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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:90ml・18,700円発売日:-
2013/3/24 22:49:20
この、理想の香りが、デパートの紳士コーナーにあるなんて。
以前、ゲランにあった「エール・ドゥ・サムサラ」
この素晴らしい私の大好きな香りが無くなって10数年たって
やっと、辿りついたかんじがしました。
香りの感じが、似たようでは無く、香りの種類が、こっちに寄ってるとゆーか
傾いてるってかんじです。
エール・ドゥ・サムサラのトップノートがとてもすきで
甘く無い、オレンジを初めのシトラスベースにミントがからむ
香りが、メチャ好きでした。
ラストはゲランお得意のオリエンタル調の香りでした。
シャルムアンドフォイユはミントを含むハーブとグレープフルーツの香りにラストに向けてのジャスミンは爽やかさとスイートさが他では表現の無い、贅沢な香り
相反する香りが絶妙なバランスで、男女偏りの無い香りがいいです。
女性の販売員さん全員が使用していて、プライベートでも使用しているようでした。
販売員さんの印象は、より女性的でできそうな優しそうな印象でした。
90mlを購入したのでプライスも、良くて…高めで思い切った購入でした。
16,000円位だったと思います。
決めては販売員さんの香りの印象が、キレイだったので購入にいたりました。
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2015/2/17 23:55:46
1000と言う数字に心引かれます。
千夜一夜物語、千年女王……。千がつくと子供の私にはなんだかドキドキするタイトル。
1000をミルって呼ぶのを知ったのは、少女の頃に読んだ放課後のキイノートでした。
抱き合った後のシーツに残った香りを一人で嗅ぐ切なさを少年が相手の少女に訴えるシーンが、ミルの香りを知らなかった私にまで香って来そうで印象的でした。
とても欲しくなって、お年玉を握りしめて電車に乗って買いにいきました。制服で。
店員さんもビックリしていました。
何故なら当時、トワレで4万円位出した記憶があります。
でも欲しかった。
さすがに化粧の香りに慣れていない高校生にはワンプッシュするだけでも相当のインパクトでしたが、よくわからないながら心にくっきりと刻まれた感覚がありました。
それから色々な香水を使っていますが、ミル程その時々によって香りの感じ方が違う香水も珍しいと思います。
とてもクラシカルなに香ったり、石鹸のように清楚に香ったり、ビックリする位色っぽい香りがしたり。
最近はミルに慣れて来たのかマイソール産の高級サンダルウッドがかぎ分けられるようになって更にミルが素晴らしく大好きになってきました。
つける量さえ気を付ければ、少女が使っても美しいと思います。
年配の方からは濃く香っても違和感ないかもしれないと思います。
ただ、今使っているのはオードパルファムですがスプレーでプッシュしてつけるのは日本では多い気がします。
小さい香水ボトルでパルファムのように一滴を数ヵ所に点付けする方が綺麗な香りになると思います。
服で覆われる部分と服から出ている部分につけると時間差が出来てミドルノートとラストノートが代わる代わる一日中香るので、良い意味で香水に酔います。
陶酔と言えばいいですね。
ミルを愛する時間が与えられた事を幸せに思います。
高校生の自分の勇気に今でも感謝できます。
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- doggyhonzawaさん 認証済
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- 51歳
- 乾燥肌
- クチコミ投稿426件
2017/3/18 01:25:50
悲しいことがあると、革の表紙を開いたりしない。紫の香りをそっと嗅ぐ。それは、しぼんだ風船のような心にそっと寄り添う、美しいシングルフローラル。アニック・グタールのラ・ヴィオレット。
ラ・ヴィオレットは、2001年に、調香師イザベル・ドワイヤンとカミーユ・グタールによって作られた。1999年に世を去った母、アニックが好きだった菫。母と共に過ごしたフランスのアベロンの別荘「ラ・ヴィオレット」。その庭に咲いていた小さな紫の花の香り。それは、カミーユが亡き母を偲び、母にもらったあふれんばかりの愛や思い出に対する感謝をこめた、ノスタルジックなフレグランス。
ラ・ヴィオレットをスプレーすると、淡く透き通ったうす紫のせつない香りが広がる。一瞬、バイオレットフィズの暗く秘めやかな雰囲気、そしてすぐ、わずかにローズの口紅っぽいワックス香が浮かび上がり、ピンクがかった紫に変化する。それでいて、とてもクールでシャープだ。バイオレットリーフのグリーン香が甘くなり過ぎないようエッジを引き締め、濃い紫の陰影を形作っている。
そしてそのまま、スミレの紫、ローズの赤、バイオレットリーフの青っぽさを7対2対1くらいの割合で展開させながら、パープル・グラデーションの落ち着いた香りが漂い続ける。シングルフローラル系統なので、とてもスッキリとしていて香り立ちはシンプルだ。バイオレットの香りを再現しているのは、イオノンや合成イリスなどだろう。大きく変化しないまま、6〜8時間ほど静かにたゆたう。
正直、このシンプルなアロマケミカルのコンボを思えば、価格はもう少し安くてもいいのではとも思う。特に、2013年に韓国資本となってからは、ボトルの簡素化、値上げ、さらに追い打ちをかけるように廃盤の嵐と、アニック・グタールじたいにいいニュースがなさすぎるので、なおさらだ。また、どうやら不定期に販売されているらしく、限定販売なのか通常販売なのかはっきりしない点も残念だ。現在はまた入手が難しくなっている。せめていつでもどこでも入手できるようにしつつ,値段も手頃にしてほしい1本だ。なぜなら、この香りはとても貴重で、時々どうしてもこれでなければならない時があるからだ。
それは、心が思いっきり滅入ってダウンしている時。そんなとき、これほど静かに、ゆっくりと心に沁みてくる香りはなかなかない。自分にとって、本当にかけがえのない香りだ。
人は元気が出ないとき、つらいとき、悲しくてやりきれないとき、顔がうつむき、呼吸が浅くなる。瞼が重くなり、心の窓も曇る。脳と体はリンクしているからイライラして疲れやすくなり、身体がズシリと重くなって何もしたくなくなる。肌はボロボロ、内臓の働きは悪くなり、ホルモンの分泌も異常をきたす。そして、夜に眠れなくなる。
そんなとき、ラ・ヴィオレットは、本当に効く。訳が分からず涙がこぼれるようなぐちゃぐちゃな心の隣で、静かに、静かに、ただそばに一緒にいてくれる。
嘘だ、たかがフレグランスにそんな効果があるわけない。そう思われても仕方ない。そして、ラ・ヴィオレットが、誰にとってもそんな香りであるとは言えない。それもそのとおりだ。けれど自分には薬以上に効いたのだ。この香りがトランキライザー代わりだった時期があった。その事実は自分の中で真実だ。そんな香りを一つでも見つけられた人は、本当に救われる。香りは、ときに人の心を確実に救うことがある。
夕暮れの町に一人。紫色の闇が刻々と色を変えるとき。春の宵は静かに深く、人の心を孤独に染めていく。別れも出会いも、本当はどちらも同じくらい重たくてきついものだ。だから、春はどこまでも心にくる。どうしようもなく心に紫色の影を落とす。
そんなとき、ラ・ヴィオレットは、一本の冬枯れの木のシルエットのように自分の前に立っている。黒く、魔女の手のような枝々を夕闇の空いっぱいに広げ、裸のままたたずんでいる。葉も花も実も、全てを失ってこんな姿になっても、それでもまだ空を引っ掻き続けるのだと、細い枝々を空に伸ばし、新芽の爆弾が破裂して葉が生まれ出づる時を虎視眈々と狙ってふんばっている。どこまでも虚空にその手を広げて。何も言わず、紫の雲の前で。
人ごみに流されて、変わっていく私を
ラ・ヴィオレットは遠くで叱らない。ただそばにいてくれる。ただずっと、心に寄り添っていてくれる。
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[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)・香水・フレグランス(その他)]
税込価格:-発売日:-
2017/2/12 01:34:41
BYREDOの中で、2番目に人気が高い香水とのこと
(ちなみに1番人気はBLANCHEで、女性はBLANCHEを、男性はGYPSY WATERを好まれる方が多いそうです)
ユニセックスな香りを好んでつけることが多い私ですが、こちらの香水は複雑に調香されながらもふんわりとやわらかく肌に優しくとけ込む、そんな印象の香りです。
ウッディ系の香りと、甘いバニラ。どちらも好みの分かれる香りだと思いますし、香りをまとう場所を選ぶことも少なくありません。
しかし、見事なバランスで調和されているため、首筋など顔にちかい場所につけても重たくなることはなく、それでいて持続性も良い。やわらかい香りでありながらも、自分自身に香りの意識がなくなった夕方や夜まで香ります。
ウッディ系、バニラ系の香りに苦手意識を持たれてる方にも、ぜひ一度お試しいただきたい香りです。人と被りたくない方にもオススメ。
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2014/4/9 16:27:19
この香り、何だかんだ常に手に取りやすい位置に鎮座しています。
公式説明では…ホワイトペッパー・リコリス(甘草)・ミルク・ハニー の香りだそう。
一見グルマン&スパイシー系に属しそうですが、実際は食べ物系の香り、スパイス入り蜂蜜ミルク的な美味しい香りではないです、絶対。
香調説明の先入観を捨てて香った方が素直に受け入れられますよ!
私は「清潔」な物たちの、凛としたたたずまいをイメージします。
何だろう…ピシッとアイロンがけしたリネン、シンプルに整えられた白いドレッサー、磨かれた大理石のテーブル…とか。
そこへひとさじ、人の温もりを加えたイメージ。中性的な人間臭さともいえそうな。
だから、清潔感あれど無機質な柔軟剤?お洗濯物?的な香りで終わらず、どこか惹かれるものがあります。
トップは引き締まったペッパーです。
「ホワイトペッパー」だからかな?
ヒリヒリしない軽さがあり、香調にはありませんがメンズ調にありそうな草っぽい柑橘感すら感じる、スカッと抜けのある爽やかさ。乾いた風にはためく白シャツを思わせます。
このペッパー、香り慣れしている方には全然スパイシーじゃないぞ?と思いますけど…良い意味で「スパイス」と言うにはあまりに透明で、あまりにおぼろげ。
時間とともに、爽やかさに加えてひっそりとしたフラワリーな甘さもチラホラあるような…ホワイトペッパーの小ちゃい白い花?
さらにミルキー色のうっすら甘いシュガーの香りが重なって…
私の肌と合わさると、ムスクを思わせる優しい人肌の香りに変化する、この展開が素敵ですねぇ。
ラストではスカッと感は遠のき、素朴さが際立ってきます。パウダー状の微かなスパイスとドライなムスク的温もりを湛えながら、ほわほわと優しい芳香。
私は…
ちょっと気を引き締めたい時には単体で使いますが、もっぱら重ね付け用として使います。
シンプルなローズや、意外にもピーチの香りに合うんです。いつもの香水をキュッと (あくまでキツいピリピリでなく) 引き締めてくれるので、良い気分転換になりますよ〜
比較的優しい香調のものと相性が良いですね!
透明感のおかげで重ねる香水を選ばず、しかも濁らない。儚く消えてくれるからメインの香水の個性は消さずに脇役に徹してくれる。オススメです!
あぁ…それにしてもラルチザンはどれも持ちが弱いですねぇ。ポアブルピカンは特に。日によっては1時間でラスト香に、2,3時間で消えちゃう儚さです。この潔さが気持ち良いとも言えますが…ね。
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