夜夜中さんのLikeしたクチコミ（登録日時順） - My@cosme

ゲラン

夜間飛行 香水

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：30ml・49,720円発売日：-

夜間飛行。それは厳格で苦みばしった冷たい香り。その一見ロマンティックに思える美しいネーミングとは裏腹に、危険で、ギリギリと奥歯をかむような緊張感を纏う者に強いる香り。ゲランの名香の中でも特に複雑でとらえにくく、混沌としてつかみどころのないフレグランス。それゆえ、1933年の発売以来、その秘密を完全に解き明かされることなく、今なおミステリアスに語り継がれる伝説の迷香。

仏名ヴォル・デ・ニュイ。サン＝テグジュペリが発表した同名小説にインスパイアされ、彼の親友であったジャック・ゲランが創ったとされる。香りの特徴は、オリエンタルアコードとシプレアコードを拮抗させるという試みと、ガルバナムの過剰投与というアプローチが見られる点。正直言って、女性がうっとりするような要素はあまり見当たらない。自他に厳しい人や、孤独な魂の彷徨を感じさせるような気難しい香りだ。ここでのレビューは、ビーボトルに変わったオードトワレ（EDT）のもの。

夜間飛行を１プッシュする。すぐに広がってくるのはちょっとアルコールっぽさが強いアルデヒドの匂い。ツヤというかテリのような物が湿った土っぽいウッディにかぶさり、それを強く拡散させてくる。ギターのエフェクターで言えば、音色を響かせるコーラスといったところ。かなりクラシカルな印象のオープニング。

さらに下から、とれたてのインゲンマメのような青臭いガルバナムの匂いと、苦みばしったオークモス系の香りのミックスが立ちのぼってくる。パチュリの湿った土っぽさも絡んで、のっけからシプレのビターな香りがガンガン攻めてくる。やや金属的な清涼感も感じられ、夜間飛行の小説に登場するプロペラ機の冷たい鋼鉄の機体をも思わせる。

やがて5分ほどするとミドル。甘くかぐわしいウッディアンバーと、ややイランイランに似た低音のフローラルが攻めてくる。イランイランよりツンとしているこのフローラルはナルシス（黄水仙）のようだ。そこにオークモス系の苦み、さらにアニマリックなカストリウムのレザーっぽい匂いが混じりあって、かなりカオスなミドル。スッとすばやくかぐと、グリーン＆アーシーな苦み、ゆっくりかぐと黄色いツンとした花粉の香り＆動物的な匂いがよく感じられる複雑さだ。さながら郵便配達のパタゴニア機が突入していった黒雲の中。暴風雨を思わせる香料の嵐が吹きすさぶイメージ。

そんなミドルが1時間ほどすると、EDTは不意に美しく穏やかな白い世界に変わる。この劇的な変化がとてもきれいだ。わずかなヴァニラを伴ったアイリスルートのパウダリーな香りが静かに広がってくる。ほんのりサンダルウッドも混じって。ラストがオリエンタル系の余韻を残して終わり、色で例えるなら白の世界。残りわずかな燃料で、漆黒の暴風域から雲の上へ突き抜けたファビアンの飛行機が見た天上の世界を表現したかのよう。

このラストを味わう時、銀河の星々のまたたき、月明かりに照らされ、静寂の白い雲海をすべるように進む機体が思い浮かぶ。時折眼下の雲間に光る銀色の稲光。彼が乗った機体は、上司が待つブエノスアイレスの空港に着くことも、暁の金の光を見ることも叶わず、やがて夜の闇の底へと消えた。それはそれは美しくはかないラスト。

けれど、小説「夜間飛行」は、夜間の過酷な飛行に挑んだ操縦士のセンチメンタルな物語ではない。真の主人公は、彼らやスタッフを雇い、前人未到の夜間の飛行機運輸に確かな道をつけようとした支配人リヴィエールだ。一つのミスでも部下を解雇することを厭わない冷徹なまでの彼の姿勢。彼は、暴風帯に突入して連絡がとれなくなった操縦士ファビアンの帰還の可能性を最後の最後まで探る。が、それが叶わないことを知るや、「この失敗によって次の失敗はなくなる」と顔を上げ、次の便を出発させる指示を出す。哀しみを密かに夜の底に捨てて、ゆるぎない前進のための手を止めず。

ジャック・ゲランは、そんなリヴィエールの孤独な魂を思ってこの香りを創ったのではないかと自分は思う。パイロットとして何度も命懸けの任務についた親友サン＝テグジュペリ。彼はまた、そんな任務を遂行させる立場の人間の、強く過酷な態度をも慮っていた。暗い地下室で常に孤独と向き合い、ただひたすらに己の理想とする香りを創造すべく孤軍奮闘していた調香師だったからこそ、ジャックは心が震えるほど彼に共感したのではないだろうか。

夜間飛行は特別な香りだ。年齢も性別も超えて、どこまでも自分の弱さと向き合い、己の心臓に常に刃を向け続ける者のために創られた孤高の香水。暗闇を切り裂く命のプロペラのごとく、常に前進し続けようと自らを鼓舞するフレグランス。太陽のごとき理想に向かい、夜明け前の漆黒の暗夜行路を、ひとり往く者のための香り。

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ローラ メルシエ

ハンドクリーム アンバーバニラ

[ハンドクリーム・ケア]

容量・税込価格：59g・2,420円発売日：2013/10/4 (2022年2月追加発売)

すごく評価が高い中申し訳ないのですが、私には合いませんでした。
バニラもアンバーも好きなのに残念です。

次はクレームブリュレを買ってみたいと思います。

尚、下記参考になれば・・・

好きなバニラ→サボンのバニラ（パチュリ）
苦手なバニラ→アナスイ（スイドリーム）、ジルスチュアート（バニララスト）

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アルビオン

アルビオン スマートスキン ベリーレア

[クリーム・ジェルファンデーション]

税込価格：- (生産終了)発売日：2016/8/18

評価が軒並み高いですね、、、
私はイマイチでした。
理由は一つ、使いにくい、、、
テクの問題なのかやたらムラというかちょっと固まってる部分のようなものが出来てしまうのですよね、、、
下地を変えたり付ける量を変えたり色々してみたものの。
固形タイプは私には向いてないのが良く分かりました。
確かに仕上げパウダーは必要ないですし付けてしばらくすると油分と混ざってツヤが出るのはいい感じなんですが、、、
朝からムラ、スジと格闘する時間がイライラしてしまうので週末用に使ってます。
あと蓋を開けた時にプラスチックの中蓋が多分形が不良品なのか思いっきりパテに食い込むのですよ！！
グサっと！（笑）
パコーンと外れてグサっと、、、
これは気分下がります（笑）
ちなみに色は00番。
カラーはちょうど良くてものすごくカバー力があるわけではないけど程よい感じですかね。
赤み、毛穴はカバー出来るかなぁくらい。
パフの汚れも落としにくいし、、、
リピはないですかね。
合う方が羨ましいー！！

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シャネル

レ キャトル オンブル

[パウダーアイシャドウ]

容量・税込価格：1.2g・7,920円 / 2g・7,590円 / 2g・7,700円 / 2g・7,920円 / 2g・8,360円 / 2g・9,020円 / 2g・9,130円 / -・7,590円 / -・7,700円 / -・8,360円発売日：- (2024/3/1追加発売)

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2018.秋新色（定番）
308番 CLAIR-OBSCUR （直訳 明暗）

秋の新色、限定色が続々と出て来てますねー。
私は昔から秋、冬に発売されるカラーが圧倒的に好きでして。
もちろん、似合う、似合わないは別ですが（笑）
NARSを鬼愛していることは皆様ご存知だと思いますが（←知らねーし！と突っ込むところ）今回はリップ系以外はとりあえず見送り、、、
で、発表時から気になっていたこちらをゲット！
本当は少しやめようかなぁなんて後ろ向きだったんですが実物みたら、いや、正確にはパケを見たら。
これゲットで！！みたいな購買意欲が沸点に。
なぜなら、、、
パケがマットなんです！！！
皆様、シャネルのオンブルですよ！なのになのに！！
ケースに指紋がベタベタつかない！！
スゲェ。
これぞパケ買い。（笑）
中身ももちろん素敵。
野暮ったくないクラシカルなブラウンのパレット。
捨て色なしで2,3番が特にお気に入りの美人ブラウン。
発色がそこまで強くないため調節も楽ですしホリ深メイクを楽しめるし秋が深まればトレンチコートにぴったり馴染むあえての全色マットパレット。
私の引き出しにありそうでなかったパレットです。

で、ルンルンでこの新色でメイクしていったら。
後輩ちゃんたちにアイシャドウがラメラメしてないですよ？！趣旨変えですか？！とすかさず突っ込まれ。
仮にも上司に趣旨変えって突っ込む後輩ちゃんたちが可愛すぎる件も合わさり。
なかなか面白い出会いだと喜んでおります（笑）
たまには良いですねー、淑女な感じ。
熟女にならないように気をつけまーす。

添付写真は全部今回の新色にしました！
参考までに。


........................以下、去年の口コミです！
海外在住です！
シャネル オンブル 秋の新色です！
288番 ロードムービー

新色発表で見た時からこれはマストで欲しいと思いました！
左側の夜の海のようなキラキラしたブルーを帯びた深緑と夜空のようなマットな濃紺が好み過ぎて胸キュンキュン（笑）
グリーンは黄味が強く出ているものは苦手なのですがこちらはブルーが強いグリーンで私の真っ黒な黒目にもマッチ！！
二重ラインにボカして使ったりラインにして見たり。
どちらもすごくキレイでかなり気に入ってます！！
こちらは限定ではないので急がなくても良かったのですが実物見て発色してみたらテンション上がっちゃいました！！
下の2色もかなり使えます！
右下のグレーが混じったマットなベージュは暗過ぎず明る過ぎずの超絶バランス！
さっすがの曖昧カラーでホリを深めつ、でも疲れた感じではなくお洒落に決めてくれます。

286番もキレイで使えそうなピンク系でしたが春の限定で買ったジャルダンエクラタンと近いものがあったのと288番がかっこよ過ぎて見送りましたー。
ブラックでシックなスタイルからカジュアルまで、意外と合わせやすく幅が広いのでがっつり使いまーす！！

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NARS

フォトグロス リップラッカー

[リップグロス]

税込価格：3,630円発売日：2017/11/10

NARSのホリディはこちらと限定チークのみ、買いました！
最初に発表があった時はサイケちっくなパケにKOされてぜんぶほっすぃー！！と叫びましたが冷静に？物色して大切に使えそうな二つを。
大人になったな自分、と言いつつ残高が危なかっただけという、、、
ま、大人の事情です（笑）
おほほほ。

☆ZAMBEZE(ザンベジ)
アフリカのザンベジ川のネームをもつこちらのベージュはほんの少し、赤みがが見えるなんとも絶妙なヌードカラー！
私は基本的にパーソナルカラーにこだわらないのですが。
まぁ、たぶんブルベです。
冬かな。
なのでベージュは下手すると体調がマックスですぐれない人みたいになってしまうのですが。
使いたいじゃないですか、ベージュ。
落ち着いて見えるし。
なのでいわゆるレッドやピンクよりになるようなベージュばかり使っていて。
こちらは私が今まで試した中で1番、ベージュど真ん中に近い、本当に少しの赤みが見える絶妙なベージュです！
いや、本当にもうギリギリ、私の中では（笑）
でもヌードカラー好きの方には物足りないかもしれません。

質感は割と厚みのある濃厚なカラーでグロスの割にはしっかり発色しますね。
でもリキッドルージュほどではない、やっぱりカテゴリーとしてはグロスなのかな、と。
ベタっとつくというよりはビタっとつく感じでヨレたり流れたりはしません。

地味なカラーだけど不思議とオシャレに見えるカラーで気に入ってます！
他にもディープバーガンディのKIKIが人気があるとの事でおすすめされましたが「いつもの私」のようなカラーはなんとなく買いたく無かったへそ曲がりな私（笑）
結果、ベージュにしたのは正解でした！

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