2018/4/9 23:02:43
グリーンティーの香りというのに引っかかったんですが、自分の知ってる好きな香りと、どれくらいかい離があるのか不安でしたが、50mlで安く見つけたので使ってみることにしました。
以前、部屋用の芳香剤で(パフパフ)というのがあって、その香りの一つにグリーンティーがあったんですが、自分は、その香りが好きでしたが、なぜか、その香りのボトルが売り場から消え、だいぶ前には、パフパフも無くなってしまったようです。
ちょうど、その香りと同じものとパフュームで再会するとは…
部屋用芳香剤と同じ香りといっても、とても爽やかで良い香りです。
グリーンティーというより、沈丁花の香りを連想したりもあるかなぁ。
香りもきつくなく、飛びやすいのですが、ブルガリのように注意しないとプンプンに臭ってしまうようなものよりはいいと思います。
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[口紅]
容量・税込価格:4.2g・528円 / 4.6g・528円発売日:- (2020/9/11追加発売)
2019/4/9 22:40:23
コーラルオレンジかな?
コレ☆6個あげちゃう逸品。
なぜなら、
ちふれ、メディア、ロートリップカラー
エスプリークリッチクリーミー・
リップトリートメントも
何故か左側の上唇だけ荒れるのです。
その場合、先に他メーカーの口紅を
ベースにすればOKだけど。
リンメルとか大丈夫なんですよ。
ディオールのマキシマイザーなら
よりいい。
さて、この口紅。
おそらく荒れ出るかも・・の覚悟で購入。
色味がドンピシャで私好みだから。
それが、ちっとも荒れませ〜ん!!
タッチも安っぽく無い。
見たままの好感触。
私には、ちょっと赤味が強かったので
マキアージュミニBL101毎日アイテム。
優しいコーラルの薄紫より。
普通に落ちますけど想定内。
落ち方も嫌いじゃない。
この安価は、セザンヌに拍手!!
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- 脂性肌
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[メイクブラシ]
税込価格:1,100円発売日:-
2016/3/1 19:23:47
社会人1年目から使い始めて、かれこれ30数年同じものを使い続けましたが流石に筆の毛量が減ったので買い換えました。
たっぷりの毛束の紅筆は使い心地がとてもいいです。
私は必ずリップライナーで縁取りをしてから塗ります。
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2019/5/25 14:53:49
オレンジの香りが恋しい。気温が高くなってくるとそう思うことがある。レモンは酸味が強すぎるし、ベルガモットほどパンチはいらない。スイートで心が浮き立つようななオレンジの香りがいい。そんな日がある。
果実の香りならアトリエコロンのオレンジサングインがおすすめだ。まんまミカンの香りがする。けれどストレスや不安を抱えていて、ため息を「うっとり吐息」に変えたいなら、質のいいネロリの香りを探してみるといい。
ネロリはビターオレンジの木に咲くオレンジフラワーを指す。質のいいネロリの精油は心によく効き、アロマテラピーの世界ではほんのわずかでも数万円するという。そこまででなくても心穏やかに過ごしたいなら、パルファム・ド・ニコライのネロリ・アンタンスを試してみてはどうだろう。
ネロリ・アンタンスは、ゲラン一族の末裔、パトリシア・ニコライが調香したオードパルファム。「究極のネロリ」を作るべく、自らオレンジの収穫を行って丹念に作った2018年リリースの新しい香り。
縦長のボトルからスプレーする。付けた瞬間、甘いオレンジの香りと、それを追いかけるようにふくよかなオレンジの花の香りがしてくる。わずかにビニルっぽいようなファセットも感じられてまさにネロリだ。同時に葉っぱのちょっとした青臭さ、プチグレンの香りもしてとてもナチュラル。ベースに土っぽい香りも存在しているようで、思った以上にトップから複雑&カラフル。
3分もすると、オレンジやマンダリンの果実香は飛び、ミドルの香りとなる。中心となるネロリの香りにどこかロースティな風合いが混じってくる。何か蜜を煮詰めてわずかに焦がしてしまったような独特の匂いだ。それでいてややツンとした冷たい感じも出ている。
これはおそらくプチグレンのもつ暗い部分の香りだ。ミドルはこのわずかな翳りをまじえたネロリと白い花々の濃厚な香り、そしてシャープな土の香りが渾然一体になって強く主張してくる。確かに「激しい」を意味するアンタンスという言葉どおりの出力。ネロリといえば、こっくりとした甘さとコク、ふくよかなボディのある香りを思い浮かべるが、なかなかシャープでスパイシー。その理由はベースノートで強く感じられるパチュリだろう。
パトリシア・ニコライは大のパチュリ好きで、調香の際にはどの作品にもベースノートにパチュリを用い、香水の土台を作った上に他の香料を配していくようだ。これはかつてゲランの調香師が秘密の配合で行っていた香水の土台作り「ゲルリナーデ」と似た手法だ。彼女の場合はこのベースづくりにパチュリやチュベローズなどをミックスしているという。
そう考えると、この複雑さも理解できる。これは究極のネロリを目指したものでありながら実はネロリ一辺倒ではない。パトリシアの愛するパチュリやチュベローズの混じったベースノート、いわばニコリナーデとも言うべき土台とネロリをミックスしたネロリ香ということだろう。
1時間もすると、このベース部分が表出してくる。チュベローズっぽい残香とパチュリのシャープで土っぽい香りだ。それをホワイトムスクが引き連れながらしばらくたゆたう感じ。さっきまでのふくよかなネロリはどこへ?と思うくらい、パチュリのスパイシーさやウッディが効いた茶色の香りに変わる構成。持続時間は5〜6時間ほど。この後半のパチュリが大丈夫かどうかはポイントだろう。ぜひ肌にのせて試してみて判断してほしい。
ブランド創業者であり、調香師でもあるパトリシア・ニコライは、ゲランの調香師になりたいと願い、その思いを諦めざるを得なかった経歴をもつ。「調香師は代々男」という古き伝統の縛り、そして何よりゲラン帝国じたいがLVMHに企業買収されていく姿を目の当たりにしたことで、彼女は自らのブランドを起こすことを決めた。
「専属調香師がいない香水メゾンには自由がない。調香師は商売ではなく、情熱。」
この言葉に、本当にすばらしい香りを自由に創造したいという彼女の気概がうかがえる。ネロリ・アンタンスは、彼女が尊敬するジャック・ゲランのように、自由かつ徹底的に素材にこだわって作ったスパイシーなネロリだ。1本のオレンジの樹と大地。そこから漂う全ての香りがここに詰まっているように感じられる。オレンジの樹の下に立つ調香師が思い浮かぶ。
オレンジの樹が風にそよいでいる。目を細めた空。緑の葉を透かしてまばゆい夏の太陽が明滅している。日の光を映したようなオレンジの果実がゆらゆら揺れている。枝はどこまでも太陽に向かって伸び、葉がサラサラと風に鳴っている。瞳を閉じると、どこからか甘い蜜をもった花の香りがしてくる。
オレンジの果実と花と枝葉と、大地の香りがしている。ネロリ・アンタンスという名の。
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2019/6/7 00:05:05
エルメスのローズイケバナは矛盾に満ちた香りだ。なぜなら「薔薇のいけばな」という名をもちながら、ほとんど薔薇の香りがしない香水だからだ。
オクシモロンという修辞法がある。日本語では「撞着(どうちゃく)語法」といい、相反する矛盾した語句を並べて、表現に複雑な意味や深みを与える技法を言う。例えば「負けるが勝ち」「うれしい悲鳴」「嘘から出たまこと」などのオクシモロンが有名だ。ローズイケバナの香りは、まさにこの対義語結合のような矛盾をはらんでいる。いわんや、
「薔薇が香らない薔薇香水」とも言うべき。
ではいったいどんな香りがするのか?エルメスのフレグランスラインで最も高価なブティック専用コレクション、「エルメッセンス」から2004年に発売された最初の4作品のうちの1つ、調香師ジャン=クロード・エレナが日本的美意識のもとに創作したローズイケバナの香りの秘密に勝手に迫る。
エルメスのローズイケバナを肌にのせる。スプレーした瞬間、透明感あふれるフレッシュなオレンジの風が吹く。わずかに甘いマンダリンオレンジの香り。すぐさま下から立ち上ってくるのは、スッキリしたグリーンティーのノートだ。オレンジの柔らかな果実香とあいまってオレンジティーの涼やかな香りに包まれる。初夏のデイタイム、風がよく通るテラス、ガーデンパラソルのシェードの下、ウッドのテーブル、かぐわしいオレンジティー、そんな雰囲気満載の美しいトップ。
やがて付けて5〜10分ほどするとジューシーなオレンジ香はやや薄らぎ、ほんのりとした甘酸っぱさを残しつつ、心地よいフローラル香が秘めやかに顔をのぞかせてくる。この穏やかなフローラル香にわずかに薔薇のエッセンスが感じられる。
薔薇の香りといえばダマスク香が有名だけれど、モダンローズの香り系統には、ダマスクと共にティー系がある。これは中国産の薔薇がもつグリーン・ヴァイオレットの香気をもつ系統だ。ローズイケバナに使用されているローズ香はとても穏やかで軽い。そこにお茶のノートがかなり強めに出ているので、実際には「お茶:薔薇=8:2」くらいの取り合わせになっているように思う。オレンジが消失するとともに、ティーの香りはさらに明確になり、わずかな苦みと共に清潔な香りを呈してくる。そんなミドルが2〜3時間ほど続く。
ミドルまでずっとほの甘く爽やかなティーノートが広がるものの、付けて2〜3時間もするとティーの香りも薄れてきて、ラストは熱を帯びたようなかん高いホワイトムスクの香りに変化する。トップやミドルのしっとりスッキリな香りからの変化を考えると、温度高めの熱量を感じるホワイトムスクのラストはちょっと意外だ。それまで涼しげだったのに最後に太陽光に灼かれているような香りでフェイドアウトするイメージ。ラストで「冷たさ→温かさ」へと温度感が変わるので、香りを試すならぜひ肌の上にのせてみてほしいと思う。
全体的に見ると、トップから香りが大きく変化しないのでシングルノートといったシンプルな香水だ。香り立ちも淡くみずみずしいので、オンオフ問わず使いやすい部類だと思う。ただいかんせん、薔薇の香りがほぼしないこと、お値段がさすがエルメスの最高級ラインというくらい高価なことはやはり気にしておきたい点。100mlボトルで35000円ほどなので、7000円程度で買える15mlボトルが現実的かと。「使ってる香料は少なくてシンプルなのに、買うのにお金はたくさん必要で気持ちは複雑」なんて、そんなとこまでオクシモロンを効かせなくてもいいのにと庶民は思ってしまう。(←たまにいいこと言うな)
「一息よりも短く、読む者に予測もつかない喜びをもたらす」
世界で最も短い詩と呼ばれる日本の俳句。調香師ジャン・クロード・エレナは、浮世絵の収集をするほどの日本文化好きで有名だが、このエルメッセンスシリーズには、そうした俳句のような「一瞬のシンプルな美と感動」を込めているという。だからこそ選びに選んだ数少ない香料を独自の「撞着語法」を駆使して取り合わせたのだろう。
「薔薇なのにお茶」
そんな一見矛盾した表現にこそ、彼がねらった予測不能なパラドクスの美が感じられるようだ。
初夏のカフェテラス。木製のテーブルの上には砂糖を入れた西洋風のグリーンティー。その清涼感ある茶葉の香りは、日ごとに緑色を増す木々の葉の間を吹き抜ける風のように爽やかだ。カップの脇に置いたガラスの器には、朝切ったばかりの薔薇が一輪いけてある。その凛としたたたずまい。シンプルな美。ほのかに香り立つ薔薇を愛でながら四季の移ろいとともに茶を楽しむ午後のひととき。
ローズイケバナ。薔薇と茶の風雅が、すっきりと夏風に薫っている。
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