2007/8/8 13:59:30
トップには、フルーティでも柑橘系でも無い不思議な爽やかさがあります。
明るくて、翳りが無く、解放的でしかも陽気ですらあるので、太陽が煌く夏にこそ似合うのではないかと一瞬思ってしまったのです。
『オーソバージュ』よりも若い年齢層向けなのではないかという錯覚を伴って・・・。
『さっぱりしている』というのではなく、大人の男の爽やかさを表現するとこうなるのかしら・・・、という感じ。
でもこれはトリック。
・・・というより、確かにトップはそうなのですが、思いがけない香りの展開をし、がらりと香りが変わります。
ミドル以降は完璧な白檀です。
“すさまじい”までの白檀。
この香りについていける人がどれだけいるのでしょうか、日本人の男性で。
良い意味で人を裏切るこちらの香りは、香りの出来が素晴らし過ぎて、現実的ではないのです。
白檀が表れるまでの香りは、仕事におけるアイデアがどんどん沸いて来て、拡がりを持たせてくれるような、成功に導く香りです。
でもその後の白檀が主人とは掛け離れているように感じられ、主人の香りとしては選べなかった・・・。
主人は現実に存在する男性で、幻想ではないからです。
本人が「お線香みたい。」と言うように、主人のパーソナリティを考えると、軟弱と思えなくもない香りなのです。
彼は非常に、力強い男性ですから。
トップノートだけをとったら、とてもとてもお洒落な香りで☆7ですが、私にとって非現実的なこちらの香りは需要を満たさないということで☆2〜3。
(香りの劇的な変化は、ブシュロンのファーストフレグランス『ブシュロン』に通ずるものがあります)
でも最後の最後の残り香は、少しだけバニラを含んでいるようで、とても素敵でした。
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2007/8/8 13:33:47
夫のための香水選びは楽しい。
好きな香りをいつも纏っていてほしいから。
夫に合う物を見つけるのは、至難の業。
香りそのものが魅力的なものは幾つもあるのに、纏うことで主人と香水の双方が魅力を増すものは中々無い。
ベルアミ、サファリ、アビルージュ、グリーンバレー、アルマーニ、ファーレンハイト、ヘレラ、ナイル、デクラレーション等々、素敵な香りは数あれど、彼のための香りは『アザロ プールオム』。
大人の男の香り。
力強く、逞しく、駆け引き無しに包み込んでくれる。
これ程までに魅せられる理由は、彼が男で私が女だから・・・。
愛嬌ではない遊び心の、虜になって久しい。
「今日はこれにしたよ。」と言って、この香りを夫が選ぶと何だか嬉しい。
どんなシチュエーションでもそれぞれに、素晴らしいに決まっているから。
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2007/6/3 11:54:46
灼熱の太陽が降り注ぐ、南国の島々。
こくのある熟成された甘い洋酒の香り。
柔らかな白い肌よりも日焼けした引き締まった肌にこそ似合うダイナミックな香り。
ショートよりはロング。
ストレートよりはウェーブ。
うっとりとほっとする、廃盤の後ギリギリセーフで間に合った香り。
世界中を探しても似合う人は見つけられないであろう、極上の香り。濃厚。
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