2017/4/18 15:29:33
限定色GD082を購入しましたので、口コミ追加します。
店頭で、手の甲で試した時は、ラメのキラキラが強く感じられたので、購入するか迷ったのですが、限定色でもあるし、買わないで後悔したら、、、と思い、予約購入しました。
結果、買って大正解です!!
気になっていたラメも瞼にのせれば全く気になりません。
とても上品な艶と煌めき。
自分の瞼にうっとりです(^^)
瞼全体にGD082を使い、BR381を二重の幅に入れ、最後にもう一度黒目の上に082を重ねます。
BR381一色で使用するよりも、私はこちらの方が好きです。気に入っています。
下瞼にもやさしく使って見ましたが、とても綺麗です。
派手すぎず、抜け感のある上品な目元用に大活躍です(^^)
想像以上の出来上がりでした?
迷っている方、是非オススメです。
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以前の口コミ
今、一番出番の多いアイシャドウです。BR381使用しています。
オレンジ寄りのブラウンです。
目元に、艶と上品なラメがキラキラと、本当に美しい。
こちら単品で、瞼に綺麗なグラデーションが作れますが、私がやると、ちょっと疲れたような顔になってしまうので、二重の幅にこちらを入れています。
それだけでも充分に存在感あります。
時間が経つと、少し色は薄くなりますが、気になる程ではありません。
TPO気にせずに使えるお色だと思います。
来月の新色はパレットのみのようですが、こちらの他の色も気になっていますので、またお試ししたいと思っています。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
- doggyhonzawaさん 認証済
-
- 49歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
2015/6/18 01:36:05
その小さな港町は、イタリアの秘密の宝箱だ。緑の山々に縁取られた静かな入江。湾を囲むようにせり出した高台のヴィラからは、内海と同時に紺碧の地中海が見渡せる。港に面した通りに立ち並ぶ家々は、色とりどりのマッチ箱を立てたように鮮やかな外観を有し、湾に向けて緩やかな張り出しの弧を描いている。そして特筆すべきは、海からのアクセス以外、なかなか近づきにくい場所だということ。そのため、パパラッチと世間の喧噪を嫌うセレブ達が、クルーザーで訪れるお忍びの場所として知られるようになった。その名は、ポルトフィーノ。
トム・フォードの特別なフレグランスシリーズ、「プライベート・コレクション」。その中でも、最も人気ある香りの1つが、この町の名を冠したネロリ・ポルトフィーノだ。
ネロリ・ポルトフィーノのトップは、オーデ・コロンの始祖とも言える4711の開口を彷彿させる。さっぱりとしたレモンの香りが広がったかと思うと、一瞬でベルガモットの苦みと香ばしい酸味に変わる。そして、シャープなラベンダーのアウトラインに包まれて、甘く柔らかなオレンジ・フラワーの香りが広がり始める。
開始から5分でミドルに落ち着き、オレンジ・フラワーとグリーンなハーヴのミックスがふくよかさを増してくる印象。ただ、ネロリの精油を思わせる香りというわけではなく、精油の精製中に出るオレンジ・フラワー・ウォーターの穏やかな香りに近いように感じる。上品なバランスだと思うが、パルファンとしてとらえると、香り立ちが薄い印象は否めない。
やがてジャスミンの香りが少しずつ広がってきて、ラストはハーヴのグリーンと相まったまま減衰。トップ系の素材が多くクレジットされているせいか、ラストに際だった香りをあまり感じない。アンバー系がほんのり香るかなというやや甘いエンディング。
全体に、ラルチザンやルタンスから出ているフルール・ド・ランジェ(オレンジの花、の意)よりも、ネロリ香&ジャスミン香は弱く、生花や精油の香りを再現したという感じではない。むしろ、ライトなトワレ調。3〜4時間は緩やかに香るが、「質の良いネロリを惜しみなく使用した」という宣伝文句を見て購入するなら、そのギャップには苦笑する。必ず自分の肌にのせて香り立ちを確かめた方がいいと思う。本当にすごいネロリの精油は1mlで1万円程度するそうだが、そこまでの物でないにしても、ネロリっぽさがもう少し欲しかったなあという気はする。
とはいえ、ボトルデザインがとても美しく、地中海を思わせるアジュレー・ブルーという色と相まって、かなり所有欲がそそられるのは確か。ただ、肝心の香りが、3千円〜1万円程度でいくらでも似たような香りを見つけられる古典的なオーデ・コロンタイプなだけに、50mlで3万円近い値段には複雑な思いがする。香り立ちは優しいのに、値段は優しくない。まさか中身よりも、このボトルのデザイン代にコストがかかりすぎたのでは?そんな邪推さえしてしまう。
と、そこまで言って、はたと考える。まんざらジョークじゃないかもしれない。
そういえばポルトフィーノは、もともとは誰も話題にしないような、さびれた漁村だった。それが、一部のセレブにその美しさと秘匿性を見い出されたことで、富がそこに集中した。ミラノに行かなければないような高級ブランド店が軒をつらね、港に並ぶ家々が鮮やかな色に塗り直されて外観を整えたことで、観光客が押し寄せる人気スポットになった。
ネロリ・ポルトフィーノも同じだ。トム・フォードがプロデュースしたこの香水の中身は、100年以上前に作られたオーソドックスな香りのアレンジ版だ。それをトム・フォードの類まれなセンスと審美眼が、所有欲をそそるステータスシンボルなボトル、コレクション欲を刺激するレイヤーリングの提案などで、高級品に生まれ変わらせたのだ。
どちらも、もともとあった地味で美しいものに、新たな「付加価値」をつけたという点で共通している。そして、そのキーワードこそが、「セレブの贅沢なプライベートを味わう」ということなんだろう。
だとすれば、この香りを楽しむには、やはり、肩ひじを張らないシーン、自分自身がのびやかに過ごせる時間が似つかわしいと思う。夏の日の午後。コットンや麻などのラフ&カジュアルな服。お気に入りの雑誌とグラス。強い日差しを避けて、デッキチェアーで読書を楽しむ瞬間。木漏れ日の明滅に目を細め、海風を肌に感じながら聞く木々の葉ずれの音。そんな、自然の光や音と自分の境界があいまいになるようなひとときに、この柔らかな香りは、心と体をどこまでも開放していってくれるに違いない。
そんなひと夏のリゾートのラグジュアリーに。それは、誰にも譲らないとっておきのプライバシー。
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- :::ピーマン:::さん
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- 40歳
- 混合肌
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