2010/12/14 23:08:32
Nuit d'Amour 「愛の夜」
香調:パウダリー ウッディ フローラル
ライチ、ピンクペッパー、メイローズ、アイリス、アルデヒド、サンダルウッドなどが含まれているようです。
この香水は日本ではまだ知名度が低いので、英語のレビューをいくつか読んでみましたが
アイリスとアルデヒドで女性の頬が紅潮していく感情のさまを、
ベースの温かみのあるサンダルウッドで女性の肩と喉元を包みこむ襟巻を、
それぞれ表現していると解釈されているようです。
トップはヴァイオレットリーフとライチが混ざり合い、
可愛らしいとしか言いようのない香りがします。
時間が経つと、ソフトで円やかな香りに変化します。
具体的にひとつの香りが突出するわけではなく、
一歩間違えればとても濃厚になってしまいそうな要素を、繊細にきれいにまとめた印象です。
なんだか、「守ってあげたくなる女性」っていうイメージ。
…変な例えですみません。
日常使い用のフレグランスを探しています。
候補はこちらとシャマード。
ほの甘く上品なシャマードと温かみを感じるニュイダムール…どちらがいいでしょうか。。
(追記)
伊勢丹の冊子を見ましたら、こちらは”店舗限定”かつ”数量限定”だと書いてありました。
他の媒体では”数量限定”という言葉は入ってなかったような気がするのですが…?
購入を検討されている方は、早めに確認したほうが良いかもしれません。
※添付画像について※
左の画像は現在国内で流通しているニュイ・ダムールのボトルです。
中央の画像は海外での限定版のボトルです。ベル・エポック調のネックレスを模しているそうで、素敵ですね。
右の画像は、この香水のインスピレーションの源泉となった、
グスタフ・クリムトの絵画「帽子と羽毛の襟巻の婦人」です。何かの参考になれば幸いです。
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2011/5/30 20:01:46
L'heure Bleue
「黄昏どき」という意味ですが、
あえて直訳して「蒼い時」としたほうがロマンティックですよね。
太陽が沈んでから星がまたたき始めるまでの、不思議な静けさを持った時間のことです。
トップノート:ベルガモット、アニスノート
ミドルノート:カーネーション、ネロリ
ラストノート:アイリス、バニラ
香調:セミオリエンタル、フローラル、パウダリー
(1912年 ジャック・ゲラン作)
印象派絵画のコレクターでもあったジャック・ゲランが
夏の黄昏どきのセーヌ河畔にインスピレーションを得て作成し、
最愛の妻リリー・ゲランにささげた香り。
100年近く前に作られた香水ですが、
フランスの少女たちは「いつか使いたい香水」として
今なおこの香水に憧れ続けていると聞きます。
私の肌の上では
トップはさわやかなベルガモットが一瞬はじけたあと、
お香のようなスパイシーな香りが続き、バニラに移り変わっていきます。
このラストのバニラが素晴らしすぎます…。
とても質の良い材料で作られたアングレーズソースのよう。
とろりとしていてなめらかで、芳醇で。
それでいてしつこくない、スイーツに例えたらまさに
「舌の上でスッと溶ける」上品さをもっていると思います。
余談
フレグランス・エキスパートの池内宏美さんが、
WEB上でゲランの香水についてのコラムを書いています。
ルール・ブルーについても触れていて、とても興味深いですよ。
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2010/12/14 16:52:40
Rose Barbare 「野薔薇」
香調:フローラル バイブランド
Floral vibrant Capiteux, incisif, somptueux Notes de tête : aldéhydes, essence de rose Notes de cœur : absolu de rose, fenugrec Note de fond : miel de pêcher, patchouli, notes sous-bois
ゲランのフランス語サイトを拝見すると以上のように書いてありますので
アルデヒド、ローズアブソリュート、パチョリ、蜂蜜などが入っているようです。
帝国ホテルのゲランブティックで購入できますが、
たまたま取り扱いがあったのか、私は新宿伊勢丹でも見かけました。
トップは酸味のあるローズがしっかりと香り、とても華やか。
そこにいるだけで場の空気さえも変えてしまいそうな、美貌の女性を連想します。
時間が経つと少しずつハニーの香りが出てきます。
といっても私の苦手なベタベタする香りにはならず、
薔薇に引力をつけるように構成されているのではないでしょうか。
深く、重く、自分自身が薔薇の中に沈んでいくような印象を受けます。
色々な要素が入っている薔薇なので、
頭痛がするような堅苦しい重厚さは感じず、
甘美ささえ伴っているようです。
プリュ・ク・ジャメが「匂い立つ」なら、
ローズ・バルバルは「馨しい」といった言葉がしっくりきます。
いまのところ、気分を上げるための華美なフレグランスというよりは
日常の雑事に寄り添うような香りを探しているので
この香りを購入することは当分ありませんが、
何某かの機会があったときに、これを真っ先に思い出したい…といった感じです。
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2010/10/12 13:30:56
Nuit de Tubereuse 「月の花」
トップノート:ピンクペッパー、ベリー、カスカリラ、アンゼリカ、マンダリン
ミドルノート:、イランイラン、マンゴー、チュベローズアブソリュート、ローズ
ベースノート:クローブウッド、サンダルウッド、ラブダナム、ムスク
ロマンティックなパリの夏の夜、というイメージソースがとても素敵だと思います。
「都市生活者」の「夏」の夜なので、闇の帳が降りても
内にどこか熱気、活気を秘めているのです。
昼間のうちに発散し切れなかった…という意味で、切なささえも連想させます。
今まではラルチザンの香水に対して、
「スプーン一本さえも音楽で表現できる」と言った作曲家、
R.シュトラウスみたい、と思っていました。
作品があまりに世界観を創り上げすぎていて、かえってそれが鼻につく、と。
けれど、この香りはまずその表現しうる世界に惹かれ、
そして香り自体も気に入ることができました。
こういう形の気に入り方は、邪道なのかもしれないですが。
香りについて。
体質の問題だと思いますが、私の肌の上ではまずチュベローズがミルキーに香り立ちます。
次に、マンゴーのフルーティな香りが一瞬し、揺蕩うようなウッディに変化します。
クリーミー、フルーティ、ウッディと要素を書きましたが、
それら全てがあっさりとしているような気がします。
それが、冒頭で触れた「何かを内包しているような印象」「そこはかとない切なさ」に繋がるのかもしれません。
ホフマンの小説『クライスレリアーナ』に登場する、美しい夏の夜の描写を連想する香りです。
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[パウダーチーク]
容量・税込価格:5.5g・7,920円 / -・6,600円 / -・7,920円発売日:2008/9/1 (2018/2/16追加発売)
2010/2/22 19:31:51
ピンク系が気になっていたので、
新色のロゼと既存のピンクを比較してみました。
ロゼ・スプティルは新品同様、
ツィードピンクは二色に分かれている状態だったので
比較対象としては適切でないかもしれませんがご参考までに。
・ロゼ・スプティル
ミルキーな色ではないが完全にクリアな色というには語弊のある、
ホワイトの光をかぶせたローズピンク。
ホワイトとシルバーのパールが効いています。
・ツィードピンク
ロゼ・スプティルに比べると黄みがかったピンク。
シルバーパールが入ってはいるのですが、色自体に若干濁りを感じます。
使用状態の違いのせいだと思いますが、
ツィードピンクの方がしっかりと発色します。
ロゼはパール感が強く、きらめきが頬に乗るような印象で、
色自体はシアーに発色します。
ロゼも二色に分かれるまで使用すれば
表面のツィード模様が取れて発色が変わるのでしょうが。
個人的な意見としては、
ロゼは大きめのブラシでふんわりと乗せてイノセントな印象、
ピンクはしっかりと乗せてコケティッシュな印象に仕上げるのが
似合いそうです。
私の好みとしてはロゼなのでロゼを予約しました。
購入が楽しみです。
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