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ニュイドゥセロファン(Nuit de cellophane)
容量・税込価格:50ml・14,300円 / 100ml・22,000円発売日:-
2017/6/28 23:36:46
ちょっと嗅いでみるために量り売りで購入したのですが、それをいきなりTシャツの上に全部こぼしてしまいました。しょうがないので、その晩はパジャマのかわりに限界を超えた量の香水で濡れたTシャツを着て寝ました。
香水で蒸し煮にされているような状態で2時間ほど眠れないまま苦しんだのですが、その結果わかったことがあります。
「セロファンの夜には大人っぽい要素はゼロである!」
大人の女の色香も、青春の甘酸っぱさや切なさ、皆無です。
子供時代のある情景をそのままスケッチしていったような香りです。
試香の方法としては邪道で、自分の体臭や熱量など、こちらの持ち味を引き出された感じはもちろんしません。ルタンスのイメージを一晩だけ見せてもらったような気分です。
ああそうなのか、そうなのか、と勝手に納得しています。
音も画像もない映画だと思えばいいんじゃないかと思います。
どうしようもない嗅ぎ方っていうのもたまにはいいものだなと思います。
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2017/5/18 17:06:50
本気で褒めます。ロンドンのソルティラッシーの味がします。素敵なブルームズベリーの界隈よりももっと大学の通用口に近いあたりのインド料理店の匂い。まったく辛くない、知らないスパイスや葉っぱが大盛りになった不思議なサラダの香り。ジョー・マローンやラファエロ前派のロンドンではなく、シャーロック・ホームズ的な異邦人のロンドンです。フランス人の作った香水なのですから、現実的にはインドもロンドンも関係ないのでしょうが、整合性のない私の「香りの世界地図」をひろげると、そのあたりから薫ってきます。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:-発売日:-
2017/8/21 10:04:18
旅行に持っていきました。東京でつけると、「どうしよう私だけ青臭い」と感じることがありましたが、リアルな自然に囲まれた高原の空気の中では最高でした。10日間で一度も青臭いとは思いませんでした。アウトドア系夜遊びフレグランスとして優秀です。
夜、懐中電灯を持って森の中のレストランに向かうというような、ゴージャスなのかサバイバルなのかわからない状況にピッタリでした。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:-発売日:-
2017/8/1 00:16:11
「イギリスの教会のお葬式の匂いがする!」と夫に言われました。それを言ったら日本の香木だってお寺の匂いだと思っている人がいるのだから気にはしません。ただ確かに場所の記憶につながる香りだなと思います。こういう香りの人を思い出すというよりは、こういう香りの場所を思い出すという感じです。
教会以外では図書室、駅、理科準備室。具体的には三井タワー地下の重要文化財になっている区画。
私の香りの引き出しではそこまでです。この香りを中世の贅沢のところまでさかのぼるような付け方ができる人がいたら羨ましいです。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:-発売日:-
2017/8/2 23:10:43
「オイエドで江戸ってどういうこと?」と国文系の友人に聞いてみました。推測にすぎないけれどと前置きした上で、「えど」じゃなくて「ゑど」にしたかったのかもしれないという答でした。「え」と「ゑ」を区別するために「ゑ」をYEと書いているのかもしれないと。「お」と「を」がローマ字だと「О」と「wо」になるのと同じことかもしれないと。だから「オイエド」ではなく「お江戸」と発音して構わないと思うということです。
メーカーに問い合わせたわけではないし、友人が1秒で考えたことです。それになんだかロマンもありません。私は今まで通りフランス人の考えた謎の日本語「オイエド」だと思うことにしました。
香りは不思議な感じです。
最初にシュバっとゆずが来て、だんだんヒーリーのバブルガムシック調に変わっていく、謎の日本語である「オイエド」という名前がピッタリです。
ディスカバリーセットの試験官サイズのボトルです。100mlが欲しいかというと少し微妙です。
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