kxさんのクチコミ投稿一覧（投稿日時順）16件〜20件 - My@cosme

セルジュ・ルタンス

ラフィーユドゥベルラン (La fille de Berlin)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日：-

バラの香りが好きで色々試していますが、香りによってイメージが全く異なるのが新鮮です。

ベルリンの少女は、ベルベットのような厚みのある花びらの、深い緋色のバラのイメージです。セクシーさや華やかさはなく、翳りのあるミステリアスで硬質な感じもするバラの香り。パチュリの香料も使われているせいで、墨っぽい香りもして静謐な印象もあります。ラストになるとハニーの甘さが少しだけ効いてきて、柔らかい香りになります。全体的に美しく計算された香りだと思います。
可憐さの際立つ、ジョーマローンやアンニックグタールのローズに比べると、大人っぽい感じです。

清潔感もあってキツくない香りなので、出番も多いと思います。好きなイメージのバラの香りなので、現品購入してしまうかもしれません。

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アムアージュ（Amouage）

EPIC WOMAN EDP

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格：-発売日：-

貴重な香料を使用していると言われるアムアージュの香水。中東オマーンのブランドです。以前このブランドのInterludeの香りをサンプルで試しましたが、これは。。。良い香りなのでしょうが香り方が強いので酔ってしまいそうでした。

こちらのエピック・ウーマンの香り、様々な香料が凝縮されていてヘビー級の濃厚さには間違いないのですが、甘さが少ないので纏いやすいです。ボトルも高級感があり、キャップには磁石がついていてピタッと閉まるようになっています。

トップノート: キャラウェイ、ピンクペッパー、シナモン
ミドルノート: ローズ、ゼラニウム、ジャスミン、お茶
ラストノート: アンバー、バニラ、インセンス、オリスルート、パチュリ、ウード

シングルノートは殆ど感じられません。強いて言えば、トップでピリッとペッパーやシナモンが感じられますが、まろやかなスパイシーさです。ミドルのフラワーノートも甘さはなく、スパイスの名残りを残しながら、花の芳醇さを凝縮したような香り。アニック・グタールとかの可憐なフラワーノートと対極するような香りです。やはり特筆すべきはラストノート。インセンスの烟るようなスモーキーさもあり、マッタリした感じのバニラやアンバー、土っぽいオリスルートやパチュリが言われてみれば感じられますが、これらが一体化して気高く深みのある、パウダリーっぽく石鹸ぽい優しい香り。言い方悪いのですが、少しお焼香の香りにも似ています。お焼香も香木を砕いたものなので、原料として似たようなものが使われてるせいかもしれません。

最高級の原料のみが厳選されて使われてるということで、気高く美しい香り。まさに名前の通りのエピック。本当に長持ちして、服についた残り香は数日消えません。全体的に辛口で深みのある香りだと思います。アムアージュの香りは、キャップを外して嗅いだ香りと、肌の上に乗せてからの香りが全く違うと思いました。香りもまろやかになるので、是非ムエットだけではなく直接試して頂きたいです。

ヘビー級ですが少量のみ足首につけると日中でも大丈夫かもしれません。夜もつけ過ぎは香害になるかもしれないので、加減が必要です。オリエンタルフローラルですが、ラストノートはウッディオリエンタル調が強くなります。美しくインパクトの強い香りです。40歳過ぎてからではないと似合わないかも？

使用した商品

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ラルチザン パフューム

モンニュメロ10

[香水・フレグランス(その他)]

税込価格：-発売日：-

2011年に発売された、Mon Numero10。
まだ口コミがなかったとは、とても意外です。私の口コミが、この香水の初めての口コミになるとは恐縮ですが、書かせて頂きます。

香調：レザリーアンバー
トップノート：フェンネル、ベルガモット、アルデヒド、ピンクペッパー、シナモン エッセンシャルオイル、カブリウバ エッセンシャルオイル、カルダモン アブソリュート
ミドルノート：レザー、インセンス、ローズエッセンシャルオイル、ゼラニウム、ジャスミン アブソリュート
ベースノート：レザー、ムスク、ヴァニラ、ベンゾイン、ヒラシウム、アンブレイン、ニオイムラサキ、トンカビーンズ、アトラスシダー、シントラックスパイロジン

ご覧の通り、沢山の香料、特にスパイシーな香料が使われています。プッシュして一瞬だけ強く香るのはカルダモン。そしてシナモンを始めとするスパイスが香ります。しばらくクセの強いカレーのスパイスっぽい香りがしますが、すぐに落ち着いて深みのある香りになります。

この香りで思い出すのは、２つの対極する香りです。中東の国で訪れたバザールの香り。山のように積まれたスパイスが香り、石鹸や香水のお店が所狭しと並ぶ活気に溢れた市場。そしてヨーロッパの教会に染み付いた、焚き込められたミサで使われる香炉、蝋燭の煙の匂い。この静けさを感じられるスモーキーな煙やインセンスの香りと、お花やスパイスの活気ある香りが時に同時に、時に交互に感じられます。二面性のある、ミステリアスな香り。

男性が纏っても、とても素敵だと思います。時折フワリとフラワーノートやヴァニラなんかのスィートな香料も香るので、女性が纏うのも辛口すぎずに良いと思います。

使用した商品

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セルジュ・ルタンス

フルールドランジェ(Fleurs d'oranger)

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格：50ml・11,000円 / 100ml・22,000円発売日：-

以前「ベルリンの少女」を試して以来、セルジュ・ルタンスの他の香りも気になっていました。サンプルを使ってみての感想です。

プッシュした途端、オレンジの花とジャスミンの蜜のような甘くて優しい温かみのある香りがポワーンと広がります。単なるフラワーノートだけではなく、花の苦みや、クミン、ナツメグ等のスパイスがミックスされて厚みのある香り。少しクドイ程の芳醇な花の蜜の香りがクセになりそうです。香りの持続力も高く、残り香も素敵です。魅力的でセクシー、かつ朗らかさもあるような香りではないでしょうか。ラストノートはまろやかな幸福感に包まれているような感じです。

とても美しく好きな香りですが、私が纏うにはちょっと甘いかも。

使用した商品

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ラリック

パールドゥラリック

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格：-発売日：-

このブランドの創始者ルネ・ラリックはアール・デコを代表するガラス作家だったらしく、素敵なボトルのものが多いです。パールドゥラリックのボトルも、シンプルで素敵だと思います。2007年にはマリークレールのベストフレグランス賞を受賞しています。

調香師はナサリー・ローソン。大好きなD&Gのシシリーの調香師で、「アメジスト」「サティーネ」をはじめ他にもラリックの香水も数多く手掛けているようです。

こちらはシプレーフローラル。
トップノート：アイリス、ブルガリアンローズ
ミドルノート：ペッパー、パチュリ
ラストノート：カシミアウッド

トップノートはアイリスとローズですが、最初からウッディノートもかなり感じられます。何処かで嗅いだような、懐かしくて爽やかな香り。樟脳？薄荷？のようなスーッとする香りもします。香料にはないのですが、ミドルからは白檀っぽい香りもします。ラストノートは森林浴をしているような、癒される香りです。トワレではないので、香りも仄かで長持ちします。

現代的な香りだけど、タイムレスな魅力もあると思います。清潔感もあるし、印象に残る香りで人とかぶらないのでおススメです。

使用した商品

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