
- Pierre_Dinandさん
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- 51歳
- 敏感肌
- クチコミ投稿2件
2014/11/3 13:58:30
クチコミ二件目は、懐かしい「母が纏いし香り」。堅田道久氏の作?香水に詳しい方がいらしたら、ご教示いただけるとありがたいです。
1964年東京五輪の年に発売。1967年の「琴」「舞」とで三部作だそうですが、今もEDCのみとはいえ「禅」「琴」が現役なのは、国産のフレグランス壊滅状態の中では喜ばしい限りです。
「禅」が現役!と知ったのは、数年前、たまたま地元の百貨店で訊ねたのがきっかけでした。「ずいぶん長いこと贔屓にしてくださるお客様がいらっしゃるんですよ」とのことで、必ずストックしているそうです。やはり歴史を重ねた品は違うな、と感じ入った次第です。早速30ml入るアトマイザーとともに母にプレゼントしました。
懐かしの…といえば、母や叔母が使っていたルビー色の「ホネ・ケーキ」も現役でありますね。小学生のとき「骨ケーキ?どこが『骨』で『ケーキ』なの?」と不思議に感じたのを思いだします。
本作は、ウッディ・フローラル〜ローズの落ち着いた香りもさることながら、ボトルの意匠が図抜けて格調に富んでいると思います。高台寺の蒔絵にインスパイアされたとのこと、まず間違いなく「秋草蒔絵歌書箪笥」でしょう。漆黒の壜に蒔絵風の金が映え、滑らかな曲線が床しさを表しています。
ちなみに香りは、よきメンズにもなります。というか、ウッドとやスパイスの効いたクラシックなオリエンタル〜フロリエンタルは、基本、男性もOKです。ジャン・パトゥの「ミル」を初めて利いた時には「これ、アラミスの『900』やん!」と思いました。クリニークの「アロマティクス・エリクシールP」に至っては、同じエスティ・ローダー系ということもあるのでしょうが、ホントにアラミス900ソックリです。
資生堂さんは「和系」フレグランスの宝庫のような側面があります。大正時代?の「菊」に始まり、地方ごとの「梅」「桜」「林檎」などの限定フレグランス(これは入手困難なのが玉に瑕)に「すヾろ」「錦」「むらさき」「沙棗」…。ヨーロッパ勢に負けず、あちらのパヒューマーに依拠せず「日本の香り」をぜひ作ってほしいですね。
現行のスクエアなボトルの「ZEN」ではなく「禅」、そして「琴」のPやEDPがあれば、深みのある香調が一段と生きると思います。
「禅」EDCはアメリカ製(タクティクス・コロン同様『製造:アメリカ・小分け:資生堂』というパタン?)ですが、ぼくがヤフオクでゲトったP(29ml入り)には、ナゼか「made in JAPAN」のシールが…。輸出用に作っているのであれば、国内販売も可能だと思うのですが…。
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- Pierre_Dinandさん
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- 51歳
- 敏感肌
- クチコミ投稿2件
2014/10/29 19:19:44
51歳・男子。初口コミは、これからの季節に最も活躍する「ショパール・マッドネスEDP」。クリスティーヌ・ナジェル(ナジュル)作。
最近の正規代理店はホントにダメで、ほしい作品をドンドン廃番にしちまいますな。「困った時のネット頼み」では、何のための定価販売かわかりません。「いえ、やはりこうした香りはまだ日本の方には…」と消極的にならず、愉しみ方を啓発するぐらいであってこその正規代理店であり、定価販売だと思うのですが。
並行輸入で安い分在庫が安定しないので、新品で見つけたらポチっておかれたほうがいいでしょう。ブルーベルさんが扱っていなかった、75mlの大型のボトルも時々見受けます。ぼくの経験では、楽天の複数のショップさんで購入した分で「ヘン」な質のものはありませんでした。
さて本作は、ネットショップ(ベルモさん)のノート及びイメージ記載と、ボトルの意匠&ネーミングに惹かれて購入。トップだけを利いて「ウグッ!!!」と思った方、ぜひ適正な場所に纏ってみてください。ぼくもトップを利いた時、その甘さに(うーむ、失敗だったか…)と思いました。ちょっと口紅っぽい、やや人工的な香りもします。しかし、纏って20分もするとトップはあらかた引いて、グンと重心の低いスパイシー・ノートになります。
まろやかさの中に濃密さと奥行きを持った香りです。アルデヒド的な押しの強さではなく、きめ細やかなレザリー・スパイシー・ウッドです。同じショパールの「カシミア(カシミール)」の、ヴャニリンのキツさはありません。ぼく自身は、スパイシー・ウッディ・レザリー系が好きで、メンズのスポーツ・コロンや、今様のフルーツカクテル風レディースが苦手なので「まろやか」と感じますが、そうした「爽やか系」が好きで「オリエンタル系、フロリエンタル系、アルデヒド系はダメ」な方には、どこまで行ってもキツいかも…。ボトルを飾るだけのほうがいいでしょう。
ただ、そうでなくトップだけ嗅いでお蔵入りさせてしまった方は、是非試してみてください。もちろんぼく同様、男性も。この作品のミドル以降の深みは、エルメスの「ベラミ」同様、良きメンズになります。
そういえば「マッドネス」も「ベラミ」も、正面切って「pour femme」とはどこにも書いていません。現在女性用として売られているゲラン初期の作品が、発売当初は男性に人気があった…そんなエピソードを想定してるのかもしれませんね。
しかし、この香りが2001年に発売されたことには驚きます。この香りと質は、1990年代の初頭までかろうじて続いた「グラン・パルファム」の時代のもの、といっていいでしょう。ちなみに最近、ヤフオクで限定版の「ブラックEDT」を入手。こちらは胡椒が利いたさらにスパイシーなもので、残香性の強さはとてもEDTとは思えません(入浴時、二度洗いしないと落ちませんでした)。コンディションのいいものがあったら、「マッドネス・フリーク」の皆さんにはお勧めします。
唯一の難点は「壊れた」と書いている方もいらっしゃる、回転式のスプレーキャップがチャチな点でしょうか。キャップの大きさを抑えるための方便なのでしょうが、不安定な感は否めませんね。
なお、パルファムはケースも凝っていて、さらに美しいボトルです。コレクションにはうってつけかと思います。香りは甘さが少し強いかな。ぼく自身はEDPのバランスのほうが好きで、こちらで十分だと感じます。
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