


























キッコロリさん
|
---|
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2018/3/15 03:41:32
ディプティックには今までなかったアルデハイディック、パウダリックな香調です。アイリスがキンと強いですが、きらきらしすぎず、また粉っぽさにむせ返るような感覚はありません。白く金属的な冷たさと人肌の匂いがまじって、ホテルのクリーニングしたてのシーツの香りのようだと思いました(洗濯糊を加熱したときのにおいが似ている)。かつての旅行に思い出のある人なら、記憶を掻き立てられるかもしれません。
肌の上ではアイリスの根の香りが強く感じられます。元来の皮膚のにおいと交ざり、アニスや生のパン生地のような、親密さを連想させる暖かい香り立ちです。あるいは、シーツ+肌=清潔なセンシュアルさ(自分で言うか?)。オードパルファムのため香りがそれほど広範に及ぶことはなさそうです。トップからラストまで、目立った変化は私には感じられませんでした。
人によっては、古くさい化粧品の香りに感じられるのではないかと思います。顔周りにはちょっと難しいのではないでしょうか。
オードトワレのローとの重ね付けで、フルールドポーの冷たい部分がスパイスによりマスクされます。賦香率の差がそのまま香りの距離感に表れていて、この香りのカクテルはいいなと思いました。
日本語だとまだあまり情報が集まりませんが、フランス語ができる方でしたら、香水のレビューサイトに早速投稿されていましたので、ググってみてください。そちらの情報にはなりますが、「アルデハイド、ピンクペッパー、トルコローズ、アイリス、アンブレット、アンバーグリス、ムスク」で構成されているとのことです。
フルールドポー、直訳すれば「肌の花」という微妙な日本語になりますが、フランス語では非常に感じやすく繊細な人の喩えに用いられます。そして英語では…………………英語での意味を知って、シーツと無縁ではないなと思って笑ってしまいました。
自己紹介はまだ設定されていません