2010/3/20 18:49:48
伊勢丹メンズ館1階の香水売り場には、今日も『自称オシャレオヤジ』達が『人とは違うワンランク上の香水』を求めて集います。
そんなオヤジ達を『お前ら、その瓶に間違ってジャンヌ・アルテスが入っていても「このウッディな香料の匙加減がたまらないね。さすがは○○」とか言うんじゃね-の?』とメチャクチャお下劣な目線で眺めていた私。
しかし、先日妻と本館で買い物をした後、冷やかしのつもりで立ち寄ったメンズ館で事件は起こったのです。
感じの良いお姉さんが『お客様のような方につけて頂くための商品です』と営業トーク満開、言葉巧みに勧めて来たオパス1870を、鼻の下を伸ばしてつい買ってしまったのです。
傍らでは妻が『私、生涯の伴侶選びを間違えたかも』みたいな顔をして立ち尽くしておりました。
少し捻ったスパイシーなトップから暖かいミドル、そして甘く美しいラストまで、全体を通して感じられる上質な穏やかさには好感が持てました。
しかし正直なところ『言うほど良いか?それに薄くてすぐ香らなくなるし』がホンネでもありました。
伝統ある香水に何と失礼な…
瓶にジャンヌ・アルテスが入っていても気付かない鼻オンチは、たぶん私の方なんでしょう。
ホントすみません。
修行を積んで出直します。
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2010/3/19 08:58:12
自他共に認める面食いな私が付き合った女性の中でも、一二を争う美人だった女性の愛用香水でした。
彼女を見たほとんどの男性が目ん玉をハートマークにして見惚れてしまうのは勿論のこと、渋谷では女子高生の集団から『お姉さん超綺麗!一緒に写メお願いします』と騒がれ、銀座では上品な白髪の老婦人に『長生きしてるとこんな美人に会えるのね。目の保養をありがとう』と握手を求められる、等々。
美しい彼女を連れて歩き、世の男どもに見せつけることを無上の喜びとする下品で悪趣味な私でも、会う度毎回確実にあっけにとられるようなエピソードを生みだす女性。
さらにセンスも良く、性格も素直な彼女に私が唯一不満を持っていたのは…
私が最も苦手とするパリの匂いを常にプンプンさせていること(汗)。
それ、オバチャン香水だろ!
どう屁理屈をつけようともオバチャン香水以外の何物でもないだろ!
22才の君が、何故それを…
『その香水好きなの?』
『うん、これが私の香りなの』
そうですか。
なら、しょうがない。
一番好きな香水を纏っていたいという気持ちはよくわかる。
結局一度も変えて欲しいとは言わなかった。
でも、やっぱりこれはオバチャン香水です。
強烈!
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2010/3/18 09:57:29
あえて書くなら『男、確実に落とします』的な香り。
しかも、受動態ではなく積極的に強い意志を持って男を落としに行く。
あっちを向いている男の顔を両掌で挟んでグィッと自分の方に引き寄せるような、いわば強引な香りです。
同じバニラ系でも、トレゾアが『大人の女性のたしなみ、抑制、余裕』等を感じさせるのに対して、the oneからはややもすると剥き出しの欲望を感じる。
だからこの香水は『生まれてこのかた男に不自由したことなど一度も無いか、少なくとも周囲からそう見られている、飛び抜けて容姿に恵まれた女性』が纏わないと、ともすれば下品さだけが浮き立ってくるかもしれません。
逆に超絶美形レベルの女性なら、この香水を上から目線で抑えつけ、ねじ伏せ、この香水が与えてくれる輝かしく美しいオーラを、プライドと気品を以て自分のものにしてしまうでしょう。
この香水、大好きです。
女性の香水はこうでなくては、とさえ思う。
シャネルやゲランもディオールも最近は誰が纏ってもそこそこ似合う香水ばかりをラインナップするようになりましたが、このthe oneには、現代風にソフィスティケートされてはいるものの、使う人を選ぶ強い個性がある。
真に『魅惑の香水』です。
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2010/3/14 15:57:37
爽やかな柑橘系のイメージが強いフレグランスですが、意外にボディがしっかりしており、単に『リフレッシュ用』として使うには重いかもしれない。
ネーミングほど『クール』な『ウォーター』ではないです。
フゼアマリンの代表的フレグランスであるということを頭では理解できますが、香りの傾向に『オヤジ系整髪料』とまではいかなくても、それに近い要素を感じてしまうのが正直なところ。
休日のリフレッシュ用としては重く、秋冬にはそぐわず、かと云って日本の高温多湿な夏にも思うほどフィットせず、意外に使いどころがありません。
常用していた時期もありましたが、今は、夏の休日、しかも比較的湿度の低い日限定で、たまに使う、という感じです。
ルカなんちゃらとタニアなんちゃらが書いた『世界香水なんちゃら』というガイド本では、このフレグランスにやたら高い評価を与えていますが、個人的にはそこまでの商品ではないと思います。
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2010/3/11 09:49:00
妻との散歩の途中で立ち寄った香水安売り店で『休日用フレグランス』として買ったものです。
アルマーニ・コードと似た雰囲気の香りですが、アルマーニ・コードの『高音域』な香りに対し、このプレイはややテノールがかった『中音域』で、より柔らかく優しい香りを楽しめる感じ。
とても癒されます。
この香りも私の雰囲気に合っていないことはわかっていますので、オンタイムでは使いません。
休日専用です。
ひとつだけ。
この香りと、『MP3プレイヤーをイメージした』という、どちらかと云えばアクティブなボトルデサインとが、全くリンクしません。
意味がわからない。
すりガラス等を巧く使って、『優しい白』をイメージした上品なボトルデサインを採用すれば、もう少し人気が出るような気がするのですが。
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