2020/5/16 10:06:57
やっ・・・とタグができたのですね、本当にうれしいです。
昨年出会って、とても気に入っているのですが、なぜか口コミもないしタグもないわで
寂しかったのですが、ようやく見つけることができました。
さて、こちらのシリーズですが、いくつかボトルで(いずれも50ml)、持ってます。外箱がまた好きで、うち一つはペン立てとして使用中。
・Totally White
・Guimauve de Noel
・Woody Perfect
・Chypre Mojo
ローズのコーナーなのに肝心のローズはサンプル3本・・・すみません。。
購入するたびにお店の方がサンプルいくつか下さっていました。
実は一番のお気に入りは上記4つを抑えOrris Tatooです。でも買えていない。いつかお迎えに行くからねーとこれまたサンプルでがまん中。
それぞれの特徴はタグができたらちゃんと書きたいと思いますが、
全体として、持続力あり、濃いめ。朝2プッシュしたら夜お風呂に入る直前までもちます。
で、こちらのローズは、その中でもみずみずしい、朝露に合う薔薇の香り。
華やかですが、パチュリが入るので甘さ控えめ。
晴れた日にフワーっと漂わせるのはもちろん良いのですが、
なんとなく雨の日にも合うような気がします。
5,6月の梅雨のとき、少し肌寒いと感じる日につけたくなる香りです。
ニコライのローズピヴォンヌかアクアディパルマか、こちらか、、といったところです。
どうしようかな、買おうかなと考えながらサンプル使い切るころには夏になり、
Chypre Mojoがメインになりそうなので、今年は見送りました。
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- サンプル・テスター
- モニター・プレゼント (提供元:デパート)
- doggyhonzawaさん 認証済
-
- 54歳
- 乾燥肌
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2020/5/9 15:28:46
甘く華やかなダマスクローズの香りは、人の心をしっとり落ち着かせる効果があるという。
パルル・モア・ドゥ・パルファムのユヌ・トン・ドゥ・ローズは、そんなダマスクローズのふんわりフルーティーな香りがする穏やかなバラの香水だ。
2018年、伊勢丹サロンドパルファンで日本初上陸したパルルモアドゥパルファムは、名調香師ミシェル・アルメラックを父にもつベンジャミン・アルメラックが、2016年にフランスで立ち上げた香水メゾンだ。ハウスパフューマーとして父のミシェルを迎え、パリの有名なマレ地区に店舗を構える新進気鋭のブランド。
ミシェル・アルメラックといえば、複数の香料会社を渡り歩き、名香と呼ばれる作品をいくつも創った凄腕調香師。クロエEDP、グッチのラッシュ、ディオールのファーレンハイトなど、彼が創った作品名を挙げれば、知っている方、愛用されている方も多いはず。
「オリジナリティがあり、シンプルでまといやすい作品を」という創業者の願いに沿ってミシェルが調香するパルルモアの香りは、決して奇をてらうことなく、全体的にスッキリした透明感ある作品が多い印象。
ユヌ・トン・ドゥ・ローズ、直訳すると「1トンの薔薇の花」。この作品はその名のとおり、薔薇の香りをメインにした香水だ。ユヌは女性名詞の前につける不定冠詞。由来はブランドの紹介文に紹介されている次のフレーズに依るものだろう。
「髪に降りかかる花びら。漂うバラの香り。蒸留というマジックによって1トンもの花びらか ら取り出されるのは、たった数グラムのエキスです。」
どの香水メゾンにも必ずあるバラの香り。優雅で高貴で「バラはそれだけで天然の香水」とセルジュ・ルタンスも言うほど、深みをもった香りを放つ。では、パルルモアドゥパルファムのローズは、いったいどんな香りだろうか?
ユヌトンドゥローズをスプレーする。最初に立ちのぼるのは、やや青くスッキリしたグリーンな葉の香りだ。わずかなパチュリ、カルダモン様の清涼感も感じられる。イメージは朝。まだ朝もやの残る庭園。露の玉をのせたバラの緑の葉。
2分もせず、柔らかなバラの花の香りがしてくる。洋ナシのコク、ベリー系のわずかな甘さといったフルーティーなファセットをもつバラ香だ。香り立ちはとても穏やかで、さながらバラの花にそっと顔を近づけた時のように自然な感じ。これが本当に香水だろうか?そう思うほどマイルド。この清々しい自然なバラの香りがしてきたらミドル。そしてこのミドルが驚くほど長く続く。しっとりした淡いバラの香りが約8〜9時間ほど香り続ける。
ラストは少しだけムスキーな温かさになってドライダウン。ただ、つけて8〜9時間ほどしてもバラの香りが残っているので、天然バラ香料だけでなく人工香料も使っているだろう。ローズムスクのようなクリーンソーピーな香りで終息してゆく。
全体的に見ると、バラの香りが85%、パチュリが5%、ムスクが10%で構成されているような香り。ほぼバラなれど香り立ちは控えめ。そしてバラの香りには、これといって際だった特徴がない。むしろそれが特徴かと思うくらい、甘さも華やかさもシャープさも重たさも平均的。ただ、とてもロングラスティングだ。これには驚いた。淡くてソフトなバラの香りが、いつまでもつけたところで香り続ける。ふとした瞬間にふわりと、鼻をくすぐるようにずっと。
してみると、同じミシェル・アルメラックがかつてラルチザンで出したヴォルールドローズ(バラ泥棒)と香料比率が真逆の作品のような印象を受ける。バラ泥棒はキリッと苦味ばしったパチュリが90%、その中にバラが1輪だけ咲いているようなイメージ。対してユヌトンドゥローズは、わずかなパチュリを背景に、ふんわり生バラの香りがずっと続く香水だ。
ユヌトンドゥローズを付けていて一番感じられるのは、心の平安だ。何も無理しない。何者とも比べない。あるがまま、なすがままにゆったり時の流れに身をまかせて、穏やかに過ごしたい。不思議とそんな気持ちにさせてくれる香りだ。
1トンのバラの花びら、そこから得られるたった数グラムのバラのエキスは、時間をかけて蒸留され、ゆっくり抽出されたものだ。ともすると、心にもそんな時間は必要なのかもしれない。日常を離れて、夢を見たり、新たな世界を開いたりしてみる静かな時間。そんなとき、心はゆるやかに澱を沈め、人としての深みを増してゆくはずだ。あわてず、騒がず、周囲のノイズに惑わされることなく。
もしも今見えている世界が灰色なら、しっとり心に効く香りで夢を見るといい。まずは心をバラ色にしよう。新しいバラ色の夢を描こう。
ユヌトンドゥローズ。数えきれないバラの花びらにうずもれて。
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- Angelalalaさん
-
- 25歳
- 混合肌
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-
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:50ml・16,940円 / 100ml・23,100円発売日:-
2021/1/31 18:31:43
秋冬になると無性にまといたくなるバニラの香り♪
ジル・スチュアート、トムフォード、ジョーマローンなどいくつかバニラ系の香り試した中で一番気に入って購入しました。
ただ甘いだけのバニラではなく、フランキンセンスのアロマっぽい香りやカルダモン・ピンクペッパーのほんのりスパイシーな香りが合わさって、濃厚で甘いけれど甘すぎない上品で女性らしい大人のバニラの香りに仕上がっています。
嬉しいのは男性にも女性にも職場でもプライベートでも「すごくいい香り!」と言っていただける機会が多いことです!
好き嫌いが分かれる香りかなと思っていましたが、意外と万人受けする香りなのかもしれません。
参考までに他に比較した香水はこちらです。
★ジル・スチュアート
ヴァニララストオードパルファン
バニラにキャラメルやココナッツが混ざったとにかく甘いバニラの香りです。
ミドルのフローラルとラストのムスクがあまり好みではありませんでした。
★トムフォード
バニラ ファタール オード パルファム
オーデュエルよりさらにスモーキーでスパイシーな甘くないバニラです。
女性よりも大人のおしゃれな男性にあいそうな香りだなと思いました。
★ジョーマローン
ミルラ&トンカ コロンインテンス
トップはふんわりとラベンダーが香り、続けて甘くセクシーなミルラとともにバニラやトンカビーンを組み合わせた香りに変化します。
とてもよい香りですが私には少し濃厚すぎる気がしました。
★ジョーマローン
ベチバー&ゴールデンバニラ コロンインテンス
ミルラ&トンカをもっと軽やかにした香りです。
トップは爽やかな柑橘系の香りがして、時間が立つと徐々にウッディでほどよい甘さのバニラの香りがでてきます。
こちらとオーデュエルでどちらを購入するかとても迷いました。
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- 55歳
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2021/6/5 12:36:14
”ライラックってどんな花 時々耳にするけど どんな花か知らない。
花なんて昔からどうでもよかったのに でもライラックってどんな花だろう
たぶん赤くて 5cmくらいの冬に咲く花 そんなに人気はない花だと思うけど”
ブランキー・ジェット・シティの「ライラック」という歌の歌詞。パルルモア・ドゥ・パルファムのトータリーホワイトという香水をつけていると、この歌詞が自然に思い浮かぶ。
真冬。コートを着込んで襟を立てて、ポケットに手を突っ込んで、ベンジーは友達と歩いていろんな話をしてる。でも多分、話をしてるのは友達の方。それも一方的に。切れ目なく独り言のように。楽しそうに。だからこの”ライラックってどんな花”のところもその友達がつぶやいた言葉。真っ白な息と一緒に。ベンジーはそれを笑って聞いてる。だってその友達はちょっと変わってるけど「きれいな心」を持ってるから。
ライラックは冬の花じゃなくて春の花。紫やピンク、白などの花色はあるけど赤はない。そんなことは歌詞を書いてもリリースする前に調べればわかること。なのにその歌詞であえて発表したのは、少年のもつ独特の感覚や感性をリアルに伝えたかったからだろう。
世界のことをよく知らなくて、いつかどこかで銃を撃ってみたいとか思ってて、なのに訳知り顔の大人達の後頭部に、指で作った鉄砲で”Bang!!"とやるくらいしかできなくて。そんな青くさくて残酷で、だけどピュアな少年の気持ち。彼の歌詞にはそれが綴られている。
ベンジャミン・アルメラックが、名調香師である父ミシェル・アルメラックと共に作ったトータリーホワイトも、どこかそんな矛盾に満ちている。トータリーホワイトは、うす紫色の冷たいライラックの香りがするのに、トータリーホワイト(完全な白)と名付けられている香水。2016年発売。50mlで15400円。
トータリーホワイトをプッシュする。付けた瞬間、ツンとしたミュゲのグリーンな感じと、シャープで清涼感ある紫のラベンダーの感じが冷たく広がってくる。そこにキンモクセイ風のプラスティカルな感じと、ミモザのパウダリックもひとさじ加わって、不思議なうす紫色の香りに感じられてくる。
5分ほどすると、ラベンダー様の紫の清涼感は若干うすらいでくる。そして沈丁花のような甘くしっとり低い香りが広がってくる。とても落ち着いた低い甘さだ。ヒヤシンスの青く低い香りに甘さを足した、といった感じがしなくもない。そのせいか、全体に紫系の印象がとても強い。それは香りじたいがとても涼しげに感じられるせいかもしれない。
トータリーホワイトは、この涼しげで甘さのあるライラックノートを基調としたまま減衰していく。ラストはホワイトムスクのソーピーな温かみも感じるものの、それがオーバードーズされたランヴァンのエクラほどではない。人工的な香りが強いエクラよりもずっとライラックの花だ。ふんわり自然なうす紫のライラックの香りを呈しつつ、6〜8時間ほどでドライダウン。
ラベンダーの清涼感(紫)とライラック(うす紫)の甘さ。そこにヒヤシンス(青や紫)のグリーンを感じる香り。これではトータリーホワイトならぬ、トータリーパープルでは?と思うほどに。
そう言えば。紫やピンク系の花色が多いライラックには白いライラックの言い伝えがある。昔、貴族と恋に落ちた娘が、身分差を悲観して亡くなり、そこに手向けられた紫のライラックが一夜にして白く変わったという伝説。そこからライラックは「恋の花」と呼ばれ、フランスでは愛する者へ贈る花束として一般的だという。白いライラックは特に人気があるようだ。
この香水は、調香師ミシェル・アルメラックの婦人が、故郷ノルマンディーの庭に咲いていたライラックを懐かしみ、その香りを再現してほしいという願いから創られたという。同時に、ブランド創業者でもある息子ベンジャミンの大切な思い出の場所、パリのモンソー公園に花々があふれる6月のイメージも重ねている。ジャスミンやミュゲ、ユリなど、白い花の香料を多用して126回も試作・調整を重ねてできた渾身の香り。それがトータリーホワイトという香水だ。
”近くで見ると 赤がオレンジに見えるところがあって 小さく揺れてる
おもいっきり息を吸い込んでみなよ 乾いた唇を閉じたまま
冷たい風と一緒に 花の匂いが体中に広がってゆくのがわかるだろう”
「ライラック」の歌。ベンジーの声が高音の金管楽器のように流れてゆく。ねえ、鼻いっぱいに嗅いでごらん。ライラックの香りを。そいつは心の中まで浸食してから、白い息になって出るんだ。
”明るい光の中で 吐く息は真っ白”
トータリーホワイト。
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レ ゾー ドゥ シャネル パリ リヴィエラ オードゥ トワレット (ヴァポリザター)
容量・税込価格:50ml・14,520円 / 125ml・20,900円発売日:2019/6/1 (2021/6/4追加発売)
2019/6/2 00:11:11
J'adoreが私の中で最高の香水と思ってた。
でも、これを知って
女王が交代しました。
最高です。
トップから最後まで
好きな香り。
最近、グッチのブルーム買っちゃったの
めちゃ後悔。グッチはもう使わなくなりそう。
こちらは、販売店舗も数も限定されてるので気をつけてください!
香りの持続が短いので
アトマイザーで持ち歩いた方がいい。
持続が短いからこの量は必要になりそう。
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