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ナルシソ ロドリゲス フォーハー ムスクノアール ローズ オードパルファム
容量・税込価格:30ml・10,450円 / 50ml・15,400円発売日:2022/3/23
2022/12/19 18:41:22
トップがイタリアンベルガモットオイルとミスティカル(ミスティカルってなんだ?)
フレッシュなオープニングかと思いきや、くどいムスクだなぁ。と感じました。
ミドルはムスク、チュベローズ、プラム
なのですが、無難にフローラルムスク。
プラムはあまり感じない。
ほんの少ーし。
ラストはバニラ、レザー、スエードアコード、パチュリ
うーん…
最近の香水にありがちなラストというか。
深みだすためにレザー系のアコード入れちゃう感じ。
私が感じたのは
チュべとムスクを合わせたらこうなっちゃうんだよなぁ…
っていう良くないパターン。
チュべとムスクが好きな方には良いのだと思います。
でも、どストレートにこれやっちゃうとただのチュベローズとムスク。
シャネルの専属調香師のオリビエ・ポルジュが「嫌いな花、香料はチュベローズ」と以前言っていて驚きました。
理由は「チュベローズを入れると全部チュベローズになっちゃうから」
確かに。と思いました。
(といいながら、ガブリエルを作ったのは彼の挑戦だと感じました。チュベローズを上手くコントロールした香りだと思いました)
次の作品に期待します!
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ナルシソ ロドリゲス フォーハー ピュア ムスク オードパルファム
容量・税込価格:30ml・10,450円 / 50ml・15,400円 / 100ml・19,580円発売日:2019/4/10
2022/12/19 16:16:56
寒い季節にちょうどいい名前の通り
ピュアな印象のムスク。
媚びず。
さりげなく。
けど、アピールはしつつ。
ナルシソロドリゲスも「そこはかとなく感じさせる香り」と言っている通り
香りはずっと感じるんだけど
なんとなく感じるんだけど
決して弱くはないんだけど
「香水つけてますっ!!」
ってうるさくない。
でもちゃんとしっかり香る。
清潔感のあるムスク。
甘いムスク。
トップはホワイトフローラル。
何の花かは明かしていないのですが
「眩いほどのモダンな花束」
ミドルが
ムスクのハートノート
虜にしるコクーン(繭)
ここが面白かったです(笑)
香水のノートにコクーンって。
日本人的にはサッパリですが、海外のファッショニスタやクリエイターが想像する「コクーンの香りってこれね(笑)」って感じです。
虜にしるコクーン。って文法も合ってるのかな。
大丈夫なのかなこれで。
って不思議ですが。
ラスト
ベルベットのようなシグニチャーカシュメラン
これは確かに。って思いました。
ベルベットみたいになめらか。
本当にベルベットっていう表現がぴったりなラスト。
全体的に柔らかいのにしっかり香る。
不思議な存在感。
これにグイっと心を持っていかれました。
寒い日の朝から昼、夕方までつけていても、きっと人を不快にさせず
でもなーんか香りはする。
朝から昼、夕方は強い、重い香りだと疲れちゃうから、このくらい柔らかいと安心して使える。
妙にクセになる香り。
ムスク系はかなり好みが分かれるんです。私…
頭が痛くなりやすかったり
雑味のような物を感じてしまったり
クドく感じたり。
大丈夫な時とダメな時が二分の一の確率できたり。
こちらは大丈夫でした。
安定して「良い香り」だと思えました。
ただ、良い香料を使っているらしく
つける場所(体の)や、つけすぎると強く香ってしまう。ってどこかの香水情報サイトで読んだのですが
確かに、あまり手首にしっかりつけちゃうと強く香りすぎちゃう。
スプレーを離すとか
足首やお腹につけるくらいでちょうど良いそうです。
それこそ、そこはかとなく。って感じで。
私は寒がりで冬はモコモコ武装なので足首、お腹だと自分で香りがあまりわからないのがイヤなので(夏や秋は足首、お腹につける時もあります)手首につけたいのですが
ボケーっとしていて手首に強くつけると確かに強く香ってしまいます。
柔らかい香りなんだけど、強い。
時間が経つと香りが強くなってくるので、加減して遠めからスプレー。
冬の日中は使う頻度が1番多くなる香水かもしれません。
柔らかいのにしっかりそこに在る。
っていう、なんか不思議な。
村上春樹の小説の中に出てきそうなフレーズみたいな。
「ただ圧倒するのではなく、そこはかとなく感じさせる」
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2022/11/26 23:23:58
ガーデニアは感じられず。
ミドルになると重いムスクとアンバーの塊って感じで頭が痛くなってしまいました。
フローラルな感じはありますが、なんかバランスが最悪というか…
ムスクもアンバーも入っていないんですけどねぇ…
ガーデニア、ジャスミン、プルメリア
パチュリ、ブラウンシュガー
らしいのですが
もわっとした妙な重たさがありました。
グッチはトムフォード期が好きでした…
ゴタゴタ言っても仕方ないのですが、幼いながらにあの頃のマスキュランで都会的なデザインやフレグランスに惹かれていました。
アレッサンドロ・ミケーレの現代的なルネッサンスのような世界観も独特でアーティスティックだとは思いますが。
今、ENVYを使ったらどう感じるのか。とか思ってしまいました。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・12,100円 / 30ml・25,850円 / 50ml・38,500円発売日:2012/10/24 (2023/6/2追加発売)
2022/11/13 23:08:15
2007年にトムフォードがプライベート ブレンド コレクション(四角くてお高いシリーズですね)をリリースしました。
第一弾としてリリースされたのは12種類。
ウードウッドはその中のひとつ。
第一弾から残っている数少ないフレグランスのひとつです。
さかのぼること数年。
2007年にトムフォード氏がイヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクターだった頃。
アルベルト・モリヤスとジャック・キャヴァリエを召喚し、当時まだ認知されていなかった「ウード」でM7という香水を作ったそうです。
アルベルト・モリヤスは別名GOD
一時期、コスメフロアの香水の8割は彼の作品と言われていた神のような人。
ジャック・キャヴァリエは今、ヴィトンの専属の調香師。ムスクの帝王と呼ばれ、ヴィトンでも7?8万円する香水を調香しています。
そんな豪華な北島三郎と…誰にしよう…
北島三郎と… 小室哲哉?あ!坂本龍一にしましょう。
を召喚して作ったM7の結果はケチョンケチョンだったそうです。
そして、トムフォード氏がそのまま引き下がるわけがなく
自身のブランドを立ち上げた際、リベンジに燃えます。
リシャール・エルパンという調香師に
「ウードに馴染みの無い人にとっても受け止めやすいウードの香りを創ってください」
とだけオーダーしたそうです。
ブータン寺院の香り。
というコンセプトらしいのですが、ブータン寺院に行ったことが無いのでまっったくわかりませんが瞑想のような静かな心になる香りだと思います。
高級なお仏壇に使われるような上質なローズウッドにスパイシーなカルダモンと華山山椒の香りから始まります。
シャープな香り。
最初はこのシャープさが苦手でした。
サンタルブラッシュや後からリリースされたエベーヌフュメのほうが柔らかくて好きでした。
そのシャープでスパイシーなオープニングにゆっくりと主役のウードとベチバーが加わります。
シャープさにスモーキーさが足されていきます。
そうこうしているうちに、サンダルウッド、トンカビーン、アンバー、バニラが顔を出します。
かなりまろやかでクリーミーになっていく。
シャープでスパイシーなトップから主役のウードを引き立てつつ、クリーミーに変化していく。
クセになる香りです。
鼻神さまのルカ・トゥリンは
「矛盾した既成のフレグランスという特徴を完璧に捉えている」
と褒めてんだか、けなしてんだかよくわからない評価をしています。
ちなみに、このウードウッドは2013年に最香調されているそうです。
オリジナルのほうがよりスパイシーで男性的だそうです。
オリジナルを知っている男性にはオリジナルのほうが良かった。という方が多いそうですが、多分私は今のほうがウェアラブルで好きだと思います。
男性がつけてる分にはオリジナルがカッコいいのは想像ができますが、今のもじゅうぶん男性的だと感じるので。
サンタルブラッシュ、エベーヌフュメを持っているのでウードウッドはいいや。って思っていました。
サンタル、エベーヌのほうが女性的な要素を感じるので自分が使う想像がしやすかった。
なのですが、サンタル、エベーヌの華やかさではなく「凄まじく心を落ち着かせたい」と急に感じるようになり、「ひとりでひっそりと考えたい。ウードウッドの香りと共に静かに過ごしたい」という急な欲求がむくむくっと出てきました。
苦手だった香りでしたが、今はウードウッドの気分の日が多いです。
男性的な香りで凛としたい時や香りは欲しいけど考えごとをしたいか、無心で過ごしたい気分の時にピッタリきました。
このウードウッドがきっかけでウードブーム、ウード革命が始まったそうです。
今ではウードは香水ではめずらしくないですが、トムフォード氏のタダじゃ転ばない精神なんだなぁ。と思うと彼の執念の強さを感じます(笑)
ちょっと話しがそれますが
ローズプリックを軸に、ローズトリロジーと題してダマルフィ、シーヌ、リュスィーをやったように
サンタル、エベーヌ、ボアマロケインでなんちゃらかんちゃらをするならウードウッドを軸にしなかったのはなぜだろう?と思っています。
ちなみにリュスィーはディスコン決定したらしいです。
もっと早く引くべきだったんじゃないかなー。と思ってしまいますが。
出したばかりのタイミングでロシアがやらかし始めたのは時期が悪かったとは思いますが、サッと引いていたらカッコよかったのに。
夏しか使えないと思っていたネロリがウードウッドと重ねると通年使える香りになるので、ネロリも秋冬バージョンに生まれ変わったのが嬉しいです。
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ミス ディオール アブソリュートリー ブルーミング オードゥ パルファン
容量・税込価格:30ml・11,000円 / 50ml・15,950円発売日:2016/9/2
2022/11/1 13:22:18
たーくさんあるミスディオール。
おそらく… ミスディオールシリーズ、今6種類あるのかな?
その中から1つ選ぶとすれば私は絶対にこちら。
「デリシャス フローラル」
の別名を持つ、アブソリュートリー。
ラズベリー、ザクロ、ブラックカラント
ベリー系のオープニング。
甘いけど酸味がかなり少ない。
砂糖漬けかと思うほど甘い。
ピンクペッパーのおかげでふわふわ浮遊しすぎていない。
ディオールお得意のグラースのローズとダマスクローズ、ピオニーがハートにきますがフローラルがクドくない。
(私、ローズとピオニーがクドく感じることが多いんです。トムフォードのローズ ド シーヌとかダメでした)
ホワイトムスクも場合によっては苦手なのですが、これは大丈夫。
全体のバランスがいいのか
「デリシャスフローラル」のコンセプトにピタっとはまったのか。
たしかにローズとピオニーの青さを奥に感じますが、浮遊しすぎていないベリーの甘さがクセになります。
可愛い。
甘い。
ハッピー。
すれ違った男の人が「トーストのにおいがする!」って言ってました。
多分、私だと思うんですが…
確かに少し焦がした甘い香り。
多分、このアブソリュートリーは2016年から調香を変えていないと思います。
買えないでほしい。
ディオールさん変えるからなぁ…
このまま調香をキープしてほしいです。
「トーストのにおいがする!!」
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