2010/11/19 21:57:35
不思議な香り、というか不思議な組み合わせの香りです。
端的に言えば ミカンと香木 だけともいえる香りでしょうか。
一吹きは本当にミカンで、食べたミカンの皮を折り曲げると出てくるオイル(?)の香りが
そのまま。子供の頃プシュプシュして遊んだ事を思い出してしまいました。
ミカンの下にお香の香りがあるのですが、それはメンズ臭スレスレのお香の香り。
私にとってはどちらも心が落ち着く香りなのですが残念なことに私の肌の上だと全く
混じり合いません。どうやってもミカンと香木で、完全に個別の香りとして香ります。
香りのモチはあまりよくないです。それにミカン部分が意外にも長続きするので
普通のお香系の香水とは違いちょっと外出には使うのを躊躇います。すれ違った人から
ミカンの香りがしたらどうかなぁと思ってしまうので・・・。
香りの変化はミカンとお香の香りの比率が変わっていく感じ。最初はミカンが強いもの
が徐々に香りの比率が逆転しますが、全体的なイメージは変わらないので劇的な変化に
は感じないと思います。
マンダリンやオレンジといった洋の柑橘ではなく、ミカンや柚子といった和の香りを締める
ようなお香の香り。このシリーズの他の香りよりフレッシュといえばフレッシュなのかも
しれませんが若々しい香りではないですし、玉鬘のイメージかと言われるとやはりピンと
きません。日常ほどのカジュアルさはなく、かといって着物ほどの特別感も合わないよう
な・・・浴衣くらいの非日常が似合いそうな香りでしょうか。
好きな香りですが“香水”というよりは“アロマテラピー”。エチケットではなく
個人の楽しみとして腕にシュッとする使い方をしています。
香水ではなくアロマキャンドルが出てくれたら良いな、と思う香りです。
お香の香りが好きな人には同シリーズの他の香りが良いでしょうし、ミカンの香りが
好きな方には少し癖があるように思えます。面白い個性だとは思いますが使用頻度も
低く、使う時も1プッシュなので減りません。でも癖にはなるので☆4で。
効果・機能は 心落ち着く香り でしょうか・・・そんな選択肢ないですが。
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2012/5/6 22:21:16
こちらも試香紙を送っていただきました。
夕顔とこの若紫と花散里が好きです。
こちらは夕顔と似てるなとおもったのですが、夕顔より軽め、和室の畳のような香りもある。梅の香りとみなさんおっしゃているので、よーくかいでみたら、「ああ、なるほど」と。
全面に梅!ってわけではないです。ずっとかいでると石鹸のような香りになってくるので、夕顔より使いやすいかなと。
今からの季節にというならこちらかな。ずっと香っていても気分が悪くならないのがいいなあ。和のものって昔から自分の身近にあるものなので懐かしさがあって、落ち着くのです。
外国のものも使えるな、というのがあるのですが、やっぱり和物の香りはいいです。
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2012/5/13 21:30:12
京都や和、雅といったイメージのスキスキ系フレグランスです。
ちょいと同じようなコンセプトの香りを並べて比較しながらレビューをば…
手元に持ってきたのは
・コム・デ・ギャルソン キョート《COMME des GARCONS CdG/KYOTO》
・ボール&ジョーボーテ ブルー《PAUL&JOE BEAUTE/BLUE》
・そして宮人水香 夕顔
です。
それぞれの香りのトーンを音と色、似合いそうなキャラで喩えると
ブルー 夕顔 KYOTO
↓ ↓ ↓
レ ミ ソ
↓ ↓ ↓
藤色 朱色 メタル梅桃色
↓ ↓ ↓
都はるみ 小梅ちゃん "はいからさん"こと花村紅緒
ってな感じかなぁ…
こうやって比べてみるとギャルソンのKYOTOはキーンっとしててなんともモダンですわw
さてさて、夕顔ですが、吹いて香りが整うまで数分は、わりと賑やかな香り方をします。
朱色に金糸で美しい刺繍のされた小袋の生地をイメージ。
時間が経つとアクセントのある香りも消え、落ち着いた京都系ウッディーに。
と… 確かにこの香り…ゲランのシャリマーなんかも思い起こします。
立ち上がりとは裏腹に、それほど持続性はないのか、その後はおとなしめの香り方で、ほんの〜り香るかな?って塩梅です。
ブルー、夕顔、KYOTOの順で香りに落ち着きがあるという感じで、似合う年齢もその落ち着き方に比例してってところでしょうか…
ちなみに、これ、不可ではありませんが、どこか絡みつくような女性っぽさをなんとなく感じるので、メンズにはおさまり悪いような気もしますね…
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