅って、落ちにくい 効果があるとめちゃくちゃ唇乾燥しちゃうんですよね。
塗っている間も全く不快感もないし、落とした後の唇の皮も乾燥しないし剥けない。
とても感動しました。
唇の色が悪いのが悩みですが、高発色なのでカバー力も抜群です。
オススメの使い方としては、リップライナーがあるとよりくっきりと綺麗に仕上がります。
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ラフィーユドゥベルラン (La fille de Berlin)
容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日:-
2013/10/23 12:23:50
他の人には教えたくないですー
(いってみただけです。スミマセン 汗)
以下、前に書いたブログからの要約を書きます。
ルタンスの新作
「 La Fille de Berlin(ベルリンの少女)」
香調はフロリエンタル。
購入の前にサンプルを実際に肌にのせて試しましたが、
香り立ちからスパイスが効いています。
バラはバラでもナエマやレッドローズやティーローズ等の、
甘かったり青々しかったりキラキラしていたり
ゴージャスだったりする様な感じではなく、
刺すような辛さがあり、重くて乾いているが透明感はある。
マゼンタ色のイメージにぴったり。実は男女兼用だったりする。
紹介ページにはこんな言葉が。
「新作の中に東洋のアクセントを発見−ベルリンへのこの旅行は
マラケシュ経由。香りはバラの色がベース。
ムスクと琥珀の青々としたドライダウンを明らかにするために、
黒コショウと赤いバラのトップノートがゆっくり溶ける」
※蜜のように甘いが甘ったるくないナエマは大好きです。
ルタンスは1942年生まれ。
自分の幼少時代の困難とオーバーラップするかのように
同時代の「A Woman in Berlin」からインスパイアされました。
ベルリン市街戦は1945年4月23日〜1945年5月2日まで行われ、
小競り合いが引き続き起こっています。
日本でのこの香りの店頭発売開始日が4月21日。
時期を合わせたのは単なる偶然でしょうか。
ノンフィクション「A Woman in Berlin」は
戦時下のベルリン女性の壮絶な体験記。
「征服された都市の8週間」というサブタイトルがついています。
本は映画にもなっているのでご覧になってみて頂ければ、
ルタンスの伝えたかった世界が分かって来るんじゃないか
と思います。私は3年くらい前に観ました。
アントニー・ビーヴァーが伝えた1945年のベルリンも読みました。
ドイツ人の友達のおじいさんや歴史家の友人からも
当時の話を聞きました。
ソ連と不可侵条約を結んだドイツが奇襲攻撃として
バルバロッサ作戦を始めてから独ソ戦に突入、
その報復として美しかった都市ベルリンは生き地獄と化しました。
巻き込まれたのは武器を持たない女性や子供。
ゲッベルスがスポルトパラストで総力戦を演説、
兵士たちは前線で戦っていて人手が足りないため、子供、
女性、国民突撃兵が駆り出されました。
敵は容赦のない攻撃をベルリン市民にも向けました。
ウェザー・リポートのリーダー、ジョー・ザヴィヌル
(ウィーン出身。ウィーン攻勢もちょうどこの時期)は
子供の目線から同時期の体験を語っています。
「女の子たちはロシア人に襲われないよう不細工に化粧した。
生き残る為に軍人とも仲良くした。
彼等は家に無線機をつけてくれたけど信用できなかった。
酔っ払いでガソリンを飲んでいる奴もいたんだ」
生き残る為に軍人とも仲良くした―ベルリンの女性たちもそうでした。
ノンフィクションは匿名で出版され、ふしだらだの不謹慎だの
言われましたが、生きるためにそうするしか道はなかったら?
強くなるしかない、強くなければならなかった。
フランス人であるルタンスが当時で言えば敵国であった
ドイツの女性の境遇に共感するというのはなかなかできないこと。
「ベルリンの女は見ている。
香水の赤みがかったピンクと主人公の赤いコートが
オーバーラップした」(ルタンス)
厳しい中で強くあらねばならない香りという、
ルタンスのコンセプトにスパイシーなローズは
ぴったりだと思いました。
歴史好きなのでついアツくなりました(笑)
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