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スノー メイクアップ ベース UV35 SPF35/PA+++
[化粧下地]
容量・税込価格:30ml・6,600円 / 30ml・7,040円発売日:2016/2/26
2022/11/14 15:56:25
以前からずっと使っていたんですが
私の中の定番過ぎて
口コミし忘れてたみたいです...
★ローズ シェード
★ブルー シェード
を部分的に使い分けています!
かなりの色白で黄みなし
ピンク寄りの肌でブルベ冬ですが
皮膚が非常に薄い為
頬がすぐ赤くなってしまいます
更年期頃から更にホットフラッシュ追加で
冬の建物内の暖房や百貨店などに行った時
空気の循環の悪さでもう頬が真っ赤...泣。
元々お化粧は薄めが好きなので
下地でなんとかしたい派です。
かなり前のお話しになりますが
頬の赤みをBAさんに相談した所
ブルーの部分使いでかなり軽減出来ると!
使い方はまずパッと明るく
血色の良い肌の基盤を作るため
◎ピンクのカラー下地を全体に均一に塗ります
◎さらに赤みの気になる部分に
ブルーの下地を塗っていきます
私は両目の下の逆三角形ゾーンと頬そして
眉間から鼻筋にかけて立体感を出したいので
いつもこんな感じで塗っています。
ブルーの下地をムラなくスポンジで伸ばしたら
はい!出来上がり!!!
薄く膜が張るような感じで
ムラにもならず
キレイな透明感あるお肌になれますよね。
内側から透明感が出てくるような
水光肌にしてくれます!
これはふらふら下地浮気しても
必ずストックしている必須下地です!!!
購入は百貨店やDior公式や
アットコスメ様でお世話になっております。
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2023/2/23 07:57:34
思った以上に小さい!容量は分かっていましたが、実際手に取った時の正直な感想…
メイク寄りの考え方をした日焼け止めだと思います。
SUQQUのツヤベースを邪魔しない日焼け止めだとBAさんも説明していました。
テクスチャーは、私が今まで触ってきたものの中では結構カタめです。肌にしっかりとどまると言うか、途中で指が止まると言うか。
ツヤはさすがにすごいです。キラキラは入っていないとのことですが、ツヤツヤになります。
乾燥はしませんが、すーごく潤うって感じではないです。
香りは少し付いていますが気になる程ではなく、塗った後はほぼしません。
私はスキンケア寄りの物の方が好きだし、使用感も他に好きな物があるし、お値段的にもなかなか高いのでリピはないかと思います。
今はヴェイルオブデイとアンプリチュードで大満足。
以下、今まで触ってきた物をお値段高い順に
(全てSPFは最高値です)
○ POLAライトセレクター 45g
(12,100円 1g 約269円)
流石のテクスチャー、流石の塗り心地、肌疲れもなくしっとり。ただし首までたっぷり塗って継続するにはお値段がネック。
○ SUQQU(本品)30g(7,700円 1g約257円)
○ クレドポー クレームUV n 50g
(11,000円 1g約220円)
リニューアルしたばかりなので試供品のみお試し。リニュ前は5本は使い切った大好きな日焼け止め。クリーム感が1番強い、でも伸びはすっごく良い。リニュ後は、なぜかマダムな香りがきつく感じて現品購入に至らず。
○ POLAホワイトショット 45g
(6,600円 1g約147円)
以前、真夏はこればかり使っていた、少し軋む感じはあるが伸びは悪くない、そしてたっぷり使う夏にお財布に優しかったが、以下の2つに乗り換えた。
○ ヴェイルオブデイ 40g(5,500円 1g約138円)
あちこちで賞を取っている名品。ジェルのような軽 さ、伸びも良く乾燥知らず。何の邪魔にもならない。
既に3本は使い切った現在のレギュラー。
○ アンプリチュード フェイスプロテクター 50g
(4,950円 1g約99円)
安いな!そしてテクスチャーも、伸びの良さも、しっとり感も、肌疲れのなさも、仕上がりの軽さも文句なしの現在のレギュラー。これも何の邪魔にもなりません。
店舗が少ないので、お試しができず買いづらい方もいると思いますがおススメです。
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- 50歳
- 乾燥肌
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容量・税込価格:30ml・10,890円 / 60ml・13,640円 / 100ml・17,490円 / 300ml(リフィル)・34,980円発売日:2015/10/2 (2022/11/3追加発売)
2016/7/17 01:30:35
ディオールのメンズ香水10年ぶりの新作、ソヴァージュ・オード・トワレは、その評判が賛否両論、大きく分かれているフレグランスだ。理由は簡単。あまり予備知識をもっていない方々にはわりと評判がよく、これまでのディオールの香水についてある程度知識のある方には、あまり評判がよろしくない。では、そのそれぞれの理由とは?
ソバージュを好ましく感じられている方の理由は、主に次の3つのようだ。
1つ目は、ジョニー・デップがこの香りのアイコンとして起用され、かっこいいこと。
2つ目は、ディオールの特別な高級フレグランスライン、ラ・コレクシオン・プリヴェをイメージさせる美しいボトルデザイン。
3つ目は、ソヴァージュ(野生)というネーミングとは裏腹に、穏やかで使いやすい「何となくよい香り」であること。
これに対し、がっかりされた方の理由は、主に次の3つのようだ。
1つ目は、名香オー・ソバージュ(野生の水)の名を継いでいるのに、ちっとも野生的には感じられないこと。名前に香りが負けていること。
2つ目は、合成香料ばかりで、香りにディオールらしさ、高級さが感じられないこと。ボトルは、最高級ラインに似た物を使っているのに、香りは淡く弱く、ケミカルアンバーばかりが長く続いて、これまでのディオールの作品にあった明確な「顔」が感じられないこと。
3つ目は、香り以外のところに多額のお金を使っていて本末転倒なところ。ジョニー・デップの起用、ハリウッドなみのショートフィルムの制作、ライ・クーダーの音楽など、広告宣伝費にお金をかけすぎではないかということ。しかも、そのフィルムが、40年以上前の「ヴァニシング・ポイント」などのアメリカン・ニュー・シネマ風で、古く感じること。
どちらも、同じような点が真逆の評価になっているようで興味深い。では、本質である香りは、どんな感じだろうか。
ソヴァージュのトップは、今回特別に作ったとされるベルガモットの香りから始まる。それは、心地よく優しい香りではあるが、酸味・苦みともにうっすらとしていて主張は弱めだ。そこに、エチルマルトールの綿あめっぽい甘さが重なり、さながら女性用のプリヴェのオープニングのよう。それは、穏やかで美しいが、「野生的」とは感じない。
5分もすると、不思議な透明感を保ったまま、うすくペッパーノートの雰囲気、ラベンダーの清涼感、ゼラニウムのクールなフローラル感が見え隠れする。だが、これも全体に淡くて、明確な輪郭はもたない。このへんがミドルだと思う。
やがて、下から潮風の雰囲気をもったやや香ばしい甘さが感じられてくる。エレミやベチバー、アンブロキサンなどのミックスだ。ミドルとラストの違いもわかりにくいが、ちょっと焦げた肌の香りに、甘さをのせたような感じが出てきたらラスト。
ソヴァージュの香りの売りの一つは、このラストに出てくる、貴重なアンバーグリスの香気に似せて作った香料アンブロキサンを用いているということ。これは、女性用のオリエンタル系に使用する樹脂風の合成アンバーの香料ではなく、粉薬っぽい柔らかな甘さに、ややレザー風味をのせたような香り。このアンブロキサンと他の香料をミックスした香りが、かなり長く肌にとどまり、香り続ける。1プッシュでも、1日ずっとアンバー系のそんな雰囲気が残っていて驚く。付ける場所と量には気を付けなければいけない点だ。
全体に、全ての香料の輪郭が曖昧で、何だか気の抜けた雰囲気のままミドルまで展開する印象。ラストにいくにしたがって、男の地肌の匂いにほんのり甘さがのったような香りがずっと長く続く。これは、その男の体臭に寄り添い、それをよりよく感じさせるような香水、という提案だろうか?このところ、イソEスーパーやアンブロキサンなどといった、単純な合成香料をただアルコール希釈しただけのニュータイプの香りも登場していることだし。
だから、酷評する人は酷評するのだろう。もっとガツンと、ディオールらしい新しい時代のマスキュリンを提案してほしかったと。シャネルのブルードゥに似てるとか言われている時点で残念なのは、10年ぶりのディオール・オムの新作に過大な期待を寄せ過ぎたせいだろうか。
広大な乾いた大地。吹き付ける埃っぽい熱風。むきだしの岩と灌木が続く、見渡す限りの地平。その彼方へ続く一本の道。男は車のアクセルをふかし、砂塵を巻き上げてどこまでも走り続ける。吸いこまれそうなターコイズブルーの空。強烈な陽ざしの下、灼けたアスファルトの上を。
野生とは、ただ荒々しいことではない。それは、余計なものを取りはらって、身も心も自然の中へ帰ってゆくこと。そんな声が聞こえるかのような穏やかなマスキュリン、ディオール・ソヴァージュ。
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2016/6/9 23:31:01
人は心の奥底に、暗い深淵をもっている。ときにそこから吹き出る嫉妬や怒り、憎しみといったネガティブな感情に、心全体が侵食されそうになるも、人は己を鼓舞し、孤独な戦いを続ける。
キセリュズ・ルージュは、そんな負けそうな自分を感じた時に手にする香りだ。年に何度かしか付けないけれど、その何度かはこの香りでなければ絶対だめだという手合いの。
このオード・トワレは、1995年にアニック・メナルドによって作られた、ジバンシー初のメンズ・オリエンタル・フレグランスだ。公式サイトでは、XERYUSという言葉を「ギリシャ神話に登場する神秘的なXから始まるゼウス神に象徴される、カリスマを持った男性を表現」としているが、英語やフランス語のサイトを調べてもどこにもこんな単語はなく、おそらく神っぽい名前の造語だろう。ちなみに、英語では「ゼァリアス」、仏語では「グゼハユース」と発音するので、「キセリュズ」という日本語表記も、出自が不明な怪しいネーミングだ。
そんなキセリュズ・ルージュのトップは、甲高く温かみのあるシトラスに、咳止めシロップのようなチェリー系リキュールテイスト、そこにペッパーや唐辛子の、鼻がムズムズするようなホットスパイス香がかぶさり、混然一体となって押し寄せてきて、ガツンと拡散する。
ここで嫌う人は嫌うだろう。「あ、さすがにメンズだな。きついな。スパイシーすぎるな。」ただ、好きな人はもう、このトップからいきなり鼻を奪われる。それほどこのトップは不思議な魅力をもっている。
フルーティーで、洋酒っぽくて、スパイシーで、ドライで、熱を帯びた香り。それがキセリュズ・ルージュのトップだ。トップの香料には、キンカン、カクタス(サボテン)、タラゴンなどがクレジットされているようだが、それはちょっと眉唾だ。どちらかと言うと、キンカンのリキュールに、コショウと唐辛子をくしゃみがしそうなほど放り込んで、トンカビーンのファッティーなナッツの香りをちょっとばかり添えた、といった感じのオープニング。あえて言えば、シャネルのアリュール・オム・スポーツの香りが、この香りに酷似している。名調香師ジャック・ポルジュの方が後発だけれど。
その後、10分もすると、アニック・メナルドの調香の本領発揮とも言うべき、至福のミドルが訪れる。キセリュズ・ルージュは、比較的彼女の初期の作品のようだが、ヒプノティック・プワゾンであれ、ロリータ・レンピカであれ、ブルガリ・ブラックであれ、彼女の作るフレグランスには、ミドルに特徴的な暗さがある。それは、この作品でも同じだ。
ミドルに入ると、しびれるようなホット・スパイスの香りが上の方で鳴り響きながら、下の方からゆっくりと、甘く、苦みのきいた黒い香りが浸出してくる。それは、アニスのようであり、リコリス(甘草)のようであり、どこか漢方薬系のギリギリとした強い香りだ。さながら、心の奥底では誰に対しても心を許していないことを暗に漂わせているような、「拒絶」的な香り。おそらくある種のタバコノートっぽいスモーキーなベースによるものだと思う。これもクレジットにはない香料だろう。
そんなくぐもったビターな香りが何時間も続く。日によっては、6〜7時間。スプレーした場所によっては、次の日まで香っていることも珍しくない。くれぐれも、人混みに出ることが前提のときには、付けることの是非を真剣に検討してほしい持続力。
やがて、ラストになると、ほんのりとしたアンバー様の甘さを伴いながら、ムスキーに変化していく。かつては、サンダルウッドの香ばしさとシダーのウッディさが心地よかったようだが、香料規制後、マイナーチェンジした現在の物は、ラストがほんのり甘いムスクといった印象の強いエンディングだ。
この手のスパイシーでホットな香りは、通常、秋〜冬に似つかわしい部類のものだろう。ただ、ひねくれ者のせいか、どうしてもときどき、無性に恋しくなるのが、シャネルのエゴイストやこうしたキセリュズ・ルージュの類だ。フレグランスは、そのときどきの心の状態によって、選ぶ物が異なる。心がストレスで疲れているときは、シンプルでスッキリした香りを選びたくなるし、逆に快活な気分のときは、複雑で変化に満ちた重層的な香りを選ぶパワーがある。では、キセリュズ・ルージュのような、熱く、乾いていて、スパイシーな香りを選ぶ己の心の状態とはいかがなものだろう?
きっと今の自分は攻撃的なのだ。自分に負けそうで、強烈に自己主張したい気分なのだろう。そんなとき、「どっからでもかかってこいよ」と吐き散らす代わりに、「神の赤」は、心にふきだまった思いを静かに放熱してくれる。
熱いスパイスの風、キセリュズ・ルージュ。戦う者に。己の深淵を見つめる者に。
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