























容量・税込価格:35mL・11,000円 / 50ml・15,400円 / 100ml・21,560円 / 100mL(限定)・23,100円 / 100mL・25,630円発売日:- (2024/10/18追加発売)
2024/5/29 17:17:21
可愛い香り、と思いきやアンバーで深みも感じられるココマドモアゼル。大人可愛いって感じでしょうか?可愛らしさもあるけど大人っぽさも健在してる。
同シリーズのココやココ ヌワールと比べるとフレッシュさがあるので、若い世代から沢山の方々に支持されていますね。
トップはマンダリンオレンジやベルガモットなどのシトラス系にオレンジブロッサムの爽やかなフローラルが香ります。特にマンダリンオレンジのジューシーな果実感はクセになります。
ミドルになるとローズやジャスミン、ミモザなど花々の香りが漂います。イランイランのエキゾチックな甘さも重なり、フレッシュなシトラスの雰囲気から徐々に変化していきます。
ベースにあるパチュリがシトラスやフローラルを支えていきながらも段々と主張してきます。このパチュリと併せてベチバーのウッディな要素がココマドモアゼルが単なるシトラス系、フローラル系の香りではないということを改めて感じさせてくれます。更にバニラやトンカビーンの甘さがココマドモアゼルのアンバーさを上手い具合に表しています。
ココマドモアゼルはベースにあるパチュリやベチバーのウッディな香りが好みの分かれる部分ではあるのかもしれません。でも私はこのウッディな部分やバニラなどのアンバーさがあるからこそ、'ココ'と'マドモアゼル'を合わせた名前に相応しい香水になっているのではないかと感じます。
ガブリエル・シャネル氏もパッと見は仕事一筋でキビキビとしてそうですが、恋愛はいくつになってからでもしていたそうです。そんなシャネルの意外な一面もココマドモアゼルが表しているのかなぁなんて思ったり。
香水って感じの雰囲気はあるのでオフィスとか職場向きではないかな。オフの日や、あとはデートなど特別な日に纏いたくなる香りです。持続力も十分ありますし、オードゥパルファムですがわりと拡散性もあります。真夏は自分の部屋にいる時以外はあまり付けることはないですが、それ以外の季節ではお世話になっています。
ただ可愛いだけの香りじゃ物足りないという方にハマるのではないかな?あとはシャネルの香水が初めてという方でも、ウッド系やアンバー系がOKなら受け入れやすいかと思います。
シャネル N°5 ロー オードゥ トワレット (ヴァポリザター)
容量・税込価格:50ml・17,600円 / 100ml・24,200円発売日:2016/9/23
2024/5/26 19:52:33
オリジナルのNo5をより現代的に、若い世代でも身にまといやすいローが2016年に発売されました。
調香師は4代目専属調香師のオリヴィエ・ポルジュ氏。
オリジナルのNo5が母親とすればローはその娘といったところでしょうか。いや、プルミエールが長女でローが次女か…
いずれにしても骨格としてはNo5であるけれど、とにかく香りも軽やかで日常使いしやすい。
まずトップから香るのはマンダリンオレンジやレモン。オリジナルのNo5にはあまり含まれていない香料なので、このシトラスの爽やかな雰囲気からこの香水は始まります。オリジナルにもベルガモットやネロリは含まれていますが、ローの場合は上記のシトラス系のフルーツを組み合わせることでより軽やかな仕上がりになっています。
そしてこの爽やかなシトラスが落ち着いてくると、イランイランのエキゾチックな甘さやジャスミンやローズ。ただし甘さがあるといっても、やはり爽やかなのは変わらず、とにかく透明感があってキラキラとしていて、石鹸のような香りです。
ベースにはホワイトムスクが含まれているため、このホワイトムスクがナチュラルな香りのセダーウッド、菫の花のような香りのオリスルート、柔らかなバニラと共に全体を優しく、温かみのあるラストへと向かっていきます。
オリジナルとの違いは前述の通りシトラス系の香料の多さ、そしてベースにオリジナルの方では使われていたパチュリやモス、ベチバーなど深みのある香料を一切使用していないことです。
もちろんこれらの香料はどれも素晴らしいものなんですが、仮にローにこれらの香料を混ぜてしまうとローの醍醐味でもある"21世紀としてのNo5"という立ち位置や、"軽やかで若い世代にも受け入れやすい香り"から遠ざかってしまうことは想像出来てしまいます。
深みのある香料は極力使わず、でも骨格はNo5のまま、手軽さやフェミニンな要素を取り入れているのがこのNo5ローだと思います。
季節や時間を問わず、持続時間もオードゥトワレットのため4、5時間程度。
オリジナルにはまだ手が出せないけどNo5の世界観を知りたい方、爽やかで品のある香りをお探しの方には丁度良い香水ではないかと思います。
※1年以上前に購入したのでもしかすると箱のパッケージが写真の時より少し変わっているかもしれません。
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:28,270円発売日:2021/3/15
2024/5/24 12:57:43
おそらくdiptyqueでドソンやフィロシコスと並ぶぐらい人気が高いのが、こちらのオルフェオン。
diptyqueの創業60周年を記念して発表された香りです。
どうしてそんなに人気なんだろうと不思議でしたが、店舗で香りを確認して納得。数日後に購入しました。たまたまそのタイミングで店舗に入荷してきたようで良かった。
まずトップにジュニパーベリーという香料が使われているのですが、これはお酒のジンに香り付けとして使われている香料でもあります。
ウッディでハーバル、フレッシュな気持ちにさせてくれるのがこのジュニパーベリーの特徴。
そんな爽やかなジュニパーベリーの後に香ってくるのが、フローラル系のジャスミンです。このジャスミンの甘さがジュニパーベリーと相まってまるで高級な石鹸を思わせるかのような香りになるんです。ずっと嗅いでいたくなる…
ベースにはスモーキーさを感じるセダーウッド、桜餅のような甘さのあるトンカビーン、パウダリーノートが全体を優しく柔らかに包み込みます。
枠組みとしてはオルフェオンはウッディ系になるようですが、樹木を思わせるようなしっかりとしたウッディな香水というより、パウダリーで少しスモーキーな雰囲気、そして甘さもある本当に身に付けやすい香水です。
こういう高級な石鹸のような香りはイヤミが感じられないから良いですよね。気候など踏まえると日本だと更に評価は高くなるんじゃないかなぁ。
このオルフェオンやオーキャピタル、フルールドゥポーやヴェチヴェリオなどdiptyqueのいくつもの香水を調香してきたオリヴィエ・ペシュー氏は2023年の7月に57歳という若さで亡くなられたようです。素晴らしい才能のある方が亡くなられるのは辛いことですが、彼の作った作品がこれから先も遺っていくと思うと、香水とはやはり芸術作品だなぁと感じます。
3件中 1〜3件表示
よろしくお願いします! 続きをみる