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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
税込価格:-発売日:-
2020/9/14 23:18:42
パチュリは実はあまり得意じゃないけど、手を出しやすいお値段でつい購入しちゃったこちら。
海外のサイトではココマドに似てるとか。こちらではスティル・・・?
うーん、これは自分で試してみるしかない!
一吹きすると、はっきりとしたパチュリ。
ちょっと青臭さと苦みがあって、湿った土の匂い。
この辺りはココマドに似てるという意見に納得。
でもあえて言うなら、ココマドはもっとはっきりとシャネルの香りがする。
「シャネルの香り」としか言いようがない、あの香り。洗練というのかもしれないけど、ブランド独特のあの香り。
でもこの香りのトップは、もっとシンプル。
しかし肌に馴染んで、パチュリの香りが弱くなってきたところで香るのは、柔らかなフローラル。
そう、スティルのような、トロっとした甘みがあって、親しみやすい香り。ピオニーか。人気の香調。
トップはメンズっぽさもあるけど、肌に乗せるとフローラル感も出てくるので、ユニセックスで使うと面白いと思う。
個性的という点では、シリーズ随一かも。
肌に乗せるとガラっと違う表情を見せてくれるから、香水好きとしては興味深い。
この価格でもジョーマローンだな、という感じ。
香水も値段が高ければ良いと言うもんでもないですね、奥が深い。
コストパフォーマンスという点では素晴らしいですね!
ついつい買い足したくなっちゃう!
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・3,080円 / 50ml・11,000円 / 100ml・16,500円発売日:2018/9/12
2020/12/12 17:09:07
不思議と、一瞬、冬の森が見えたような気がしました。
逆説的に、とでもいうべきか、それともあれは、透明なガラスに隔てられた窓の外の風景だったのか。
オレンジのヴェール、乾いた草木、樹脂、奥の方で静かに立ち上るお香の煙。それほど複雑さはないけれど、美しい構成だと感じました。
というか、全体としては、思ってたよりクリーミーさが主体の印象です。
それなりに甘く、それなりにグルマン的。しかしながら、食べられそうで食べられないクリーミーさというか、誘惑するようでそっと押し返すような、どこか小悪魔的な感じも。
香りと香りの交差する面のうえには、わずかに鉛筆のような、あるいはターメリックのようなビターも感じられて、個人的にその辺りをよく嗅ぎ分けようとするとすこし頭が痛くなってしまうのではありましたが、ともあれたいへん好みの香りなのは間違いないです。
ダイナミックレンジは決して広くない。けれどごく自然な起伏をもっていて、平坦なだけの甘さに終わらないのがいい。要は、プリンにきちんと苦めのカラメルが添えられているかいないか、みたいなことですけれど。
リマーカブルパルファムはこれまでに三種類試しましたが、個人的にいちばん手が伸びやすそうです。
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Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:30ml・11,880円 / 50ml・16,940円 / 100ml・23,650円発売日:2010/9/3 (2019/7/5追加発売)
2021/12/23 10:10:36
清潔感のある、華やかでフルーティな石鹸系の香りです。
トップノート キングウィリアムペアー、メロン
ミドルノート ホワイトフリージア、ローズ
ベースノート ムスク、アンバー、パチョリ、ルバーブ
同じような香りの構成であるマルジェラのレイジーサンデーモーニングと似ています。
トップノートはこちらの方がよりフレッシュで芳醇。スッキリとしたペアーの香りが際立ちます。
マルジェラもペアーの香りが強いと感じましたがあちらの方が甘くまろやかでムスキーな温かさがあります。
フレッシュでジューシーな果実感をお求めならこちらです。
ミドルノートはフリージアの香りが強く顔を出して来て石鹸や柔軟剤を連想させる清潔感のある香りが続きます。
ミドルあたりからレイジーサンデーモーニングとかなり似た香りになります。
ベースノートはアンバーとパチョリがまろやかに香りますが、ルバーブ(英国ではジャムがポピュラーな赤い野菜)の香りが陰ながら効いているのか甘くなりすぎないイメージ。
レイジーサンデーモーニングはもっとムスクが強く甘やかで落ち着いた感じがします。
軽くて爽やかな香りなので、春に似合う香りだと思ったのですがフレグランス開発責任者のセリーヌ・ルーさん曰く
「このフレグランスは英国の詩人ジョン・キーツの『秋に寄す』からインスピレーションを得ており、秋が訪れ、色が変わっていく頃のつかの間のロマンスが、円熟味を増す秋の日差しと共に深まっていく様子や、夏から秋へと移り変わる時期の英国のうっとりする様な果樹園を表しています」
だそうでつまり、秋のイメージの香水という事だそう。
確かにペアーは秋から冬にかけてが旬の果物ですから。
この香水の名前でもあるイングリッシュペアーの香りは、英国で250年以上も栽培されているキングウィリアムペアーという典型的な品種を採用したというこだわり様です。
そこにイングリッシュガーデンで人気(英国はガーデニングが非常にポピュラー)のホワイトフリージアをパートナーとして選び、これでもかと『英国の果樹園』を表現しています。
「甘い」「ジューシー」と散々書いておりますが、このフレグランスはユニセックスであり、悪い意味の『女性っぽい甘ったるさ』は皆無でむしろスッキリとしたジューシー感です。
甘さで言えばレイジーサンデーモーニングの方がまろやかな甘さを感じます。
レイジーサンデーモーニングとは香りが確かに似ており、例えれば「似たような色の構成のアイパレット」のようだと思います。
『ベージュ』『オレンジ』『パープル』『ブラウン』と組み合わせている色はほぼ同じなのだけれど、パールの配分量だったり、ラメが入っていたり、色味が若干違うなど…似ているけど仕上がりの印象は違う、みたいな。
ふたつを同時に嗅ぎわければ違いははっきり分かるけれど、通りすがりに香るレベルだとどちらか分からないとなりそうな雰囲気ではあります。
そんな似た2つの香水が、香水ランキングで1位と2位の座に着いているのですから、ペアーを主体とした石鹸系の香りはすごく好感度が高いという事なのでしょう。
勿論私も好きな香りでもありますし、この事実は個人的に面白く感じてしまうのです。
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