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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:-発売日:-
2004/9/12 22:32:25
今日、ISETAN MEN’S館で試香の旅。
魅惑的な数々のレア香水の中でも一際心奪われたのがFirenzeの香りの伝統を受け継ぐLorenzoVilloresiの「DONNA」。
貴重なブルガリアンローズと5月の薔薇をベースに、コリアンダー、グローブ、スターアニス、、イランイラン、アイリスルートパウダー、スイセン、スミレ、ジャスミン、ブラックカラント、香木の香りがアクセント。
というのがコンテンツらしいのですが、複雑な構成にもかかわらず、印象はとてもピュア。
とはいっても、若い生地のままの女の子ではなく青みがかった白い肌を持つ強い精神を繊細な外見に秘めた成熟したどこか高貴でミステリアスな人に。
手の届かないところに自分の王国を持っているような女性に似合いそうです。
シンプルな風景画もいいですが、これは技巧を凝らした抽象絵画ですね。クラシカルな技術に立脚している。
とても好みです。
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- mariamazzaさん
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2004/5/29 01:29:49
新作は柑橘系。
そんな情報はまだ寒さが残るうちから囁かれていたものの
実際 試香できたのが最近のこと。
オレンジとシトロン。特にオレンジは複雑なそして惹きつけられる魅力的な香りらしい、という噂に、いやが上にも高まる期待。
・・・そして・・・。ある意味、期待以上でした。
柑橘系の爽やかさ、オレンジピールの苦味を想像していたのに、強く感じられるのはチュべロ-ズを中心とする甘くむせ返るようなフロ-ラル。そこにオレンジの薫り高さとほのかに甘苦いスパイスがルタンスらしさをかすかに感じさせるのですが。
他のルタンスの香りとは一味違うかも。
悪く言えば一般受けする、でもとても抵抗できない不思議な魅力のある香りです。
Europeでは、アンブル・スルタンと、このフルールドランジェが両極の人気を示しているそう。
今の季節にピッタリ。
でも一年中愛用してしまいそうです。
フルーティフロ-ラルでも、ティーン向けでない本物志向の大人向け。ゲランのナエマがお好みの方にもきっとお気に召していただけるはず。
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- mariamazzaさん
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2004/11/21 01:16:01
香り好きのお友達から分けていただきました。
バンディとお対と訊いて以前から興味を持ってはいたのですが。
おや・・・?この香り、なぜでしょうか。よく知っています。初めてのはずなのに懐かしい。
チュベローズを強く感じます。甘く、麻薬のように惹き付けられる香り。ハッとさせられます。
はじめはその強さに不安を覚えますが、不思議と次第に馴染んできます。大きく香りが変化を遂げるわけではないのに甘さだけではない、漠とした品格と奥行きをみせるところが流石の名香。カサブランカの大きな花束を抱えて負けない、骨格のはっきりした美女に似あう香りです。
ナルシス、ヴェルサーチ、ガーデニア・・・皆様が挙げられている”似た”香り、全て、とても好きな香りばかり。
第一印象の”懐かしさ”は自らの香り遍歴を瞬時にたどらせる記憶と嗅覚の結びつきの神秘的な不可思議さからきているのかもしれません。
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- mariamazzaさん
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2003/12/3 23:54:16
先日、ISETANの期間限定のフレグランス・バーで購入。
基本はリッチなFloral系、でも意外とOrientalスパイス系にも心惹かれるわたくし。
そんなコメントと日常使っている好きな香りを伝えて、いろいろとソムリエにご提案いただいた中の1つでしたが、並み居る名香、心惹かれる新作の中でなぜか何度もエピス・ノワールのムエットに戻ってしまったのでした。
魂の奥底に触れる香り。
甘さを排したスパイスとほのかな柑皮の香りから柔らかな墨のような包み込まれる樹木の香りに。パウダリ-な香りが苦手なのですがこれはなぜか大丈夫。
成熟した個性はあっても攻撃的だったりくどさを感じさせることもなく、大人の余裕を感じさせます。
決して男臭くはないのですが、知的でエレガントな大人の男性にもお奨めかも。
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- mariamazzaさん
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2007/3/21 04:50:08
2月にパリに行った折、広告美術館の写真展のルタンスの作品にふと、パレロワイヤルのル・サロンを思い出して紫の空間を訪ねる。
心に決めていたいくつかの香り、BORNEO,CHERGHI,ROSE DE NUIT,そしてUN LYSを試香する。
ボルネオは男の方のほうが素敵に香りそう。シェルギーはTOPが好みだけど時間がたつにつれ強まるムスキーな甘さが東京だと重く感じそう。ROSE・・・は好きな香りだけれども・・・。このアン・リスは・・・。
清冽さと白い大きな花弁を思わせる豊かな香り。
身に纏うとそのスッと伸びた一厘の大輪の花が、密やかに息づいて纏う人に絡みつき、清らかな甘さを運ぶ。
まろやかなフォルムのパレ・ロワイヤル限定の釣鐘型ボトルも見目麗しく。
今回のお買い物はこの一本に。
あぁ、そしてこの日、オペラ座での最後の舞台を終えたエトワールがその昔、アルブレヒトを演じたときに胸からはらりと落とした花束も白百合だった。
ちょっとした心疼く偶然。
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