doggyhonzawaさん
doggyhonzawaさん 500人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 47歳
  • 乾燥肌
  • クチコミ投稿426
シャネル / エゴイスト オードゥ トワレット (ヴァポリザター)

シャネル

エゴイスト オードゥ トワレット (ヴァポリザター)

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:50ml・9,020円 / 100ml・16,940円発売日:-

ショッピングサイトへ

6購入品

2013/10/29 00:07:22

シャネルのエゴイストは、自分のパーソナルスペースにおいそれと人を入れたくないときに使う稀有な香りだ。強く、気高く、けれど、優しく、はかない。心の一番柔らかいところに、刺激的に爪痕を残す。

トップ。つけたて2分。さすがシャネルという感じの、複雑で瞬時にさまざまな香りの表情が見え隠れする至高の時間。スパイス全開のジンとしびれるような香りが広がったかと思うと、すぐにそれを包み込むような甘い柑橘の果皮の香り。クレジットにあるところのシチリア産マンダリンか。さらに中心となるフローラルの甘さがちらほらと見え隠れして、ふわりふわりとかぐわしい香りの束が定点を求めてさまよう感じ。これがシャネルのすごいところ。天然香料独特のさまざまな香りの要素がどんどん顔を出してくる感じ。

ミドル。自分は体温高めなので、つけたて5分程度でもうしっかりミドルに安定する。高いところで、シナモン・ナツメグ系が少し混じったような、独特のシビレ感あるスパイスミックスの香りがぶわーっと全開で主張。コーカサス産コリアンダーを中心にしながら、ほんのり高めのタイムやセージ系のハーブの香りが漂う。その下で、ローズの上品な甘さ、ふくよかさが出ている。ハーブ系スパイスにまじって、果皮の自然な苦みやオレンジっぽい香りもまだしている。温かく、そして高く、そして、スパイシーなのに苦くて甘い。

そして

ハーブをたっぷりきかせたローズの香りに、次第にせりあがってくるレユニオン産バニラの芳香。なんてクリーミー。なんておいしそうな匂い。レユニオン島で作られるバニラは、「ブルボン種」と呼ばれる世界最高のバニラだそうだ。確かに、ふんわりとした品のある優しい香り。そしてそれをしっかりと拡散させる、力のあるバニラだ。甘さというより、クリーミー感がハンパない。どなたかのクチコミに「男っておいしそうな匂いに弱いよね」って言葉があったけど、認める。スパイシーなバラが、じわじわとバニラの甘さとクリーミー感に浸食されていく感じ。なんだか鼻だけじゃないどこかがムズムズしてしまう。このあたりの香りが最高に好きだ。誰にも邪魔されたくない自分だけの時間という感じになる。誰も入ってくるな、ここは自分だけのパーソナルスペースだ。この時間に自分がうっとりしていることは誰にも秘密なんだ。そういう感じでゾクゾクしてくる。秘密の遊びに興じてる気分。それは、とても後ろめたい遊び。

さらに

バニラでマイルドなヴェールに包まれたハーバルなローズは、やがて、木の香りへと柔らかくドライダウンしていく。ねっとりとして低く、けれどすっきりと気持ちを高めてくれる覚醒力のある芳香、サンダルウッド。そしてボディとなる花の香りが消えゆくと同時に、ほんのり甘さを出してくるのが、植物系でムスクに似た香りと言われるアンブレットシードか。このへんだとただ柔らかく少し甘く、そしてクリーミーなサンダルウッドになっているので、はっきりとその香りと認識はできないけれど。それにもちろん、1つのフレグランスを構成するには、何百もの合成香料も使用しているはずだから、明確に成分を鼻でかぎわけるなんてできないのもわかるけれど。

アンブレットシードは、メナードの研究によると、女性ホルモンの1つ、エストロゲンを増やす働きが確認されている。エストロゲンは、女性を美しく、健康に保つための必須ホルモンであるから、このエゴイストの宣伝文句の中に「官能的」という言葉が出てくるのはこのへんが由来だろう。

濃厚で人を寄せ付けないほどスパイシー。そんな危険な衣をまといながら、ハートの中心には、天使のように白くまろやかで女性を惹きつける甘い蜜をたくわえている。それがエゴイスト。

発売は、1990年。その当時からずっと大切に使っている香水の1つ。ふだん使いはしないけれど、時折自分の立ち位置を確かめたいとき、ゆずれない思いに心がとらわれたとき、自分を鼓舞するために身に纏う。女性と会うときは絶対につけない。なぜなら、それが俺にとってのエゴだから。女性にセックス・アピールしたいなら、エゴイスト・プラチナムの方がいいだろう。あえてこちらを選ぶ必要はないはずだ。

悪魔のように狡猾で、天使のように純粋。

覚醒とリラックス、その相反するアコードの妙。

コストパフォーマンスという点を除けば、「男」というカテゴリーの中で、この香水の右に並ぶものには、いまだ出会っていない。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
doggyhonzawaさん
doggyhonzawaさん 500人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 48歳
  • 乾燥肌
  • クチコミ投稿426
サムライ / サムライ ライト オードトワレ

サムライ

サムライ ライト オードトワレ

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:30ml・5,390円 / 50ml・7,590円 / 100ml・9,790円発売日:-

4購入品リピート

2014/1/13 12:00:06

何が嫌いかって言われたら、「誰からも好かれる香り」って言葉に尽きる。だってそんなものあり得ないから。

ちょっと考えればわかることだ。それでも人は、ついそんな言葉を使ってしまう。その気持ちは斟酌する。でも「自分が最高だと思う香り」→「嫌いな人はいないはず」は傲慢。その人個人の思いは「なるほどなー」と受け止めるけれど、「みんな好きだと思う」「嫌いな人いないんじゃない?」と言われると、浅いなーと思ってしまう。

で、サムライ・ライトは浅い香り。薄いというよりも、浅いと俺は思う。

フランスの名優アラン・ドロンがリスペクトする日本の俳優、三船敏郎をイメージして作ったフレグランス・ライン、「サムライ」シリーズ。

本家サムライ・オード・トワレ(1998年)は、調香師がクリスティーヌ・ナジェル。その後、彼女はジョーマローン・ロンドンのパフューマ―になっている。

こちらは、サムライ発売後、7年後の2005年に出た限定モノで、調香師は、アディダスのフレグランスラインの調香等を手がけたフィリップ・ブシェトン。売れたせいか通常販売に切り替わっている。

で、オリジナルのサムライがほんのりオリエンタル&シプレーっぽいテイストであるのに対し、こちらは全くの別物。フレッシュ・アクアティック・ノートという紹介もあるように、フルーティさの強い透明感あるみずみずしさといったイメージ。そして大事なことだが、香りはというと。

俺の好きなタイプの香り。優しくフルーティーで、けれど甘ったるくないし、瓜っぽさも少ない。この「甘ったるくない」は、ニッチ系のフレグランスにおいては重要。ともすると、ベリー系のくどい合成的な甘さに辟易することが多いので。

強いて言えば、D&Gのライトブルー(2001年)のトップだけがずっと香って減衰していくフィーリング。またはフェラーリ・ライトエッセンスにも似ている。リリース順は、ライトブルー、サムライライト、ライトエッセンスといなっている。

付けたて、鼻にツンとくるアルコールっぽさが際だつ。注射する前みたいだな!まさか二次的に薄めてないだろうな、という少々の疑惑も(笑)。それほどアルコール臭が鼻を刺すので、賦香率(ふこうりつ)は低めかと。トワレ表記だが、付けた冷たい感じと、減衰が1時間以内で終わるところからすると、香料が少なめ、通常のコロンなみの薄さかと。

トップの香り立ちは、人工的な感じは強いものの、穏やかなフルーティー。ライトブルーでは、レモンの爽やかさに支えられながら芳醇なリンゴっぽい香りが広がるが、こちらはそれよりはひかえめで、どちらかというとフルーツポンチのシロップにリンゴを切って浮かべたようなイメージ。スッキリした透明感ある香りは、リンゴにライチやウォーターフルーツ(スイカ?)を加えたイメージかも。柑橘系のさっぱり感がトップに出てこないのが特徴。

ところが。

アルコールっぽさとフルーティーさが同じタイミングで消えていくんだなあ、これ。まるでワンノートのよう。最初の印象のまま特に変化もなく消えていく印象。夏で30分。秋冬でも、自分の肌では、1時間もつかどうか。薄いというより、淡いと評価する所以。

サムライライトの香料イメージは
【トップ】アップル、ウォーターフルーツ、ライチ、レモン
【ミドル】ジャスミン、ワイルドカーネーション
【ラスト】アンバー、ムスク、テキサスシダーウッド、タヒチベチバー

クリスティーヌ・ナジェルの作ったサムライ・オードトワレは、欧米からみた日本ぽいイメージとしてとらえればまだわかるけれど、サムライ・ライトに関しては、個人的に「サムライ」という名を使ってほしくなかったなというのが感想。大体「軽い侍」なんてイヤだ。侍なら、鉄さびの血の味と盛り上がった刀傷をなめながら、刀身に己の弱さと外道な姿を映しているような男であってほしい。そういう意味では、資生堂の「シセイドウ・メン・オードトワレ」が、日本的侍のイメージには一番近い気がするのは蛇足か。俺的私見。

何が好きかって言われたら、「いい香りがするね」と言われる言葉に尽きる。このサムライ・ライトをつけていると、ふだんバカ高いシャネルや希少価値の高い香りを纏っているときよりも、圧倒的にそう言われる確率は高かった。それは確かに事実で、好ましいことだ。だって「臭い」って言われるより100倍いいもの。でも

何が悲しいかって言われたら、ほんの気分転換につけるこの香りが一番ほめられること。自分の絶対いいと思う香りが、相手の相対からはいやがられることが多いこと。

はあー、香りの世界は深いな。俺も、まだまだ浅い。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
doggyhonzawaさん
doggyhonzawaさん 500人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 47歳
  • 乾燥肌
  • クチコミ投稿426
シャネル / エゴイスト プラチナム オードゥ トワレット (ヴァポリザター)

シャネル

エゴイスト プラチナム オードゥ トワレット (ヴァポリザター)

[香水・フレグランス(メンズ)]

容量・税込価格:50ml・11,550円 / 100ml・15,950円発売日:1980/12/31

ショッピングサイトへ

5購入品

2013/11/23 22:35:30

「似て非なるもの」、その2つを類比・対比することにより、コントラストをより明確にし、各自のよさを際立たせる方法を対照法という。

シャネルのエゴイストと、エゴイスト・プラティナムをこの対照法で比較すると、とても興味深い。

エゴイストの香調は、ウッディ・オリエンタル。出だしの印象は、暗く、低く、重たく、スパイシーで、内省的で、やや陰鬱な部分が強い香水だ。これに対して、エゴイスト・プラティナムの基調は、フゼア・フレッシュ。出だしの印象は、明るく、かん高く、軽く、ハーバルで、外向的で、快活さが感じられる香水だ。

シャネルの調香師、ジャック・ポルジュの作品であるこの2つは、エゴイストが1990年発売。エゴイスト・プラティナムが1993年。どちらも、彼にとっては大変な出世作・代表作の名にふさわしいものになったが、それはこの正反対ともいうべき両極端な2つを出したことで、より完成された「1対の作品」として評価されたからこそであるように思う。

エゴイストは、トップ〜ミドルこそ、寡黙で、厳格で、荘重で、偏愛という壁を作っているように魅せるが、次第に、優しく、柔らかく、甘く、そして、温かいラストに向かって香りが上へと立ち上っていく。これに対して、エゴイスト・プラティナムは、トップ〜ミドルで、饒舌に、寛容に、軽快に、博愛というすそ野を広げているように魅せるが、次第に、冷淡に、硬く、渋く、そして、涼しげなラストに向かって香りが下がっていく。

時系列による展開の仕方にも、こんな真逆のような違いがある。よく計算されたものだ、そう感じる。

また、ジャック・ポルジュは、このエゴイストシリーズあたりから、酒の香りにも似た風味を前面に出してきているようにも思う。エゴイストのトップは、シャネル独特の拡散力の強いエタノールにのって、ふわりふわりと芳醇なブランデーやラムのような香りが鼻をくすぐる。これに対し、エゴイスト・プラティナムのトップには、華やかなシャンパンの香りや白ワインのようなキリッとした苦味があり、爽快に鼻に突き抜ける。この点に関して言うと、その後に作られたアリュール・オムにも、魅惑的な果実系リキュールの香りを意識したような風味が感じられるので、かなり意識的なものではないかと推察する。

月がない夜の闇はただただ暗い。星々の灯りすらどこか心もとない。しかし、真昼の月も同じだ。青空にうっすらと見えていても、その存在は薄く、はかなげだ。闇夜に月が煌々と輝くことで、闇の暗さは強く深く感じられ、月の灯りはただただ神々しく感じられる。2つの明暗のコントラストがあって、初めて、闇と月の存在がより明確に縁どられてくる。

え?月の対義語は、太陽じゃないかって?そうだねー。太陽とは思わないけれど、少なくとも闇は対義語ではない。けれど、それこそがエゴイストたるゆえん。夜は誰にとっても自由の羽を広げる時間だ。誰にも邪魔されない、邪魔させない、自分だけのひととき。俺は、このエゴイストの2本は、「自由な夜のための香り」だと、勝手に解釈している。

エゴイストの黒いキャップ。エゴイスト・プラティナムのメタリック・シルバーのキャップ。それらは、まるで、夜の闇と輝く月のコントラストだ。夜の闇にまぎれて安息の溜息をつくか、月の光を追いかけて切ない一夜限りの冒険に出るか。

さあ、今夜は、どちらの香りに身を任せよう?ゆっくりと濃密な夜の始まりに、ただ君を想いながら。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
いちご大福まんじゅうさん
いちご大福まんじゅうさん 50人以上のメンバーにフォローされています
  • 29歳
  • 混合肌
  • クチコミ投稿99
KIEHL’S SINCE 1851(キールズ) / キールズ クリーム UFC

KIEHL’S SINCE 1851(キールズ)

キールズ クリーム UFC

[フェイスクリーム]

容量・税込価格:28mL・2,970円 / 50mL・4,950円 / 125mL・9,460円 / 150mL(詰替え用)・9,900円発売日:- (2023/8/4追加発売)

ショッピングサイトへ

5購入品

2021/3/4 17:10:49

肌が荒れ気味のときでも刺激なく使えます(^^)
スーっと馴染んでべたつかないけど、しっとり潤い、翌日の朝まで乾燥していません。
また良い意味でサラッとしているので朝に使ってもメイクに響かずにヨレたりしないので使い勝手がよく、他にもクリームは持っていますが、これを使いたくなります。
伸びが良いのでコスパもいいです!

使用した商品
  • 現品
  • 購入品
pou(o・v・o)さん
pou(o・v・o)さん 100人以上のメンバーにフォローされています 認証済
  • 40歳
  • 乾燥肌
  • クチコミ投稿286
ニールズヤード レメディーズ / ホワイトティフェイシャルマスク

ニールズヤード レメディーズ

ホワイトティフェイシャルマスク

[洗い流すパック・マスク]

容量・税込価格:50g・7,480円発売日:2007/7/1

ショッピングサイトへ

7購入品

2020/7/19 01:55:53

くすみ抜けがすごいです。

お肌が明るくなりその上とても柔らかくなります。
そのあとに入れる化粧水や美容液の入りも格段に違います。

私は洗顔後、タオルドライし、乾いた肌に乗せてマッサージをします。
乗せてから最長10分までで流しますが、乗せて2?3分はマッサージ、あとは放置しています。

マッサージ中は手の甲や首にも塗ってマッサージ。

香りもとても良く、癒されます。

無くなったらリピートします。

使用した商品
  • 現品
  • 購入品

193件中 46〜50件表示

amomonさん
amomonさん 50人以上のメンバーにフォローされています 認証済

amomon さんのMyブログへ

プロフィール
  • 年齢・・・29歳
  • 肌質・・・混合肌
  • 髪質・・・普通
  • 髪量・・・普通
  • 星座・・・未設定
  • 血液型・・・A型
趣味
  • 食べ歩き
  • テレビ
  • スポーツ観戦
  • 映画鑑賞
  • 旅行

もっとみる

自己紹介

?*¨*?.,,☆*・゚?*¨*?.,,☆*・゚?*¨*?.,,☆*・゚ 一児のmama ★ 食べること コスメ 旅行 大好き♪ コンビニスイ… 続きをみる

  • メンバーメールを送る