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ゲラン / ミツコ オーデトワレ

ゲラン

ミツコ オーデトワレ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:- (生産終了)発売日:-

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7購入品リピート

2018/4/2 22:33:45

高校生の頃から愛用の香りですが、10年ぶり3回目の購入です。
15年前にクチコミしていますが、年月も経ったことですし(笑)再評価&再コメントします。


ミツコの香りは、やはりとても落ち着きます。
渋さのある柑橘類の後に、ほんのりしたアイリスの清潔感とスパイスが混じり、落ち葉の積もった森を思い出すシプレの余韻を漂わせます。

落ち着くけど沈み込まない、絶妙のバランスがミツコの魅力だと思います。
落ち込んだときに使うと、心が落ち着いてやるべきことに目が向き、浮ついたときに使うと、背筋を伸ばして丁寧に物事にあたろうと思わせてくれます。
トランキライザーの役割を果たしてくれるので、手を伸ばせばそこにあって欲しい香りです。
好き嫌いがはっきり分かれそうな香りですが、私の周りでは好きな人が思いのほか多くて、落ち着く香りと言われることも多いです。


リピートするにあたってEdPと迷ってつけ比べしたのですが、香りの強さ・持続時間はもちろん、香り自体が相当違っていて、トワレはスッキリとした柑橘のフレッシュさが強調されており、EdPはフローラルやピーチの円やかな甘さが前に出た香り方をします。
トワレは紙の上だとなんだか薄っぺらく感じましたが、肌に乗せると程よく深みが出て、邪魔にならない程度の香り方。
EdPの生桃に粉糖をまぶしたような瑞々しい甘さも素敵でしたが、朝から使うにはちょっと濃いかも…ということでトワレ購入となりました。
私の肌の上では、最後の最後にアニマリックな香りが残るのですが、トワレの方が少なかったのも決め手のひとつです。
ミツコは人によって香りが変わる香りと言われる香りなので、実際につけてみて判断されるのが良いかと思います。

10年前のトワレがもう少し残っているので改めて嗅いでみると、トップの柑橘が少し劣化しているようで、焼けたような香りがしてしまっています。
驚くのは中盤以降で、アイリスが強く出ていてパチュリの重さがほとんど感じられず、ベチバーの強さもアニマリックな残り香もなく、ミツコのクセの部分があまり感じられない使いやすい香りです。
現行品の方がミツコらしい…ラストの香りを嗅いで、最初に買った25年前の香りの記憶が蘇りました。


ミツコは、近年の香料規制や香料調達に問題が発生したりで、やむを得ないリフォーミュラを何度もしてきたと聞いています。
ネットを漁るとたくさんの情報が溢れているミツコですが、ワッサーさんは規制成分を抜き取ったオークモスを使っているとインタビューで答えています。
大体が英語のサイトなので読むのは一苦労ですが、もう少し香りについて知りたいと思えばたくさん情報が出てきますので、興味のある方はぜひ。
(余談ですが、ミツコは英語圏ではミステリーと説明があるようで、漢字で書くと「光の子」というのに違和感がある…など、海外の香水フリークの勉強熱心さに驚かされたりします。)

時代を経て愛される香りは、歴代調香師の努力で受け継がれているのだなと実感する香水です。

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ゲラン / ルール ブルー 香水

ゲラン

ルール ブルー 香水

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:30ml・49,720円発売日:-

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7購入品

2016/3/15 02:11:29

シャリマーやミツコ、夜間飛行、ジッキーなどゲランのクラシックな香りの中では、一番フローラルが強くて女性らしい香り。
フレグランスコンサルテーションで選ばれたときは、正直キャラクターや好みのファッションに合いそうにないと思ったのですが、抵抗のある物ほど必要な物かもと思い購入しました。


この香りは表現するのが難しいですね。
香り方が独特で、いい匂いの雲の中にいるみたいな感じ。
トップノートが落ち着いてからは、自分から香っている感覚があまりないです。


全体を通して香るのは、甘いスパイス系とネロリ、アイリスあたりでしょうか。
しかし、ルールブルーという香りは、どれだけ香りを分解して分かりやすくしようとしても、全然うまく伝えられそうにない…です。


日によって香り立ちが随分違うんですが、お香っぽさ全開の日は我が家で普段用に使っているお線香とよく似た感じに。

フローラルが強く出るときは、キャシャレルのルゥルゥみたいな80年代のフロリエンタルの香水然とした香りっぽくもあり…。

うまく好みの方向に香った時は、パウダリーとフローラルが溶け合った優美な香りが漂います。

ミツコやシャリマーが素直な香りに思えてくるぐらいの複雑さと曖昧さ。
少量でよく香ると聞いていたのに、80年代フロリエンタルの日以外はたくさんつけても全然強く感じないです(鼻が慣れるのを防ぐために他の香水と付け替えています)。


購入して1年以上よく分からない香りだなーと思いながら、気がつけば頻繁につける香りになり、強く感じて使えなくなった香水が増えたことに気がつきました。


ルールブルーの香り深呼吸するとサティのジュ トゥ ヴ(ピアノソロ)が頭の中に流れます。
心が安らぐような、浮き立つような、春の朝の空気みたいな幸福感を感じます。

好みの分かれそうな香りで、誰にでもおすすめという訳ではありませんが星7つで。

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シャネル / シャネル N°5パルファム

シャネル

シャネル N°5パルファム

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:7.5ml・17,380円 / 7.5ml・18,150円 / 30ml・44,000円発売日:-

7購入品

2015/1/4 17:13:06

秋にパルファム7.5mLフラコンタイプのものを購入しました。

クラシックな香りの中ではめちゃくちゃ使いやすく、周りからの評判もよいです。
特に冬のキーンと澄んだ空気の中では美しく香り立ちます。

香水の代名詞みたいな香りであるがゆえに、様々なトイレタリー製品の香りに模倣されてきたのが明らかで、ざっくりとらえると石けんの匂い。

でも、そこいらの「石けんの香りを模倣したフレグランス」とは香りの質(重さ、構造)が全然違います。
(香水の香りを石けんが模倣して、石けんの香りを模倣したフレグランスがあるって考えると、なんか面白いですね)。


つけたてはアルデヒドと思われるツンとする香りの中にネロリっぽい酸味のある香りもあり、そこからすっとジャスミンが立ち上ります。
このジャスミンが美しい!

ミドルはジャスミンとアイリスは分かるけど、他はなんなのかな?って感じの、抽象的でパウダリーなフローラルとムスク、バニラ、それになんとなくシナモンっぽさを感じます。

ラストノートになると花の香りは薄れてミドルにも感じるムスク、バニラ、その他の何かの甘い香りがするんですが、最後の最後に残る香りはアーシーで男性的なベチバーが混じって全体を引締めてくれます。


冬の夜にこの香りを嗅ぐと、サティのノクチュルヌが聴きたくなって、一時期この組み合わせにはまっていました。
音符ひとつひとつの間が美しいピアノソロが似合うなー。


寒い時期は甘い香りでもうまく香り立たないものもあるんですが(ゲランのクラシックなヤツとか)、少なくとも私の肌の上ではこの香りは寒い時期でもよく香り、持続も長いです。

ミドルから後の香りは肌の香りの延長線上にあるような馴染む香りで、スキンフレグランスのような感じ。

友達から少量を分けてもらって(それでも2年はもちました。。)、この肌馴染みと、前半の香りをちゃんと楽しめるところのバランスが手放せなくなり購入しました。


難しさがあるとすれば付け方だと思います。
ごく薄く肌に乗せると軽やかに香りが広がり、厚めに乗せると香りが重くなってあまりうまく香らないような気がします。

他の香りでも付け方で香り立ちが変わりますけど、こちらの香りは特に気をつけて、ほんの少量を指先にとって、スタンプを押す要領で腰まわり、肘の内側、うなじ等につけています。


クチコミの情報にも多数ありますけど、EdP、EdT、プルミエールとは香りが違います。

個人的に感じた限りでは…

EdTは昼向けにチューニングされた香りで、フレッシュなグリーンノートや少しピーチっぽさを添加した香りに感じます。

EdPはNo.5の華やかさを際立たせたんだろうなと思われるパウダリックさと、花の蜜のようなぽってりとした甘さがあります。

プルミエールは現代風にアレンジされた感じで、パウダリーさが抑えられ、ネロリのフレッシュさと、どこか柔軟剤のような香りもして、親しみやすさが特徴。

…って感じかな?
プルミエールが現代的なのと同様に、EdT、EdPは調香師の違いというよりも、要はその当時の現代風アレンジってことで、作られた時代背景の方に影響を強く受けているんじゃないかなーと思います。
(EdTが作られた頃はグリーン調が流行、EdPはフロリエンタルが流行)

このパルファムはというと、一番シンプルかつベースノートの比重が高い気がします。
毛足は短いけど目の詰まった絨毯のようなどっしり感があるので、春夏は重く感じそうですね。


中学生の頃に何かの雑誌に載ってた「パリジェンヌは13歳頃からママの香水をこっそり使って香りづかいを覚える」というのを読んで、母の鏡台に未開封で大切にしまってあるものを一滴残らず使い果たして怒られた記憶もありますけど(そしてもちろんマリリンの真似して寝るときにつけてました)、今回購入して、私のとても大切な場所でパルファムの糸を切りました。

そういう、個人的な思い出を積み重ねながら使い続けられるのも、世界一有名な香りのいいところですね。

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ゲラン / シャリマー 香水

ゲラン

シャリマー 香水

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

容量・税込価格:30ml・48,400円発売日:2002/1/2

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7購入品リピート

2012/3/25 23:24:16

8ml入りのスプレータイプを使用。
実に18年ぶりぐらいにリピートしました。

バニラっていうか古き良きオリエンタル。

つけ始めは、柑橘の中に昔の床屋さんっぽい香りを混ぜたような香り。
この時代のゲランに共通する最初酸っぱく、時間と共にがらりと香りが変わる展開。


パルファムなので、香りが丸いですね。
柑橘なのにぐっと鼻の奥に来る感じが少ないです。


そこから先は日によってばらつきがあるんですけど、甘いお香のような香り。
悩ましげなジャスミン調の香りを強く感じる日もあり。
こんなに清潔感ある香りだったっけ?と思うぐらいアイリスが香るときもあります。

バニラが強調された香りだとは思いますが、ウッディやちょっとアニマリック(シベットっぽい)なクセも感じます。

このクセの部分が好き嫌いを分けるポイントでもあり、これでなくてはと思わせるポイントなんだろうなと思います。


ラストは確かにバニラ。それも歯が痛くなるような甘さではなくて、温かく体温を感じるような香り。

ジッキーは甘さが少なく、ラベンダーやローズマリーなどのアロマティックな香りが特徴的ですが、このシャリマーのベースに同じ遺伝子を感じます。


ランスタンやサムサラのような女っぽさと言うか華やかさがないので、濃厚な香りですがまとわりつく感じがしません。
さばさばっていう感じでもないけど、乾いたニュアンスなのかな。
甘さの中にも柑橘の抜け感や渋みを感じる香りがあり、毎日つけていても飽きることもないです。
むしろ、毎日つけているうちにもっともっと好きになりました。


18年前のパルファムがまだ半分以上残っているので比較してみると、トップの柑橘が柔らかいのと、レザー調の香り、パチュリっぽいダークさ・重さ、ウッディなパウダリーさが薄らいでいて、バニラっぽい甘さとアイリスの上品なパウダリーさが強調されているように思います。

開封済みで経年変化しているだろう古いものと単純に比較はできないですが、今流通しているものの方が柔らかく、明るいイメージで使いやすく感じます。
昔のものの方が、どちらかというと男性的でお香っぽさが濃厚です。

時代とともに香りの微調整が入っているらしいですが、発売当時はどんな香りだったのでしょうね。


20歳ぐらいのときは、世に名香と謳われるシャリマーの香りを理解したくて背伸びして買ったものの、全く良さが分からず。
ただ、香りの移り変わりの見事さにはびっくりした記憶があります。

それが今となってはとても落ち着く香り。
私にとっては、祖母が毎日仏壇にお線香をあげ、給食着にシャリマーっぽい香りの柔軟剤の香りが漂っていた小学生の頃を思い出すような馴染みのある香りです。

仕事でもラフな格好が多いのですが、これぐらい流行に乗っていない香りだと、かえって使いやすいです。
私にとっては流行のふわふわした女の子っぽい香りの方が断然ハードル高いです。それこそ服装とも中身とも合い辛くて。


間違ってもモテ系とか万人受けする香りではないので「みんなもぜひ使ってみて」とは言えないですが、私にとってはお守りのような手放せない香りになりました。


余談ですが、20歳ぐらいで初めてシャリマーの香水(7.5ml)を買ったときに、サムサラの香水2ml(香水のボトルをそのまま小さくしたようなボトル入り)のサンプルをもらいました。
今となっては考えられないぐらいバブリーですね。

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ゲラン / シャンゼリゼ オーデトワレ

ゲラン

シャンゼリゼ オーデトワレ

[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)]

税込価格:- (生産終了)発売日:-

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評価しない購入品

2017/11/24 00:17:05

大昔に評価していると思うので評価なしで。
シャンゼリゼの香水を追加で購入したのと、印象に残る出来事を体験したので、改めて印象を書き残そうと思った次第です。

はっとする鮮やかなフローラルが香り立つトップノート。
ゲランの香りの中では珍しく立ち上がりからフローラル全開。
それも明るく朗らかでフルーティな甘さも感じられます。
このフルーティさはこの時代の香りのいくつか(ベルサーチのレッドジーンズ、ボルゲーゼのイルバチオ、ランコムのトレゾァなど)の流れを汲むピーチやプラムっぽい甘さ。


時間が経つにつれてフルーティな印象は薄れて、アーモンドと言われると納得できる甘さと
ミモザの花粉っぽいパウダリーが合わさり、パウダリーさを包むように蜂蜜っぽいとろりとした甘さが出てきます。
トワレはミドルの蜜っぽさが控えめで、ライラックやスズランの涼やかな香りが若干シャープに、そしてふわーっと拡散するように香りますね。


ラストノートは極端にウッディやバニラが出てくる事なく、ミドルの雰囲気を保ったまま薄れて行く感じ。
っていうか、トワレの割に持続が長くて一日中香っています。
こういっては何ですが、香水よりもよっぽど長い時間香りが持ちます。
服に移った香りも全然消えないので、厳密に言うと香りが消えきったところを確認したことがありません(笑)
拡散力もあると思います。

香水の方はというと、気がついたら香りが消えていた(涙)というときと、ラストノートにジャスミンっぽい香りがもったり香る時があります。
トワレと香水の違いはムエットだとそこまで変わる印象がなかったのですが、肌の上では割と感じます。


全体を通した香りの印象は、男性っぽい要素が皆無で明るく朗らか。
洗練された美女というよりも、特別美人というわけではないけれど、笑顔が印象的な親しみやすい女性のイメージです。


具体的なエピソードは控えますが、この香りを見直す出来事が最近ありました。
どんな言葉よりも、この春の日を思わせる香りと、つけた人の笑顔が、安心感と周囲を明るくするパワーを放っていました。

私の中では、特に好きな香りでも嫌いな香りでもなかったのですが、個人の嗜好とか、香りの出来、不出来とか、そういったものを越えた香り使いを見た気がした出来事でした。

香水もいいところはあると思うのですが、個人的にはこちらの香りはトワレの方が気に入っています。

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