2006/2/19 18:46:17
普段は、シトラスがメインの香水は、シトラスとウッディノートの組合せに馴染めない
ものが多いので自然と避けていました。自分がつけると、大抵はまるで新築の家の中で
シトラスの芳香剤を撒き散らしたようなケミカルな香りになってしまい、つけてると
頭痛がしてくることさえあります。
ところがこのライフは、シトラスの後にはお香のようなとても落ち着く香りになります。
ちょうど、ランスタンドゲラン プールオムから、動物性の甘さを取ったような香りです。
ラストは、体で温まったシトラスの丸い香りがほんのり残ります。ウッディノートの
エグ味は、全く気になりませんでした。
爽やかさというよりは落ち着きを感じさせる香りですね。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2006/2/23 22:43:46
トップノートは物凄く青臭いです。海外のサイトで、「風呂桶いっぱいに
野菜のスライスを入れたよう」と形容されていましたが、強烈なこの香りで
買うのを躊躇した人も多いのでは?ビヨンドベジタブル・・・
香りが体に馴染み始めるミドルからは、グリーンなフローラルの香りがしてきます。
ここからは、ビヨンドパラダイスのイメージ通りの華やかで多層的な香りです。
ただ自分の場合、最初は良かったんですが、そのうちにこのフローラルの香りに
酔いそうになりました。結構付け方が難しい香水だと思います。
ところで、この虹色のガマ口のようなビンはどうなんでしょうか・・・
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:75ml・14,520円発売日:- (2015/6/3追加発売)
2006/2/25 17:18:57
海外のサイトで、オ・パフメ オーテヴェールに関する逸話が載っていたので、
以下抜粋です。
前の方のコメントでマリアージュ・フレールの名前が出ていましたが、この
オーテヴェールは、調香師のジャン・クロード・エレナ氏がまさにそのお茶に
ヒントを得て作ったものだそうです。作るにあたっては、特定のお茶の香りを
忠実に再現するのではなく、お茶の持つイメージを想起させるような香りに
したかったとのこと。
いみじくもエレナ氏は、後に手がけたエルメスのHermessenceシリーズの
コンセプトを"Little Haiku"と表現しましたが、それはそのままオーテヴェールにも
当てはまると思います。瀟洒で、決して過剰ではない香り。
そして、一度はこのアイデアをイヴ・サンローランに持っていったのですが
却下され(確かにYSLのイメージとは違いますね)、その後たまたまエレナ氏に
仕事の依頼をしたブルガリから、オーテヴェールは世に出ることになりました。
もっともブルガリも、当初は香水を積極的に売り出すというよりは、商品の
バラエティのひとつ、ぐらいにしか考えておらず、まさかここまで売れるとは
思っていなかったとか。(以上、Chandler Burr氏のサイトより)
それ以来、ブルガリの香水にティーノートがベースになるものが多いのは
ご存知の通り。
自分としては、外出時にはオーテブランを使うことが多く、オーテヴェールは
寝る前などにルームフレグランスのようにして使っています。
つけた瞬間の心地よさがあるので、香りの持ちに対してはあまり気にしていません。
フワっとフローラルが香るので、やはり女性のほうがこの香りは似合うと思います。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
2006/2/26 21:43:59
優しい白茶の香りにアンバーやムスクの甘さが奥行きを与えていて、なんていう
小理屈はすっとばして、単純に自分の肌から立ち上るこの香りが好きです。
アンバーやムスクの香りが使われていますが、そういった香りの多くはセダクティブ
(自分には縁のない単語・・・)な印象のものが多いですが、このオーテブランの
軽やかな甘さから受ける印象は、休日の午後に縁側で白茶を脇に日向ぼっこを
しているような、静かな、だけど温かい平和なイメージです。
オーテヴェールが、ジャスミンなどの香りからフェミニンな印象を受けるのに
対して、こちらは男がつけても違和感のない香りだと思います。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品