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[日焼け止め・UVケア(顔用)・日焼け止め・UVケア(ボディ用)・化粧下地]
容量・税込価格:70g・1,089円 (編集部調べ)発売日:2026/2/10
2026/3/26 19:07:44
クリームの方はテカらなくて毛穴も埋めてくれるんで気に入ってたんですが、もったりしすぎて伸びが悪いのでジェルには期待してました。
結果的にジェルは普通にテカるし15分経った後にそっと触れると指にそのテカりもつきました。
他の日焼け止めよりはテカらないしベタベタもしないと思いますけど、クリームが好きな人はうーんって思うかもしれません。
ちなみに画像の左側がクリームで右側がジェルです。
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- doggyhonzawaさん
認証済 -
- 58歳
- 乾燥肌
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・5,390円 / 30ml・13,970円 / 50ml・19,910円 / 90mL・30,140円 / 100mL(レフィル)・28,380円発売日:2019/11/1 (2024/5/22追加発売)
2024/12/15 11:36:18
クリスマスを控えた夜の街は、人でごった返していた。木々の青いイルミネーションが彩る通りを、ぼくらは歩いている。
となりで歩くユイカの髪から、時おりスパイシーフローラルな香りがしていた。冬の乾いた空気を吸うように、ユイカの頭に鼻を近づけてクンクンすると、彼女ははにかんで、ぼくのコートの袖を軽くたたいた。
「いい匂いがする。」「えー、つけすぎかな?」「ううん。ほんのり。 これ、リブレ?」
「そう。いつもの。」「フランス語で『自由』って意味だよね。」「そぅー。」
『自由・・・か。』心の中で反芻する。遠くの空を見る。赤色灯が点滅する高層ビルのすき間で、東京タワーが小さなキャンドルのように灯をともしている。この暗い不自由な世界も、いつかは虹色に輝くのかな…。
19歳。ぼくは今、予備校に通いながら大学合格に向けて日々を過ごしている。地方から東京に出てきた頃は友達もできず、まるで暗い地下牢に閉じこめられたような息苦しさを感じていた。そんなとき、ぼくの心を解き放ってくれたのがユイカだ。席が隣になったのがきっかけで話すようになった彼女は、春の日差しのような明るさで、あっという間にぼくの心の壁に穴を開けた。その日からユイカは闇に差す一条の光になった。毎晩予備校の帰り、二人で駅まで歩くほんのわずかな時間が、ぼくにとって日々を生きる糧になっていた。
彼女の長い髪が風に揺れる。そのたび白い頬が見え隠れする。その端正な横顔を見るたび、胸の奥がキュッとせつなくなる。
華やかな雰囲気に包まれた街を2人で歩きながら、いつまでもこの瞬間が続けばいいと願う。映画やレストランに行ける時間も、心の余裕も、今のぼくらにはない。だからこそ、二人で過ごせるこの唯一の時間が特別大切だった。
「自由、ね。早くなりたいもんだ。」ついため息交じりになるぼくを、彼女の朗らかさが上書きする。
「もうすぐだよ!」その屈託のない笑顔にやられ、思わず抱きしめたくなる。
リブレの香りは、まさに彼女そのものだ。そう思えた。トップは清々しいシトラスとラベンダーが香り、快活でマニッシュな彼女の第一印象に重なる。予備校の講義中に居眠りしてしまって、何度背中に消しゴムを入れられたことか…。やがてリブレはミドルで一転、フローラルが強く出てくる。彼女いわく「オレンジブロッサムの華やかさ、ジャスミンの女性らしさ」になる。ふだんはちょっと少年っぽさも交じる彼女だけど、不意に見せるしぐさがとてもキレイでドキリとする瞬間がある。そんなふうに、リブレのミドルは彼女のフェミニンな一面を際立たせる。そしてラスト。つけて1時間もすると、クリーミーなヴァニラの風合いが出てきて、心が温かくなるような穏やかな香りに収束していく。
この香水のいいところは、「男性性と女性性」「フレッシュとスイート」「スパイシーとフローラル」の3つの対比があることじゃないかとぼくは考察している。英訳すれば”comparison”あるいは“contrast”。リブレの香りは、この相反する対極のベクトルの中をふわふわと飛び回る。それこそ自由の羽根で。それはときに男女の「性」を超えて強いパワーをもたらし、そしてときに男女の距離を縮める愛の魔法のように。
「ね!今日はちょっとだけベンチカフェしてかない?」
言うが早いか、彼女はコンビニに飛び込んでホットドリンクを買ってきた。即断即決。そして速攻。それも彼女のすごいところだ。ぼくとは正反対。即断即決の反対語は「優柔不断」でよかったかな?そんなことを思っているとぐいぐい袖を引っ張られた。広場のベンチが1つ空いている。
クリスマスのイルミネーションを眺めながら、ぼくたちは温かいミルクティーで乾杯した。ユイカが微笑むと、その瞬間、ほのかにスパイシーなヴァニラの香りがして、彼女の周りだけ優雅な空気が漂った。熱いミルクティーをひと口すすると、口から白い吐息がもれた。
「そこで『うえ〜い』って言ったらおっさん確定だよ!」ユイカが茶化す。
見上げた夜空に白い吐息が消えてゆく。青いイルミネーションが地上のミルキーウェイのように暗い空の縁を覆っている。
「いつか、自由にデートできるといいね」ぼくは呟く。
「そだね。もうすぐだよ!」ユイカも頷く。
街はクリスマス色に染まっていた。ぼくらは、理不尽で不自由なこの世界の片隅で、ほんのわずか自由を楽しんだ。そう。もしかしたら幸福の本質なんて、案外そんなものかも知れないなと思いながら。
「さむっっ!」そう言ってユイカがぎゅっと肩を寄せてきた。ぼくは少しためらって、それでもユイカの肩をしっかりと抱きしめた。その瞬間
ユイカのリブレの香りが、クリスマスの街とぼくの心をバラ色に染めあげた。
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