
- VULCAN.D.himeさん
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- 26歳
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2009/3/26 21:24:00
私に気付いて
生来ちっとも目立つ方では無かったから
只、人を羨ましく思うだけ
それを望むことも自分には叶わないと
それが私だと思っていた
大手町方に
漫ろ雨が走る
寒明け未だ遠く
丸の内の二丁目では
音も無く
まるでこの都会に閉じ込められて居る様に思う
ENVY は
春を知らずに咲く花
暑さ凌ぐ竹ばやし
秋雨にしおれ落ちる桐の葉
冬枯れの路傍に近しく思えた
僅かに鼻をかすめていった香り
私に気付いて
ENVY 羨望
只、人を羨ましく思うだけ
それを望むことも自分には叶わないと
まるで渇望のように
気付いてしまったのは
この巨大市場で無ければと
単身関西より出て来た時から
あれ程羨望していた
この東京から
もう二度と出られないということ
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- 25歳
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2008/7/25 23:47:00
やっと時間の感覚を掴むことが出来て、
天神祭の前夜より
大阪に戻っている。
インストラクターは兎に角人が多い
と言った。
今頃は、茹だる暑さを煽る人熱れ。
トレーニングも好いが、出歩きたくなった。
天神橋から中崎、豊崎を突っ切ってきた四車線を下眼に、
全館に亘り効き過ぎるエアコンダクター。
今頃は、包蔵しようとも覗く甘さ
この香りの様に
若い人も大人も
舞い上がる身体の芯は湯気の様に
頬を上気させ、その昂りに身を任せているのか
揺らめいて
真夏の幽霊
鏡を見たら
インストラクターが
集中しろと、いつもの声。
真夏の幽霊、こいつにも見えたらいいのに
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2008/7/12 23:15:34
確か高倉台を下りすぐだった。
西灘で拾った車を二台見送った。
市内と言えども阪神地区と中央区以西は二分されるらしい。
炎天の下の黄色いセレッソが
水を乞う。
スモッグなのか霞んだ視界の先に
船が行き交う。
時間がゆっくり流れるとはこういうことなのかもしれない。
パナシェの様に喉越しの好い香りだった。
Citrus Verbena は、レモネードよりも焙燥大麦の苦味がある(嬉しいネ)
月見山離宮の昼下がりである。
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2008/7/12 02:02:18
節気いよいよ大暑を迎えるにあたり、
湿った夜風が生暖かい。
関西で土曜日を迎えたのは、いつのことだっただろう。
近い夜景(と言うのか?)に中津、
新淀川を挟み十三と、右奥に新大阪までの鉄橋が見える。
何かの拍子に妙なことを思い出したりする。
窓に映る歪んだ顔。
――俺ってこんな人相悪かった?(私もそう思った。変わったね)
バイトって、何であんなに楽しかったんだろう。
茄子や鰭肉の焼ける香ばしい匂い。
レンジの扉を開けた瞬間の熱し過ぎた本醸造の蒸気。
煙草の匂い。
Dream。
追加で頼んだグラスを手渡され気が付いた。
オレンジブロッサムというより青いレモンの様な
いずれ熟成され
変わりゆく香り。
幼すぎて何も知らなかった。
楽しくて仕方がなかった。
再会して、Dreamの香りではなくなっていた。
私達はもう青いレモンではなくなったんだ。
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- 24歳
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2007/10/7 12:35:08
彼岸の小針を、
車は西へ向かっている。
残暑の酷い夏だった。
二つの山の色が 違って見えるのは、
佐渡が引き伸ばした瓢箪のような
形をしているからだと
運転手が指す対岸を見た。
海風はまったく感じられないのに、
尾花に似た群生が
やけに揺れている。
二の腕の内側で、
iced green tea は、まるで
絵の具をうすく溶いた
黄色いかき氷のようで、
冷たくて、鮮やかな 味気のない甘さでした。
人のためになんて
まだまだだけど、
自分のために休んだ日は
一日もなかった夏が
終わっていった。
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