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2017/7/9 20:34:17
注目しているラ・コレクシオン・プリヴェのラインでグラース産ローズ・ド・メを使用した香りが出るとの事で、かなり期待していたフレグランスでした。
店頭で嗅がせていただくと、想像していたよりライト&ソフトでやや拍子抜け。
(私がグラース産ローズ・ド・メに抱く印象は、CHANEL社のN°5やMISIAのような強いセンシュアリティ)
良い香りだけど、どこかで嗅いだ記憶がと思い浮かんだのがGuerlain社のIDYLLE。IDYLLEにあった濃密なフェミニンさが薄らぎ、ナチュラルな雰囲気に落ち着いた印象。
ただIDYLLEのダマスクローズ(オイル)はややフルーティなダマスクローズに対し、LA COLLE NOIREは濃密なセンチフォリアローズ(アブソリュート)のはずなのですよね。
トップはフレッシュなローズの香りですが、肌になじんでくるとセンチフォリアローズ(アブソリュート)の特徴的な成分Phenyl ethyl alcoholのしっとりした甘さが出てきます。
その段階ではChloe社のEau de Parfumのような印象も。あちらはメロンのようなフルーティさが奥にあり、より石けんぽい香りですが。
この3つのフレグランスはローズ、ピオニー、ミュゲのフローラルアコードで出来ているようです。
IDYLLEとChloeはけっこう強い香りなので、一番使いやすいのは一応ユニセックスで、ナチュラルな香りに仕上げてあるLA COLLE NOIREではないかと思います。(そして一番ローズが感じられる香り)
ベースはムスクとお香の様なウッディノートで、ローズの甘さと相まって穏やかなセンシュアリティを感じさせます。
良い香りなのですが、ぐっと惹きつける中毒性のような雰囲気はないようで、価格が高価なだけに購入候補に挙がりながら常に3番手くらいで買いそびれてしまう可能性大です。
あまり個性は強くなくてもいいけど、人とはかぶらない、心地よい香りが欲しい方にはオススメできます。
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ニュイドゥセロファン(Nuit de cellophane)
容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日:-
2016/12/5 01:22:25
伊勢丹でムエットの残り香を嗅いで、あぁなんていい香りだろうと思い購入しました。
トップノートはシトラスとグリーンのやや青みを帯びたキラキラした香りと、完熟したフルーツから漂うネクターのような甘さが交錯するように香るのですが、なんともトイレタリー(特にシャンプーやコンディショナー)風で、親しみやすくはありますが高級フレグランスの香りっぽくはありません。
花としてはフリージアやジャスミン系に感じられます。
ミドルノートは、ややグリーンノートが抜けて、ミックスジュースのような甘い香りが広がります。
セルジュ・ルタンスにはジャスミン系の香りでA la nuitがあり、あちらはジャスミンティーの香り付けに使用されるジャスミン・サンバックの香りが強めですが、このNuit de Cellophaneは香料の採られるジャスミンとして一般的なジャスミン・グランディフローラムの香料ではなく、花そのものの雰囲気を再現したようなやわらかい甘さが感じられます。
どちらもムスクを含めベースノートが少ないため、底からの香りの押し上げがありません。
大抵のフレグランスは、つけて数時間後でも、ふと動いた瞬間にベースのウッディやムスク、バニラなどが香る楽しさがあるのですが、Nuit de Cellophaneはフェードアウトしてしまい、あまり自分では立ち昇るベースの香りを感じることが出来ないのです。
ムエットでは残り香を感じられるのですが、いい香りなのに残念です。
ただこの特性を活かして仕事の日など、あまり香りを目立たせたくないシーンで使えます。
(仮に多少強く香っても、シャンプー系の香りなので誤魔化しも効きますし)
オフィシャルの説明に金木犀と書いてありますが、あまり金木犀の香りには感じません。
天然の金木犀香料をしっかり感じられるフレグランスをお求めの方にはディファレントカンパニーのI miss violetをおすすめします。
私的にNuit de Cellophaneの心地よいフルーティフローラルな香りは、オフタイムのリラックスフレグランスという位置づけになっています。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・28,270円 / 100ml・71,500円 / 200ml・48,400円発売日:-
2016/9/11 22:30:44
ディオール社のコレクシオン プリヴェの一本です。初めにムエットで嗅いだ時は、あまりピンとこなかったのですが、オススメされて肌につけてみると美しい花の香りに包まれました。
トップノートからラストノートまで香りの変化を楽しめる典型的なシプレーノートで、トップはしっかりベルガモットが香り、ミドルはローズとジャスミンのアコード、ラストはパチュリ、アンバー、オークモスとお手本のような構成になっています。(パチュリは恐らくリファインされた特別なグレードのものでしょう。主張しがちな素材ですが、仕事はしつつも上手く他の素材と調和しています)
ゲラン社のミツコは有名なシプレーノートで、あちらは古風な和服の女性を思わせますが、こちらは、自然の花蜜の香りで満たされた夕日が差す花畑を歩くような印象のとても良い香りで古さを感じさせません。
アンバーノートはやや強く感じますが、クラシック香水のアブソリュートこってりの重たい香りではなく、ダマスクローズやサンバック・ジャスミンのアブソリュートはフルーティさを持った軽やかなタッチで、この繊細な花の香りは今の技術があるからこそできる調香なのだと感じます。
その自然な美しい花蜜の様な甘さは、パチュリ・アンバー・オークモスのベースアコードに支えられて決してトゥーマッチにならず、ユニセックスで使用可能な香りになっています。男性が嗅ぐと女性っぽく感じ、女性が嗅ぐと男性っぽく感じるようです。
しかし、普段香水をつけていてもあまり気付かれないくらい少量(素肌のウエストにワンプッシュ)つけているのですが、こちらはオードゥパルファンだからでしょうか?「良い香りだけど何をつけているの?」と良く聞かれるので、周囲に感じられる程度の強さで香っているようです。(お店で試させていただく時もワンプッシュが良いですね)
「シプレーはフローラルより花らしく香る」と古い文献で読んだことがありますが、この香水は本当に花の香りを楽しむためのものだと思いました。
香水の名前が目に見えるような香りではなく、「何か心地よい花の香りがする。」といった個人を引き立ててくれるような、そんな素敵な香水です。
一年以上使っていますが、オールシーズンでオススメできます。
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2016/7/23 23:15:39
香料の都といわれるグラース産のローズ・ド・メとジャスミンを使用しているという理由から購入しました。
特にローズより栽培が難しいといわれているジャスミンは貴重で、このグラース産ジャスミンを使用している香水は、シャネル社のN°5、ジャン・パトゥ社のJOY、ディオール社のGRAND BALなど数えるほどしかありません。
グラース産ジャスミンの香料は、黄金の輝きのような美しい香りで、その香りを嗅いで以来、この香料を使った香水を少しずつ集めています。
このJ’adore L’orは、トップからラストに到るまで個性の強い合成香料の香りがあまりしない、最近では珍しい雰囲気を持っています。コンセプト重視で構成が粗雑なニッチフレグランスとは違い、花のアブソリュートが滑らかに香るように丁寧に作られたように感じが好ましいです。(もちろん成分の多くは合成香料でしょうが、決して安っぽく感じさせない巧みな調香技術が素晴らしい)
ディオール社はJ’adoreの名前を使って21世紀のCHANEL N°5を作ろうとしたのではないか?と考えてしまいます。(現ディオール社のパフューマーであるフランソワ・デュマシー氏は、その前はシャネル社で主任パフューマーのジャック・ポルジュ氏とともに働いていた経歴がある)
香りはアブソリュートの香りを活かしたフローラルブーケで、かなり濃厚です。ジャスミンとチュベローズがメインに香り、奥にはこれまた珍しい原料でパウダリーな要素を持つタヒチ産バニラが感じられます。
ほんのりと良い香りがする的なかわいらしさは微塵もなく、しっかり香水をつけていますと思われるセンシュアルな香りなので、TPOは頭に入れておいた方が良いでしょう。
昔ジャスミンやチュベローズのような濃厚な香りはドゥミ・モンデーヌ(高級娼婦)の香りと思われていたようですが、このJ’adore L’orもとても普段使いできるような雰囲気ではありません。(満員電車やオフィスで出くわしたら、かなり場違い)
ただ純粋に嗅覚を喜ばせるという意味では、高級感があって香水のダークな魅力が感じられる良い香りなので、2010年代のチープで似たり寄ったりの香りに飽き飽きしている方にオススメです。(CHANEL N°5のパルファン・エクストレの方が嗅覚的享楽度は高いですが)
個人的にはこの前時代的な香りが、最近のデジタル過多な世の中で妙に懐かしく感じられて好きです。
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2015/8/23 21:00:58
ヴァンクリーフ&アーペル社はジュエラーらしく、いつも美しいボトルの香水をコンスタントに出しています。もちろん香りも素敵なものがメンズ・レディースともにたくさんあります。
トップノートのきれいなホワイトフローラルは、嗅いだ瞬間にマーク・ジェイコブス社のデイジーや、ディオール社のジャドールを思い起こさせます。
そのようなことを考えながら嗅いでいるとペアーのフルーティな甘さが出てきます。
香調にはオスマンサスと書いてありますが、ラズベリーと共通する要素もあるので、全体的なフルーティなトーンから、私はほのかなラズベリーのように感じました。
また、百合の花のほんの少し妖艶な香りも感じられます。
90年代にジル・サンダー社からJILというラズベリーヨーグルト風のフルーティフローラルなトワレがあって、とても良い香りだったのですが、ずっと昔に廃番になっていました。
こちらとはトップの印象は違いますが、全体的なフルーティなトーンはJILを思い出させるような柔らかな甘さの香りでした。(JILの方がいくらかバニラやラズベリーが甘めですが)
印象をまとめますと、柔らかくて上品な甘さのフルーティ&ホワイトフローラルの香りです。
かわいらしさもありますが、清潔感と気品がある優等生的なとても良い香りです。
ただ、シャネル社やゲラン社のような天然香料を上手く使いこなした深みのある香りとは違います。ここ数年続く柔らかいトーンのよくある香りの一つです。
しかし、デイジーやジャドールなど良い香りだなぁと思っても購入しなかった香水には無い魅力がレーヴにはありました。このまっさらな美しさが心地よかったのです。
レーヴという名は、私にとって心のどこかでずっと探していた香りを思い起こさせるような、まさに「夢」のような出会いでした。
ちなみに限定のレーヴ・エリクシールは、レーヴよりグレープやオレンジフラワーのような甘さが強く、雰囲気が異なります。私はいつかどこかで子供の頃に食べたお菓子のような印象を持ちました。
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