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[プレストパウダー]
容量・税込価格:3g・3,190円 / 10g・5,830円発売日:2013/2/15 (2024/4/19追加発売)
2021/5/13 00:19:03
凄い、凄すぎる。あまりにも感動したのでルースの方も買いました。
プレストとルースパウダーの違いも含めてレビューしていきます。
ちなみに…「プレストとルースは固めてあるか粉状かの違いだけと言われた」という書き込みを度々見かけますが、公式の全成分表を見たところ入っている成分は色々違いました。
調べる前、使っていても違いを感じられていたくらいなので流石に「同じ」「固形か粉かの差だけ」ではないですね。
【サラサラ感と乾燥具合】
これ以上にナチュラルな見た目でサラサラになるパウダーは後世でも現れないのでは…?
プレストの方はナチュラグラッセのこってり下地でさえもひと塗りでサラサラに…使うたびに驚きと感動がこみ上げてくる一品です。
プレストとルースパウダーだとどちらもサラサラにはなりますが、違いは結構感じられます。
プレストの方はひと塗りでサラサラのスルンスルン。
パーンッと隙間のない一枚の膜が張ったようなツルンと感があります。
しかし実験的に4回しっかりと重ね塗りしたときは、その膜が生む乾燥の気配を肌から感じました。
私は普通肌なので平気には平気だったのですが、乾燥肌の人は普通に使ってもキツいと感じることがあるかもしれません。
(ちなみに私の場合、ナチュラグラッセのこってりな下地を使うと重ね付けしてみても乾燥の気配を感じませんでした。ちょっと違和感があるくらいなら下地を工夫すると良いかも)
ルースパウダーの方はちょっとふんわりめ。1回だとサラサラ感が弱めなので2,3回重ねています。こうするとサラふわな触り心地になります(スルスル感は弱め)。
肌上の感覚としてはこちらは見えない粉幸を敷き詰めたような感じ。膜と違って隙間を感じます。
乾燥感も段違いに減りました。
【仕上がり】
塗布前の下地のテカリは適度に抜かれるけれど、その肌はまるで何も乗せてないかのように見える。これぞ消える粉。特にプレストの方は究極にナチュラルな仕上がりです。
プレストの方はスルンと滑らか、そして頬などの高い部分だけが穏やかに光を反射しているような…若々しさと気品を感じるような上品な艶肌になります。
ここまで粉感の無い見た目のフェイスパウダーは見たことがありません。
本当にスルンとした素肌にしか見えない…(*゚O゚*)
この圧倒的なナチュラルさ、一回は体感してみていただきたいです!!
ルースパウダーの方はふわっと素肌感、その内側からじんわり艶が光るといった具合。
磨りガラス越しの艶・艶のあるフォギー肌といった風に感じる見た目です。
他の商品に比べればナチュラルな仕上がりなのは間違いないのですが、何度も重ねるとルースパウダーの方はやや“化粧してる感”が出てきました。
上手に肌を作ってある感というか、仕事用のキチンとメイク感というか…。重ねていくとナチュラルとはちょっと違ったニュアンスが出てきますね。
【メイク持ちとツール】
メイクキープ力は本当に凄い!
プレストの方を2回塗りしておいたところ、不織布マスクをして5時間山歩きをしてもメイクしたての仕上がりをキープしていました!!
ルースパウダーの方はまだ過酷なテストをしていませんが、日常生活ぐらいだとプレストと同程度のキープ力を感じられています。
ツールはプレストだとエバーソフトやカブキブラシが人気ですが、私は色々試したところSKIN FOODのピーチコットンマルチフィニッシュパウダーについてる短毛パフが消費量・仕上がりともに最強という結論にたどり着きました。
ワシワシとした短毛が密集しているパフです。(洗い替え用に似たパフを探しています。見つかったら追記しますね。)
その短毛パフでリフ粉のプレストを軽くひと撫でし、肌をひと撫ですると一発でツルンツルン肌が完成します!!
消費量が少なすぎてビックリします。是非試してみてください!
(ちなみにルースの方はまだ「これがベスト!」というツールを合わせられていません…)
【総評】
ナチュラルメイクならリフ粉のプレストを使うべし。究極のナチュラル感を演出できるパウダーです。
過去に戻り、一番最初に知るコスメを選べるとしたら間違いなくこれにすることでしょう。あぁ、もっと早くに出会いたかった…。
永遠に本命はこの子です。
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[コンシーラー]
容量・税込価格:5g・6,600円発売日:2022/3/21
2023/4/29 06:06:54
Diorのコンシーラーを使用中なんですが、夕方になると目の下の“コジワ達”が目立ち、顔が一気に疲れた感じになるので、今回クレドを購入してみました。
ちぃ、小さい…
驚きのリップサイズ(◎◎;)
でも驚きのフィット感(◎◎)v
ピタッとヨレません。
目の下のコジワ達が目立たないと顔も疲れた感じにならないんだね… 忘れてた。
これで今後、増えてきそうな飲み会も安心して飲める(^^)
ただ、このサイズでは目の周りにぐるぐるって塗ったら、あっという間に終わってしまいそうだけど…
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- doggyhonzawaさん 認証済
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- 52歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
2018/10/27 14:47:51
「香水なんてシミを消すわけでもないし、肌にいいわけでもない。何の効果があるの?」コスメに機能を求める方は言う。そのとおりかもしれない。ざっくり言えば香水なんて香りをつけたアルコールだし。それでもあえて言う。香水はすごい。それはときに人の心や世界の流れまで大きく変えることがあるからだ。
ここに1本の有名な香水がある。細長い円錐形のすりガラスボトルに入った透明な液体。作品名はロードゥイッセイ(イッセイの水)。世界的デザイナーとして有名な三宅一生氏の最初の香水にして最大のヒット作だ。このオードトワレは、それまでの香水文化を大きく変えたといっても過言ではない。
ロードゥイッセイは、まず人の心を大きく変えた。「香水なんて派手だし、くさいし、嫌い」そう感じていた女性たちがこぞってこの香りを買うという現象を生んだ。もともとこの香水は、香水嫌いで有名だった三宅一生氏のブランド戦略として提案されたもので、当然ながら彼は最初は乗り気ではなかった。しかしどの服飾ブランドもイメージアップ戦略の一つとして香水を扱いだした流れにもまれ、遂にイッセイ・ミヤケの香水を出すことが決まったとき、彼は新人調香師に向かってこう言った。
「創るなら、ぼくを驚かせる香りであってほしい。それは例えば、自然の中で深呼吸しているような香り、水のような透明感のある香りだ。」と。
それを聞いた関係者は、みな首をすくめたという。「水の香り?そんなの作れるか。作ったとしても売れるわけがない。」だが新人調香師だけは違った。当時、カルバンクラインのエスケイプで大量に使用された新しい人工香料カロンを使えば、彼の厳しい要求に応えられるかもしれない。そう感じていた。
その調香師の名はジャック・キャバリエ。今でこそルイ・ヴィトンの香水部門の専属パフューマ―として世界的に有名な彼だが、当時はフィルメニッヒ社に入ったばかりの無名の新人だった。彼は試作に試作を重ね、1992年、今までにない新しい香りをこの世に誕生させた。それまで派手なフローラル中心だった濃厚な香水は日本のバブル崩壊と共に影を潜め、時代はこのあっさりとした優しい香りを全面的に迎えた。世界は緊縮財政に向かい、香水業界はこの香水のヒットをきっかけに、新たなトレンドである「水の香り」「オゾン系」「マリン系」「ユニセックス」へとシフトしていった。
そんな記念碑的な香りとなったロードゥイッセイ、どんな香りだろうか。
ロ―ドゥイッセイをスプレーすると、まず広がるのはユリの花のたおやかな香り。そこにシクラメンの低いしっとりした香りが混じってくる。トップからフローラルブーケ全開で、シトラスはない。水滴がしたたるような白い花の香りだけが漂う。そこにわずかにツンとした透明感ある匂いがする。うっすらと潮風のように吹き抜ける感じがあって、それでいて花の香りもするカロンという香料だ。
このカロンという香料物質こそ、このロードゥイッセイ最大の特徴。よくいう「メロンのような香り」と称される元祖「瓜系」の香り。カロンは1960年代にファイザー社で開発された人工香料で、もともとは洗濯洗剤の基材臭をマスキングする目的で研究されていたものだ。これが1980年代になって少しずつ香水に使用されるようになり、脚光を浴びた。ロードゥイッセイはこのカロンを多用したことで「みずみずしさ」や「しっとりした空気感」を表すことに成功している。そのため、オゾン様ノートの元祖とされる。
優しく穏やかな香り立ちに思えるが、実はかなり強い拡散力をもっているので、気を付けないと周りにとても迷惑をかける類だ。人工香料が多く使われているため、天然香料の多い香水に比べて香りがシンプルで透明感が感じられるというメリットがある反面、強い香りがずっと続くという特徴がある。付けた瞬間に鼻を近づけたりすると、頭痛をおこしかねないので付け方には注意が必要だ。ラストまであまり変化なくウォータリーな白い花のブーケが6〜8時間ほども続く。香水が苦手な方になぜかこの香りを好む人が多いのも特徴だ。今となってはこれに似た香りはたくさんあるが、26年前は本当に新鮮だった。まさにこの一滴がその後の世界を変えた。
大河も海も「一滴の水」の集まりでできている。三宅氏は常に「1枚の布」という素材勝負のデザインをし続けてきた。この香りから始まったオゾン系の「大河の一滴」は、今なお多くの香りを生み続けている。円錐型の美しいボトルは、エッフェル塔の上に満月が重なった姿と同時に、一滴の水がはじけた瞬間を表しているという。
ロードゥイッセイは、香水界の「大河の一滴」だ。たった一滴で混沌とした時代の空気を塗り変え、文化という水の流れを変えた美しい香りだ。
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2013/6/5 16:04:38
桜の木の下には何かが埋まっているらしいが、私の化粧ポーチには爪楊枝が入っている。
半月前まで乾燥注意報が出ていたというのに、この10日間ほどで一気に湿度が上がりました。
湿度が上がれば、まつげのカールをいかにキープするかという過大な課題に悩み度数も上がります。
愛用のケイトのマスカラベースもカサっとした仕上がりのため、なかなかの健闘っぷりを見せてくれるわけですが、今期は勝率1割程度。
なぜだ。なぜなんだぜ。
まぶたが下がってきたせいなのかな……(哀)
「ビューラーだけじゃダメなのかもしれない」と、ホットビューラーを購入してみました。
ダメでした。
その折、【この商品を買った人はこんな商品も買っています】のコーナーで見かけたコチラ。
714円ならば諦めもつくってものよね。
(↑こういう態度は改めようと思う)
マスカラ下地にもなり、トップコートにもなり、クリアマスカラとしても使え、何しろ「まつ毛上がりっぱなし!」とパッケージが謳う。
・・・そう。
大風呂敷ではございませんか?と使ってみたなら。
こりゃあ参った。
奥さん、カールがダレないわ!!
ビューラーでしっかりカールを造ったのち、コーム面を用いて根元からしっかりと塗布。
乾くのにちょっと時間がかかる気がするけれども、気のせいだよきっと。
繊維レスなので、長さも出なければボリュームも出ないという素っ気無さ。
ただ単に、造ったカールをキープするだけ。
早い話、水ノリで固めてるって感じです。
コームの目も粗いので、うまいこと塗布しないと束になります。
そんなときには爪楊枝。
まつげコームで梳いたら、まつげ抜けそうだもの。
楊枝の先を使って、束をほぐすようにしています。
ちゃんとセパレートします。
長さとボリュームが欲しいと感じる日には、コチラの上にケイトを重ねるのですが、うーん・・・・・
オススメしないかも。
かなり頑張らないと虫足になってしまいます。
繊維入りのフィルムタイプのマスカラを直に重ねたほうが相性が良いかも。
で、ここまでガッチリ固まるとOFFできないのではないかという懸念。
落ちないのではなく、落としにくいのは確実。
ポイントメイクリムーバーを使っても、オイクレで一気に丁寧に馴染ませても、落とせるまでのスピードは変わらないように感じます。
ザリっとした感触がなくなるまで丁寧に優しくオイルを馴染ませ、乳化させるのですが、洗顔後の下まぶたに残っている確率50%。
洗顔後、残ったものを拭う作業がちょっとかなり面倒。
井田両国堂のデップ/イエロー@ウルトラハードで固めるくらいの勢いなので、恐ろしくて下まつげには使えません。
そもそも下まつげはケイトでじゅうぶんだし。
とにもかくにも鬼門はクレンジング。
次ぐ難点は、「乾き」と「ほぐし作業」の時間を読まなくてはならないこと。
完全に乾ききってからほぐすよりも、生乾きくらいでほぐすとラク。
けれど、生乾きでほぐすとカールが微妙にダレる。
ベストタイミングを探るたび、和風総本家のBGMが脳内再生されます。
パッケージが簡素といいますか愛想がないといいますか、機能に特化したなれの果てとでもいいますか…
地味なお姿なのでポーチの中で軽く遭難しちゃうの。
GPSつけようかしら?
プチプラの中でも井田ラボラトリーズさんのものはなかなかだなぁ、としみじみ。
乾燥注意報が出る日まで、コチラを使い続けると思います。
よいお買い物でした。
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- doggyhonzawaさん 認証済
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- 54歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
2020/4/18 13:57:54
家にいる時間が多くなった。世界は目に見えない物であっという間にブルーになる。そう思うことが多くなった。
せっかく家にいるのだから、心安らかに過ごし、自分らしくありたいと強く思うようになった。だからできるだけ穏やかで、柔らかい香りをそばに置こうと思って、久しぶりにブルガリのブループールオムの香りを嗅いでみた。そして驚いた。そこには、湯上がりの赤ちゃんをそっと包みこむ柔らかなタオルやベビーパウダーのような優しさが満ちあふれていたからだ。
2001年リリース。調香師はアルベルト・モリヤス。30mlで4千円前後。香水沼の方は「安い」というだけで手にとらない方もいるかも知れない。だが香水は安くていい香りならそれにこしたことはないと思う。
ブループールオムをプッシュする。強めのアルコールに混じって最初に立ちのぼるのは、透明感あるジュニパーの爽やかな香り。それはジントニックを口にしたときの風味そのもの。クリアーでスッキリした苦味だ。すぐさま低音でじんわりと響くスパイシーミックスが感じられる。ジンジャーのホットな辛み、カルダモンの鼻に抜けていくフレッシュな感じとタバコフラワーの甘さ。それらがシームレスに出てきて、トップから多層かつ複雑な展開。クレジットにはないが、ジンジャーを効果的に見せるレモンの香りもしている。
久々につけたが、このトップはさりげなく凝った作りだ。シトラスの酸味、タバコフラワーの甘さ、ジュニパーの苦味、カルダモンの清涼感。それらがフレッシュかつ爽やかに広がるイメージだ。さすがアルベルト・モリヤスといったところか。五味をまんべんなく配置しつつ、温かみのある香料とクールさを感じさせる香料のバランスをきっちりとっている。ただ、全体な温度としてはややクールなイントロだ。
5分後、レモン様シトラスが減衰する。するとそれまで見えていなかったこの香りの本質ともいうべき、クリーミーでパウダリーなサンダルウッドとムスクのベースがみるみる明らかになってくる。それは男性が湯上がりの汗止めなどに用いるタルカムパウダーや赤ちゃん用のベビーパウダーそのものといった風合い。そんなむせかえるようなパウダリーベースが出てくる。柔らかで、まろやかで、粉粉(こなこな)している香り。
このクリーンな石鹸の香り、そしてそれを包み込むような甘くパウダリーな香りのミックスが3〜4時間ほど続く。ラストはほんのり香ばしいミルキーサンダルウッドと冷たく甘いムスク。上品で柔らかいヴァニラ様ウッディのラストでとてもいい。
ひと嗅ぎして「この香水、ただの石鹸の香りじゃないか」そう言う方は多いだろう。確かにクリーンでクリーミーで優しい香りがする。自分も昔はそう思った。そしてタカをくくった。これだったらボディソープで代用できるじゃないか、と。
バカだった。甘かった。それ以上にやはりモリヤスはすごかった。どこにでもありそうな石鹸&ベビーパウダー的な香りを、さりげなく上質かつエレガントに仕上げる職人技がこのブループールオムには感じられる。フレッシュで、クリーンで、パウダリー。この香水は、ブルーというにはあまりに白く柔らかい。
女性用に作られたブルーEDPが廃盤となった今、こちらで代用する女性も多いと聞く。トップがややクールスパイシーな点と、タバコフラワーの甘い香りが濃厚な点さえ許容できれば、十分女性にも似合うパウダリーフレグランスだと思う。
一年を通していつでも使え、デイタイムもナイトタイムにも似合う香水。何より、自分が自分でいられるために、どこにもギアを入れていないニュートラルな自分に寄り添う香りとして、肩肘はらずにいつでも使える気安さがいい。
家で過ごす時間が長くなった。こんなときは、なるべくゆったりした気分で過ごしたい。ブルーな気分はあえてブルーなままでいい。真っ白でまっさらな自分をじっくり見つめて、周囲のノイズに心乱されないよう、心安らかにゆるやかに。ブループールオムはそんなとき、柔らかくなめらかで、ふんわり肌触りの白いパイル地のシーツのように心を包みこんでくれる。
ブルーに最も似合う色は、もしかしたら白なのかもしれない。そんなことを思った。
限りなく白に近いブルー。ブルガリブループールオム。
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