2009/12/29 01:01:24
いただきものです。
アニックグタールという名前も初めての私には、
ちょっと難易度の高い香り。
スパイシーなものが嫌いではないのですけれど、
それを扱いこなせるほどに、人間性が成熟していないと思うのです。
なぜか、ラストノートに柑橘系を感じます。
中世の時代から病を癒し、媚薬的効果もあると言われてきた植物“マンドレイク”。
ANNICK GOUTALの香りに、この“マンドレイク”をイメージしてクリエイトされた、
フレッシュでウッディーな印象の人気の香り「マンドラゴール」がありますが、
今回の新しい香り「マンドラゴール プープル」はそれとは異なり、
マンドレイクのよりダークでミステリアスな面を表現し、
アロマとシプレーが融合した男女共に楽しめる香りです。
神秘的でスパイシー、魅惑的な音楽が奏でられるような大人の香りです。
ベルガモット、ミント、スターアニス、ローズマリー、ゼラニウム、
ブラックペッパー、パチュリ、マートル、インセンス、ヘリオトロープ
自分の身に纏えるフレグランスには限りがあるので、
クローゼットや下駄箱など、色々なところにムエットを忍ばせておくのが好きなのですが、
こちらは私の書斎のカーテン用。
適度な緊張感のある香りなので、
夜更けまで仕事する時に付き合ってもらっています。
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[口紅]
税込価格:- (生産終了)発売日:2009/12/5 (2010/12/7追加発売)
2009/12/29 00:21:49
理想のリキッドルージュ。
柔らかな塗り心地と、乾燥もテカテカもしない適度な潤い。
パーティーなどの時のしっかり丁寧に時間をかけた、
気の利いたリップメイクではなく、
ささっと簡単に塗った割にはきちんとしている、という、
かっちりしすぎない、適度に整った印象を作れる、
デイリーユースの口紅です。
◆RD561
カジュアルなレッド。
「赤」を丁寧に選び、
綺麗にリップブラシを滑らせたパーティー用のレッドでは無いけれど、
お仕事の時に「きちんとした」女性らしさを主張する、
濃すぎず、華やかすぎない赤です。
紅にもオレンジにも寄らないので、
多くの人にとって使える子だと思います。
顔色を良く見せてくれるので、お勧めです。
◆PK161
どんなアイメイクでも合いそうな、
「これさえあればポーチを忘れても平気」な、ナチュラルトーンのピンクです。
面白みは無いけれど、有用性は高いです。
リキッドルージュにありがちな、厚みや重みがしっかりしてしまって
口角がだらけてしまうという残念なことは、
こちらの製品では絶対に起こりません。
だらしない雰囲気のメイクになってしまうことが大嫌いな私にとっては、
これはかなりの高評価ポイントです。
また、よく研究されたのでしょう、
チップもとても扱いやすく唇の形を取りやすいように計算された形状をしています。
普段リップペンシルで描いていても「あ、失敗した」と思うことがあるくらいなのに、
こちらで(リップクリームやリップベースを使わず)いきなり描いても、
とても綺麗な形を描けることには感動しました。
パールが入っている点はあまり好きではありませんが、このお蔭で、
うるうるとして、ふっくらした印象の唇を作れるのは間違いありません。
確かに比較的早い時間で色褪せてしまいますし、
リタッチは頻繁に必要としますが、
鏡さえあれば、「理想的な唇」を作れるという点では、
「理想のルージュ」の謳い文句も納得です。
あまり手をかけたくないけれど、ちょっと綺麗に見せたい、という忙しい方に
是非使っていただきたいお勧めの一品です。
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[パフ・スポンジ]
税込価格:889円発売日:-
2009/12/29 00:18:55
自分の肌の状態が揺らぎやすいのを、
「ファンデーションのせい」と言い張り、
「あれでもない」「これでもない」とファンデーションヒッピーを繰り返す私に、
「どうしてちゃんと見定めて買わないの?」と呆れ顔の友人。
この秋の新作もいくつか購入しましたが、
結局は「使い方」なのだなと思わせてくれたのが、
このTOFUスポンジでした。
こちらを使うと、殆どのファンデーションが「綺麗に乗る」という経験をできます。
薄付きにしにくかった、もったりしたファンデーションも、
綺麗に均一に乗ります。
窓ガラスに映った自分を、「あら、肌綺麗?」と思う瞬間があるのは、
こちらのスポンジを使った日だなと思っています。
濡らして、絞って、洗うという作業は大変面倒なのですが、
それくらいは手をかけてあげないとダメなのかしら、と諦めています。
ファンデーションブラシも使ったことがありますし、(ブラシは厚塗りになります。)
他のメーカーのスポンジもいくつか試してみましたが、
この密度の濃い、弾力のしっかりしたきめ細かなスポンジはTOFUならでは。
高いものではないので、
一度使ってみることをお勧めします。
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2009/12/29 00:17:32
理想的な化粧下地、だと思っています。
マッサージクリームとして使うなら他にも良いものはあると思いますが、
化粧下地としはかなり優秀です。
朝のスキンケアをしっかり閉じ込めて、
日焼け止めやファンデーションによる「疲れ」を肌に伝えさせない、
だからといって崩れることもなく、
ぴったりとベースメイクを吸い付けてくれる、
優秀な下地です。
夜のマッサージに使うならもう少し滑りがあった方が好みなので、
私はオイルや他のクリームを使いますが、
でも適度な「指滑り」と「指止まり」を体感させてくれるクリームです。
お勧めなのは、朝、デコルテやネッククリームとして使うこと。
ドレスを着る時などは、顔全体のみならず、首からデコルテ、腕や脚まで、
こちらでマッサージをしてから、軽くフェイスパウダーをブラシで刷いています。
(ドレスの雰囲気に合わせて、パーリーなものからラメ、マットなお粉まで適宜使用しますが、)
こちらのクリームが適度なツヤと張りを肌に与えてくれるので、
「肌そのものが瑞々しいのだろうな」と錯覚させてくれます。
マッサージを始めようと思っている人には
スックやワトゥサはとても丁度良いブランドだと思います。
是非、あのマッサージテクニックを学んでいただきたいので、
お勧めです。
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2009/12/2 20:41:36
濃密な甘さ。
「女が一人で生きていって、何が悪いの?」と豪語してきた私ですら、
「一人では生きていけないかもしれない」と思わざるを得ないような事に巻き込まれ、
人生で初めて、「守られる」ことを知りました。
若い頃のような、力に任せた気障な守り方ではなくて、
もっと堅実で、もっと強い信念の傘下に入ったような、守られ方をしています。
その温もりと穏やかさに触発されて、
引っ張り出してきたのがこのインカント。
「女は強く、男は弱くなった」と言われる近頃でも、
女性らしさ・男性らしさは生き残っていると思うのです。
女性にとって、それは潔さであったり、柔らかさであったり。
男性にとって、腕っ節の強さであったり、瞬発力であったり。
女性にもそれなりの強さが備わっている現代、
「女性らしさ」というベールを、男性の前では被ることが多いのかもしれません。
それは決して狡さではなく、相手を立ててあげる、思いやりとしての美学。
包み込まれるような安心感は、
特定の人の前だけで素顔を晒せる信頼感に裏打ちされるものだと学びました。
その包容力は私の中では特に「男性らしさ」を定義するものだと思っているのですが、
だったら、包まれる女性の側においても、柔らかさが欲しいもの。
だからインカントを身に纏います。
コンビニエンスストアで買えるお菓子のような、手軽な癒しに意味は無い。
予約必須のブラッスリーの、最後に出てくるデザートのような、
歴史の上に成り立ち、物語性のある控え目な至福を、そっと分け合えるように。
可憐さは全く無い私にもある、女性としての華麗さ。
それは外へ撒き散らすものではなくて、
とても限られた範囲内で、むせるように立ち込めるものであっていいと、
今なぜか思えるのです。
初めてインカントを手にしたのは、@cosmeの記録によると、6年前。
インカントの女性としての存在感に負けないくらいに、
私も成長してきたということかな、と思っています。
纏えるタイミングはとてもプライベートな空間しか無いのですが、
今とっても気に入っています。
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