2008/1/4 16:39:32
さわやかなシトラスと穏やかなハーブで始まるパウダリーがとても素敵です。
私が男の人だったら、この香りを纏った女性の背後に立った時、どんな女性か知りたくて正面に回って確認してしまうと思います。(笑)
でも・・・、
ミドルノートの中盤から現れる胸焼けしそうなスパイシーさがどうも苦手なのです・・・
ゲランの香りを全て知っている訳ではないのですが、『ナエマ』や『アビルージュ』に共通する特有のパウダリーさも存在します。
外国では、様々な要素を集めた盛りだくさんのこちらの香りが今でもとても愛されているようですが、
一歩間違えば『汗臭い』という印象を与えかねない匂いです。
・・・だから『ジッキー』を好きな人は、恋人がこの香りを纏ったら、たまらない・・・ということになるのでしょうね。
セックスアピール抜群ですから☆
ですが、在米ベンガル人の美貌の友人によれば、
日本でジッキーを纏ったらトイレの芳香剤(←失礼な!!)のようになってしまって、以来日本では怖くて使えない、ということでした。
彼女によれば、日本には日本の地に降り立った時にしか感じない独特の匂いがあるそうで、
その匂いとジッキーが合わないみたい・・・、香水瓶から香る香りは同じなのに・・・ということです。
日本の空気には馴染まない、ということでしょうか・・・
ですから、どこで?ということも重要ですが、季節と時間と肌に纏う数箇所の組み合わせを念入りに何通りか確認してから取り入れた方が良いのかもしれませんね♪
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2007/12/30 16:34:22
Der Neue Damenduft von Boucheron.
Ein frischer, sinnlich-betoerender orientalischer Duft.
『ブシュロンの新しい淑女の香り。
さわやかで官能的で惑わせるような東洋の香り』
・・・という触れ込みですが、『赤い蛇』がモチーフなのでしょうか?
キャップの蛇はゴールドですけれど。
ボトルから嗅ぐ香りは、クラシックに似たバニラ。
肌にのせると、温もりのある香りです。
ニキ・ド・サンファルのパルファンも天に向けて絡まり合う2匹の蛇ですが、ロベルト・カヴァリ等、
蛇をモチーフにしたものが多いですね。
でも蛇というのは『神の使い』と見る向きもありますが、国によっては軽蔑のニュアンスを
多分に含んだ使い方をされます。
私、巳年なんですけれど、実はヘビはすっごく不得手。
ヘビ皮仕様の靴やバックを身に付けたり、持ち歩くことはありません。
ですから、香りはそんなに悪くないけれど、『先が割れた赤い舌を出しながら、音も無く体を這わせて
獲物(m.)に近づいていこうとする赤いヘビ(f.)』のイメージ写真にぞっとしてしまい、血の気が引いて
しまいました。
それはどうも女性の内側から男性に向けて発せられている欲望とか煩悩を表しているようですが、
何だかあまりにも悪趣味で好きではありません。
こういう女性を“恋多き女”と取るか“すれっからし”と取るかは意見の分かれるところ。
・・・それによって香りへの印象も大分変わってしまうと思います。
ましてや黒が混ざったような赤いボトル。
鮮血ではなく濁った血液のようで、これをミステリアスと取るか不気味と取るか。
頂き物でしたが、ヴィジュアル的に馴染めなくて、結局手放してしまいました。
グラマラスでゴージャスな夜用の香りです。
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